Coolier - 新生・東方創想話

そこに三つの白い玉があるじゃろ

2010/10/03 21:17:45
最終更新
サイズ
14.45KB
ページ数
1
閲覧数
2744
評価数
17/63
POINT
3660
Rate
11.52

分類タグ


 夏の暑さも過去のこと。
 幻想郷もだんだんと秋の色が濃くなっていった。
「むむっ!」
 館内の掃除をしていためいどちょう、十六夜咲夜はぴくんとして動きを止めた。
 そこにたまたま通りかかった門番長、紅美鈴が声をかける。
「どうしましたか咲夜さん」
「秋といえば栗!」
「別に栗に限らず色々とあると思うのですが」
 冷静に返す美鈴に、咲夜は腕を組んでこつこつと靴音を鳴らす。
「そうは言ってもなんだかとっても栗拾いしたいお年頃なのよ」
「そんなお年頃初めて知りました」
「というわけで一緒に栗拾いに行きましょう美鈴! ちょっとお嬢様に許可もらってくるわ!」
「あ、ちょ……」
 だが、美鈴が何か言葉を差し挟む余地もなく、十六夜咲夜の姿は掻き消えていたのであった。


~そこに三つの白い玉があるじゃろ~



 結局、レミリアはあっさりと許可を出し、なんだか釈然としないまま美鈴は門にて門番妖精部隊への引継ぎをしつつ咲夜を待っていた。
「めいりーん、準備できたわよー!」
 ほどなく、咲夜が手を振りながら正門から現れる。
(ナイフ持って来ただけにしか見えんのですが)
 まぁ時間のついでに空間を操る程度の能力でどこかに収納してるのかもしれない。
「そんな装備で大丈夫なんですか?」
「大丈夫よ。問題ないわ」
 そうして装備の確認をしているところに、
「むきゅー(あら咲夜、おでかけ?)」
 不意に第三者の声が混ざった。
「おや、パチュリーさま」
 どこからともなく現れたのは、大図書館の主、パチュリー・ノーレッジである。
「むきゅー(出かけるのなら、ついでにちょっと探してきてほしいものがあるのだけれど)」
 この少女、最近『無窮の法』という、『むきゅー』の言葉一つにあらゆる意味を込める会話、詠唱法を編み出して以来ずっとこんな喋り方だ。
 美鈴らもそろそろ慣れてきて何も感じなくなってきているから怖い。
「はい、なんでしょう」
「むきゅー(えーと、火鼠の皮衣でしょ、燕の子安貝でしょ、仏の御石の鉢でしょ……)」
「難題じゃないですか!!」
「むっきゅん(冗談よ)」
(うざい……)
 ちょっとイラッと来る。
「むきゅー(せっかくだし、出かけるならこれを試してみてくれない?)」
 そう言って、パチュリーは咲夜に三つの白い玉を手渡した。
「これは?」
「むきゅー(困ったときに使えばきっとあなたを助けてくれる。そんな夢いっぱいのアイテムよ)」
「まぁ便利。ではパチュリー様に絡まれて地味に困っている今使ってみることにしましょう」
「むきゅー(ちょ)」
 そうして咲夜は白い玉を一つパチュリーに放り投げた。
 するともくもくと煙がパチュリーを包み込み、そしてその煙が晴れたところには……。
 なんか謎のステッキを持った、フリフリとか露出度とかが共存する魔法少女が厳然と存在していた。
「むきゅきゅーん☆(魔法少女マジカル☆パチュリー! 華麗にさんじょーう! ああっ、誰かが私を呼んでいる気がするわ! 助けにいかないと! それが魔法少女の使命だものね、うふふ☆ そーれ、むっきゅーん!)」
 パチュリーはウインクしてステッキを振って無駄にハートのエフェクトを撒き散らすと、いずこかへと飛び去っていったのであった。
「……美鈴」
「なんですか」
「何か見た?」
「いえ、何も」
 その短い会話で、この歴史は闇に葬られた。
 そう、誰もが見ないフリをしていれば、この世界はきっと平和だ――


そこに三つの白い玉があるじゃろ~fin~








「ついうっかり終わってしまいそうになるところでした」
「それにしても恐ろしい効果ね。この玉……」
 効果がわかった……というかとりあえず不思議なことが起こるということがわかったのと引き換えに、玉は残り二個になってしまった。
 無駄遣いといわざるを得ない。
「まぁいいわ。行きましょ、美鈴」
「はい」
 そうして、二人は栗を求めて妖怪の山へと飛んでいったのであった――



「やってきました妖怪の山。いい具合に色づいてますね」
 秋の女神もすんでると巷で噂の妖怪の山。
 ここなら秋の色も濃く、栗もいっぱい取ることができるだろう。
「あ、栗拾いの方ですか?」
 山の入り口に降り立った二人を迎えたのは、緑髪の巫女。確か山頂の神社の巫女、東風谷早苗である。
「なんで巫女がこんなところに?」
 咲夜の疑問に取り合うこともなく、早苗はにこりと笑って手を出した。
「栗拾い放題一時間コース1000円になりまーす」
 その台詞に、しばし二人の思考が止まる。
「……いやいや、秋の神がやるならまだわかるんですが、なんであなたが」
 美鈴の疑問に、早苗はちょっとワルモノっぽいフェイスをたたえて答えた。
「幻想郷の栗は、全て私達の物……」
「それが言いたかったんですねわかります」
「どうする美鈴? この玉使っちゃう?」
 咲夜がパチュリーからあずかった二つ目の玉を取り出す。
 確かに、困ったときと言えば困ったときだ。
「じゃあいっちゃいましょうか」
「わかったわ。そーれ」
「ふわっ!?」
 咲夜が白い玉を早苗に投げつけると、ぼふんと白い煙が巻き起こる。
 そうして、煙が晴れたところには――

 ……

 ……

 やったー! さなえをつかまえたぞ!

「捕まえちゃったー!?」
 白い玉に吸入された守矢の巫女。
「どうしましょうこれ……」
「とりあえずもう一回これを投げれば出てくるのかしら?」
 早苗が入ったと思しき玉をぽいと投げてみる。控えめの煙が起こり、中から祀られる風の人間、東風谷早苗が現れた。
「サナ! サナ!」
「言語が鳴き声になってますよこれ!」
「サナ~♪」
 思考能力も落ちているのか、捕獲主である咲夜に小動物のようにじゃれつく早苗さん。
 げに恐ろしきパチュリーの魔法の力である。
「なんかかわいいわね。よしよし、お前の名前は今日からサーナイトよ」
「確かに似てますけど!」
 カラーリングとかイメージとか名前の響きとか。
「とりあえず邪魔はいなくなったようだから、ゆっくり栗を拾いましょー、行くわよ、美鈴、サーナイト」
「サナ!」
「いいんでしょうかこれ……」


 そうして早苗を従えて妖怪の山に入ったのはよかった。
 だが。
「ない! 栗がないわ美鈴!」
 探せど探せど、どこにも栗がなかったのだ。ごろごろ落ちてるもんだと思ったのに。
「栗の木はありますが……既に採られた跡がありますね。先客でしょうか」
 美鈴がしげしげと木を観察する。
「うー、何個かは拾えたけど、こんなのじゃ足りないわ。なんか知らない? 早苗」
 サーナイトはやっぱり呼びづらかったらしい。
「サナサナ!」
 だが早苗は、真剣な顔で咲夜の背後を指差していた。
「危ないです咲夜さん!」
「え?」
 一閃、咲夜のいた場所に斬撃が疾る。しかし、咲夜はそれを時止めで回避した。
「外したか」
「何よ、危ないじゃないの!」
 咲夜が先ほどまでいた場所に今立っていたのは、半人半霊の少女剣士、魂魄妖夢だった。
「あなた、人間ね。ちょうどいい。あなたの持ってるなけなしの栗をすべて頂くわ!」
 剣先を突きつけながら、妖夢はすごむ。
「美鈴美鈴なにこの人」
 咲夜が距離をとりながら、美鈴と早苗のいるところに下がってきた。
 美鈴は妖夢を見て、頬に一筋汗を伝わせる。
「こいつは……妖々夢妖夢!」
「知っているのか美鈴!」
「一口に妖夢といってもいろいろ地域差がありますが、その数ある妖夢の中でも萃夢想妖夢に次ぐ危険度を持った妖夢です。相手にするのは骨が折れますよ」
 博識な美鈴は、目の前の脅威をすぐに分析した。
「というかそういえば私戦ったことあるはずよね……思い出したわ」
 妖夢はそんな分析など意に介さず、再び剣を構える。
「ともかく、あとほんの僅かの栗が集まれば。この幽々子様が満腹になる。あなたが持ってきたなけなしの栗が満腹まであと一押しするってものよ」
「別に栗に限定しなくても!」
「ようむー、栗はみつかったー?」
 妖夢の後ろからふよふよと白玉楼の亡霊姫、西行寺幽々子が現れた。
「サナサナ!」
「ん? 早苗? あれが先客なの?」
「なるほど……道理で栗が見つからないわけです」
「え? 美鈴、どういうこと?」
 その意味を尋ねる咲夜に、美鈴は重々しく告げた。
「この山の栗はほぼすべて奴の胃袋に納まっていたということです……!」
「な、なんだってー!」
 確かに、亡霊姫の口元……栗のカスがわずかについている。
 むしろトゲがはみ出ている。
「ってかイガごと食べたんですか!?」
「幽々子様。あの人間たちが栗を持っております」
「そう。では譲ってもらいなさい。妖夢」
 静かに幽々子は指令を告げ、妖夢はそれを受け取った。
「というわけでその栗、私が貰い受ける」
「いやよ! こっちが返してほしいくらいだわ! せっかく栗拾いに来たっていうのに!」
 最後の栗だけでも守り通さなければならない。咲夜は要求を当然のごとくはねつけた。
「ならば力ずくにて貰い受ける。……妖怪が鍛えたこの楼観剣に。斬れぬものなど、あんまり無い!」
「くっ……まずいですね……」
 栗拾いに来ただけで斬りかかられている現実はまぁ、幻想郷だから仕方ない。
 それよりも美鈴の危惧するのはこの戦いに勝っても特にメリットがないことと、咲夜がノリノリであることだ。
 臨戦態勢を整え、高らかに言い返す。
「受けてたつわ! ゆけっ、早苗!」
「サナァ!」
「早苗さんに行かせるんですか!?」
「プレイヤーを噛み砕け!」
「プレイヤー!?」
 美鈴はツッコんだが、早苗は咲夜の言わんとすることをしっかりと汲み取っていた。
 咲夜が早苗に狙わせたのは妖夢ではなく、その主である幽々子。
「サナサナッ!」

 ――蛇符『雲を泳ぐ大蛇』

「くっ……」
 大蛇を模した弾幕が幽々子に食らいつく。
「幽々子様ァ!」
 慌てて救出にいかんとする妖夢だったが、幽々子がそれを遮った。
「妖夢! こちらも本体を狙うのよ!」
「っ! おおおっ! 獄神剣!『業風神閃斬』ッ!」
「くうっ! 名前がかっこいいっ……!」
 再び咲夜に向いた妖夢の剣先。
 あまりのかっこよさに聞き惚れて一瞬避けるタイミングを逃し、なんとかナイフで受け流した。
「サナナッ!」
 ――秘術『グレイソーマタージ』
 咲夜が攻撃を受けたことに驚いた早苗が、五芒星の弾幕を妖夢に放って救い出そうとするも。
「余所見をしちゃいけないわよぉ?」
 ――死符『ギャストリドリーム』
 それにより幽々子への攻撃を弱めてしまったことで、蝶弾幕の反撃を許してしまった。
「サナァァ……!」
「さなえー!」
 跳ね飛ばされた早苗に咲夜が走り寄る。
「早苗、大丈夫!?」
「サナ……」
 早苗は力なく鳴き声を出すばかり。
「よくも早苗を! 早苗は私が初めて捕まえた大切な巫女なのに!」
「意味不明ですよ咲夜さん! ノリで喋りすぎです!」
 咲夜を見かねて、美鈴も傍にやってくる。
「咲夜さん。まともに戦っている場合ではありませんよ。こんなときこそ玉を使ってしまいましょう」
「そうね……何が起こるかわからないけど、頼むわよ!」
「何をする気だ!」
「妖夢、あれを斬りなさい」
 不穏な空気を感じ取ったのか、冥界組は玉を使わせまいと動く。
 だが。
 ――幻世『ザ・ワールド』
 その瞬間、すでに投げるという行為は完了している。
 あたりを、三度煙が包み込んだ。
「今度は、いったい何が起こるのでしょう」
「サナサナ……」
 その光景を、美鈴と早苗も心配げに見守っていた。
 そして煙が晴れた瞬間、そこに立っていたのは。

「むきゅきゅーん☆(魔法少女マジカル☆パチュリー! 華麗にさんじょーう!)」

「あ、あっるぇ~……」
 どこぞへと飛んでいったはずのパチュリー・ノーレッジであった。
「むきゅん☆(助けを呼ぶ声あれば、リリカルマジカル駆け付ける! だってそれが、魔法少女の使命だもん! むっきゅーん☆)」
「な、なにこの人……!?」
「くっ……バカな……信じられん、痛々しさの数値がまだ上がっている……!」
「サナ……」
 ステッキを振って無駄にハートを撒き散らす魔法少女コスチュームのパチュリーは、確かに今、そこで起こっている戦闘を停止させていた。
 仕方ないので、美鈴が代表してこの事態をどうにかせんとパチュリーに願いを言う。
「えー、パチュリー様。実を言うと、栗がなくて困っています」
「むきゅー(ごめんなさい。私の力を超える願いは叶えられないの)」
「あんた栗以下なの!?」
「むきゅん☆(やぁん☆ 冗談よ。ユーモアも魔法少女には大切だもんね☆)」
(うざい……)
(サナサナ……)
 周りの感想なんのその。
 パチュリーはハートのステッキを高々と掲げる。
「むきゅきゅーん☆(黄昏よりも昏きもの、血の流れより紅きもの、時の流れに埋もれし偉大な汝の名において、我ここに、栗を喚ばん!)」
「なんで詠唱は硬派なのかしら」
「サナサナ」
 どっかで聞いたことあるなと早苗は言っているようです。
「あ、でも栗を呼ぶってなんか嫌な予感が……」
 そう。美鈴の危惧は当たっていた。
 パチュリーの声に応じてやってきたのは――天から降り注ぐ一億のイガグリ。
「わあああああああああ!」
「おおおおおおおおお!」
「サナアアアアアアアアア!?」
「むきゅん☆(いっけなぁい、やりすぎちゃった☆)」
 その日、妖怪の山は阿鼻叫喚の避けゲーと化した。


そこに三つの白い玉があるじゃろ~fin~




「だから終わるな!」
「もうちょっとだけ続きますよ」
 咲夜と美鈴は、妖怪の山を降りていた。
 パチュリーはまた誰かが呼んでるとか言ってどこかに去っていった。
「避けるのは大変だったけど、まぁなんとか収まってよかったわね」
「ええ、おかげで亡霊姫も大満足。私たちもお土産にたくさん栗を持って帰れますね」
 まぁ、天然ものではなくパチュリーが出したものだからありがたみもクソもない気もするが、深くは考えるまい。
「サナサナ~♪」
 早苗はまだ咲夜にべったり。
 愛情表現なのか腕に頬ずりを繰り返している。
 その様子に咲夜もまんざらではなく、顔を綻ばせて見ていた。
「あー、なんか鼻血でそうなほどかわいいわぁ……」
「飼えませんからね」
「えー」
「巫女なんか持って帰ったらお嬢様もびっくりするでしょうし、このまま連れて帰ったら神様大激怒ですよ」
「えー。こんなにかわいいのに……」
「サナー♪」
 咲夜が早苗の頭をさらさらと撫ぜると、早苗は気持ちよさそうに目を細めた。
「かわいいからこそです。かわいがっていた巫女がいきなり連れ去られる神様の気持ちにもなってみましょうよ。もしくは、咲夜さんがお嬢様のところからわけもわからないうちに連れ去られたらどういう気分になります?」
「うー……」
「咲夜さんは人の痛みが分かる子ですよね?」
「う、なんか私がちっちゃかった頃の調子で喋ってるでしょ美鈴!」
「ちっちゃかった頃みたいにごねるからですよ」
 にっと笑う美鈴に、咲夜は不機嫌そうに口を尖らせる。
「……わかったわ。早苗。残念だけどここでお別れよ」
「サナ?」
 早苗と会った妖怪の山の入り口。
 いつの間にか来ていたここで、咲夜は早苗に別れを告げる。
「もう私が『逃がす』って言ったら、もう今日のことなんて覚えてないかもしれないけど……。それはちょっとさびしいけど。……でも、あなたにも帰る場所があるのよね」
「サナ。サナサナっ」
 不安げに鳴く早苗の頭を、そっとなでる。
「だから、ばいばい。あなたを『逃がす』わ。あなたの帰るべきところに、帰りなさい」
 そうして、咲夜は振り切るように、後ろを振り返らないように、美鈴とともに飛び立った。

 さなえをそとににがしてあげた
 ばいばい! さなえ!





「……あれ? 私はいったい何をしていたのでしょう」
 早苗は、玉の魔力から解き放たれ、はたと正気に戻った。
「うーん、なんだかよくわからないけど……」
 伸びをして、一息つく。
「なんか色々あったよーな」
 ぽん、と自らの両手を頭に載せる。
「なんかあったかかったような……」
 はたと、既に日が傾いていることに気づく。
「いっけない! もうこんな時間! 早く帰ってご飯作らないと……!」
 早苗は大急ぎで、守矢神社へと帰っていった。
 帰るべき場所へと、帰っていった。


そこに三つの白い玉があるじゃろ~fin~



「まだだ! まだ終わらんよ!」
「紅魔館から始まって早苗さんで〆とかないですわー」
 咲夜と美鈴もまた、帰るべき場所へと帰ってきた。
 いっぱいのお土産を持って。
 きっとお嬢様にも喜んでもらえるだろう。
「ただいまでーす!」
「戻りましたー」
「お、おかえりなさい。二人とも」
 しかし、そんな二人を迎えたレミリアの表情は、当惑をたたえていた。
「いかがなさったのですか? お嬢様」
「いや、あれ……」
 レミリアが指差した先には――

「むきゅーん☆(魔法少女マジカル☆パチュリー! あなたのハートをピックアッープ☆)」
「ひゃっほー! パチュリーかっくいー!」

 テンションうなぎ上りの魔法少女二人組がいた。
「フ……やれやれ」
「まだもう一仕事、残っていたようですね」
 さて、戦って勝てる相手でもなし、どうやって事態を沈静化させようか。
 そんなことを考えながらも、ゆっくりと二人は魔法少女たちに向かっていく。

 栗が食卓に並ぶ日はまだ遠い。
 そう、彼女らの戦いは、まだ始まったばかりなのだ――


そこに三つの白い玉があるじゃろ~Grand Finale~
咲夜「まだだ! まだ……」
美鈴「いえ、終わったんですよ」
咲夜「えっ」
美鈴「すべての始まりをもって、この物語は終わったんです」
咲夜「打ち切り?」
美鈴「はい。いわゆるひとつのNEVER END」
咲夜「連載もしてないのに?」
美鈴「……」
咲夜「……」

三枚のお札をベースに……

ベースに……

ベースにも、なってない……だと……

どうして……どうしてこうなったんだ……

ともあれ……ここまで読んでいただき、ありがとう、ございました……。
あとさなえさん、ぱっちぇさん、ごめ(ry
あとこんな話だってのに出番の用意できなかった秋姉妹ほんとごめ(ry

>>過剰さん
一個減らしてみました
ナルスフ
簡易評価

点数のボタンをクリックしコメントなしで評価します。

コメント



0.2100簡易評価
3.70名前が無い程度の能力削除
>「よくも早苗を! 早苗は私が初めて捕まえた大切な巫女なのに!」
笑いました。
4.80桜田ぴよこ削除
色々ずるい……タイトルとか
笑かして頂きました
6.100名前が無い程度の能力削除
一番いい巫女を頼む
8.100名前が無い程度の能力削除
魔法少女なパチュリーさまを、見てみたいと思ってしまった事は、罪でしょうか?
14.70名前が無い程度の能力削除
とりあえず、あんたがうに魔人を呼ぼうとしている事だけは理解した。
あと、エルジャダイネタが地味に上手いww
16.100名前が無い程度の能力削除
不覚にもサーナイトにやられた
18.100奇声を発する程度の能力削除
腹いてえwwwww
23.90過剰削除
いいなこのテンポ
スレイヤーズネタとかサーナイトとか色々笑わせてもらいました
あとパチェwww



完→終わらないって!がしつこかったかな
26.100名前が無い程度の能力削除
エルシャダイ ポケモン DB 妖々夢妖夢 スレイヤーズ シャア
色々ネタ詰め込みすぎだろwwww
27.80とーなす削除
早苗さんがまじ可愛い。
ポケモンネタが面白かったです。そしてエルシャダイネタのさりげなさよ。
30.100名前が無い程度の能力削除
さすがナルスフさん!
安心の爆笑度ですね!
早苗さんがかわいい!
何とかして手にい(ry
え、あの粉って「ミタメドーリ」じゃないの?
サーナイトに笑ったw
ん?
をお!
わわなにをするやめ(ry
たすけて
せんせー

m(_ _)m
(縦読み)
33.90名前が無い程度の能力削除
どらぐすれいぶ!
34.100名前が無い程度の能力削除
前々から早苗さんとサーナイトは似てると思ってた俺が通り(ry
何気に咲サナ分があったので100で←
36.100名前が無い程度の能力削除
めいどちょうは本当にめいどちょうだなぁ(乾いた笑い
すいませんサーナイト一人ください
37.100名前が無い程度の能力削除
サナー?サナー!!
41.100名前が無い程度の能力削除
テンションがおもしろかったです。
58.80名前が無い程度の能力削除
冒頭耐えたけどサーナイトで死んだ