皆さんこんにちは
幻想の旅人、ルイズです。
今日は魔界一旅好きな私が皆さんをご案内しようと思います。
え、サラ、何?
誰に話してるかって?
もちろん皆さんによ。
まず最初はここ、紅魔館です。
吸血鬼が住んでいるこのお屋敷、残念ながら中は一般公開されていません。
無理矢理入ろうとすると門番さんに力ずくで止められてしまいます。
ですが、割といつも居眠りしていますので結構簡単に入れます。そのかわり門番さんが罰を受けるので良心のある皆さんは控えてね。
なので外から見るのが一番ですが、写真撮影はオススメしません。
このお屋敷、写真写りが最悪です。
全体が写るように撮影しないと紅いだけで何だか分かりません。
少し離れた所から……何やら門番さんが近寄ってきました。話を聞いてみましょう。
「あ、あの~、一体何を……」
幻想郷のオススメスポットとしてこのお屋敷を
「はぁ……でも中は入らないで下さいよ?」
極力そうします。
ところで門番さん、このお屋敷は何処からが一番見栄えが良いですか?
「見栄えですか……。あっちの方からだと時計台も見えて良い感じですよ」
貴重な情報ありがとうございます。
「いえいえ、お役に立てたなら」
それと、このお屋敷写真撮影は可能ですか?
「はい、よく天狗も撮影していますよ」
天狗もこのお屋敷に目をつけているようです。
「あと、朝は目が痛いですけど、夜なら割と普通に見れますよ」
夜ですって、デートにも良いんじゃないですか?
「デートは・・・どうでしょう?」
お話ありがとうございました。
それでは、私は次の場所へ向かいますので。
「お気をつけて……ってあれ?結局なんだったんでしょう?」
お次のスポットはこちら、命蓮寺です。
長らく魔界に封印されていた魔法使いさんが最近開かれたこのお寺、人間から妖怪まで幅広く受け入れてくれます。
あ、ちゃんと魔界人も受け入れてくれますよ。私も何回か訪れてます。
ここの目玉はなんと言っても優しい寺の主ですね。
今日はそのご本人、聖白蓮さんにお忙しい中お話を頂きます。
「あ、こちらに向かって話せば良いんですか?命蓮寺の聖白蓮です。よろしくお願いします」
さっそくですが、白蓮さん、お寺の志について……
「はい。私は人間と妖怪が平等に生きていける社会を目指しています。人間だから妖怪だからと区別するのではなく、お互いに相手の本質的な所を見ていけばこれは必ずしも不可能な事では無いはずです。今の幻想郷では人里に妖怪が買い物に行ったり、人間と妖怪が少々危険な方法でですが遊んでいたりもします。人間と妖怪が共に事件を解決した事もあると聞きました。このように昔よりも人間と妖怪の溝が浅くなっているのは明らかです。ですから私達はまだ勇気の出せない方にきっかけを、お手伝いをしたいのです。もちろんそれを望んでいない方もいることでしょう。ですが、このままでは何も変わらないのです!一人一人が小さな一歩を踏み出せば、少しずつでも変わっていくのです。皆さんも小さな一歩を……初めて出す一歩はとても恐いものですが、勇気を出してみませんか?」
ありがとうございました。
素晴らしい志です。これ程の思いを持った方が今時どれだけいるのでしょう……。
「長々と失礼しました。」
いえ、心に響きましたよ。
「そのように感じてくれる方が一人でもいるのなら幸いです。……このようなタイミングで渡すのも失礼ですが、魔界には望んででは無いとはいえ、長年住まわせていただいてたので、つまらないものですが、これを魔界神の方に渡して頂けますか?」
これはどうもご丁寧に。
きっと神綺様も喜びます。
「それでは、申し訳ないのですが私はそれそれ戻らなければなりませんので……」
本日は大変ありがとうございました。
大変な事も多くあると思いますが、頑張って頂きたいです。
「そちらも、お体に気をつけて」
なんとも感じの良い方ですね。
そのせいもあってかお寺は連日大盛況。ですが、馴染みやすい雰囲気で初めての方も歓迎してくれます。
皆さんもぜひ一度訪れて見てください。
本日最後は魔界からも近いここ、博麗神社です。
「何よあんた」
現れました、博麗の巫女です。
「あんた魔界人ね。神社に何の用?」
先程紹介した命蓮寺にただでさえ少なかった参拝客を取られたこの神社、経営は大丈夫なのでしょうか?
「いきなり失礼ね。また魔界に攻め入ろうかしら?」
勘弁して下さい。
「ならお賽銭入れなさいよ」
魔界通貨で良いですか?
「この際文句は言わないわ……」
はい、このように名物巫女が脅しもとい離しかけてくれます。
妖怪に人気があるそうで、宴会の時には幻想郷トップクラスの妖怪が集結するとの事ですよ。
「こっちは迷惑してるのよ……」
ここは以上ですかね。
「ちょっ、早くない!?もっと何かあるでしょ!?」
あ、アリスがたまに来るそうです。
「それ神社関係無い!」
という訳で、本日はここまでとなります。
「こら、終わらせるな!」
幻想郷ツアーパックもありますので、旅行を計画している方はお近くの旅行会社まで。なお、一部取り扱っていない旅行会社もありますのであらかじめご了承下さい。
「ちょっと、聞いてるの!?」
今回のプレゼントは命蓮寺で頂いた命蓮寺饅頭を15名の方に。応募はハガキに住所、氏名、年齢、番組の感想を書いて、下に表示されています宛先までご応募下さい。皆様の応募をお待ちしています。
「何の話をしてるのよ!」
来週は妖怪の山、秘境の地の隠されたリゾートスポットを紹介します。
「こんなに露骨に無視されたのは初めてよ!」
それでは来週まで、ごきげんよう。
「何なのよコイツ!?」
幻想の旅人、ルイズです。
今日は魔界一旅好きな私が皆さんをご案内しようと思います。
え、サラ、何?
誰に話してるかって?
もちろん皆さんによ。
まず最初はここ、紅魔館です。
吸血鬼が住んでいるこのお屋敷、残念ながら中は一般公開されていません。
無理矢理入ろうとすると門番さんに力ずくで止められてしまいます。
ですが、割といつも居眠りしていますので結構簡単に入れます。そのかわり門番さんが罰を受けるので良心のある皆さんは控えてね。
なので外から見るのが一番ですが、写真撮影はオススメしません。
このお屋敷、写真写りが最悪です。
全体が写るように撮影しないと紅いだけで何だか分かりません。
少し離れた所から……何やら門番さんが近寄ってきました。話を聞いてみましょう。
「あ、あの~、一体何を……」
幻想郷のオススメスポットとしてこのお屋敷を
「はぁ……でも中は入らないで下さいよ?」
極力そうします。
ところで門番さん、このお屋敷は何処からが一番見栄えが良いですか?
「見栄えですか……。あっちの方からだと時計台も見えて良い感じですよ」
貴重な情報ありがとうございます。
「いえいえ、お役に立てたなら」
それと、このお屋敷写真撮影は可能ですか?
「はい、よく天狗も撮影していますよ」
天狗もこのお屋敷に目をつけているようです。
「あと、朝は目が痛いですけど、夜なら割と普通に見れますよ」
夜ですって、デートにも良いんじゃないですか?
「デートは・・・どうでしょう?」
お話ありがとうございました。
それでは、私は次の場所へ向かいますので。
「お気をつけて……ってあれ?結局なんだったんでしょう?」
お次のスポットはこちら、命蓮寺です。
長らく魔界に封印されていた魔法使いさんが最近開かれたこのお寺、人間から妖怪まで幅広く受け入れてくれます。
あ、ちゃんと魔界人も受け入れてくれますよ。私も何回か訪れてます。
ここの目玉はなんと言っても優しい寺の主ですね。
今日はそのご本人、聖白蓮さんにお忙しい中お話を頂きます。
「あ、こちらに向かって話せば良いんですか?命蓮寺の聖白蓮です。よろしくお願いします」
さっそくですが、白蓮さん、お寺の志について……
「はい。私は人間と妖怪が平等に生きていける社会を目指しています。人間だから妖怪だからと区別するのではなく、お互いに相手の本質的な所を見ていけばこれは必ずしも不可能な事では無いはずです。今の幻想郷では人里に妖怪が買い物に行ったり、人間と妖怪が少々危険な方法でですが遊んでいたりもします。人間と妖怪が共に事件を解決した事もあると聞きました。このように昔よりも人間と妖怪の溝が浅くなっているのは明らかです。ですから私達はまだ勇気の出せない方にきっかけを、お手伝いをしたいのです。もちろんそれを望んでいない方もいることでしょう。ですが、このままでは何も変わらないのです!一人一人が小さな一歩を踏み出せば、少しずつでも変わっていくのです。皆さんも小さな一歩を……初めて出す一歩はとても恐いものですが、勇気を出してみませんか?」
ありがとうございました。
素晴らしい志です。これ程の思いを持った方が今時どれだけいるのでしょう……。
「長々と失礼しました。」
いえ、心に響きましたよ。
「そのように感じてくれる方が一人でもいるのなら幸いです。……このようなタイミングで渡すのも失礼ですが、魔界には望んででは無いとはいえ、長年住まわせていただいてたので、つまらないものですが、これを魔界神の方に渡して頂けますか?」
これはどうもご丁寧に。
きっと神綺様も喜びます。
「それでは、申し訳ないのですが私はそれそれ戻らなければなりませんので……」
本日は大変ありがとうございました。
大変な事も多くあると思いますが、頑張って頂きたいです。
「そちらも、お体に気をつけて」
なんとも感じの良い方ですね。
そのせいもあってかお寺は連日大盛況。ですが、馴染みやすい雰囲気で初めての方も歓迎してくれます。
皆さんもぜひ一度訪れて見てください。
本日最後は魔界からも近いここ、博麗神社です。
「何よあんた」
現れました、博麗の巫女です。
「あんた魔界人ね。神社に何の用?」
先程紹介した命蓮寺にただでさえ少なかった参拝客を取られたこの神社、経営は大丈夫なのでしょうか?
「いきなり失礼ね。また魔界に攻め入ろうかしら?」
勘弁して下さい。
「ならお賽銭入れなさいよ」
魔界通貨で良いですか?
「この際文句は言わないわ……」
はい、このように名物巫女が脅しもとい離しかけてくれます。
妖怪に人気があるそうで、宴会の時には幻想郷トップクラスの妖怪が集結するとの事ですよ。
「こっちは迷惑してるのよ……」
ここは以上ですかね。
「ちょっ、早くない!?もっと何かあるでしょ!?」
あ、アリスがたまに来るそうです。
「それ神社関係無い!」
という訳で、本日はここまでとなります。
「こら、終わらせるな!」
幻想郷ツアーパックもありますので、旅行を計画している方はお近くの旅行会社まで。なお、一部取り扱っていない旅行会社もありますのであらかじめご了承下さい。
「ちょっと、聞いてるの!?」
今回のプレゼントは命蓮寺で頂いた命蓮寺饅頭を15名の方に。応募はハガキに住所、氏名、年齢、番組の感想を書いて、下に表示されています宛先までご応募下さい。皆様の応募をお待ちしています。
「何の話をしてるのよ!」
来週は妖怪の山、秘境の地の隠されたリゾートスポットを紹介します。
「こんなに露骨に無視されたのは初めてよ!」
それでは来週まで、ごきげんよう。
「何なのよコイツ!?」