「第一回幻想郷陸上競技大会を始めたいとを思います。司会進行兼実況は清く正しい射命丸がお送りします!」
『おおー!』と観客席から歓声が上がる。
「なお、今回競技場を設立したのはお値段以上にとりさん率いるにとり建設のみなさんです!早速アナウンスの方をはたてさん」
スタンバっていたカメラが中継を開始する。するとカメラには不機嫌そうなはたての姿があった。
「なんで私がこんな役を…えっ、カメラ回っている!?はい、こちらにはにとりさんにお越しいただいております。今回の競技場の出来はどうですか?」
一瞬にして切り替えるはたて、裏のあるアイドル顔負けのスピードである。
「かなりいい出来なんじゃないかな。こんなときもあろうかと密かに準備していたかいがあったよ。」
「そうですか、以上にとりさんのお話でした。放送席の文さんにお返ししまス。」
ちょっとした嫌味を含めはたてはカメラを射命丸に返した。
「最後私の名を呼ぶ時に、含みある言い方でしたけど気にせず行きます。それでは、選手の準備ができたようなので入場してもらいましょう。どうぞ!」
巨大な入場門が開き次々と選手たちがトラックに入っていく。
「選手紹介の方をさせていただきます。今回は最低4人で人数上限なしでのチームとなって優勝を競い合ってもらいます。まず初めは、どんなことにおいても主人公は忘れてはならない、無論それは陸上でも当てはまる。チーム博麗!」
「主人公補正で優勝はいただきよ。」
「主人公だからこそ負けそうな気がするぜ。」
「ところでなんで白狼天狗がここにいるの?」
「あっ、はい。文さんに頼まれて仕方なく。」
「まぁいいじゃないか~、足の速そうな奴が来たんだし~。」
霊夢を筆頭とするチーム博麗は魔理沙にアリス、射命丸の命によって入った椛、そして萃香によるチームとなっている。
「続いて、そびえたつは難攻不落の紅の館。お嬢様を全力で優勝へと導きます。チーム紅魔館!」
「フフフ…すでに運命は決まっているわ。これぞ運命のダダダダーン!優勝は私たちよ。」
「さすがお嬢様、私たちに言えないことを平気で言ってのける、そこに痺れる憧れる!」
「いや、その前にダダダダーンに突っ込みなさいよ。」
「諦めましょうパチュリー様、こうなってしまった咲夜様はもう止まりません。」
「めーりんがいれば私たちは負けなしね。」
「そうですね妹様。頑張りましょう!」
レミリア率いるチーム紅魔館は咲夜、パチュリー、小悪魔、美鈴、フランという構成になっている。
「続きまして、冥界から天人まで八雲紫により集まりし6人の先鋭。チーム八雲フレンズ!」
「よし橙、紫様のために頑張って優勝しような。」
「はい、藍様。」
「幽々子様が運動しているなんて滅多に見ないのですが…大丈夫ですか?」
「安心なさい妖夢、この日のためにつまみ食いは減らしてきたの。」
「なんで、わたしはこのチームなの!?」
「どうやら人数不足やらなんやらで…ここで株を上げるのもいい機会じゃないですか?」
八雲藍がリーダーとなるチーム八雲フレンズは橙、白玉楼から妖夢、幽々子の二人、天界から天子、衣玖の主従チームとなっている。
「さてさてお次は、永遠なる闘争、犬猿の仲の二人が手を組んだ!チーム永遠亭!」
「永琳はいないけど、目指すは優勝よ。鈴仙、てゐ、いいわね。」
「わかりました!ところでてゐ、なにしているの?」
「いやちょっと調べ物を…ね。」
「ちょっと、わたしは無視かよ!慧音、なんでこいつと組むことになってんだ!」
「仕方ないだろう、申込みに遅れた私たちが悪い。大丈夫、私は妹紅を信じているからな。」
輝夜が筆頭のチーム永遠亭は鈴仙、てゐ、永琳が医療組ということで参戦不可になったため、人数が足りていなかった慧音、妹紅が加わった。
「さてさて続いては、神、神、神!これも奇跡の力なのか!?チーム守矢!」
「私にだって主人公補正はあります!ですよね、神奈子様。」
「あ、ああ…。諏訪子、どうしてこんなチームになった。」
「わたしに聞いてもわからないよ。真相は集めた早苗しか知らないよ。」
「早苗さんから、お誘いがあるなんて…フフ、雛いつもより多く回っちゃいます!」
「お姉ちゃん、ここで頑張れば…!」
「ええ、自機にならなくても自機オプションの選択一覧には入るかも!」
早苗をリーダーに集められたチーム守矢は神奈子、諏訪子の守矢一家に、厄神の雛、紅葉の神の静葉、豊穣の神の穣子という神で構成されたチームとなった。
「さて、選手紹介もそろそろ終わりに近づいてきました。続きまして、うす暗い地底より生れし絆。チーム地霊殿!」
「スタートダッシュは私が指示出すから安心しなさい。」
「お姉ちゃん、私頑張るからしっかり見ていてね。」
「お空は何の種目に出るの?」
「砲丸投げとか面白いかも。ほら、制御棒でぶっ飛ばすとかどうかな?」
「ははは、それは面白い!萃香は博麗の巫女のチームのようだし、また力比べができそうだねぇ。」
「陸上…なんて妬ましい!」
「いや、どこが妬ましいのよ。」
「ところで私って試合に出れるのかなぁ?」
さとり率いるチーム地霊殿は妹のこいし、ペットの燐に空、鬼の勇儀、パルスィ、ヤマメ、キスメの大勢力となっていた。
「紹介を続けたいと思います。続きまして、人も妖怪も神も仏も皆平等、優勝へいざ、南無三!チーム命蓮寺!」
「優勝もそう、平等に与えるべきなのです!」
「姐さん、それは無茶じゃないですか?」
「ぬえ、優勝への舵をとるわよ。」
「ずいぶん張り切っているね。沈没は勘弁してよね。」
「ナズ、なにかお宝はある?」
「ええ、ご主人様。ダウシングにもしっかりと反応がありますよ。」
白蓮率いるチーム命蓮寺は一輪(雲山含む)、村沙にぬえ、星、ナズーリンによるチーム構成となった。
「これが最後の紹介になります。最後は、バカルテットにドSの影に黒幕の出現!ネタであってネタでないチームバカルテット!」
「あたいたちは最強だから優勝なんて当たり前ね!」
「このチーム大丈夫かなぁ…少し心配なんだけど。」
「幽香さんにレティさんもいることだし大丈夫じゃないかな。」
「そーなのかー」
「あらあら、そんなに頼られてもレティも困るわよねぇ。」
「そうね、少なくともあなたがいるだけでもかなりのプレッシャーになるんじゃないかしら。」
チルノ筆頭のチームバカルテットはミスチー、リグル、ルーミアに加え幽香、レティの強力なチームとなっていた。
「なお、医療班に永琳さん、審判長は四季映姫さん、スターターに小傘さん、選手の誘導には小町さん、大会の進行補助役に大妖精さん、メディスンさん、また、霖之助さんに香霖堂の出張をお願いしてあります。」
こうして大会スタッフが順々に紹介されていった。
「お待たせいたしました。これより開会式を始めたいと思います!まずは主催者である八雲紫さんにごあいさつをいただきます。」
プリズムリバー姉妹の演奏をバックに紫は壇上の上をゆっくりと登る。
「これより、第一回幻想郷陸上競技大会を始めます。選手たちは己の力を出し切って頑張ってください。」
紫が一礼して檀上を降りる。
「続きまして審判長より選手のみなさんに本大会の注意事項及びルールをお知らせします。」
射命丸の紹介により映姫が壇上に登る。
「本大会は結界によって能力の使用はできません、また空を飛ぶことも封印されますので注意してください。陸上の基本的なルールは事前にお配りしたプログラムに記載しましたので選手たちは各自よく読むように。なお、私が審判長になったからには不正にははっきりと白黒つけさせていただくのであしからず。」
誰もがプログラムの厚さに納得のいく話だった。どうなったら100ページも越えるプログラムができようか…
「最後に選手宣誓です。選手代表は霊夢さんお願いします。」
「えっ、なんで私なの!?そういうことは事前に話しなさいよ。」
突然の指名に霊夢は混乱する。
『主人公だから仕方がない』
皆一斉に霊夢に向かって言った。そこまで言われてしまったら霊夢も引くに引けない。
「わかった、やる、やるわよ!」
ここまできたら、最早やけくそである。霊夢は壇上の下まで行き右手を上げる。
「宣誓!優勝は私たちの物、異論は認めん。以上!」
選手宣誓というより、宣戦布告といった方が正しい。
こうして第一回幻想郷陸上競技大会が始まることになった。
『おおー!』と観客席から歓声が上がる。
「なお、今回競技場を設立したのはお値段以上にとりさん率いるにとり建設のみなさんです!早速アナウンスの方をはたてさん」
スタンバっていたカメラが中継を開始する。するとカメラには不機嫌そうなはたての姿があった。
「なんで私がこんな役を…えっ、カメラ回っている!?はい、こちらにはにとりさんにお越しいただいております。今回の競技場の出来はどうですか?」
一瞬にして切り替えるはたて、裏のあるアイドル顔負けのスピードである。
「かなりいい出来なんじゃないかな。こんなときもあろうかと密かに準備していたかいがあったよ。」
「そうですか、以上にとりさんのお話でした。放送席の文さんにお返ししまス。」
ちょっとした嫌味を含めはたてはカメラを射命丸に返した。
「最後私の名を呼ぶ時に、含みある言い方でしたけど気にせず行きます。それでは、選手の準備ができたようなので入場してもらいましょう。どうぞ!」
巨大な入場門が開き次々と選手たちがトラックに入っていく。
「選手紹介の方をさせていただきます。今回は最低4人で人数上限なしでのチームとなって優勝を競い合ってもらいます。まず初めは、どんなことにおいても主人公は忘れてはならない、無論それは陸上でも当てはまる。チーム博麗!」
「主人公補正で優勝はいただきよ。」
「主人公だからこそ負けそうな気がするぜ。」
「ところでなんで白狼天狗がここにいるの?」
「あっ、はい。文さんに頼まれて仕方なく。」
「まぁいいじゃないか~、足の速そうな奴が来たんだし~。」
霊夢を筆頭とするチーム博麗は魔理沙にアリス、射命丸の命によって入った椛、そして萃香によるチームとなっている。
「続いて、そびえたつは難攻不落の紅の館。お嬢様を全力で優勝へと導きます。チーム紅魔館!」
「フフフ…すでに運命は決まっているわ。これぞ運命のダダダダーン!優勝は私たちよ。」
「さすがお嬢様、私たちに言えないことを平気で言ってのける、そこに痺れる憧れる!」
「いや、その前にダダダダーンに突っ込みなさいよ。」
「諦めましょうパチュリー様、こうなってしまった咲夜様はもう止まりません。」
「めーりんがいれば私たちは負けなしね。」
「そうですね妹様。頑張りましょう!」
レミリア率いるチーム紅魔館は咲夜、パチュリー、小悪魔、美鈴、フランという構成になっている。
「続きまして、冥界から天人まで八雲紫により集まりし6人の先鋭。チーム八雲フレンズ!」
「よし橙、紫様のために頑張って優勝しような。」
「はい、藍様。」
「幽々子様が運動しているなんて滅多に見ないのですが…大丈夫ですか?」
「安心なさい妖夢、この日のためにつまみ食いは減らしてきたの。」
「なんで、わたしはこのチームなの!?」
「どうやら人数不足やらなんやらで…ここで株を上げるのもいい機会じゃないですか?」
八雲藍がリーダーとなるチーム八雲フレンズは橙、白玉楼から妖夢、幽々子の二人、天界から天子、衣玖の主従チームとなっている。
「さてさてお次は、永遠なる闘争、犬猿の仲の二人が手を組んだ!チーム永遠亭!」
「永琳はいないけど、目指すは優勝よ。鈴仙、てゐ、いいわね。」
「わかりました!ところでてゐ、なにしているの?」
「いやちょっと調べ物を…ね。」
「ちょっと、わたしは無視かよ!慧音、なんでこいつと組むことになってんだ!」
「仕方ないだろう、申込みに遅れた私たちが悪い。大丈夫、私は妹紅を信じているからな。」
輝夜が筆頭のチーム永遠亭は鈴仙、てゐ、永琳が医療組ということで参戦不可になったため、人数が足りていなかった慧音、妹紅が加わった。
「さてさて続いては、神、神、神!これも奇跡の力なのか!?チーム守矢!」
「私にだって主人公補正はあります!ですよね、神奈子様。」
「あ、ああ…。諏訪子、どうしてこんなチームになった。」
「わたしに聞いてもわからないよ。真相は集めた早苗しか知らないよ。」
「早苗さんから、お誘いがあるなんて…フフ、雛いつもより多く回っちゃいます!」
「お姉ちゃん、ここで頑張れば…!」
「ええ、自機にならなくても自機オプションの選択一覧には入るかも!」
早苗をリーダーに集められたチーム守矢は神奈子、諏訪子の守矢一家に、厄神の雛、紅葉の神の静葉、豊穣の神の穣子という神で構成されたチームとなった。
「さて、選手紹介もそろそろ終わりに近づいてきました。続きまして、うす暗い地底より生れし絆。チーム地霊殿!」
「スタートダッシュは私が指示出すから安心しなさい。」
「お姉ちゃん、私頑張るからしっかり見ていてね。」
「お空は何の種目に出るの?」
「砲丸投げとか面白いかも。ほら、制御棒でぶっ飛ばすとかどうかな?」
「ははは、それは面白い!萃香は博麗の巫女のチームのようだし、また力比べができそうだねぇ。」
「陸上…なんて妬ましい!」
「いや、どこが妬ましいのよ。」
「ところで私って試合に出れるのかなぁ?」
さとり率いるチーム地霊殿は妹のこいし、ペットの燐に空、鬼の勇儀、パルスィ、ヤマメ、キスメの大勢力となっていた。
「紹介を続けたいと思います。続きまして、人も妖怪も神も仏も皆平等、優勝へいざ、南無三!チーム命蓮寺!」
「優勝もそう、平等に与えるべきなのです!」
「姐さん、それは無茶じゃないですか?」
「ぬえ、優勝への舵をとるわよ。」
「ずいぶん張り切っているね。沈没は勘弁してよね。」
「ナズ、なにかお宝はある?」
「ええ、ご主人様。ダウシングにもしっかりと反応がありますよ。」
白蓮率いるチーム命蓮寺は一輪(雲山含む)、村沙にぬえ、星、ナズーリンによるチーム構成となった。
「これが最後の紹介になります。最後は、バカルテットにドSの影に黒幕の出現!ネタであってネタでないチームバカルテット!」
「あたいたちは最強だから優勝なんて当たり前ね!」
「このチーム大丈夫かなぁ…少し心配なんだけど。」
「幽香さんにレティさんもいることだし大丈夫じゃないかな。」
「そーなのかー」
「あらあら、そんなに頼られてもレティも困るわよねぇ。」
「そうね、少なくともあなたがいるだけでもかなりのプレッシャーになるんじゃないかしら。」
チルノ筆頭のチームバカルテットはミスチー、リグル、ルーミアに加え幽香、レティの強力なチームとなっていた。
「なお、医療班に永琳さん、審判長は四季映姫さん、スターターに小傘さん、選手の誘導には小町さん、大会の進行補助役に大妖精さん、メディスンさん、また、霖之助さんに香霖堂の出張をお願いしてあります。」
こうして大会スタッフが順々に紹介されていった。
「お待たせいたしました。これより開会式を始めたいと思います!まずは主催者である八雲紫さんにごあいさつをいただきます。」
プリズムリバー姉妹の演奏をバックに紫は壇上の上をゆっくりと登る。
「これより、第一回幻想郷陸上競技大会を始めます。選手たちは己の力を出し切って頑張ってください。」
紫が一礼して檀上を降りる。
「続きまして審判長より選手のみなさんに本大会の注意事項及びルールをお知らせします。」
射命丸の紹介により映姫が壇上に登る。
「本大会は結界によって能力の使用はできません、また空を飛ぶことも封印されますので注意してください。陸上の基本的なルールは事前にお配りしたプログラムに記載しましたので選手たちは各自よく読むように。なお、私が審判長になったからには不正にははっきりと白黒つけさせていただくのであしからず。」
誰もがプログラムの厚さに納得のいく話だった。どうなったら100ページも越えるプログラムができようか…
「最後に選手宣誓です。選手代表は霊夢さんお願いします。」
「えっ、なんで私なの!?そういうことは事前に話しなさいよ。」
突然の指名に霊夢は混乱する。
『主人公だから仕方がない』
皆一斉に霊夢に向かって言った。そこまで言われてしまったら霊夢も引くに引けない。
「わかった、やる、やるわよ!」
ここまできたら、最早やけくそである。霊夢は壇上の下まで行き右手を上げる。
「宣誓!優勝は私たちの物、異論は認めん。以上!」
選手宣誓というより、宣戦布告といった方が正しい。
こうして第一回幻想郷陸上競技大会が始まることになった。
次回作期待してます