彼女には秘密がある。
彼女は永きに渡って蔑まれ、嫌われれていた。
好かれるよう努力はした。それでも叶わなかった。
周りは皆幸せそうで。自分には一粒の幸せもなくて。自分を憎んだ。そして自分にこんな不平等を与えた神様も憎んだ。
そんな彼女はある時、浮浪者を見付けた。みすぼらしく、ただ汚かった。そんな彼が軽蔑した眼差しで自分を見るのがなんとも滑稽だと彼女は思った。
その時、彼女は気付いた。彼にも自分よりも幸せな時があったのだと。自分のような者を軽蔑する立場にあったのだと。それが今やあんなに落ちぶれて、自分と同じような立場に追い込まれている。
快感だった。ざまあみろ、と思った。
そして彼女は思った。皆、自分のような惨めで不幸な思いをしてしまえば良いのにと。死にたくなるくらいの不幸を積み重ねるようになれば良いのに、と。
そう思うと楽しくなった。
それからだった。他人の不幸は彼女の幸せだった。
それが彼女の秘密だった。
「ざまあwwwwwwwwwwww」
うつ伏せに転んださとりに、パルスィはそう言い放った。
彼女は瞳をらんらんと輝かせ、ガッツポーズをしている。
さとりは膝をついて起き上がり、服についた土汚れを払うと鼻をさすった。
「これで4回目よ、4回目。このままだったら地上に行く前に顔が生まれたての地球みたいになっちゃうんじゃない? ……まあ、別にそうなってもいいけど」
さとりの涙目がパルスィを捉え、細まる。
「いい加減、笑わないで貰えます? 」
「じゃあ転ばなきゃいいじゃん」
「でも転んじゃうんですよ。仕方ないでしょう」
「じゃあ笑っちゃうのも仕方ないね」
さとりは溜息を吐いた。
(コイツに案内役を頼まなきゃ良かった……)
パルスィの態度は腹立たしくは無い。目障りだが。
今は、自分の不用心さがとにかく悔しかった。
いきなり地上に行こうと思い立ったからなのだ。そのせいで案内役に都合が付かず、パルスィに頼む羽目になったのだ。
陰湿、性悪だとは聞いてはいたが、まさかこれほどだとは思ってはいなかった。
パルスィは失笑した。
「まーでも、うん。仕方ないわね。転ぶのも」
「……なにがですか? 」
「仕方ないわよ、うん。こーんなに足が短いんじゃ」
そう言って、一人吹き出すパルスィ。
ピクッ。
さとりの肩が震えた。
流石にその罵倒は腹に据えかねるモノだった。足の短さは、彼女の最大のコンプレックスなのだから。
「馬鹿にするのも……いい加減にして下さいね? 」
パルスィを睨み付ける。
「あ、なにやんの? 非力な悟り妖怪がどこまでやれるか見物ね」
パルスィの言う通り、いざ戦いになれば能力以外は至って非力なさとりの不利は目に見えている。
さとり自身もそれは知っていた。だから手は出さなかった。
腕を組み、ニヤニヤしながらさとりを見下ろすパルスィ。
憎々しげにパルスィを見上げるさとり。
しかし第三の目だけは、冷徹にパルスィを見つめていた。
「……ふふっ」
不意にさとりは笑った。
「なによ気色悪い」
「いいえ。その、可笑しくて」
「はあ? 」
口をあんぐりと開け、首を傾げる。
さとりは微笑んだ。先程の怒りはどこへやら、余裕の笑みだった。
「今日地上に行くのは止めます」
そう言って、パルスィの横を通り過ぎる。そして彼女はポツリと言った。
「でもまあ……そうなるのも、仕方ないですよね」
パルスィが振り返る。
「生まれてこの方一度も幸せに恵まれたことがないですしね。はぐれ者の地である地底にですら、嫌われていますしね」
「……なによ急に」
パルスィは目を細める。
さとりは足を止めると、クスクス笑った。
「―――――可哀想ですね。他人の不幸でしか幸せになれないのって」
バコッ!!!
パルスィの投げた石がさとりの足元で砕けた。
パルスィが睨んでいた。怒りに唇が、わなわなと震えていた。
「おや……。そんなに秘密にしておきたかったのですか? 別にこれ以上嫌われることはないと思いますが」
「勝手に……人の心を読むなこの化け物が!!!!! 」
反響する怒声。
「友達になりませんか? 貴女となら気があいそう」
「黙って帰れ!!!! 」
パルスィは、また石を投げた。
だが怒りに手元が狂ったのだろう。
その石は凶悪な早さで直線をえがき、さとりの後頭部に叩き付けられた。
さとりの頭が前のみりに沈んだ後、もんどり打って倒れる。
――――しまった。
一瞬にしてパルスィの背筋が、思考が、凍る。思わず相手を傷付けてしまったのだ。流石のパルスィでも焦るほかない。
しばらくさとりは沈んでいたが、やがてむくりと起き上がった。そして歩き出した。
「ちょっと」
第三の目が、さとりの背後に浮遊して来た。
パルスィを見ていた。
背中は去って行くが、いつまでもその目はパルスィを捉えて離さない。
不意に、第三の目が光ってるように見えた。
パルスィの背中が震えた。
ひたすらに不気味で、悟り妖怪の恐ろしさの片鱗を見た気がしたからだ。
さとりの背中はどんどん小さくなって行く。
やがて、その背中は闇に溶けて消えた。
「何なのよ……アイツ」
パルスィは不安げに呟いた。
不味いことになったかも知れない、と。
その日、パルスィは競霊場に来ていた。
人ごみを掻き分け、適当な席を探す。
彼女がそんなところに来ているのは、別にレースを見たり、賭け事をしたいからでは無い。
ここには、毎日のように損をした者達が出る。その悔しがる様子、つまり彼らの不幸を見る為にパルスィは来ていた。
いつものように、パルスィは適当な席を見付けるとそこに座った。客席は妖怪や鬼で埋め尽くされていて、皆、興奮していた。
やがて馬の形をした怨霊達が騎手を乗せて、コースに整列する。
そして音楽隊が勇壮な音楽を奏でると、会場の興奮は最高潮に達した。
そして、レースが始まった。
『第18回地底ダービースタートを切りました! 正面スタンド前からのスタート。まず飛び出したのは4番ゴールデンアード。それに7番ドリームマーチ、2番ソードフィッュと続きます。注目株の1番ハリケーンはなんと中段より後ろ。さあ最初のコーナを経て6番ヴィクトリーがじわりじわりと追い上げる。コーナーを経る中、ヴィクトリーが12番フライングキング、3番イケダホウオーを抜いて行く。さぁコーナーを抜けましたが、未だ先頭列の編成は変わっていません。直線コースに入り、中段は戦乱を見るよう。しかしここで4番アレクサスがコーナーを抜け2番ソードフィッシュに迫る。各馬のポジションですがアレクサスの後を、6番ビクトリーが追い、12番フライングキング、3番イケダホウオーと続きます。そして、おっとここで2番ソードフィッシュが7番ドリームリーチに肉薄する。それを尻目に先頭の4番ゴールデンアードがどんどん2馬との差を広げて行く。そしていよいよ第二コーナーへ入る。おっとここで2番ソードフィッシュが7番ドリームリーチを抜いた。さあコーナーも終盤、まもなく最後の直線コースに入る。そし……おっとここで先頭の4番ゴールデンアイを形成する怨霊が崩れた!! さらにその反動か、2番ソードフィッシュも巻き込まれて崩れ、直後にいたドリームリーチも巻き込まれる。そして……なんと言うことでしょう!! 3番イケダホウオーまでの馬が次々と連鎖的に崩れる!! なんということでしょう。競霊場は一体どんな怨霊管理をしているのか!! おっと、なんとここで一気に最後尾の11番クモタランチュラが追い上げる!!未だに一勝も挙げていない、最低人気馬です!! 騎手は黒谷ヤマメ!! 早い早い!! 一体なんだこの早さは!! あっと言う間に先頭に立った!! そしてそのままゴーーーーール!!!!!』
会場がどよめいた。
それほどまでに、ヤマメの勝利は予想外だったのだろう。
しかしそれもつかの間。会場から大歓声が起きる。
「やった!! ついに俺らのヤマメちゃんが勝った!!! 」
「うおおおおおおお!!! 」
「歌姫をやりながらの騎手は大変だったろうに……! でも、ようやくこうして一勝を上げてその努力は無駄じゃなかったって証明されたな!! 」
周りの鬼達は歓喜の表情を浮かべていた。
(ああ……そう言えばヤマメのヤツ、歌い手をしながら競霊の騎手もやってたんだっけ。歌姫は皆から持て囃されても、生活にならないからって。でもよりによってなんで騎手なのかしら……)
周りは喜び、ヤマメも馬方の怨霊を駆ってスカーフの上を歩み、笑顔で客席に手を振っている。
それを見ていると、パルスィの中にモヤモヤとした感情が渦巻いて来た。
(ああああッ……!! なんなの。どんだけ喜んでるのよ……ッ! 妬ましい妬ましい……! )
周りの鬼達はやがて感慨深そうに言い始めた。
「ああ……ついに俺たちのヤマメちゃんが……」
「大穴だな……。買ったの誰だ?」
「いや、買ってるヤツはいないだろ……。期待したくても……期待出来なくなるくらい、負けてたんだもんな……」
「今思えば、俺ら最低だよな。……ファンなのに……。ヤマメちゃんの初勝利だってのに……」
(買って無いのかい。ファンの癖にどうしてその辺シビアになるのよ。……ま、いいや。帰りましょ)
パルスィが席を立とうといた時だった。
「おい姉ちゃん。自分の霊券見ないのかい? 」
隣にいた中年おやじ妖怪から声を掛けられた。
「え? 」
自身の胸元を見る。そこには和紙の霊券が差し入れられ、ひらひらと揺れていた。
(あら? ……おかしいわね。入るのはタダだから買った覚えは無いんだけど……)
「こんな大穴なんだ。どうせ外れたから見る気もないんだろ? 」
そう言って笑う。
「ま、まあ一応見るけど……」
まあ折角だし、と霊券を手にとって見る。
中年妖怪も興味本意で、その券を覗きこんだ。
「おい……お嬢ちゃん……これ」
彼は口をパクパクさせる。その券は、11番クモタランチュラ―――つまりヤマメに賭けていたモノだからだった。
パルスィは困惑した。どうしてこんなモノが自分の胸元に差し込まれているのか、訳が分からなかった。
「おーーい!! 皆!! ここにいる子がヤマメちゃんに賭けてたぞ!! 」
中年妖怪が叫ぶ。
周りの目が、一斉にパルスィの方に向く。
「ホントか?! 」
「ああ!! この眼で見た!! 」
「あ、いや私は」
「すげえ!!! 真のファンだな!!! 」
周りはどよめく。それだけではない。一人のファンが人ごみを掻き分けて、コースでマイクを片手に歌いだしているヤマメの方へ向かって行った。
「ヤマメちゃん!! 未だにヤマメちゃんに賭けてたファンがいたよ!! 」
「え?! 本当なの?! 」
パルスィは焦った。なんだか面倒なことになって来たと。
(さっさと配当金を貰って帰りましょ……)
しかし周りがそれを許さない。
「そのファンをここに連れて来て!! 」
マイクでヤマメが言うと、周りの手がパルスィを持ち上げた。
「きゃあ?! ちょっと!! 止めて!!! 」
パルスィは叫ぶが、周りは聞く耳を持たない。会場にいる皆が、完全にヤマメの僕と化していた。
そのままヤマメのいるコースへ流されて行く。
そしてようやくコースに下ろされると、ヤマメがやって来た。
「嘘……。パルスィ……だったの」
ヤマメはパルスィの顔を見ると、呆気にとられた顔をした。
すぐ背後にいるファンが冷やかしている。
「な、なによ……」
パルスィは眉を寄せる。
しかし、ヤマメは一転して笑みを浮かべた。
「もう……私のファンなら最初から言ってよ!! 」
嬉しそうな笑みで言うヤマメ。
一方でパルスィは最早逃れる術がなくなったことを自覚して、冷や汗を掻いた。
「こっちよこっち! 」
「ちょ、だからなんで誰も話を聞かないのよ…! 」
コースの中央へと引っ張られて行くパルスィ。
流石に諦めたのか、パルスィは溜息を吐いた。
「もう。早く済ましてよ」
そしてヤマメは立ち止まると、パルスィと向き合う位置に来た。
「パルスィ……あんた嫌な奴だと思ってたけど、私のことをずっと応援してくれてたんだね!」
マイクに向かって言う為、会場全体にその声は響き渡る。
「ああ、はいはいそーですね」
パルスィはうんざりした様子で言う。
「これからも、私を応援してくれますか?! 」
「まあ、あんたが続けるならもしかしたらファンになるかもね」
ヤマメの顔が輝く。
「ありがとう!! パルスィ!! 」
そう言って抱きついた。
再び会場から大歓声が上がった。
突然抱きつかれ、パルスィは訳が分からず混乱した。
だが徐々に、パルスィは照れ始めた。
抱きつかれたことも、感謝されたことも、唯の一度も無かったからだ。
散々嫌ってたくせに、とも思った。嫌われたことは本人にも責任はあったが、同時にここに来た当初から彼女は除け者にされていた。はぐれ者の集まりであった筈なのに、周りは彼女の能力を知ると途端に避け、理解しようとはしなかったから。
はぐれ者の中のはぐれ者に、パルスィはされていた。
パルスィが他人の不幸を喜ぶようになったそのそのせいだったのだ。
けれど、こうして誰かに感謝され、存在を認められるのは悪い事じゃないな、と思った。
他人の不幸で笑うのも、止めようかな、と思った。
それくらい、パルスィは嬉しかった。
「どういたしまして……。私の霊券じゃないけど、これを期に貴女のファンになろうかしら、私」
パルスィの口元は少し、綻んでいた。
ヤマメはマイクのスイッチを切った。
「止めてくれない? ファンとか」
呟いたヤマメの声は冷徹だった。抱きついたまま右下を向いている為、表情は分からない。
「え……? 」
「演技に決まってるじゃん。こんな流れになっちゃったら、嫌でも喜んだフリするしかないでしょ? 抱きつけば感動も演出できるし。あんたが私のファン? ……ハッ。止めてよ。こっちから願い下げだわ。キモイ」
パルスィは訳が分かなかった。
「あんたが券を買わずにここに入ってることは知ってたし」
「な、なんで知ってるのよ……」
「あんたが、話し掛けて来た時に自分から言ったんでしょ? あれ、ウザかった。ってか……誰かしらね、私の怨霊を早くして、あんたに霊券渡したの。ゼッタイこうなるって知ってたよね、やったヤツ。私に対する嫌がらせかしら」
じわり。
不意に、パルスィの目に涙が滲んだ。
一気に、地獄に叩き落とされた気分だった。
「ああもうっ。あんたに抱きつくなんて気持ち悪い! そろそろ離れても良いわよね? ファン、括弧、笑、って言う馬鹿達が待ってるし。金にならないなんて知らなきゃ、アイドルやってなかったのにねー」
折角だから、とばかりに愚痴を吐き出すヤマメだった。
「あ、このことバラさないでよね? 変な事言ったら病の気で意識失わせた後、歌姫をしたことで築けた裏社会の人脈使って潰すよ? 」
スルリ、とヤマメはパルスィから離れた。
パルスィの瞳から、涙が頬を伝い落ちる。
全てを打ち砕かれた絶望。
周りから嫌われても、仕方ないとは思っていた。自分の性根は腐っているから。
でも救いの一つはあっても良いのに、と思っていた。
しかしそれすらもなかった。やはり自分はこうなる運命なのだと思うと悲しくて、涙が止まらなかった。
ようやく見せたヤマメの顔は笑っていた。口元をつり上げ、瞳をランランと輝かせて。まるで、この公開処刑を楽しむかのように。残酷に、笑っていた。
「それじゃ、私の『真の』ファンである水橋パルスィさんから、一言を貰いましょう!! 」
マイクがパルスィの口元に付き付けられる。
周りの観衆は、ヤマメの本性と残酷な笑みにも。
そして、パルスィが頬を伝わせ涙を落としていることにも気付かなかった。
「………私、もう……」
ようやく振り絞ったパルスィの声は震えていた。
「ん? 」
背後で、ヤマメの病の気が渦巻いている。
恐ろしかった。
もう全てが、怖かった。
「いや、その……すっごく、嬉しい…ですっ」
そう言うとパルスィは声を上げて泣き崩れた。
周りは全てが闇で。
その中で、彼女は一人ぼっちだった。
やがてヤマメが歌い始めた。
放置されていたパルスィは、人知れずスタッフによって何処かへ連れて行かれた。
彼女は、客席でその様子を見ていた。
「さとりさま。言われた通り怨霊を崩して、ヤマメの怨霊を強化してきましたよ」
お燐が、さとりに耳打ちする。
「そう。大変だったでしょう? 」
「いえいえ。怨霊を管理してるあたいには朝飯前ですよっ」
「そう」
「でもどうしてそんなことを? 」
「偶には勝たせてあげたいじゃない? それにスポンサーはうちだし、それをどうしようと勝手でしょう? 」
「そうですけど……」
憮然としないお燐。さとりは微笑んだ。
「いいの。貴女は難しいことを考えなくて」
お燐の喉を撫でる。途端にお燐は頬を染め、蕩けた顔で喉を鳴らした。
さとりは立ち上がった。
「こいし。帰りますよ」
服中のポケットと言うポケットを裏返しているこいしに言った。
「でも……お姉ちゃんから貰ったチケットの結果が気になるよぉ……」
「失くした物は仕方ないでしょう。また来た時に買ってあげますから」
「あうぅ……」
4人は、ヤマメの歌声に大興奮の観客を尻目に帰り始める。
そして先頭を行くお空が無意識に振り返り、首を傾げた。
「うにゅ? さとり様。どうして笑ってるの? 」
「え? ……ふふ。その、すっごく嬉しくって」
「うにゅにゅ……? 」
そして、誰にも聞こえないくらい、小さくさとりは呟いた。
「ざまあ」
でも実はこういうのも嫌いじゃない
ほんと何点つけるか迷いましたよ。ただ、登場人物が性悪すぎて逆に美しさをかんじた。
そしてざまぁ、は連鎖する――――。
地底の未来は暗そうだ。
何しろ皆地底に封じられた妖怪たちですしね。
しかもさとりは怨霊にすら恐れ怯まれている。
ならばこうなるのも仕方なし、と。
個人的に、スタッフによって連れて行かれたパルスィがどうなったのか気になります。
さとりが権力を最大限に使った嫌がらせで、生まれてから良いことが一つもなく人の不幸を笑うことでしか幸せを保てなかったパルスィをどん底に蹴り落としましたね。しかも、そんなパルスィの心を知ったうえで。
笑われた、石を投げられた私怨があったからといって、地底を管理する権力者のすることではありません。場合によっては逆効果で、パルスィの行動がより能動的に、過激になる可能性も考えられ……
って、だらだら不満を述べてますが、だいたい集約すると
このSSのキャラはみんな陰険で性悪すぎんだよっ!!
メシがうめぇ
((;゚Д゚)ガクガクブルブル
どうせなら勇儀も美味しく料理すべきだったんじゃないかなと思うのでこの点
いや別にこういう話が悪いってんじゃなくてね
他のキャラに交わらせないで欲しいもんだ。
多分笑う所じゃないところで笑っちゃったのでこの点数で。
笑った時点でこちらの負けでした。負けたからこの点数でwww
にしても一つ一つのネタのテンポが上手いなぁと思いました。
いい言葉だなwwwwww
仕方がありません。
住み分け云々も他所の存在を知らなければそれまででしょうし。
個人的にこのお話の続きが非常に気になります。
とりあえずパルパル君の心情を妄想して悶えよう。
タイトルといい、序盤からの読者を引き付ける展開といい見事でした。
競馬の実況はごちゃごちゃしてて状況把握はし辛かったですが、雰囲気は伝わってきました。
いやーおもしろかったです。
性格悪い子は好きだから割とご褒美感がありました。
ただ少し制裁までのタメが短いと思ったからこの点数で
別に向こうでやらずとも復讐物としては成立してるよね、良いんじゃね?
最高に。
家族に囲まれて、立派な屋敷住み、馬鹿にした奴を笑い物にできるだけの能力を持ち、趣味が人の不幸を笑うことだとぅ?
こんにゃろさとりめ不幸になれ、もっと不幸になれ
俺はこういう意向の作品は嫌いだけど、こうゆう事をテーマに試みようと言う姿勢は嫌いじゃない。作者はやりたいことをやってやったんだろうけど、全然響くもんがなかった。だって普通につまんねぇもん。
もっと深い所引きずり出してくれよ。そりゃ彼女達は妖怪だけどさぁ、この中に人間を見付ける事は出来なかったよ、俺には。
「現実なんてこんなもんだろおめーらwwwwwwwデュクシシシwwwwwww」
みてーな嫌らしい作者の想いが伝わっては来るけどさぁ、それはそれで別に構わねーけどさぁ、そう言う感情だけをぽんって目の前に出されたって食えねーんだよ。
どんな素材でも生かすか殺すかは調理次第だろーが。素人だろうが何だろうが、曲がりなりにもSS作家ならどうやったらその素材を最高の料理に仕立て上げられるか少しは考えてみろよ。こういうのを題材にするなら尚更だろうが。
俺はどんなものであれ、その人なりの頑張った作品が見たいんだよ。ここは感情の発露に利用する場所じゃねぇ。作ったSSを発表する場だ。履き違えるな。
一つ一つ、しっかりと読ませて頂きました。
なので返します。
>>1
救いですか。一応、パルスィと勇儀のSSを構想してるので、そちらでパルスィは幸せになって頂きたいですね。こちらとはリンクしていませんが……。
>>3
性悪で、メシウマとテーマに書きましたからね。
でも、そこに美しさを感じて頂けたことは、非常に嬉しいです。ありがとう。
>>5
いえいえそれほどでも。
>>8
さとり様は、私の中では非常に怖い人のイメージがあるもので^^;
>>9
孤独とは、非常に恐ろしいモノですね。
強がっても、孤独を感じるうちは、孤独に人間が勝つことは出来ませんし。
>>10
救い、と言いますか。
書く気が無かったもので…すみません。
>>13
実に書きたいものです。
>>14
はい。人の数だけキャラの像はありますしね。
皆違って皆いい。
>>15
それは、勇儀姐さんの手に掛かっております。
>>17
あやや……。そうですか。
次は満足いただけるよう、頑張ります。
>>20
ここで書きたいですね。
>>21
むむむ……。次はもっと掘り下げて書きます。
>>22
そうですね。
地霊殿の皆が性格の良い筈がないですし、ましてや幻想郷ですら受け入れられなかった妖怪達ですし。
幻想郷も、地底も、人間社会と同じように良い奴も、悪い奴もいて当たり前かな、と思っています。
幻想郷に、幸せが溢れてるとは、私は思えません。
>>23
そうですね……。
ヤマメちゃんも、最初は健気なキャラにする予定でした、ハイ。
と言うか、散々迫害された人が、聖人君子のようになるとは思えませんし……。
しかし、さとりさまはペットやこいしちゃんのことは、世界の誰よりも愛してますし、想いも深い筈です。
>>24
そうですね。
ドロドロした話もありかなと思って書きました。
>>28
ゾクゾク来る怖さを書いたつもりだったので、嬉しいです。
>>29
勇儀姐さんですか……。
被害者としてなら、書いてみたいですね。
>>30
メシウマ、ありがとうございます。
>>32
>>36
励まされます。ありがとう。
>>37
次は、もっと深く怖いお話を書けるよう、頑張ります!
>>39
嬉しいです!!ありがとう。
>>40
はい。これからも、頑張って書きます。
>>47
そ、そうですか?(汗)
>>50
そんなことは無いと思います。
優しい姿を描いた作品もありますし。私の作品のさとり様がアレなだけです。
読んで頂き、ありがとうございます。
>>53
現実世界にもいますからね。こう言う不幸で笑う人は。恐らく、誰しもある感情でしょうし。
>>54
むむ。なるほど。惜しいですね。
>>55
ありがとうございます!
>>56
そうですか!
良かった。ようやく人に見て貰える文章になったのでしょうかな…?w
>>58
なるほど。次はもっと説得力を持たせるよう、永くします。堕ちるところに迫力を持たせたいですし。
>>59
そうですね。
私も一度これで書いてみたかったのです。
>>61
投げてしまったようで申し訳ないです。
何処なんでしょうか?一応、調べてはいるんですか、、、、しかし、私個人としては創想話に投稿し続けたいですね。
>>62
競馬の実況は思いつきでした。
競馬などした事がないので、大変でしたwでも、お陰で雰囲気を伝えられてよかったです。
>>64
むむむ。あそこでしょうか?未熟故に、良く分からないです……。
>>65
次はもっと面白くします!
これからパルスィは、、、、、、
>>68
私としても、気をつけます。
>>72
;;
>>74
きつくしましたからね……。
>>76
嫌なキャラ、しかも性悪は中々書かないですからね。
だからこそ、ホントに書いてみたかったです。その想いにより、書くに至った所存であります。
堕ちるキャラの話も、書こうと常々思っていましたし。
パルパルして頂き、ありがとう。
>>77
なるほど……。
不快な思いをさせてしまい、申し訳ありませんでした。
次はご満足いただけるよう、頑張ります。
薄いと思われるなら、それで構いません。私自身、力量不足は自覚しております。SSも短いです。このSSを書くまでに至った経緯も、書いたところで言い訳に他なりませんし。批評は真正面から、全て受け止めます。
しかし、嫌らしい想いを込めて書いた、と言う事だけは、生意気ながら、全力で否定させて頂きます。
読者に読んでもらいたいから、ここまで思い切ったのです。
ですから、そこだけは否定したい。
以上です。
ありがとうございました。次もがんばります!!
メシウマってのは誰かが不幸になったのをたまたま見聞きして
たまたまごはんがおいしくなるくらいの
鬱憤はたまってるけど自ら行使する力を持たない市民的な感情じゃないんだろうか
他人の不幸は蜜の味とはこのことでしょう。
それが自分の不幸を嘲笑った者の不幸であれば尚更強まるでしょうね。
ぞっとするような状況というのが伝わりました
メwwシwwwwウwwwwwwマwwwwwwwww
読者の自分勝手なジャンル補正で30点マイナスすることをお許しください。
悪意を有する嫌らしさと言いましょうか、それを表現する事が、この作品の目的ならば、それは十分以上に果たされていると感じます。
冒頭のさとりとパルスィのやりとりに超絶萌えた!
あのままさと*パルちゅっちゅにいって、人間不信なパルスィとそれをニヤニヤ笑うさとりのSM百合が見たかった!
ちくしょう!
願わくば、もう一歩進んだ話が聞きたいです
なんらかの理由で真面目に書いたと偽っているのか?
読者に意図的な悲劇を読ませるために真面目に書いたのか?
それとも読者にごく普通のSSを提供しようと真面目に書いた結果こうなったのか?
どれにせよ、次も楽しみにしています。
やっぱりパルスィは楽しいキャラですね。やはり、さとりと勇儀しか絡ませられるキャラがいないというのがネックか。
上げてから落とすその落差が半端ないですね
パルスィを抱きしめてあげたくなった
やはり救いがない分、後味の悪さというものはあるもので。
その観点からこの点数で。
文章は面白かったと思うので。
最初にパルスィに責があるようなやり取りを見せるなどの話の持って行き方や
ヤマメの性格設定、さとり達の能力の使い方等の小説作法的な問題はないのですが
結局は一方的に強い者が弱い者をなぶって終わりですし
単に新しいパルスィいじめのアイデアを読んで貰いたかったのでしょうか
もしこの作品に目に見えている以上の何か求めるなら
自分でパルスィのこの後を考えるしかないですね
この作風で、鬼になるような性根の者がいじめられた果てに辿りつく結論は
さとりとの和解ではなく、直接的な力による無差別通り魔殺人くらいなものでしょうが……
点数とは無関係ですがこのネーミングセンスは嫌いです
内容はユニークで素晴らしいですね。その反面、ファン受けはあまりしないでしょう
少数派としてなら作品集の中にあってもいいかな
そこから発展させられれば評価も可能なのだが、これはその位置にすらない。よって評価対象外。
ベネ
最高。
評価が華麗に真っ二つ、素晴らしい…。
低得点も致し方なしですが
後味の悪さを目指して書いたのなら
間違いなくこの作品は成功していると思います