ここで問題です。
しろくて、やわらかくて、ほのかにちょっと甘いもの。
な~んだ?
わかった?
え?マシュマロ?
ちがうちがう。食べ物じゃないよ!
あ、でも食べちゃいたいって意味ではそうかな…。うーん。
マシュマロより、もっと素敵なもの!
そう、答えはね、
おねえちゃんのほっぺた!
あれ?
なんか複雑な顔してるのね。
ん~、じゃあもう一問出してあげる!
すこしコリコリして、やっぱりほのかに甘い匂いがするもの。
な~んだ?
さっきよりヒントが少ない?
えー?じゃあねー。
口に咥えて、はむはむってすると、声…じゃなかった、音が出るものだよ?
あ、その顔は、ちょっと分かってるでしょ?
そう、おねえちゃんの耳たぶだよ?
最初にはむってしてね、そのあと舐めてあげると、お姉ちゃんの身体がぴくってしてね…。
え?
もう帰りたい?
だーめ!まだ問題が残ってるんだから!
いーい?
桃色で、すっごく柔らかくて、ぷるぷるしてるんだけど、ちょっと湿り気もあるもの。
な~んだ?
ヒントあげるね!
「初めてはレモンの味」なんて言うけど、あれは迷信だから信じない方が良いよ?
おねえちゃんのはね、味なんか分からなくて、
蕩けちゃいそうだったんだから!
ね、ね。
正解は?
はえ?どうして味なんか知ってるかって?
そうそう、それが最後の問題。
私、古明地こいしは、如何にしておねえちゃんの味を知ってしまったのでしょうか?
わかった?
*
私が帰って来ると、おねえちゃんはいつもカーペットの上で横になっている。
無意識を操っているから、おねえちゃんは私が帰ってきたことに気付かない。
でも大きな音を立てたら起きちゃうので、私はそーっとリビングに入る。
すぐそこにソファーがあるんだから、そっちでお昼寝すればいいのに。
きっと、ペット達と遊んでるうちに、疲れて寝ちゃうんだね。
ふふ、おねえちゃんは可愛いなぁー。
私は椅子の背もたれに掛っていた膝かけを広げて、おねえちゃんのおなかのあたりにかけてあげる。
おなか冷やしたらよくないもんね。
そしたら、帽子をテーブルにおいて、ソファーに腰掛けるの。
おねえちゃんの顔がちゃんと見える位置。
それから、じーっとおねえちゃんを眺める。
頭のつむじから、スリッパが脱げて見えている、フリルのついた丈の短いかわいい靴下まで。
やっぱり、可愛いなぁ…。
おねえちゃんを見てると、こう、なんていうか、むわっとするの。
うーん、私、ちょっと変なのかしら?
でも、この時間が一番すき。
いつも諦観したかの様に私を見つめるお姉ちゃんが、この瞬間だけはすごく無防備で。
ああ、本当に食べちゃいたいな。
と、気がついたら、私もカーペットに膝を下ろして、おねえちゃんの顔を覗き込む体勢になっていた。
ぷるっとした唇が、柔らかそう…
っと、あぶないあぶない。
いけないことを考えてしまいそう。
無意識って怖いね!
前なんて、覗き込んでいたら、突然おねえちゃんが起きて、本当にびっくりしたんだから!
慌てて「おねえちゃんまつげ長いのね」とかいって誤魔化したけど!
そしたら、いつもみたいに「何言ってるの」ってジト目で見られちゃったけど…。
でも、私、知ってるよ。
おねえちゃんのジト目は、ほんとはね、照れ隠しなんだよ?
ほんとほんと。
そうそう、それで、その時はそれで終わっちゃったんだけど。
その後はね、慎重に慎重を期すようになったんだから!
衣擦れの音も立てないし、髪の毛もおねえちゃんに掛らない様にしてるの!
だから、その次の時は、ほっぺたをね、はむっとするところまで行きました!
え?だって、あまりにも白くて綺麗だったから…。
無意識って怖いね!
あんまり言うとしつこいかな?でも、しょうがなかったの、あれは。
でも一瞬!ほんとに一瞬だよ!
ちゅってして、おしまい!
健全でしょ?違うかなぁ…。
でもね、ほら。
ここまで来たら、どこまで大丈夫か試したくなるじゃない?
わかるでしょ?ね?
だから、その次の時は、耳たぶをぱくっとね?
えへへ。
いやー、あれはもうね。
最高にどきどきした!
ぱくっとしたらね、おねえちゃんの身体かぴくっ!ってしたからね、
私も思わず離しそうになっちゃったんだけど、動いちゃだめだー、って自分を抑えてね?
じーっとしてたら、おねえちゃんがまた寝息を立て始めたから、これはいける!って思ってね?
思わず…ね?
舌をこう、ちろちろと、…ね?
しちゃいました!
そしたらね、おねえちゃんがね、
「…っ…ぅん…」
とか漏らすの!
子猫みたいでね、ほんとに可愛い響きだったなぁー…。
でも、あんまりやると起きちゃいそうだから、それでおしまいにしたよ?
だから、耳たぶまでは大丈夫って知ってるの!
でもね、でもね。
いけないことだ、っていうのは分かってるんだけど…。
やっぱり目の前にしたら、我慢できなくなっちゃうなぁ…。
ね、この桃色で、ぷっくりとした唇を、
食べちゃってもいいかしら?
うんとね、大丈夫。
答えが何であっても、私はこう返すから。
では問題です。なんて返すでしょう?
あ、わかっちゃった?
そうそう。
無意識って怖いね!
*
おねえちゃんは上半身が仰向け。私がかけたひざかけの上に左手を置いて、右手は床に投げ出している。
下半身は少し半身になっていて、横を向いている。
すこし立った膝にあたらないように、身体を近づけて、私は右手をおねえちゃんの頭の横に置く。
音を立てない様に。
触れない様に。
私はそっと髪を掻きあげて、眼を閉じたままのおねえちゃんに顔を近づける。
そうそう、ちゃんと顔の角度も変えないと、ね。
ああ、本当に可愛いのね。
さっきから、私の唇がずっと乾いているの。
お姉ちゃんのと合わせたら、潤うのかしら?
ぴちゃ、と。
私は自分の唇を一舐めだけして、湿らせた。
そして、それをおねえちゃんの唇に。
はじめは、そっと合わせただけ。
湿り気を感じる暇もなく、ただふにっとした柔らかな感覚が一瞬。
物足りない。
耳を舐めても大丈夫だったんだもの。
きっと、もう少し大丈夫。
もう一度、合わせる。
興奮して、髪を掻き上げるのを忘れてしまった。少しだけ、私の癖毛がおねえちゃんの白い頬にかかる。
「…んっ…!」
思わず声が漏れる。
おねえちゃんが少し動いた気がしたけど、もう、止められる気がしなかった。
舌でちろちろとおねえちゃんの唇を舐めあげる。耳たぶにしたように。
唇ってつるつるしてる様で、結構かさかさなのね。
でも、やっぱり柔らかい。
我慢が出来なくなって、おねえちゃんの前歯を舌でつつく。
柔らかい唇の中で硬い感触なのが不思議な感じ。
前歯から奥歯の方に向かって、1本ずつ撫でるように動かしていく。
「…っ、んむっ…!ん…!」
聞こえているのは私の声かしら?
それともおねえちゃんの声?
もう何にも考えられないまま、夢中で舌を動かす。
蕩けるってこういう感じなのかしら。
「…んっ…!」
不意に、おねえちゃんの歯が動いた。
上顎と下顎が広がって出来た、微かな隙間。
もう、いいよね…?
ね、おねえちゃん?だいすきだもの。
その隙間に、舌を挿し入れる。
もちろん、そこにあるのは、おねえちゃんの舌。
唾液を絡ませるように、おねえちゃんの舌の表を、裏を掻きまわす。
やっぱり、味なんてしないのね。
強いて言えば、少し甘いのかしら?
でも、やみつきになりそう。これがおねえちゃんの味なのね。
しっかり覚えておくために、たくさん味わっておかないと。
そこからはよく覚えてないけど、
確かおねえちゃんの舌が動いた気がしたから、慌てて顔を離して、
身体から落ちてしまっていた膝かけを直して、
部屋を出た気がする。
もうずーっと、心臓が鳴りっぱなしだった。
おねえちゃん、ぜんぶ、だいすき。
*
あー…。
さて、ここで問題です。
妹が、ですね。
寝ている私に突然キスをしてきた場合は、
どうするのが正解でしょうか?
こいしが立ち去った後、私は身体を起こし、そっと自分の唇に触れた。
うん、湿っている。
まぁ、あんなリアルな感触が夢である訳が無いのだが。
頬や耳たぶまではまぁ、年頃の好奇心という事で看過していたのですが…。
これは、ちょっと、問題ですね…。
え、なにが問題か、ですか?
もちろん、悪くないと思っている自分が、です。
私がいつもカーペットで寝ているのは、こいしが帰ってきた事に気付くためです。
いつ帰って来るかわからないんだから、帰って来た時くらい相手してあげたいじゃないですか。
あの子の能力では、心の声や気配では帰宅したことに気付けません。
地霊殿も歴史ある、といえば聞こえがいいですが、古い建物ですからね。
気をつかって歩いていても、床に寝ていればさすがに音に気付くのですよ。
それで一度だけ、そのまま寝た振りをしたらどうなるかな、と思って起きないでいたら、
あの子が膝かけをかけてくれたので、ああ、お姉ちゃんは嬉しいよ、なんて思っていたら、
不意に顔近付けてくるんですよ。
あの衝撃といったらなかったですね…。
もちろん、満更でもなかったのですが。
さて、問題の答えですが。
私は湿った唇にもう一度手をやって考えます。
あの子との関係をどうするか?いいえ。
まだぎこちないあの子の舌使いを思い出して、少しはリードしてあげた方がいいのか、なんて考えているだけですよ。
まぁ、とりあえず、我が家は放任主義ですので。
しばらくは様子を見てみましょうか。
さて、ここで最後の問題です。
放っておいたら、あの子はどこまでしてくれるでしょうね?
答えは、ご想像にお任せします。
これは、ちょっと、問題ですね…。
え、なにが問題か、ですか?
もちろん、悪くないと思っている自分が、ですよ。
しろくて、やわらかくて、ほのかにちょっと甘いもの。
な~んだ?
わかった?
え?マシュマロ?
ちがうちがう。食べ物じゃないよ!
あ、でも食べちゃいたいって意味ではそうかな…。うーん。
マシュマロより、もっと素敵なもの!
そう、答えはね、
おねえちゃんのほっぺた!
あれ?
なんか複雑な顔してるのね。
ん~、じゃあもう一問出してあげる!
すこしコリコリして、やっぱりほのかに甘い匂いがするもの。
な~んだ?
さっきよりヒントが少ない?
えー?じゃあねー。
口に咥えて、はむはむってすると、声…じゃなかった、音が出るものだよ?
あ、その顔は、ちょっと分かってるでしょ?
そう、おねえちゃんの耳たぶだよ?
最初にはむってしてね、そのあと舐めてあげると、お姉ちゃんの身体がぴくってしてね…。
え?
もう帰りたい?
だーめ!まだ問題が残ってるんだから!
いーい?
桃色で、すっごく柔らかくて、ぷるぷるしてるんだけど、ちょっと湿り気もあるもの。
な~んだ?
ヒントあげるね!
「初めてはレモンの味」なんて言うけど、あれは迷信だから信じない方が良いよ?
おねえちゃんのはね、味なんか分からなくて、
蕩けちゃいそうだったんだから!
ね、ね。
正解は?
はえ?どうして味なんか知ってるかって?
そうそう、それが最後の問題。
私、古明地こいしは、如何にしておねえちゃんの味を知ってしまったのでしょうか?
わかった?
*
私が帰って来ると、おねえちゃんはいつもカーペットの上で横になっている。
無意識を操っているから、おねえちゃんは私が帰ってきたことに気付かない。
でも大きな音を立てたら起きちゃうので、私はそーっとリビングに入る。
すぐそこにソファーがあるんだから、そっちでお昼寝すればいいのに。
きっと、ペット達と遊んでるうちに、疲れて寝ちゃうんだね。
ふふ、おねえちゃんは可愛いなぁー。
私は椅子の背もたれに掛っていた膝かけを広げて、おねえちゃんのおなかのあたりにかけてあげる。
おなか冷やしたらよくないもんね。
そしたら、帽子をテーブルにおいて、ソファーに腰掛けるの。
おねえちゃんの顔がちゃんと見える位置。
それから、じーっとおねえちゃんを眺める。
頭のつむじから、スリッパが脱げて見えている、フリルのついた丈の短いかわいい靴下まで。
やっぱり、可愛いなぁ…。
おねえちゃんを見てると、こう、なんていうか、むわっとするの。
うーん、私、ちょっと変なのかしら?
でも、この時間が一番すき。
いつも諦観したかの様に私を見つめるお姉ちゃんが、この瞬間だけはすごく無防備で。
ああ、本当に食べちゃいたいな。
と、気がついたら、私もカーペットに膝を下ろして、おねえちゃんの顔を覗き込む体勢になっていた。
ぷるっとした唇が、柔らかそう…
っと、あぶないあぶない。
いけないことを考えてしまいそう。
無意識って怖いね!
前なんて、覗き込んでいたら、突然おねえちゃんが起きて、本当にびっくりしたんだから!
慌てて「おねえちゃんまつげ長いのね」とかいって誤魔化したけど!
そしたら、いつもみたいに「何言ってるの」ってジト目で見られちゃったけど…。
でも、私、知ってるよ。
おねえちゃんのジト目は、ほんとはね、照れ隠しなんだよ?
ほんとほんと。
そうそう、それで、その時はそれで終わっちゃったんだけど。
その後はね、慎重に慎重を期すようになったんだから!
衣擦れの音も立てないし、髪の毛もおねえちゃんに掛らない様にしてるの!
だから、その次の時は、ほっぺたをね、はむっとするところまで行きました!
え?だって、あまりにも白くて綺麗だったから…。
無意識って怖いね!
あんまり言うとしつこいかな?でも、しょうがなかったの、あれは。
でも一瞬!ほんとに一瞬だよ!
ちゅってして、おしまい!
健全でしょ?違うかなぁ…。
でもね、ほら。
ここまで来たら、どこまで大丈夫か試したくなるじゃない?
わかるでしょ?ね?
だから、その次の時は、耳たぶをぱくっとね?
えへへ。
いやー、あれはもうね。
最高にどきどきした!
ぱくっとしたらね、おねえちゃんの身体かぴくっ!ってしたからね、
私も思わず離しそうになっちゃったんだけど、動いちゃだめだー、って自分を抑えてね?
じーっとしてたら、おねえちゃんがまた寝息を立て始めたから、これはいける!って思ってね?
思わず…ね?
舌をこう、ちろちろと、…ね?
しちゃいました!
そしたらね、おねえちゃんがね、
「…っ…ぅん…」
とか漏らすの!
子猫みたいでね、ほんとに可愛い響きだったなぁー…。
でも、あんまりやると起きちゃいそうだから、それでおしまいにしたよ?
だから、耳たぶまでは大丈夫って知ってるの!
でもね、でもね。
いけないことだ、っていうのは分かってるんだけど…。
やっぱり目の前にしたら、我慢できなくなっちゃうなぁ…。
ね、この桃色で、ぷっくりとした唇を、
食べちゃってもいいかしら?
うんとね、大丈夫。
答えが何であっても、私はこう返すから。
では問題です。なんて返すでしょう?
あ、わかっちゃった?
そうそう。
無意識って怖いね!
*
おねえちゃんは上半身が仰向け。私がかけたひざかけの上に左手を置いて、右手は床に投げ出している。
下半身は少し半身になっていて、横を向いている。
すこし立った膝にあたらないように、身体を近づけて、私は右手をおねえちゃんの頭の横に置く。
音を立てない様に。
触れない様に。
私はそっと髪を掻きあげて、眼を閉じたままのおねえちゃんに顔を近づける。
そうそう、ちゃんと顔の角度も変えないと、ね。
ああ、本当に可愛いのね。
さっきから、私の唇がずっと乾いているの。
お姉ちゃんのと合わせたら、潤うのかしら?
ぴちゃ、と。
私は自分の唇を一舐めだけして、湿らせた。
そして、それをおねえちゃんの唇に。
はじめは、そっと合わせただけ。
湿り気を感じる暇もなく、ただふにっとした柔らかな感覚が一瞬。
物足りない。
耳を舐めても大丈夫だったんだもの。
きっと、もう少し大丈夫。
もう一度、合わせる。
興奮して、髪を掻き上げるのを忘れてしまった。少しだけ、私の癖毛がおねえちゃんの白い頬にかかる。
「…んっ…!」
思わず声が漏れる。
おねえちゃんが少し動いた気がしたけど、もう、止められる気がしなかった。
舌でちろちろとおねえちゃんの唇を舐めあげる。耳たぶにしたように。
唇ってつるつるしてる様で、結構かさかさなのね。
でも、やっぱり柔らかい。
我慢が出来なくなって、おねえちゃんの前歯を舌でつつく。
柔らかい唇の中で硬い感触なのが不思議な感じ。
前歯から奥歯の方に向かって、1本ずつ撫でるように動かしていく。
「…っ、んむっ…!ん…!」
聞こえているのは私の声かしら?
それともおねえちゃんの声?
もう何にも考えられないまま、夢中で舌を動かす。
蕩けるってこういう感じなのかしら。
「…んっ…!」
不意に、おねえちゃんの歯が動いた。
上顎と下顎が広がって出来た、微かな隙間。
もう、いいよね…?
ね、おねえちゃん?だいすきだもの。
その隙間に、舌を挿し入れる。
もちろん、そこにあるのは、おねえちゃんの舌。
唾液を絡ませるように、おねえちゃんの舌の表を、裏を掻きまわす。
やっぱり、味なんてしないのね。
強いて言えば、少し甘いのかしら?
でも、やみつきになりそう。これがおねえちゃんの味なのね。
しっかり覚えておくために、たくさん味わっておかないと。
そこからはよく覚えてないけど、
確かおねえちゃんの舌が動いた気がしたから、慌てて顔を離して、
身体から落ちてしまっていた膝かけを直して、
部屋を出た気がする。
もうずーっと、心臓が鳴りっぱなしだった。
おねえちゃん、ぜんぶ、だいすき。
*
あー…。
さて、ここで問題です。
妹が、ですね。
寝ている私に突然キスをしてきた場合は、
どうするのが正解でしょうか?
こいしが立ち去った後、私は身体を起こし、そっと自分の唇に触れた。
うん、湿っている。
まぁ、あんなリアルな感触が夢である訳が無いのだが。
頬や耳たぶまではまぁ、年頃の好奇心という事で看過していたのですが…。
これは、ちょっと、問題ですね…。
え、なにが問題か、ですか?
もちろん、悪くないと思っている自分が、です。
私がいつもカーペットで寝ているのは、こいしが帰ってきた事に気付くためです。
いつ帰って来るかわからないんだから、帰って来た時くらい相手してあげたいじゃないですか。
あの子の能力では、心の声や気配では帰宅したことに気付けません。
地霊殿も歴史ある、といえば聞こえがいいですが、古い建物ですからね。
気をつかって歩いていても、床に寝ていればさすがに音に気付くのですよ。
それで一度だけ、そのまま寝た振りをしたらどうなるかな、と思って起きないでいたら、
あの子が膝かけをかけてくれたので、ああ、お姉ちゃんは嬉しいよ、なんて思っていたら、
不意に顔近付けてくるんですよ。
あの衝撃といったらなかったですね…。
もちろん、満更でもなかったのですが。
さて、問題の答えですが。
私は湿った唇にもう一度手をやって考えます。
あの子との関係をどうするか?いいえ。
まだぎこちないあの子の舌使いを思い出して、少しはリードしてあげた方がいいのか、なんて考えているだけですよ。
まぁ、とりあえず、我が家は放任主義ですので。
しばらくは様子を見てみましょうか。
さて、ここで最後の問題です。
放っておいたら、あの子はどこまでしてくれるでしょうね?
答えは、ご想像にお任せします。
これは、ちょっと、問題ですね…。
え、なにが問題か、ですか?
もちろん、悪くないと思っている自分が、ですよ。
想像に任せたら大変なことになってしまうので
しっかり最後まで…
姉妹百合最高
前半こいしパートがこいしっぽい文体で良かった
無意識って怖いね!
?の後は空白開けた方が見やすい報告。
無意識って怖いね!
あまあまのゆりゆりで幸せですわー
無意識って怖いね!