6月27日(晴れ)
今日は朝から蓮子と喫茶店に行った。
授業のことや、サークルのこと。他にも取り留めのないことを話した。
蓮子が携帯に出ない。どうしたのだろうか。
待ち合わせの喫茶店に入ると、そこにはすでに蓮子がいた。
「驚天動地だわ。蓮子が遅刻をしないなんて」
「失礼ね。私だって時間を守ることだってあるわよ」
「いつもそうだといいんだけどね」
「善処しまーす」
今日だけらしい。
何かあるのだろうか。
「ま、座んなよ。ゆっくりしようじゃないの」
「もう少しベッドの中でゆっくりしていたかったわ」
そして私たちは、いつも通りに授業の話やサークルの話、どこそこのケーキがおいしいなどという話題で盛り上がった。
なにやら蓮子がそわそわしていることに気付く。
「蓮子、どうしたの?」
「ん? うん、まあ……」
歯切れが悪い。どうしたのだろうか。
蓮子は、少し気恥ずかしそうに切り出した。
「ねえ、メリー。今日が何の日か覚えてる?」
6月27日(晴れ)
今日は昼から蓮子と喫茶店に行った。
授業のことや、サークルのこと。他にも取り留めのないことを話した。
蓮子は何やら包みを持っていた。
蓮子がいない。一体どうしたのだろうか。
待ち合わせの喫茶店に入ると、そこにはすでに蓮子がいた。
「驚天動地だわ。蓮子が遅刻をしないなんて」
「失礼ね。私だって時間を守ることだってあるわよ」
「いつもそうだといいんだけどね」
「善処しまーす」
今日だけらしい。
何かあるのだろうか。
「ま、座んなよ。ゆっくりしようじゃないの」
「ん、そうね」
そして私たちは、いつも通りに授業の話やサークルの話、どこそこのケーキがおいしいなどという話題で盛り上がった。
なにやら蓮子がそわそわしていることに気付く。
「蓮子、どうしたの?」
「ん? うん、まあ……」
歯切れが悪い。どうしたのだろうか。
蓮子は、少し気恥ずかしそうに切り出した。
「ねえ、メリー。今日が何の日か覚えてる?」
「えっと……?」
「あー、やっぱり覚えてない」
蓮子は呆れたような顔で私を見る。
「ごめん、なんの日だったっけ」
「普通忘れるぅ? しょうがないわね」
やれやれ、と蓮子は首を振って、答えた。
「いい? メリー。今日はね――」
6月27日(晴れ)
今日は珍しく――もないが、夜に蓮子から喫茶店に呼び出された。
授業のことや、サークルのこと。他にも取り留めのないことを話した。
そういえば今日は私の誕生日だった。律義にも蓮子はそれを覚えてくれていて、プレゼントなんかも用意されていた。すごく嬉しかったのだけれど、その後の記憶がない。
蓮子が消えた。さっきまで一緒にいたはずなのに。どこに行ってしまったのだろうか……。
待ち合わせの喫茶店に入ると、そこにはすでに蓮子がいた。
「驚天動地だわ。蓮子が遅刻をしないなんて」
「失礼ね。私だって時間を守ることだってあるわよ」
「いつもそうだといいんだけどね」
「善処しまーす」
今日だけらしい。
何かあるのだろうか。
「ま、座んなよ。ゆっくりしようじゃないの」
「ゆっくりって……もうこんな時間なんだから、あんまりゆっくりするのもどうかと思うんだけど」
「まあまあ」
そして私たちは、いつも通りに授業の話やサークルの話、どこそこのケーキがおいしいなどという話題で盛り上がった。
なにやら蓮子がそわそわしていることに気付く。
「蓮子、どうしたの?」
「ん? うん、まあ……」
歯切れが悪い。どうしたのだろうか。
蓮子は、少し気恥ずかしそうに切り出した。
「ねえ、メリー。今日が何の日か覚えてる?」
「えっと……?」
「あー、やっぱり覚えてない」
蓮子は呆れたような顔で私を見る。
「ごめん、なんの日だったっけ」
「普通忘れるぅ? しょうがないわね」
やれやれ、と蓮子は首を振って、答えた。
「いい? メリー。今日はね――」
「うん」
「メリーの誕生日よ」
めりーのたんじょうび。
「…………あ」
「思い出した?」
そうだ、すっかり忘れていた。今日は私の誕生日だ。
「そういえば、そうだったわね」
「でね、プレゼントを持ってきたのよ」
そう言って、蓮子はバッグから包みを取り出し、私にくれた。
「はい、誕生日おめでとう」
「あ、ありがとう……」
どうにも照れくさい。
「開けていい?」
「うん」
がさがさと包みを剥がし、中を見る。
小さな長方形の箱の中には、可愛らしいネックレスが収まっていた。
「わあ、綺麗……アズライトね」
吸い込むような、深い青。
それはとても美しくて、少し怖かった。
「ええ、メリーにちょうどいいと思って」
「――――」
何かが、引っかかった。
「蓮子、今なんて?」
「え? メリーに合うって……」
「私に"似合う"じゃなくて"ちょうどいい"なのね」
「あ……」
腹が立つ。
「アズライト……気持ちを安定させて感情のコントロールを助けるパワーストーン。つまりはそういうことなのね? 色が似合うから、とかじゃなくて、蓮子は私のことを病人扱いするのね?」
「ち、違うよ! 私はただ、アズライトの青がメリーに合うと思って――」
「じゃあなんで"ちょうどいい"なんて言葉使ったの!?」
「メ、メリー……」
蓮子の、おかしい人でも見るような目。腹が立つ。腹が立つ。腹が立つ!
「なによ、その目。蓮子も私のことをバカにするのね? 冗談じゃない、冗談じゃないわよ!」
「メリー、落ち着いて!」
「蓮子なんか――――!」
その後の記憶は、ない。
6月27日(晴れ)
今日は朝から大学で講義があった。私の専攻だから蓮子は関係ないはずなのに、教室には蓮子がいた。そういえば今日は私の誕生日。蓮子はプレゼントを渡すために、わざわざ朝から出てきてくれたらしい。
けれど、そこで少し喧嘩をしてしまった。蓮子にひどいことを言ってしまったような気がする。この性格、なんとかしなくちゃね……。
あれから蓮子から連絡がない。許してくれるかなぁ……。
教室に入ると蓮子がいた。
「あれ、蓮子?」
「あ、メリー。おはよう」
眠たそうな顔を上げると蓮子の顔は、パッと明るくなった。
「おはよう。どうしたの? この授業取ってないでしょう」
「ん? うん、いやまあ……」
歯切れが悪い。どうしたのだろうか。
蓮子は、よし、と意気込んでこう言った。
「ねえ、メリー。授業までまだ時間があるわよね。ちょっと外に出ない?」
「いいけど……?」
蓮子は私の手を引いて、外へと歩いていった。
蓮子は私を連れて校舎の裏手に回った。
人通りは、ない。
ひゅう、と風が通った。
涼しくはない。まとわりつくような、不快な風。
よし、ここなら大丈夫ね、と蓮子は独りごちる。そして、少し気恥ずかしそうに訊ねた。
「……ねえ、メリー。今日が何の日か覚えてる?」
「えっと……?」
「あー、やっぱり覚えてない」
蓮子は呆れたような顔で私を見る。
「ごめん、なんの日だったっけ」
「普通忘れるぅ? しょうがないわね」
やれやれ、と蓮子は首を振って、答えた。
「いい? メリー。今日はね――」
「うん」
「メリーの誕生日よ」
めりーのたんじょうび。
「…………あ」
「思い出した?」
そうだ、すっかり忘れていた。今日は私の誕生日だ。
「そういえば、そうだったわね」
「でね、プレゼントを持ってきたのよ」
そう言って、蓮子はバッグから包みを取り出し、私にくれた。
「はい、誕生日おめでとう」
「あ、ありがとう……」
どうにも照れくさい。
「開けていい?」
「うん」
がさがさと包みを剥がし、中を見る。
小さな長方形の箱の中には、可愛らしいネックレスが収まっていた。
「わあ、綺麗……アズライトね」
吸い込むような、深い青。
それはとても美しくて、少し怖かった。
「ええ、メリーにちょうどいいと思って」
「――――」
何かが、引っかかった。
「蓮子、今なんて?」
「え? メリーに合うって……」
「私に"似合う"じゃなくて"ちょうどいい"なのね」
「あ……」
腹が立つ。
「アズライト……気持ちを安定させて感情のコントロールを助けるパワーストーン。つまりはそういうことなのね? 色が似合うから、とかじゃなくて、蓮子は私のことを病人扱いするのね?」
「ち、違うよ! 私はただ、アズライトの青がメリーに合うと思って――」
「じゃあなんで"ちょうどいい"なんて言葉使ったの!?」
「メ、メリー……」
蓮子の、おかしい人でも見るような目。腹が立つ。腹が立つ。腹が立つ!
「なによ、その目。蓮子も私のことをバカにするのね? 冗談じゃない、冗談じゃないわよ!」
「メリー、落ち着いて!」
「蓮子なんか――――!」
頭の中が真っ赤なまま、私はその言葉を発した。
「――――死んじゃえばいいのよッ!」
蓮子は、悲しい顔をしていた。
6月27日(晴れ)
大学の食堂でお昼を食べていたら、蓮子がやってきた。終始そわそわしていた彼女を不思議に思っていたら、今日は私の誕生日だった。プレゼントを渡すタイミングを探っていたらしい。
けど、そのプレゼントで、また頭に血が昇ってしまった。あまつさえ、親友に手を上げるなんて……。
蓮子、大丈夫かなぁ。怪我をしていなければいいのだけど……。
蓮子から連絡は、ない。
「メーリー!」
ざわついた食堂の中、私を呼ぶ声が聞こえた。
「あら、蓮子」
「一緒するわよ」
「どうぞ」
トレイにグラタンを乗せた蓮子は私の目の前に座った。
「あら、おいしそうね」
「んー、うん」
「一口もらっていい?」
「んー、うん」
「……蓮子?」
様子がおかしい。
「蓮子? どうしたの?」
「ん? うん、いやまあ……」
歯切れが悪い。どうしたのだろうか。何かを考えているように見えるけど。
「…………よし」
蓮子は、少し気恥ずかしそうに切り出した。
「ねえ、メリー。食べ終わったら、ちょっと散歩しない?」
「いいけど……?」
食事を終えると、蓮子は私の手を引いて外へと歩いていった。
蓮子は私を連れて校舎の裏手に回った。
人通りは、ない。
ひゅう、と風が通った。
涼しくはない。まとわりつくような、不快な風。
よし、ここなら大丈夫ね、と蓮子は独りごちる。そして、少し気恥ずかしそうに訊ねた。
「……ねえ、メリー。今日が何の日か覚えてる?」
「えっと……?」
「あー、やっぱり覚えてない」
蓮子は呆れたような顔で私を見る。
「ごめん、なんの日だったっけ」
「普通忘れるぅ? しょうがないわね」
やれやれ、と蓮子は首を振って、答えた。
「いい? メリー。今日はね――」
「うん」
「メリーの誕生日よ」
めりーのたんじょうび。
「…………あ」
「思い出した?」
そうだ、すっかり忘れていた。今日は私の誕生日だ。
「そういえば、そうだったわね」
「でね、プレゼントを持ってきたのよ」
そう言って、蓮子はバッグから包みを取り出し、私にくれた。
「はい、誕生日おめでとう」
「あ、ありがとう……」
どうにも照れくさい。
「開けていい?」
「うん」
がさがさと包みを剥がし、中を見る。
小さな長方形の箱の中には、可愛らしいネックレスが収まっていた。
「わあ、綺麗……アズライトね」
吸い込むような、深い青。
それはとても美しくて、少し怖かった。
「ええ、メリーにちょうどいいと思って」
「――――」
何かが、引っかかった。
「蓮子、今なんて?」
「え? メリーに合うって……」
「私に"似合う"じゃなくて"ちょうどいい"なのね」
「あ……」
腹が立つ。
「アズライト……気持ちを安定させて感情のコントロールを助けるパワーストーン。つまりはそういうことなのね? 色が似合うから、とかじゃなくて、蓮子は私のことを病人扱いするのね?」
「ち、違うよ! 私はただ、アズライトの青がメリーに合うと思って――」
「じゃあなんで"ちょうどいい"なんて言葉使ったの!?」
「メ、メリー……」
蓮子の、おかしい人でも見るような目。腹が立つ。腹が立つ。腹が立つ!
「なによ、その目。蓮子も私のことをバカにするのね? 冗談じゃない、冗談じゃないわよ!」
「メリー、落ち着いて!」
「蓮子なんか――――!」
頭の中が真っ赤なまま、私はその言葉を発した。
「――――死んじゃえばいいのよッ!」
蓮子は、悲しい顔をしていた。
「メ、メリー。なんでそんなこと言うの……?」
「うるさいッ!」
悲しい顔? 違う。これは私のことを馬鹿にしている顔だ。病人扱いしている顔だ。蔑んでいる顔だ!
そんな目で私を見るやつなんか――
「――殺してやるッ!」
近くにあった、少し大きめの石を手に持ち、それで蓮子を殴った。
蓮子から、血が、出た。
錆びた鉄のような臭いが広がった。
6月27日(晴れ)
蓮子を殺した。
椅子で殴ったら動かなくなった。慌てて止血しようとしたけど、血は止まらなかった。蓮子の息は、簡単に止まった。
「メリー、いる?」
夜もすっかり更けたころ。レポートをまとめるため研究室に残っていた私を、蓮子が訪ねてきた。
「いなければ私にとってそれ以上のことはないわね。残念、いるわよ。あ~あ、レポート終わんない」
「あはは、大変そうね」
「大変よぉ。手伝ってよ」
「やーよ。というか、分野が違うじゃない」
「うぅー……」
ぐでー、と机に伸びる私。
そんな私を見て、蓮子は提案した。
「部屋にこもりっぱなしじゃ終わるものも終わらないよ。ちょっと散歩でもしてリフレッシュしようよ。付き合うからさ」
「うーん」
一理ある。
このままだらだらと過ごしていても時間の無駄かもしれない。
「そうね、いきましょ」
私と蓮子は、夜の学校を散策することにした。
コツコツ、と廊下を渡る音が響く。
それだけでどこか不気味で、それは人の精神に影響を与えそうな気がした。
「よ、夜の学校ってちょっと怖いわね……」
「んー?」
蓮子はそうでもないらしい。
「……?」
何かを探すように、きょろきょろとする蓮子。どうしたのだろうか。
廊下の明かりは落とされている。
ぼんやりと光る非常口の明かりと懐中電灯だけを頼りに進む。
少し先の道はもう見えなくて、目の前の暗さは、そのまま闇だった。
その先へ行くと、どこか違う場所へ続いているような気がして、少し……怖い。
ぽっかりと穴の開いたような闇は、まるで境界の落とし穴だった。
「ちょっと休憩」
そう言って蓮子は近くの教室に入っていった。
「どうしたの? 蓮子」
「ん、いやー……」
歯切れが悪い。蓮子らしくない。
「いや、さすがに廊下でってのは雰囲気も何もないからさ。いい感じの教室探してたんだけど……ここでいいやもう」
「何の事よ?」
「……ねえ、メリー。今日が何の日か覚えてる?」
「えっと……?」
「あー、やっぱり覚えてない」
蓮子は呆れたような顔で私を見る。
「ごめん、なんの日だったっけ」
「普通忘れるぅ? しょうがないわね」
やれやれ、と蓮子は首を振って、答えた。
「いい? メリー。今日はね――」
「うん」
「メリーの誕生日よ」
めりーのたんじょうび。
「…………あ」
「思い出した?」
そうだ、すっかり忘れていた。今日は私の誕生日だ。
「そういえば、そうだったわね」
「でね、プレゼントを持ってきたのよ」
そう言って、蓮子はバッグから包みを取り出し、私にくれた。
「はい、誕生日おめでとう」
「あ、ありがとう……」
どうにも照れくさい。
「開けていい?」
「うん」
がさがさと包みを剥がし、中を見る。
小さな長方形の箱の中には、可愛らしいネックレスが収まっていた。
「わあ、綺麗……アズライトね」
吸い込むような、深い青。
それはとても美しくて、少し怖かった。
「ええ、メリーにちょうどいいと思って」
「――――」
何かが、引っかかった。
「蓮子、今なんて?」
「え? メリーに合うって……」
「私に"似合う"じゃなくて"ちょうどいい"なのね」
「あ……」
腹が立つ。
「アズライト……気持ちを安定させて感情のコントロールを助けるパワーストーン。つまりはそういうことなのね? 色が似合うから、とかじゃなくて、蓮子は私のことを病人扱いするのね?」
「ち、違うよ! 私はただ、アズライトの青がメリーに合うと思って――」
「じゃあなんで"ちょうどいい"なんて言葉使ったの!?」
「メ、メリー……」
蓮子の、おかしい人でも見るような目。腹が立つ。腹が立つ。腹が立つ!
「なによ、その目。蓮子も私のことをバカにするのね? 冗談じゃない、冗談じゃないわよ!」
「メリー、落ち着いて!」
「蓮子なんか――――!」
頭の中が真っ赤なまま、私はその言葉を発した。
「――――死んじゃえばいいのよッ!」
蓮子は、悲しい顔をしていた。
「メ、メリー。なんてそんなこと言うの……?」
「うるさいッ!」
悲しい顔? 違う。これは私のことを馬鹿にしている顔だ。病人扱いしている顔だ。蔑んでいる顔だ!
そんな目で私を見るやつなんか――
「――殺してやるッ!」
私は椅子を振りかぶり、蓮子を殴った。
蓮子から、血が、出た。
「うぅ……!」
何度も、何度も殴った。
ぴちゃりと飛び散る蓮子の血は、生温かかった。
気持ち悪い。
飛び散る血も、伝う汗も、手に残る感触も、へばりつく視線も、何もかもが気持ち悪い。
正気に返った時には、すでに蓮子は死んでいた。
私は蓮子を埋めた。
6月27日(晴れ)
今日も蓮子を殺した。
学校をサボって、山へ行った。気分良く歩いていたのに、またやってしまった。
…………今日も?
変なことを書いてしまった。
こんな時は、さっさと寝るに限る。
どうせ、明日になればまた蓮子がいるんだから。
…………?
6月27日(晴れ)
今日は海に行った。
今日も蓮子を殺した。
6月27日(晴れ)
町を歩いた。
やっぱり蓮子を殺した。
6月27日(晴れ)
いつも通り蓮子を殺した。
6月27日(晴れ)
日課のように蓮子を殺した。
6月27日(晴れ)
蓮子を殺した。あと何回、私は蓮子を殺すのだろう。十回? 二十回? それとも、もっと?
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ。
怖い。自分が怖い。明日が怖い。明日なんて来るな来るな来るな。
……いや、明日なんて来ないんだ。明日も今日なんだ。そうだ。そうなんだ。意味がわからない。わけがわからない。
一体どうなっているの?
誰か、誰か――――
「誰か助けてえええええええええええええええええッ!!」
狂ったメリーを遠目に眺める影一つ。
「下手に境界を操れなければ、狂うこともなかったでしょうに」
八雲紫は、感情のない声で呟いた。
「あなたたちは、何度、同じ日を過ごしたら、そこから抜け出せるのでしょうね…………」
漆黒の闇に、そんな言葉が消えていった。
ぞくりと来るものがありました
救いが無いのは仕方ないとはいえ辛いなあ
ホラーは途中まで、最後まで肝心な所が隠されててもやっとする。もしくは明かされずもやっとする。だがそれがホラーの良さ。
ホラーというよりはミステリーの王道のような気も。
個人的に、予想通りな展開と結末だったので、この点数で。
ぎりぎりまで明るく進めて、最後の日記だけで落とした方が怖かったかも?
紫何とかしろ。
いつになれば回避できるのか…
この日記形式は大好物ですね。実パートと日記パートが別れてるのは大好きです。
しかし、「腹が立つ」前後からの流れが少々速いというか、前情報抜きにいきなり「病人」などのキーワードが出てきて一瞬置いて行かれるというか、そんな感じを受けました。
下手に境界を操れることと狂うことの因果関係もちょっと判り辛いかもです。
文章の繰り返し(と微妙に増えていくところ)はいまいちホラー効果を味わえなかったですが、なんかカケラは感じたきがします。ホラーを感じる文章の書き方ってのがあるんでしょうね。
葉月さんはそのホラー道の一歩目を踏み出したんだ……!
操らなければ。じゃないかと。
こんな秘封倶楽部はじめて・・・・っ!
言葉ってのは恐いですねぇ。
コピペしすぎ。
しかし何だろう、こういうテーマを書くには20kbは手軽すぎる気がしました。
それこそ一つ一つのシーンを長くして、メリーに違和感みたいなのを抱かせ、謎の解明に乗り出そうとしたした矢先、
いつも蓮子が死んでしまうとかだともっと絶望的だったと思います
26度の部屋なのに背筋が寒いです。
プレゼントが気に食わない程度で人殺すとか
駅で肩ぶつかっただけで人刺しそう。
今現在まで捕まってないのが奇跡的なレベル。
まあSSのために無理矢理付加された属性なんだけどねw
それはさておき、ちょっとガッカリ感が漂う終わり方が気になった。
もう少しオチをひねって欲しかったかな?
繰り返しも今の半分ぐらいで良かったと思うし。
無限ループって怖くね?
葉月さんのお話もホラーも大好きなので、今後に期待させて頂きます!
サイコになっちゃいますかー。
ホラーというものを理解しないとですね。
ありがとうございました!
>SASさん
メリ-に安らぎを。
>7
うーん、確かに。ホラーとは一体……!
>9
もやっと感ですか……。
参考にさせていただきます!
>12
こ、今度はミステリーという単語が……!
そういう手もあるんですねー。
>奇声を発する程度の能力さん
ハッピーエンドを見つけられるまで……。
>とらねこさん
ありがとうございます!
怖いって何か、段々わからなくなってきました。
>19
鬱系SSに分類される可能性も出てきました。
むずかしーい。
>20
ありがとうございます!
ただただ、繰り返すしかないのです。
>euclidさん
なるほど。非常に参考になります。
なんかガチャガチャな作品になってしまいましたね。反省。
>KASAさん
継続的に挑戦したいジャンルですね。
ありがとうございました!
>23
そう言っていただけると嬉しいです。
>24
練り込みが足らなかったかもですね。
申し訳ありませんでした。
>幻想さん
あ、そこは誤字ではなかったりします。
もっと言葉を知って、怖い文、明るい文、色々な文章を書いていきたいです。
>32
はい。
オチでもっと怖くなるような感じが良かったかもですね。
>34
次回は『悪くない』から『良い』になるように頑張ります!
>36
もっとじっくり進めていったほうがよかったってことですかね?
参考にさせていただきます。
ありがとうございました!
>神田たつきちさん
ありがとうございます。
ホラーとは呼べない代物になってしまいましたが、少しでも怖いと思ってもらえたのなら良かったです。
>38
仰る通り、前提条件からして既に厳しい面はありますね……。
精進いたします。
ありがとうございましたー。
>40
その単語を念頭に作ったプロットだったりしますw
>41
やはりオチか……!
頑張ります!
>42
ありがとうございます!
>43
物語を進めることを意識しすぎて、そちらまで練り込めてなかったですね。
確かに、心情描写がしっかりとしていればぞっとする感じを出せたかもしれません。
ありがとうございました!
中盤に、あれ?さっきのと微妙に違くね?、と
終盤には、椅子って…さっきは石で殴ってたよね、タイプミス?と
本当の最後まで真相に気付けなかったorz
安心して腰が飛んでいった……。
いくらアズライトのネックレスを渡されたからって殺すまで逆上するかな。。というのが一つ気になりました
その辺のさじ加減は、まだまだ私の未熟なる部分ですね。
今後もこういうジャンルは続けていきたいので、精進したいと思います。