『二つの太陽』の続編です
駄文
星ナズです
口調がおかしいです
ギャグです
苦手な方は御注意を
「ご主人、脱衣麻雀とやらをしないかい?」
「しません!」
いきなり何ですか貴女は!何藪から棒に冒頭から問題発言をしているのです?!しかも勝手に私の部屋に入ってきて…。いえ、別に入ってくるのは構いませんよ?ただ、ただですね…。…もう始めからタオル一枚になっているのはおかしいですよね!?脱衣麻雀で始めからタオル一枚ってただの馬鹿でしょう!?ねぇ!?
「よし、それじゃあ麻雀の準備をするから少し待っててくれ」
「だからしませんって!ってか服を着ろ!!」
本当に頼みますから恥を捨てないでくださいナズーリン!!
「…あぁ、すまない。いや、言い訳じゃないが、風呂に入っていたら脱衣麻雀をしたくなってね。ついそのまま服を着ずにここまで来てしまったよ。ははは」
あぁ~もう!!なら何故タオルを選んだ?!色々とツッコミたいです!ですけど…今回は貴女のペースには乗りませんよ。今日の私は冷静です。
「もういいですから早く服を着てきてください」
「あぁ、着てきたら脱衣麻雀だよご主人☆」
「いい加減にしないと噛み付きますよ!?ガオーって噛み付きますよ!?」
本気で噛みます。次ぎ言ったら噛みます、絶対噛みます。冷静?知りませんそんな言葉!!
「何!?噛まれる!?よし、それなら尚更脱衣麻雀をしよう!!」
「うがあぁぁあああ―――――――!!!!」
もう噛み付いてやる!!泣いても許しません!!逃げても追いかけますよ!?
「きゃ~、ご主人に襲われる~!!」
「って何を叫んで逃げてるんですナズーリン!?それは本気でやめてください!!」
タオル姿のまま私の部屋から逃げていくナズーリン。恐らく脱衣所まであのまま行くのでしょう。…って本当にやめてくださいナズーリン!!
「はは、なら私を捕まえてみることだねご主人」
そう言って笑って行きました。…もはやこれはいじめですね。はぁ。
―――――――待ってくださいナズーリン!!
「疲れました」
彼女との追いかけっこを終え、何とか脱衣麻雀を阻止しましたが…本気で疲れました。最後の最後で吐血したのには本気で焦りましたね。…って吐血するぐらいならあんなことしなければいいのに…。
はぁ、それにしても、ナズーリンとあの日、恋人同士になってから毎日が疲れますね。いつもいつもナズーリンに聖が余計なこと吹き込むから面倒ごとに巻き込まれてしまいます。
最近記憶に新しいのは…朝起きたらナズーリンが私の布団に入っていたことですね。いえ、別にそれは構いませんよ。
寝顔は可愛かったですし、寝言で私の名前を甘えた声で呼んでくれてましたしね。
でもですね、何故私を縛るのかな~、ナズーリン。本当に何故縛ったのか聞きたいですよ。そ、その、マニアックな結び方を何故したのかを。
あぁ~…思い出しただけで恥ずかしい!!もうダメ。忘れろ私。あれは夢です。そう、夢です!!
「…何一人で悶えているんだいご主人?」
彼女の声に驚き少し跳ねる私。いえ、本当にびっくりしましたよ?!ノックぐらいしてくださいよ!!
「だから何でノックして入ってこないのですか貴女は!!」
「ご主人が着替え中だったら大変じゃないか」
「それはどういう意味ですか?!」
うわ、え?私の着替え…いや、見る気ですか!?
「それはだね。ご主人が着替え中に私が入ることにより、顔を赤くした君を見るためと、本音は目の保養」
「少しは誤魔化せえぇぇぇええ!!!!」
「見えガッ?!」
襖と共に庭へ飛んでいくナズーリン。……は、思わず本気でナズーリンを蹴り飛ばしてしまいました?!
「だ、大丈夫ですかナズーリン!?」
慌てて駆け寄ります。これでも一応恋人ですから。放置したりしませんよ。
「ふふ、ご主人の寝巻き姿は最高だよ…」
私に抱きかかえられながら私の寝巻き姿を褒めてくれる彼女。
「え?寝巻き姿ですか?」
虎柄模様のワンピースタイプを褒められました。…いきなりで少し疑問ですが、…恋人に言われますと少し嬉しいですね。えへへ。
「そうですか、聖やぬえにはセンスが悪いと言われたりして少し気にしていましたが、貴女がそんなことを言ってくださるのならこれほど嬉しいことはありませんね」
「あぁ、最高だよご主人。特に黄色の可愛らしい下着が見える瞬間が最高だった!!」
「さようなら」
「ご主人!?」
意味を理解した私はそのままナズーリンを外に放り投げました。全力で。さて、部屋に戻りましょう。
彼女が何か言っていますが聞こえませんし聞く気もありません。むしろ清清しくていい気分ですよ。
あぁ、今日も月が綺麗ですね。本当に綺麗です。うん。さ、部屋に戻って寝…
「酷いじゃないかご主人。私を外に放り投げるなんて」
「何当たり前のように私の部屋に戻ってきているんですか!!?」
軽く半日は帰れない体になるような力で貴女を投げましたよ私!?
「ふふ、不思議で仕方がないようですね、星」
いきなり後ろから声が。そ、その声は、まさか、ひ、聖!?
「そう、私、聖よ!!マジカルプリンセス・ひ・じ・り・よ☆」
うわ、変態が増えた!?
「って誰ですか貴女!?聖はそんな登場の仕方しませんよ!?」
見た目は聖ですが騙されませんよ?!絶対騙されませんよ?!
「ご主人、ご主人。」
私の服を引っ張ってくるナズーリン。どうしました?
「…なんですかナズーリン?」
「あれ、最近の聖の登場の仕方だよ」
知りたくなかった!!本当に知りたくない事実を教えてくれてありがとうございます。あと、本当に知りたくなかったよ!!
「ふふ、さぁ、脱衣麻雀を始めましょうか」
ってまたそれを引っ張りますか!?嫌ですよ私は?!
「まぁご主人、脱ぐのが嫌というご主人のためにルールを変えてやろうじゃないか」
…ルールを変える?
「…どういうことですか?」
「簡単な話だよ。私が五千点ごとに点を取られたら服を脱ぐ、着ることはない。また、ご主人が五千点ごとに点を取られたらコスプレをしてもうらう。簡単だろ?」
コスプレ?…ってちょっと待って下さい!!
「私に何の得もないじゃないですか!!」
「な?!私の裸を見たくないというのかねご主人!?」
「もうヤダこのバカ!!そもそも何で平然と貴女がここに居るのか教えてくださいよ!!」
「それは、正体不明の種で私になっていたムラサが身代わりで飛んで行ったんだ!!」
ムラサ―――――――――――!!!!!!!?
「聖!!貴女がすり替えましたね?!何酷いことしているんですか?!」
「…あ、そういえば魔法使いの集いの日だったわ。行ってきますね?」
「逃げないでくだ…ってもう居ない!?早?!」
「…さぁ、ご主人。脱衣麻雀をしようじゃないか」
…あ、あぁ、今、ナズーリンと二人きりにしないでくださいよ皆。…あぁ、目から水が。…こうなったら開き直ってやる!!
「…もういいですよ!!してあげようじゃないですか!」
「流石ご主人!かっこいいよ!!」
…かっこいいと言われても複雑なだけですよ…。
「…ただし、脱衣麻雀ではなく、野球拳です」
「…や、野球拳?!」
「えぇ、そうです。ルールは負けた人が脱ぐと言う簡単なルール。…流石にじゃんけんではイカサマはできませんよね?」
…ふふ、貴女の魂胆はわかっています。どうせ、麻雀でイカサマして私に勝つつもりだったのでしょう。ですが、そう簡単にはいきませんよ。じゃんけんならフェア。これで勝てます!!
「…いいよご主人。それで行こう」
「ふふ、あとで泣いても知りませんからね…」
「それはどうかな?」
…?…何故か余裕ですね。…まぁいいでしょう。フェアに変わりはありませんし。
「それじゃ、早速始めましょうか」
「あぁ、いいよ…ジャン!!」
「ケン!!」
「「ポン!!」」
イイヨッシャー―――!!グーで勝ちましたよ!!どんなもんですかナズーリン!?
「…ふふ、なかなかやるね、ご主人…」
じゃんけんに負けたナズーリンはケープを脱ぎました。
…あれ?…ブラウス、ベスト、スカート…これがナズーリンの今の服で、私は…あれ?寝巻き用のワンピース一着?あとは下着?…あれれ?
「…ナズーリン。着替えていいですか?」
「ダメだよご主人?」
あぁ、物凄くいい笑顔ですね。…まずいまずいまずいまずいまずいまずい!!!!!一度でも負ければ下着じゃないですか!!ダメですって!!これはダメですって!!本当にダメですって!!一度負けたら下着じゃないですか!!
「今頃気付いたかいご主人?」
「…な、ナズーリン。…まさか、まさかわかっていたのですか?」
「ふふ、さぁ?どうだろうね」
…確信犯ですね。
「…い、いいですよ別に。勝てばいいだけですから」
そうです。勝てばいいんですよ!!負けたら脱ぐだけですからね!!
「あぁ、その通りだよ。…それじゃあいこうか。…ジャン!!」
「ケン」
「「ポン!!」」
「ヨッシャー!!!勝った!」
「…なん、です、って…」
…ま、負けました。負けてしまいました。勝てばいいと行った矢先に負けました。負けフラグを立ててしまいました。……こ、これは
「…脱がないといけませんか?」
「うん、脱がないとダメだよ」
「…どうしても脱がないといけませんか?」
「うん。いけないよ」
…ど、どうしましょう。ぬ、脱がないといけないらしいです。…今、下着姿ぐらいいいじゃんと思った人!!表に出てください!!噛み付いてあげます!!…ダメなんですよ!!下着は、下着姿でも私は…、と、とにかくダメなんですよ!!
「そもそも何故私と脱衣勝負をしたいのですかナズーリン!!」
「それは脱がせたいからさ!!」
「何故脱がせたいのですか!!」
「最近一緒にお風呂に入ってくれないからじゃないか!!」
「それは貴女が触ってくるからじゃないですか?!」
あれはダメです!!風呂場とはいえ、私たちにはまだ早いです!!そもそも下手したらいろんな意味で危険です!!
「だって、水着を着て入ってくるから…。…それに、ご主人襲ってくれないし…ご主人好みの体なのに!!」
「だから私はロリコンではないですよ!!?」
だれですか?!私をロリコンに仕立て上げたのは!!本当に誰ですか!?
「でも、今は関係ない話。…とにかく、ルールはルールだから脱ごうかご主人」
…あ、やっぱり誤魔化せない?
「…本当に脱がないとダメですか?」
「ダメ」
…うぅ、本当に脱いだら大変なのに…。…うぅ、ナズーリンの視線が少し恐いです。あぁ~、本当に脱ぎたくないです。あぁ~、うぅ~………えぇい、もういいですよ!!気持ちよく脱いであげますよ!!
「わっぷ?!」
もちろん、脱いだワンピースを思い切りナズーリンに投げます。ちょっとした反撃です。仕返しです!!私の怒りです!!
「…さ、さぁ!!脱ぎましたよ!!ちゃんと脱ぎましたよ!!これで文句はありませんね!!」
「…ご、ご主人、そ、その姿は…!?」
…何も言わないで下さい!!特に胸を見ないで下さい!!…私は、…私は、…寝るときはブラをつけない派なんですよ!!だって、苦しいんですよ!!ブラが!!そもそもなんですかブラって!!見えなければブラはいらないと思いますよ!?……あぅ、正直、片手で見えないように隠すの恥ずかしいんですよ?!てか無理です!!今も片手にしようとしてますが、無理ですから、普通に両手で隠しています…本当に恥ずかしいです!!
「…ごめん、そのサイズは、予想外。…大きな山が二つ…」
…何言って倒れてるんですかナズーリン?!ナズーリン!?ちょっ!?ちょっと私のワンピースを握り締めたまま倒れないで下さいよ!!ナズーリン?ナズーリン!!?起きてください!!私のお気に入りが血まみれになりますから!血で汚れますから!!…って私のワンピースが赤く!?ちょ、い、いや、…いやー――――!!!!!
○月×日
あぁ、意識がなくなる中、いいものを見たよ。…うん、大きな山が二つ。…あれは良かった。あんな近くで見れるなんて最高だ。エデンはここにあったんだね。…毘沙門天様、ありがとう…。…鴉天狗も、撮影、ありがとう…。これは一生宝物として持っているよ。
後日、写真を握り締めていた鼠の日記から引用
前作アレだけ存在感あったひじりんがパワーアップして帰ってきた!
野球拳にしたのは結局星ちゃんが自爆しただけじゃないかww
後書きを見る限り星ちゃんはロリコンじゃないなんて言い張っても説得力ないからww
今回のタイトルの意味はアレか?アレなんだな?星ちゃんの眩いおpp
そして哀れぬえw