「ごめんなさい……幽々子様……」
彼女はもう動くことの無い心臓に手を当て
涙を流して謝った。
「私の……私が未熟なせいで……」
彼女は欠落した、そこにあったはずの幽々子の首を必死に撫でるように手を動かし
自らの、弱さと言う罪を懺悔した。
「まだ……もっとお話がしたかったです……幽々子様……ねぇ、幽々子様?」
二度と声を発することのない、ちぎれた頭に必死に話しかける。
どうせそんなことをしても無駄だ。返事が帰ってくるわけが
「幽霊なのに死ぬ訳ないじゃん? 馬鹿なの?」
跳ね飛んでいた頭が笑いながら言った。
妖夢「私は激怒した」
チルノ「その必要はないわ」
妖夢「チルノ、ちゃん……!?」
小町「ヒューッ!」
優曇華院「ヒューッ!」
幽々子「ヒューッ!」
永琳「ヒューッ!」
四季「ヒューッ!」
妖忌「ヒューッ!」
西行妖「ヒューッ!」
なんだかんだいって読まされてしまったので僕の負けです。
でも作品の魅力やら作者さんのやりたかったことやらがイマイチ見えなかったのでこの点数で。
情念迸る文章につい惹き込まれ、大真面目に読んでしまった。
冷静に見ると、やってることはギャグなのだが。