「さて、と準備できたしそろそろでかけましょうか」
せっせと準備をする永琳…それもそのはず、今日はピクニックに行く日なのだ。
行く人は霊夢、魔理沙、咲夜の計4人で…。
なぜ、この四人になったかというと…。
先日………
「姫、今度ピクニックでもどうでしょうか?」
「ピクニックねぇ、久々の休みなんだからゆっくりしてきてもいいわよ」
「ですが…」
「永琳、あなたは私がいると気をつかいすぎなの…だから、ゆっくりしてきなさい」
「はい、わかりました」
「姫が駄目となると…」
「ウドンゲ、いる?」
「なんでしょうか?師匠?」
「今度の休みにピクニックなんてどう?」
「ピクニックですか…いいですね………はっ!」
突然鈴仙が何かに気付いたよう叫ぶ。
「どうしたの…?ウドンゲ…」
「ごめんなさい!師匠。その日はてゐと遊ぶ約束を先にしていたもので…」
「てゐと?あの子は約束事には五月蝿いからねぇ」
「すみません…そうだ!師匠、あの人間達を誘ってみたらどうです?」
「そうね…あの子達の料理も食べてみたいしね」
「わかったわ、聞いてみる」
鈴仙の部屋を後にする。
その後、永琳は紅魔館へと向かった。
「ここが、紅魔館ね」
「何奴!?」
紅魔館門番の美鈴が構える!
「ち、違うの、戦いに来たわけじゃないの。咲夜に用があってきたのよ」
「咲夜さんに…?」
その時紅魔館の中から声が響いた。
「美鈴…その人は入れても平気よ…」
「そうでしたか…どうぞ」
美鈴はそういうと門を開けた。
「失礼します」
永琳は入るとメイドに連れてかれてレミリアのいる場所についた。
「久しぶりね…今日は何の用?」
レミリアの鋭い眼光が光る。
「今日は咲夜に用があってきたのよ」
「咲夜に…」
「ええ」
「咲夜!さくやー!」
するとレミリアは咲夜を呼んだ。
コンコン
ドアが鳴った。
「お嬢様、お呼びでしょうか?」
「あなたに用がある人がきてるわ」
「失礼いたします」
「久しぶりね、咲夜」
「永琳さん。所で私に用というのは…?」
「今度一緒にピクニックに行きたいのだけれどどうかしら?」
「ピクニックですか…私はいいのですけれど…お嬢様が…」
「ん…?行ってきてもいいわよ」
「いいのですか?」
「咲夜…あなたは普段頑張って私に尽くしてくれているわ。少し位休んでもばちはあたらないわよ」
「わかりました…甘えさせていただきます」
「じゃあね、咲夜の手作り料理を持ってきてね。集合場所は…博麗神社でいいかしら?」
「問題ないわね」
レミリアが言う。
「じゃあ、これから私は博麗神社に行きますので、ここで失礼させていただくわ」
「ん…気をつけてね」
レミリアがひらひらと手を振るう。
それに挨拶をして永琳は博麗神社へと向かった。
「博麗神社は…っと、あった。あそこね」
永琳は神社に降り立った。
「めずらしい顔がきたわね」
霊夢はいつもどおり境内の掃除をしていた。
「今日はなにか用?」
「いきなりなんだけど、今度ピクニックにいかない?」
「いいわね、で、何か持っていくものは?」
「霊夢の手料理」
「私の手料理!?おいしいかどうか分からないわよ」
「いいのよ、それが楽しみなんだから」
「わかったわ、集合場所は?」
「ここで」
「うちなの?まあいいけど」
「それじゃあ、よろしくね」
永琳は再び飛び立った。
「あ、そうだ」
「何?忘れ物?」
「魔理沙の家ってどっち?」
「ここから真っ直ぐいけばつくわよ」
「ありがとね」
永琳はひらひらと手を振り神社を後にした。
「あそこが魔理沙の家かしら?」
永琳は入口に降りた。
コンコン
「ごめんくださーい」
「んー、あいてるぜー」
「失礼しますよ」
ガチャ
「おー、珍しいなお前から来るなんて…で、何か用か?」
「ピクニックに誘いに来たんだけれど…どうかしら?」
「ピクニックか、いいな、たまには。で、持ち物は?」
「魔理沙の手作り料理でお願い」
「私の手料理か…楽しみにしてな」
「わかったわ、ちなみに集合場所は博麗神社ね」
「了解だ」
「じゃあね」
永琳は魔理沙の家を後にした。
と、いう経緯があったのだ。
「ちょっとおくれちゃったわね、早くいかないと…」
永琳は博麗神社に急いでいた。
「見えたわ」
案の定博麗神社には霊夢、魔理沙、咲夜の三人が待っていた。
「遅かったじゃない」
霊夢が言う。
「ごめんね…ちょっと準備に時間かかっちゃって」
「それが永琳の手料理?」
「ん?…そうだけど」
永琳はかなりの重そうな荷物を持っていた。
「ちょっと多かったかしら?」
永琳はそれぞれの荷物を見る。
霊夢は両手で持てる程度。
魔理沙は背中に背負っている。
咲夜にいたっては重箱だ。
「あの…さぁ…」
霊夢が皆に向けて言う。
「どう考えても多くない?」
「確かにね…」
「今日だけで食べられるのか?」
「わかんない…」
「そしたら皆呼べばいいじゃない」
「そうだな…」
「だいたい暇な奴も多そうだし…」
「それじゃあそろそろ行こうか?」
「そうね、いきましょ」
それぞれの荷物を持ち、野原へと向かった。
「ここらへんでいいかしら?」
永琳は大きな野原を指して言った。
「そうね、降りましょ」
四人はそれぞれに降りた。
「さて、食べましょうか?」
「そうだな、冷めるとうまくないしな」
「じゃあ、さっそく…」
バサッ
「それにしても…」
「これほどとは…」
「こんなにあるとはね…」
「あはは…」
そこにはシート全部を覆いつくすほどの量の手料理だった。
「と、とにかく食べよう」
「そうね…」
「「「「いただきまぁーす」」」」
皆それぞれに食べ始めた。
それぞれはそれぞれが作ってきた料理に興味津々だ。
「なあ、霊夢。これはなんだ?」
「これ?これはね…」
霊夢の作ってきた料理に魔理沙が聞く。
「永琳、これは永遠亭の基本料理?」
「そうよ、私の姫がいつも食べているものと同じものよ」
「へぇ~、輝夜がこれをねぇ…」
永琳以外の三人は輝夜が食べている物に注目する。
「ねえ、これは何?」
霊夢は龍の置物に入っている物を指差しながら言う。
「これは、龍の頸の玉をあしらったクッキーよ」
「へぇ~、色々を美味しそうね
ちょっと、食べてみてもいい?」
「いいわよ」
「それじゃあ、さっそく…」
「ちょっとまって、はい、あーん」
永琳が一つ摘んで霊夢の口に近づける。
「えっ!?それは…ちょっと」
「いいからいいから」
「う…うん」
ぱくっ…もぐもぐ
「うん、おいしい…」
「本当?貴女達にあうかどうか心配だったんだけど…」
「…」
霊夢は顔が赤い。
「なあ…取り込み中悪いんだけど…これは何だ?」
魔理沙が石で出来た器を指して聞いた。
「これは、仏の御石の鉢のレプリカで出来たビビンバよ」
「び、ビビンバか…輝夜はこれがすきなのか?」
「姫は好きっていってるけど…」
「そ、そーなのかー」
魔理沙は誰かの言葉を借りた。
「じゃあ、これは?」
咲夜がスープを指して聞いた。
「いたって普通のスープに見えるけど…」
「これはね、海燕の巣が入っているのよ」
「海燕ね…よく手に入るわね。貴重品なのに…」
「材料の調達はウドンゲにやらせているの。どうやってるかは分からないけど…」
「おおかた狂気の瞳でも使って頂いているんじゃないのか?」
魔理沙がからかう。
「そうね、無理してなければいいけど…」
「それで、この最後に残ったのは…」
「もしかして…」
「蓬莱の玉の枝を似せて作ったのか?」
「そうよ、この一つ一つの玉は白玉よ、色によって味が変わるの
姫はいつも美味しそうに食べるわ」
「後で作り方教えてくれる?」
霊夢が永琳に聞く。
「いいわよ、それじゃあ今度永遠亭に来なさいな」
「私もついていっていいか?」
「私も作り方が気になるわ、御一緒していいかしら?」
「しょうがないわね、皆まとめて面倒みるわ」
「やったぜ!」
「お嬢様のお口にあうかしら?」
それぞれの楽しみを抱えつつ、
それぞれの料理を楽しみながら、ほおばっていた。
「あら、もうこんな時間?」
気付いたら太陽が隠れようとしていた。
「結構残っちゃったわね」
それぞれの料理はまだ半分近く残っていた。
「よし、こうしよう」
魔理沙は皆の持ってきた料理を均等に分けた。
「これを…それぞれ持って帰るってわけね」
「ちっちっちっ…ちょっと違うんだな」
魔理沙が咲夜の方を見ながら指を振る。
「今の私達はお腹いっぱいだ。だからこれを分けにいく」
「そうか、それじゃあ私は紫に渡しにいくわ。藍も橙も喜びそうだし」
咲夜の手料理の中に油揚げが、魔理沙が持ってきていたお酒にマタタビ酒があったのだ。
油揚げの方は手をつけたが、マタタビ酒の方は誰も手をつけなかった。
「わかった。それじゃあ私はアリスの所に持っていく。
たまには一緒に酒でも飲み交わすかな?」
魔理沙は含み笑いをしている。
「私はお嬢様や妹様、パチュリー様に小悪魔、美鈴に分けるとします」
どうやら紅魔館では霊夢や魔理沙の作った料理は好評で、結構人気があるらしい。
「私は姫や、ウドンゲ、てゐと一緒に頂くことにするわ」
それぞれの目標ができた。
「今日は楽しかったわ、ありがとう」
永琳は深々とお辞儀をする。
「いえいえ、こちらこそ」
霊夢もお辞儀をする。
「私もたのしかったぜ!」
「たまにはのんびりする事もいいわね」
「それじゃあ、今度は私達が永遠亭にいくわ、その時はよろしくね」
「わかったわ、姫に伝えておくからね」
「それじゃ、ここでお開きだぜ」
「そうね、それじゃあ、またね」
「じゃあね」
「ここいらでまたな、だぜ」
「またピクニックしましょうね」
皆はそれぞれの目的地へと向かっていった。
それからの霊夢…
「紫ー、どこー?」
霊夢はマヨヒガに着いていた。
「おや、霊夢殿ではありませんか」
藍が出てきた。
「これ、お土産」
「はい?」
「今日ね、ピクニックに行ってたんだけど皆がいっぱい手料理作ってきちゃって余っちゃったの…
だから、紫や貴女や橙にも分けてあげようと思って持ってきたんだけど…」
ぶわっ
「うわっ、いったい何!?」
藍は眼から滝のような涙を流していた。
「あ、ありがとうございます~、私達の為に気を利かせて持って来ていただいてくれるなんて…」
「気にしないで、一緒に事件を解決した仲じゃない?」
「ううっ」
「あっ!藍様が泣いてる~!」
橙が霊夢の前に立ちはだかる。
「こらー!藍様をいじめる奴は私が許さないよ!」
「こらこら、橙。霊夢殿は私達にお土産を持ってきてくれたのですよ」
「そうなの?」
霊夢の方を見る。
「そう。ああ、そうそう橙の好きなマタタビ酒あるわよ~」
「本当!?やったやった~!」
橙は本当に嬉しそうに飛び跳ねている。
「本当にすまないな、霊夢殿。橙の好物まで持ってきていただけるとは…」
「貴女の好きな油揚げもあるわよ、咲夜が作ったから味は完璧よ!」
「ううっ、私の好きな物まで、感謝感激です」
「そんな大げさな…」
三人で立ち話をしていると…
「どうしたの?三人で…」
マヨヒガの主、紫が出てきた。
「紫、さっき藍に話したんだけど、これお土産ね」
「今日はピクニックだったらしいじゃない」
「そうだけど…なんで知ってるの?」
「それにしてもおいしかったわ~、貴女達の手料理」
「紫、あんたまたつまみ食いしてたわね!」
「ふふ~」
「まあ、いいわ。またね」
「もう帰るのですか?」
「もう眠くて今日は朝早く起きて料理作ってたから…」
「そうですか、ではおやすみなさいませ」
「じゃあね~」
霊夢はその場を後にした。
「藍」
「なんでしょうか?紫様」
「さっそく食べましょう!」
「さっき食べたばかりじゃないですか!?」
「霊夢たちの手料理は別腹よ」
「わかりました…準備しますから待っててください」
(そんなんだから、太るんですよ…)
「何か、言った?ら・ん?」
「いえいえ!何もおっしゃっておりません!」
藍は思い切り首を振った。
「まあ、いいわ。準備お願いね。私は横になっているわ~」
マヨヒガは夜明けまで飲み会が続いた。
それからの魔理沙
コンコン
魔理沙はドアをノックした。
「はいはい、ちょっと待っててね。上海お願い」
暫くしてドアが開いた。
魔理沙の視点には誰もいなかった。
「マリサー」
魔理沙が下のほうを見てみると上海がジャンプしていた。
「よう、久々だな。上海」
「ワーイワーイ」
ぴょん
上海は魔理沙の肩の上に乗っかった。
「よう、アリス」
「今日は何の用かしら?」
「いやあ、一緒に御飯でもどうかなって思ってさ」
「な、な、な、何か、た、た、企んでいるんじゃないの?」
完全に動揺しているアリス。
「じつはもう外にあるんだ、上海持ってきてくれ」
「ワカッター」
上海はぴるぴると音を出しながら飛んでいった。
「ウーンウーン、オモイー。ホーライテツダッテー」
「ハーイ」
「ホーライ、コレイッショニハコンデー」
「マリサノトコロニー?」
「ソウダヨー、イクヨー」
「セーノッ」
「マリサー、モッテキタョー」
「お、すまないな、上海、蓬莱」
「勝手に人の人形使わないでよ」
「いいじゃないか、私とお前の仲だぜ」
「まあ、いいけど」
アリスは顔を赤くしてそっぽを向いてしまった。
「今日ピクニックがあったんだ。それで余っちゃったからアリスと一緒に食事しようと思ってな…駄目か?」
「まあ、魔理沙の頼みならしかたなく聞いてあげるわ、今日は魔理沙と一緒に食事する」
「あいかわらず素直じゃないな」
「いいじゃない」
「カワラナイネ、ホーライ」
「ソーダネ、シャンハイ」
アリスは久々の来客に心を躍らせていた。
親友と呼べる間柄の中に…。魔理沙と一緒に居られることに…。
「今日は寝かせないぜ…アリス」
それからの咲夜
「お嬢様、ただいま戻りました」
「おかえり、ってその荷物は何?」
咲夜が出かけるときよりは少ないが結構な量の荷物が気になった。
「これですか?これは皆の手料理が余ってしまったので、持ってかえってきたのです
お嬢様達にも食べさせようと思いまして…」
「それじゃあ、さっそくパーティーしましょう!咲夜、準備お願いね」
「わかりました」
「どうしたの?お姉様??」
「フラン、今からパーティーするわよ」
「パーティー!?やった~、楽しみ~」
「何?パーティーでもやるの?」
「いきなりですね」
「霊夢たちの手料理がメインよ」
「それは楽しみね」
「そうだ、フラン、頼みごとがあるんだけど…」
「何、お姉様?」
「美鈴を起こしてきてくれないかしら?もう寝ていると思うから…」
「分かった、起こしてくる」
フランは美鈴を起こしに向かった。
「パチェはテーブルとかを用意してくれる?小悪魔もね」
「わかったわ」
「任せてください」
二人は食事処へ向かった。
「美鈴、起きて~」
「う、うん…」
「美鈴」
ゆさゆさ
「起きないと~…」
ブゥゥゥゥゥン
フランの持っていた杖が剣へと姿を変える。
「美鈴、起きないと…死んじゃうよ?」
「ん…んん…!」
「あ、起きた」
「な、なんでしょうか?い、妹様!?」
「お姉様が美鈴を起こして来いって」
「お嬢様が…分かりました。すぐに行きます!」
「お嬢様…お呼びでしょうか?」
「これからパーティーするわよ」
「いきなりですか?」
「咲夜、お願い」
「はい」
「咲夜さん、これはどういう事ですか?」
「実はね今日ピクニックだったのよ、それで料理が余っちゃったからパーティーしようっていう事」
「そうだったんですか」
「さあ、パーティーしましょうか!」
「はい」
紅魔館の夜は長い…レミリア達の宴はこれから始まる。
それからの永琳
「姫、ただいま戻りました」
「おかえり永琳、ゆっくりできた?」
「はい、とても充実した一日でした」
「よかったわね」
「それと…姫にお土産です」
「なになに?」
「霊夢たちが作ってきてくれた手料理です」
「おいしそうじゃない」
「とてもおいしかったですよ、それに今度永遠亭に来る予定ですから」
「そうなの、来るのがわかったら連絡お願いね」
「はい、わかりました。…姫、これから一緒に食べませんか?」
「そうね…鈴仙とてゐも呼びましょう」
「では、呼んできます。ちょっと待っててくださいね」
「ウドンゲ、いる?」
「あ、おかえりなさいませ、師匠」
「おかえり、えーりん師匠」
「これから一緒に食事しない?」
「いいんですか!?」
「食事は人数が多い方が楽しいわ」
「ご一緒します」
「てゐも一緒に」
「はいはい」
「姫、呼んでまいりました」
「もう準備はしといたから」
「あ、ありがとうございます」
「これが霊夢たちの作った料理」
「いっぱいあるからゆっくり食べなさい」
「わーい」
輝夜達は月の光に照らされながら霊夢達の料理を食べ始めた。
これからの幻想郷には、敵、味方は存在しない。
全ての者は全て平等に、全ての者は全て共存しあうことこそ幻想郷のあるがままの姿なのであろう。
ゆったりとのんびりしたのも幻想郷。
殺伐と緊張感があるのもまた幻想郷。
幻想郷であるがゆえに幻想郷はあるがままの幻想郷になりつつある。
せっせと準備をする永琳…それもそのはず、今日はピクニックに行く日なのだ。
行く人は霊夢、魔理沙、咲夜の計4人で…。
なぜ、この四人になったかというと…。
先日………
「姫、今度ピクニックでもどうでしょうか?」
「ピクニックねぇ、久々の休みなんだからゆっくりしてきてもいいわよ」
「ですが…」
「永琳、あなたは私がいると気をつかいすぎなの…だから、ゆっくりしてきなさい」
「はい、わかりました」
「姫が駄目となると…」
「ウドンゲ、いる?」
「なんでしょうか?師匠?」
「今度の休みにピクニックなんてどう?」
「ピクニックですか…いいですね………はっ!」
突然鈴仙が何かに気付いたよう叫ぶ。
「どうしたの…?ウドンゲ…」
「ごめんなさい!師匠。その日はてゐと遊ぶ約束を先にしていたもので…」
「てゐと?あの子は約束事には五月蝿いからねぇ」
「すみません…そうだ!師匠、あの人間達を誘ってみたらどうです?」
「そうね…あの子達の料理も食べてみたいしね」
「わかったわ、聞いてみる」
鈴仙の部屋を後にする。
その後、永琳は紅魔館へと向かった。
「ここが、紅魔館ね」
「何奴!?」
紅魔館門番の美鈴が構える!
「ち、違うの、戦いに来たわけじゃないの。咲夜に用があってきたのよ」
「咲夜さんに…?」
その時紅魔館の中から声が響いた。
「美鈴…その人は入れても平気よ…」
「そうでしたか…どうぞ」
美鈴はそういうと門を開けた。
「失礼します」
永琳は入るとメイドに連れてかれてレミリアのいる場所についた。
「久しぶりね…今日は何の用?」
レミリアの鋭い眼光が光る。
「今日は咲夜に用があってきたのよ」
「咲夜に…」
「ええ」
「咲夜!さくやー!」
するとレミリアは咲夜を呼んだ。
コンコン
ドアが鳴った。
「お嬢様、お呼びでしょうか?」
「あなたに用がある人がきてるわ」
「失礼いたします」
「久しぶりね、咲夜」
「永琳さん。所で私に用というのは…?」
「今度一緒にピクニックに行きたいのだけれどどうかしら?」
「ピクニックですか…私はいいのですけれど…お嬢様が…」
「ん…?行ってきてもいいわよ」
「いいのですか?」
「咲夜…あなたは普段頑張って私に尽くしてくれているわ。少し位休んでもばちはあたらないわよ」
「わかりました…甘えさせていただきます」
「じゃあね、咲夜の手作り料理を持ってきてね。集合場所は…博麗神社でいいかしら?」
「問題ないわね」
レミリアが言う。
「じゃあ、これから私は博麗神社に行きますので、ここで失礼させていただくわ」
「ん…気をつけてね」
レミリアがひらひらと手を振るう。
それに挨拶をして永琳は博麗神社へと向かった。
「博麗神社は…っと、あった。あそこね」
永琳は神社に降り立った。
「めずらしい顔がきたわね」
霊夢はいつもどおり境内の掃除をしていた。
「今日はなにか用?」
「いきなりなんだけど、今度ピクニックにいかない?」
「いいわね、で、何か持っていくものは?」
「霊夢の手料理」
「私の手料理!?おいしいかどうか分からないわよ」
「いいのよ、それが楽しみなんだから」
「わかったわ、集合場所は?」
「ここで」
「うちなの?まあいいけど」
「それじゃあ、よろしくね」
永琳は再び飛び立った。
「あ、そうだ」
「何?忘れ物?」
「魔理沙の家ってどっち?」
「ここから真っ直ぐいけばつくわよ」
「ありがとね」
永琳はひらひらと手を振り神社を後にした。
「あそこが魔理沙の家かしら?」
永琳は入口に降りた。
コンコン
「ごめんくださーい」
「んー、あいてるぜー」
「失礼しますよ」
ガチャ
「おー、珍しいなお前から来るなんて…で、何か用か?」
「ピクニックに誘いに来たんだけれど…どうかしら?」
「ピクニックか、いいな、たまには。で、持ち物は?」
「魔理沙の手作り料理でお願い」
「私の手料理か…楽しみにしてな」
「わかったわ、ちなみに集合場所は博麗神社ね」
「了解だ」
「じゃあね」
永琳は魔理沙の家を後にした。
と、いう経緯があったのだ。
「ちょっとおくれちゃったわね、早くいかないと…」
永琳は博麗神社に急いでいた。
「見えたわ」
案の定博麗神社には霊夢、魔理沙、咲夜の三人が待っていた。
「遅かったじゃない」
霊夢が言う。
「ごめんね…ちょっと準備に時間かかっちゃって」
「それが永琳の手料理?」
「ん?…そうだけど」
永琳はかなりの重そうな荷物を持っていた。
「ちょっと多かったかしら?」
永琳はそれぞれの荷物を見る。
霊夢は両手で持てる程度。
魔理沙は背中に背負っている。
咲夜にいたっては重箱だ。
「あの…さぁ…」
霊夢が皆に向けて言う。
「どう考えても多くない?」
「確かにね…」
「今日だけで食べられるのか?」
「わかんない…」
「そしたら皆呼べばいいじゃない」
「そうだな…」
「だいたい暇な奴も多そうだし…」
「それじゃあそろそろ行こうか?」
「そうね、いきましょ」
それぞれの荷物を持ち、野原へと向かった。
「ここらへんでいいかしら?」
永琳は大きな野原を指して言った。
「そうね、降りましょ」
四人はそれぞれに降りた。
「さて、食べましょうか?」
「そうだな、冷めるとうまくないしな」
「じゃあ、さっそく…」
バサッ
「それにしても…」
「これほどとは…」
「こんなにあるとはね…」
「あはは…」
そこにはシート全部を覆いつくすほどの量の手料理だった。
「と、とにかく食べよう」
「そうね…」
「「「「いただきまぁーす」」」」
皆それぞれに食べ始めた。
それぞれはそれぞれが作ってきた料理に興味津々だ。
「なあ、霊夢。これはなんだ?」
「これ?これはね…」
霊夢の作ってきた料理に魔理沙が聞く。
「永琳、これは永遠亭の基本料理?」
「そうよ、私の姫がいつも食べているものと同じものよ」
「へぇ~、輝夜がこれをねぇ…」
永琳以外の三人は輝夜が食べている物に注目する。
「ねえ、これは何?」
霊夢は龍の置物に入っている物を指差しながら言う。
「これは、龍の頸の玉をあしらったクッキーよ」
「へぇ~、色々を美味しそうね
ちょっと、食べてみてもいい?」
「いいわよ」
「それじゃあ、さっそく…」
「ちょっとまって、はい、あーん」
永琳が一つ摘んで霊夢の口に近づける。
「えっ!?それは…ちょっと」
「いいからいいから」
「う…うん」
ぱくっ…もぐもぐ
「うん、おいしい…」
「本当?貴女達にあうかどうか心配だったんだけど…」
「…」
霊夢は顔が赤い。
「なあ…取り込み中悪いんだけど…これは何だ?」
魔理沙が石で出来た器を指して聞いた。
「これは、仏の御石の鉢のレプリカで出来たビビンバよ」
「び、ビビンバか…輝夜はこれがすきなのか?」
「姫は好きっていってるけど…」
「そ、そーなのかー」
魔理沙は誰かの言葉を借りた。
「じゃあ、これは?」
咲夜がスープを指して聞いた。
「いたって普通のスープに見えるけど…」
「これはね、海燕の巣が入っているのよ」
「海燕ね…よく手に入るわね。貴重品なのに…」
「材料の調達はウドンゲにやらせているの。どうやってるかは分からないけど…」
「おおかた狂気の瞳でも使って頂いているんじゃないのか?」
魔理沙がからかう。
「そうね、無理してなければいいけど…」
「それで、この最後に残ったのは…」
「もしかして…」
「蓬莱の玉の枝を似せて作ったのか?」
「そうよ、この一つ一つの玉は白玉よ、色によって味が変わるの
姫はいつも美味しそうに食べるわ」
「後で作り方教えてくれる?」
霊夢が永琳に聞く。
「いいわよ、それじゃあ今度永遠亭に来なさいな」
「私もついていっていいか?」
「私も作り方が気になるわ、御一緒していいかしら?」
「しょうがないわね、皆まとめて面倒みるわ」
「やったぜ!」
「お嬢様のお口にあうかしら?」
それぞれの楽しみを抱えつつ、
それぞれの料理を楽しみながら、ほおばっていた。
「あら、もうこんな時間?」
気付いたら太陽が隠れようとしていた。
「結構残っちゃったわね」
それぞれの料理はまだ半分近く残っていた。
「よし、こうしよう」
魔理沙は皆の持ってきた料理を均等に分けた。
「これを…それぞれ持って帰るってわけね」
「ちっちっちっ…ちょっと違うんだな」
魔理沙が咲夜の方を見ながら指を振る。
「今の私達はお腹いっぱいだ。だからこれを分けにいく」
「そうか、それじゃあ私は紫に渡しにいくわ。藍も橙も喜びそうだし」
咲夜の手料理の中に油揚げが、魔理沙が持ってきていたお酒にマタタビ酒があったのだ。
油揚げの方は手をつけたが、マタタビ酒の方は誰も手をつけなかった。
「わかった。それじゃあ私はアリスの所に持っていく。
たまには一緒に酒でも飲み交わすかな?」
魔理沙は含み笑いをしている。
「私はお嬢様や妹様、パチュリー様に小悪魔、美鈴に分けるとします」
どうやら紅魔館では霊夢や魔理沙の作った料理は好評で、結構人気があるらしい。
「私は姫や、ウドンゲ、てゐと一緒に頂くことにするわ」
それぞれの目標ができた。
「今日は楽しかったわ、ありがとう」
永琳は深々とお辞儀をする。
「いえいえ、こちらこそ」
霊夢もお辞儀をする。
「私もたのしかったぜ!」
「たまにはのんびりする事もいいわね」
「それじゃあ、今度は私達が永遠亭にいくわ、その時はよろしくね」
「わかったわ、姫に伝えておくからね」
「それじゃ、ここでお開きだぜ」
「そうね、それじゃあ、またね」
「じゃあね」
「ここいらでまたな、だぜ」
「またピクニックしましょうね」
皆はそれぞれの目的地へと向かっていった。
それからの霊夢…
「紫ー、どこー?」
霊夢はマヨヒガに着いていた。
「おや、霊夢殿ではありませんか」
藍が出てきた。
「これ、お土産」
「はい?」
「今日ね、ピクニックに行ってたんだけど皆がいっぱい手料理作ってきちゃって余っちゃったの…
だから、紫や貴女や橙にも分けてあげようと思って持ってきたんだけど…」
ぶわっ
「うわっ、いったい何!?」
藍は眼から滝のような涙を流していた。
「あ、ありがとうございます~、私達の為に気を利かせて持って来ていただいてくれるなんて…」
「気にしないで、一緒に事件を解決した仲じゃない?」
「ううっ」
「あっ!藍様が泣いてる~!」
橙が霊夢の前に立ちはだかる。
「こらー!藍様をいじめる奴は私が許さないよ!」
「こらこら、橙。霊夢殿は私達にお土産を持ってきてくれたのですよ」
「そうなの?」
霊夢の方を見る。
「そう。ああ、そうそう橙の好きなマタタビ酒あるわよ~」
「本当!?やったやった~!」
橙は本当に嬉しそうに飛び跳ねている。
「本当にすまないな、霊夢殿。橙の好物まで持ってきていただけるとは…」
「貴女の好きな油揚げもあるわよ、咲夜が作ったから味は完璧よ!」
「ううっ、私の好きな物まで、感謝感激です」
「そんな大げさな…」
三人で立ち話をしていると…
「どうしたの?三人で…」
マヨヒガの主、紫が出てきた。
「紫、さっき藍に話したんだけど、これお土産ね」
「今日はピクニックだったらしいじゃない」
「そうだけど…なんで知ってるの?」
「それにしてもおいしかったわ~、貴女達の手料理」
「紫、あんたまたつまみ食いしてたわね!」
「ふふ~」
「まあ、いいわ。またね」
「もう帰るのですか?」
「もう眠くて今日は朝早く起きて料理作ってたから…」
「そうですか、ではおやすみなさいませ」
「じゃあね~」
霊夢はその場を後にした。
「藍」
「なんでしょうか?紫様」
「さっそく食べましょう!」
「さっき食べたばかりじゃないですか!?」
「霊夢たちの手料理は別腹よ」
「わかりました…準備しますから待っててください」
(そんなんだから、太るんですよ…)
「何か、言った?ら・ん?」
「いえいえ!何もおっしゃっておりません!」
藍は思い切り首を振った。
「まあ、いいわ。準備お願いね。私は横になっているわ~」
マヨヒガは夜明けまで飲み会が続いた。
それからの魔理沙
コンコン
魔理沙はドアをノックした。
「はいはい、ちょっと待っててね。上海お願い」
暫くしてドアが開いた。
魔理沙の視点には誰もいなかった。
「マリサー」
魔理沙が下のほうを見てみると上海がジャンプしていた。
「よう、久々だな。上海」
「ワーイワーイ」
ぴょん
上海は魔理沙の肩の上に乗っかった。
「よう、アリス」
「今日は何の用かしら?」
「いやあ、一緒に御飯でもどうかなって思ってさ」
「な、な、な、何か、た、た、企んでいるんじゃないの?」
完全に動揺しているアリス。
「じつはもう外にあるんだ、上海持ってきてくれ」
「ワカッター」
上海はぴるぴると音を出しながら飛んでいった。
「ウーンウーン、オモイー。ホーライテツダッテー」
「ハーイ」
「ホーライ、コレイッショニハコンデー」
「マリサノトコロニー?」
「ソウダヨー、イクヨー」
「セーノッ」
「マリサー、モッテキタョー」
「お、すまないな、上海、蓬莱」
「勝手に人の人形使わないでよ」
「いいじゃないか、私とお前の仲だぜ」
「まあ、いいけど」
アリスは顔を赤くしてそっぽを向いてしまった。
「今日ピクニックがあったんだ。それで余っちゃったからアリスと一緒に食事しようと思ってな…駄目か?」
「まあ、魔理沙の頼みならしかたなく聞いてあげるわ、今日は魔理沙と一緒に食事する」
「あいかわらず素直じゃないな」
「いいじゃない」
「カワラナイネ、ホーライ」
「ソーダネ、シャンハイ」
アリスは久々の来客に心を躍らせていた。
親友と呼べる間柄の中に…。魔理沙と一緒に居られることに…。
「今日は寝かせないぜ…アリス」
それからの咲夜
「お嬢様、ただいま戻りました」
「おかえり、ってその荷物は何?」
咲夜が出かけるときよりは少ないが結構な量の荷物が気になった。
「これですか?これは皆の手料理が余ってしまったので、持ってかえってきたのです
お嬢様達にも食べさせようと思いまして…」
「それじゃあ、さっそくパーティーしましょう!咲夜、準備お願いね」
「わかりました」
「どうしたの?お姉様??」
「フラン、今からパーティーするわよ」
「パーティー!?やった~、楽しみ~」
「何?パーティーでもやるの?」
「いきなりですね」
「霊夢たちの手料理がメインよ」
「それは楽しみね」
「そうだ、フラン、頼みごとがあるんだけど…」
「何、お姉様?」
「美鈴を起こしてきてくれないかしら?もう寝ていると思うから…」
「分かった、起こしてくる」
フランは美鈴を起こしに向かった。
「パチェはテーブルとかを用意してくれる?小悪魔もね」
「わかったわ」
「任せてください」
二人は食事処へ向かった。
「美鈴、起きて~」
「う、うん…」
「美鈴」
ゆさゆさ
「起きないと~…」
ブゥゥゥゥゥン
フランの持っていた杖が剣へと姿を変える。
「美鈴、起きないと…死んじゃうよ?」
「ん…んん…!」
「あ、起きた」
「な、なんでしょうか?い、妹様!?」
「お姉様が美鈴を起こして来いって」
「お嬢様が…分かりました。すぐに行きます!」
「お嬢様…お呼びでしょうか?」
「これからパーティーするわよ」
「いきなりですか?」
「咲夜、お願い」
「はい」
「咲夜さん、これはどういう事ですか?」
「実はね今日ピクニックだったのよ、それで料理が余っちゃったからパーティーしようっていう事」
「そうだったんですか」
「さあ、パーティーしましょうか!」
「はい」
紅魔館の夜は長い…レミリア達の宴はこれから始まる。
それからの永琳
「姫、ただいま戻りました」
「おかえり永琳、ゆっくりできた?」
「はい、とても充実した一日でした」
「よかったわね」
「それと…姫にお土産です」
「なになに?」
「霊夢たちが作ってきてくれた手料理です」
「おいしそうじゃない」
「とてもおいしかったですよ、それに今度永遠亭に来る予定ですから」
「そうなの、来るのがわかったら連絡お願いね」
「はい、わかりました。…姫、これから一緒に食べませんか?」
「そうね…鈴仙とてゐも呼びましょう」
「では、呼んできます。ちょっと待っててくださいね」
「ウドンゲ、いる?」
「あ、おかえりなさいませ、師匠」
「おかえり、えーりん師匠」
「これから一緒に食事しない?」
「いいんですか!?」
「食事は人数が多い方が楽しいわ」
「ご一緒します」
「てゐも一緒に」
「はいはい」
「姫、呼んでまいりました」
「もう準備はしといたから」
「あ、ありがとうございます」
「これが霊夢たちの作った料理」
「いっぱいあるからゆっくり食べなさい」
「わーい」
輝夜達は月の光に照らされながら霊夢達の料理を食べ始めた。
これからの幻想郷には、敵、味方は存在しない。
全ての者は全て平等に、全ての者は全て共存しあうことこそ幻想郷のあるがままの姿なのであろう。
ゆったりとのんびりしたのも幻想郷。
殺伐と緊張感があるのもまた幻想郷。
幻想郷であるがゆえに幻想郷はあるがままの幻想郷になりつつある。
見てて、気持ちが良いですね♪
この四人の料理は何か凄そうですよねぇ、食べてみたいです。(笑
これからも頑張ってください、応援してます。
ただ、妖夢もいた方がよかったかな
ご馳走を食べ損なった白玉楼の某亡霊が地団駄を踏んで悔しがったために、妖夢が手を焼いたそうな。
「私も食べたかったのに~!」
「幽々子様は食べるのが専門じゃないですか。それとも何か作れるんですか?」
「失敬ね…。私だって鯉の活け造りくらいは作れるほどの腕前なのよ?」
「そうなのですか。それは初耳ですね」
「死んでるから活きが極端に悪いけど。出来上がる頃にはぐったりしてるわね」
「……はぁ、そうですか」
このフレーズが個人的に好きですね。
いつか起きるべくしておきる必然の連鎖の合間に
少女達の休息を・・・。
追伸
シャンハーイとホーライがかわいいです。最後の一文に、くはっ?!ときました。続きが気になるくらいに・・・・・・(鼻血)
それではこれからもがんばってください。
文章が凄く上手いわけではないのですが、何か、こう、良い。
息を呑む展開があるわけではない、腹が捩れるエピソードがあるわけでもない。
ほのぼのとした展開と最後の文章、どこまでも平穏な理想郷の姿が心の琴線に触れました。
強制できる身分ではありませんが、是非カシス氏にも復活して頂きたい。
そして、氏の書く幻想郷を再び拝見したい想いです。
それにしても、兄妹2人で東方を嗜めるとは、なんと羨ましい環境。
憧れますね、そういうものにも。
読み手にわかりやすい文章を書こうという意思は伝わりました。
…未熟だが間違っちゃいねェ…と言うところでしょうか。