…………あのー。
いや、「え?」じゃなくてですねー、なんていうかそのー……
そう、それ、視線が気になるんですよ。
え、取材ですか? んー……まぁいいですよ、暇ですし。
……給料ですか、なかなかシビアな事聞きますね。 まぁノーコメントってことで。
それじゃ取材にならない? 知りませんよ、もっとマシなこと聞いてください。
……あー、休暇ですか。 まぁ私ずっとここにいますしね。
実はですね、パチュリー様の作ってくれた身代わり君がいてですねー。 そうそう、たまに寝ているアレね、実は私じゃないんですよ。
いつも寝てるって? いや、たまにですって、ホントホント、ホントノハナシヨ。
ん? 警備のほうは問題ないですよ、そういう時に休みますから。 とりあえず門番がいるってのが意味あるんですよ。 抑止効果的な。
いやー、この話みんなには内緒ですよ?
……ってこれ取材じゃないですか! ヤダー!!
ちょ、待っ、って速っ…………あぁぁぁぁぁ……
───────────
あ、咲夜さん。
いや、追い返したというかなんというか。 いつもの新聞屋さんですよ。
それはそうと、しばらく新聞買うのやめません? え? 駄目? そうですか……
あー、いや……そういうアレではなくてですね。 はは、今日は暑いなー。
あ、はい、ごめんなさい。
まぁこんだけ積もってますからねー。 私は寒いのは大丈夫なほうなんですが、咲夜さんはどうです?
へー、首筋が……足はどうなんです? めっちゃ露出してますけど。
そういうもんですかねぇ、え、あ、はい、行ってらっしゃーい。
───────────
あ、どうも、お邪魔してます。
そんな珍しいですか? 私だって本の一冊や二冊くらい…………嘘ですごめんなさい。
ちょっと本をですね……冗談じゃないですよー。 はい、ちょっと読みたいものがあって。
あ、いや、悪いですよ。 小悪魔さんも自分の仕事あるだろうし。 自分で探します。
え、そんなにあるんですか?
…………じゃ、じゃあ、お言葉に甘えて。 あ、お世話になります。
あー、アレですか? 今日も問題なく動いてますよ。 ええはい、寝てるフリしてます。
私を模したって……そんなに寝てるイメージありますか……
ぐ……それを言われると。 いやー、その……あ、小悪魔さんが呼んでるんでまた。
え、えへへ……
───────────
これを……こう……? あれ? っかしーなぁ…………
ひゃあああい!!
さささ、咲夜さんなんでございましょうか!
い、いや、隠してませんよ何も、ええ、ホント、滅相も無い。
やだなぁ……は、はは…………
え、本当ですか、やったー! 肉まん大好きなんですよー。 お、おろ?
う……うぅ…………肉まんを盾にとるとは卑怯なりぃ……
むー、でも駄目ですよ…………これは……
あ、いや、そういうことじゃなくてですね。 いや、やっぱり駄目……です、はい。
罪を憎んで肉まん憎まん、なんちゃってー。 は、はは……
あ……さ、咲夜さん…………
───────────
で、今こうやって肉まん食べてるわけですが。
うぅ……嫌われちゃいましたよー。
ん? いや、大したことではないんですが……
あぁ、いいですよ、はいこれ。
そうなんですよー、こことか難しくてですねー。
え、魔理沙さんできるんですか? 魔法研究の一環? うっそだー。
あぁすみませんごめんなさい嘘です教えてください。
ほうほう……そこをそうやって…………
あ、あぁー……
なるほど、やっぱ見ないとわからないもんですねー。
ありがとうございます。 あ、門は通さないんで。
え、咲夜さんに……?
私ちょっとお腹いっぱいになったんで一眠りしますが、通らないで下さいね。
あー、寝た、もう寝たー。
寝たからこれは寝言なんですー。
今通っても私は見てないんですー。
ぐがー!
ぐぅ…………
───────────
こんにちはー。 開いてます?
あ、私紅魔館で門番やって……あれ、何で知ってるんですか。
あぁ、魔理沙さんが……
ちょ、そんなこと言ってるんですか、けしからんですね。 え、いや、嘘かと言われるとその……
そ、そうだ、今日はおつかいに来たんですよ。
この紙に書いてあるサイズのをですね……はい、色は赤で……
あー、ない……ですか……
うーん、困ったなぁ。 次はいつ入荷します?
あ、そういうシステムなんですか。 いやいや、すみませんこちらこそ。
でもどうしようかな……
霊夢さん……ですか? あの。
へー、そりゃまた意外な一面というかなんと言うか。
はい……はい、そうですね、行ってみます。
いや、こちらこそありがとうございました。 ではー
たわらばっ!!
い、いえ、ちょっとつまずいただけで……はい……
ご迷惑おかけしました……
───────────
かくかくしかじかで……
すみません、おじゃまします。
いえいえ、おかまいなく。 …………では緑茶で。
どうも、あ、これ美味しいですね。 へー、ほうほう……
ふー…………
いやいやいや、そうじゃなくてですね。
霊夢さんなら持っていると聞いて……ええ、はい。
え、お金ですか、これだけあるんですけど……足ります?
ギリギリですか、よかったー。 あれ、霊夢さんヨダレ出てますよ。 やだなー。
え? いや、それ一ヶ月分の給料ですよ。 はい。
いやー、使う機会ないもんですから。
それでその、例のブツは……
お、おおぉ……これぞまさしく…………
これでやっと完成しますよ! ありがとうございます!
やだなー、自分のじゃないですよー。
ええ、さっき言った通り。
そりゃ、初めてですし、難しいですけど……
? なんですかニヤニヤして、変な人だなー。
はい、今日はありがとうございました。
それではこれで……
あ、じゃあもう一杯だけ……
───────────
咲夜さん!!
あ、あの、こないだはすみませんでした。
あの、隠し事をっていう……
あれなんですけど……いや、聞いてください。
聞いてください!
すみません、大声出して。
あれなんですけど、どうしても咲夜さんだけには見せられなくて……
でも、もう見せられます!!
はい! どうぞ!!
……えへへ、開けて見てください。
咲夜さん首筋が寒いって言うから、私なりに考えたんです。
え? だって、プレゼントは突然のほうがいいじゃないですかー。
いやー、大変だったんですよ、赤い毛糸がなかなかなくてですねー、おろ?
咲夜さん、顔が真っ赤ですよ、熱でもあるんじゃ。
いやいや、ほら、こんなに熱いですって、大丈夫じゃないですよ。
あ、咲夜さん、咲夜さーーーん。
───────────
うーさぶ…………今日はまた、一段と積ったなぁ……
うわっち!!
あ、咲夜さん、お帰りなさい。 いい食材は買えましたか?
わー、立派な大根ですねー、今日は鍋ですか、楽しみだなぁ。
あー、駄目です! いります! 肉まんは別腹なんです! それが門番クオリティ。
そう、ですね……もう結構遅いですし。 あ、じゃあ、半分こしましょう、半分こ。
あちち、はい、どうぞ咲夜さん。
へ…………っくしょい!!
あー、いや、大丈夫ですよ。 門番は寒さ耐性カンストですから。
いやいやホント、ホンは……ぁーっくしょい!!
うー、あ……
確かに、こうすると温かいですね。 長めに作っといてよかったです。
いやー、ホント、温かいですねぇ。
あぁ、肉まんもそうですけどそうじゃなくて……
咲夜さんの体が暖かいんです。
えへへ
いや、「え?」じゃなくてですねー、なんていうかそのー……
そう、それ、視線が気になるんですよ。
え、取材ですか? んー……まぁいいですよ、暇ですし。
……給料ですか、なかなかシビアな事聞きますね。 まぁノーコメントってことで。
それじゃ取材にならない? 知りませんよ、もっとマシなこと聞いてください。
……あー、休暇ですか。 まぁ私ずっとここにいますしね。
実はですね、パチュリー様の作ってくれた身代わり君がいてですねー。 そうそう、たまに寝ているアレね、実は私じゃないんですよ。
いつも寝てるって? いや、たまにですって、ホントホント、ホントノハナシヨ。
ん? 警備のほうは問題ないですよ、そういう時に休みますから。 とりあえず門番がいるってのが意味あるんですよ。 抑止効果的な。
いやー、この話みんなには内緒ですよ?
……ってこれ取材じゃないですか! ヤダー!!
ちょ、待っ、って速っ…………あぁぁぁぁぁ……
───────────
あ、咲夜さん。
いや、追い返したというかなんというか。 いつもの新聞屋さんですよ。
それはそうと、しばらく新聞買うのやめません? え? 駄目? そうですか……
あー、いや……そういうアレではなくてですね。 はは、今日は暑いなー。
あ、はい、ごめんなさい。
まぁこんだけ積もってますからねー。 私は寒いのは大丈夫なほうなんですが、咲夜さんはどうです?
へー、首筋が……足はどうなんです? めっちゃ露出してますけど。
そういうもんですかねぇ、え、あ、はい、行ってらっしゃーい。
───────────
あ、どうも、お邪魔してます。
そんな珍しいですか? 私だって本の一冊や二冊くらい…………嘘ですごめんなさい。
ちょっと本をですね……冗談じゃないですよー。 はい、ちょっと読みたいものがあって。
あ、いや、悪いですよ。 小悪魔さんも自分の仕事あるだろうし。 自分で探します。
え、そんなにあるんですか?
…………じゃ、じゃあ、お言葉に甘えて。 あ、お世話になります。
あー、アレですか? 今日も問題なく動いてますよ。 ええはい、寝てるフリしてます。
私を模したって……そんなに寝てるイメージありますか……
ぐ……それを言われると。 いやー、その……あ、小悪魔さんが呼んでるんでまた。
え、えへへ……
───────────
これを……こう……? あれ? っかしーなぁ…………
ひゃあああい!!
さささ、咲夜さんなんでございましょうか!
い、いや、隠してませんよ何も、ええ、ホント、滅相も無い。
やだなぁ……は、はは…………
え、本当ですか、やったー! 肉まん大好きなんですよー。 お、おろ?
う……うぅ…………肉まんを盾にとるとは卑怯なりぃ……
むー、でも駄目ですよ…………これは……
あ、いや、そういうことじゃなくてですね。 いや、やっぱり駄目……です、はい。
罪を憎んで肉まん憎まん、なんちゃってー。 は、はは……
あ……さ、咲夜さん…………
───────────
で、今こうやって肉まん食べてるわけですが。
うぅ……嫌われちゃいましたよー。
ん? いや、大したことではないんですが……
あぁ、いいですよ、はいこれ。
そうなんですよー、こことか難しくてですねー。
え、魔理沙さんできるんですか? 魔法研究の一環? うっそだー。
あぁすみませんごめんなさい嘘です教えてください。
ほうほう……そこをそうやって…………
あ、あぁー……
なるほど、やっぱ見ないとわからないもんですねー。
ありがとうございます。 あ、門は通さないんで。
え、咲夜さんに……?
私ちょっとお腹いっぱいになったんで一眠りしますが、通らないで下さいね。
あー、寝た、もう寝たー。
寝たからこれは寝言なんですー。
今通っても私は見てないんですー。
ぐがー!
ぐぅ…………
───────────
こんにちはー。 開いてます?
あ、私紅魔館で門番やって……あれ、何で知ってるんですか。
あぁ、魔理沙さんが……
ちょ、そんなこと言ってるんですか、けしからんですね。 え、いや、嘘かと言われるとその……
そ、そうだ、今日はおつかいに来たんですよ。
この紙に書いてあるサイズのをですね……はい、色は赤で……
あー、ない……ですか……
うーん、困ったなぁ。 次はいつ入荷します?
あ、そういうシステムなんですか。 いやいや、すみませんこちらこそ。
でもどうしようかな……
霊夢さん……ですか? あの。
へー、そりゃまた意外な一面というかなんと言うか。
はい……はい、そうですね、行ってみます。
いや、こちらこそありがとうございました。 ではー
たわらばっ!!
い、いえ、ちょっとつまずいただけで……はい……
ご迷惑おかけしました……
───────────
かくかくしかじかで……
すみません、おじゃまします。
いえいえ、おかまいなく。 …………では緑茶で。
どうも、あ、これ美味しいですね。 へー、ほうほう……
ふー…………
いやいやいや、そうじゃなくてですね。
霊夢さんなら持っていると聞いて……ええ、はい。
え、お金ですか、これだけあるんですけど……足ります?
ギリギリですか、よかったー。 あれ、霊夢さんヨダレ出てますよ。 やだなー。
え? いや、それ一ヶ月分の給料ですよ。 はい。
いやー、使う機会ないもんですから。
それでその、例のブツは……
お、おおぉ……これぞまさしく…………
これでやっと完成しますよ! ありがとうございます!
やだなー、自分のじゃないですよー。
ええ、さっき言った通り。
そりゃ、初めてですし、難しいですけど……
? なんですかニヤニヤして、変な人だなー。
はい、今日はありがとうございました。
それではこれで……
あ、じゃあもう一杯だけ……
───────────
咲夜さん!!
あ、あの、こないだはすみませんでした。
あの、隠し事をっていう……
あれなんですけど……いや、聞いてください。
聞いてください!
すみません、大声出して。
あれなんですけど、どうしても咲夜さんだけには見せられなくて……
でも、もう見せられます!!
はい! どうぞ!!
……えへへ、開けて見てください。
咲夜さん首筋が寒いって言うから、私なりに考えたんです。
え? だって、プレゼントは突然のほうがいいじゃないですかー。
いやー、大変だったんですよ、赤い毛糸がなかなかなくてですねー、おろ?
咲夜さん、顔が真っ赤ですよ、熱でもあるんじゃ。
いやいや、ほら、こんなに熱いですって、大丈夫じゃないですよ。
あ、咲夜さん、咲夜さーーーん。
───────────
うーさぶ…………今日はまた、一段と積ったなぁ……
うわっち!!
あ、咲夜さん、お帰りなさい。 いい食材は買えましたか?
わー、立派な大根ですねー、今日は鍋ですか、楽しみだなぁ。
あー、駄目です! いります! 肉まんは別腹なんです! それが門番クオリティ。
そう、ですね……もう結構遅いですし。 あ、じゃあ、半分こしましょう、半分こ。
あちち、はい、どうぞ咲夜さん。
へ…………っくしょい!!
あー、いや、大丈夫ですよ。 門番は寒さ耐性カンストですから。
いやいやホント、ホンは……ぁーっくしょい!!
うー、あ……
確かに、こうすると温かいですね。 長めに作っといてよかったです。
いやー、ホント、温かいですねぇ。
あぁ、肉まんもそうですけどそうじゃなくて……
咲夜さんの体が暖かいんです。
えへへ
清涼感を得られると思いきや、やっぱり最後は熱くなるという。
二人称視点の利点なのかどうかは私にはわからないのですが、登場人物達の表情や仕草が
とても生き生きと脳内再生されました。
「えへへ」と恥ずかしそうな笑みを浮かべる美鈴にヤラレタ!
美鈴のふわふわした雰囲気にやられました
たわらばっ!!
そして魔理沙…命知らずな