「こんにちは」
紫が神社にやって来た。呼んでもいないのに。
「こんにちは。何で来たのよ」
「あら、約束を覚えてないの? 霊夢の年で呆けるなんて大変ねぇ」
「顔を見ただけで頭痛がする連中ばっかり神社に来るんだから、呆けたくもなるわよ。で、約束なんかしてたっけ?」
「前の宴会でしたじゃない、霊夢おばあちゃん」
紫はスキマから顔を出し、おばあちゃんの部分を妙に粘っこく言ってきた。腹が立つ。
「あんたよりは若いつもりなんだけど」
「私を人間の年齢観で縛るほど滑稽なことはないわね」
「郷に入っては郷に従え。人間のふりをしてるつもりなら、年相応の人間の姿になりなさいよ」
適当に応戦しつつ、記憶の戸棚を片っ端から探った。
先週の宴会はここ博麗神社で行われた。久しぶりにお酒を飲んで良い気持ちになってたら、紫にからまれて弾幕勝負をすることになったんだっけ。勝ったら相手の命令を一つ聞くって約束をして。酔ってたとはいえ、我ながら危険な約束をしたもんだなぁ。
でも、結果は珍しく私の快勝だった。有頂天になった私は大威張りで……
「あー、思い出した。料理を作りなさい、って命令したんだ」
「正解」
良くできました、と言わんばかりに胡散臭い笑みを送られる。全然嬉しくない。
「今日は万年欠食児のためにおいしいご飯を作って差し上げますわ。ほっぺが落ちても知らなくてよ?」
「誰が万年欠食児だ。まったく」
ようやくスキマから出てきた紫は、調理器具やらが入った大きな鍋を抱えていた。いったい何を作るつもりなんだろう。妖怪の料理、ちょっと心配だ。
「ちゃんと人間の食べられる料理でしょうね?」
「もちろん。では、台所を拝借」
私の懸念をこれまた胡散臭く否定した紫は、台所へ歩いていった。
ん? そういえば、朝食で使った食器が流しに置きっぱなしじゃない。
「まずい、ちょっと待った!」
「あらら……欠食はしてないようだけど、洗い物がそのまんま。だらしがないわねぇ」
「だー! あんたが来ると分かってたら洗ったのに!」
「約束を忘れる方が悪いと思うわ」
「うるさい! それに、洗い物は昼とか夜とかの分とまとめて洗った方が効率的でしょ!」
「なまけ者の理論ね」
ああもう。どうして料理を作れ、なんて命令したのかな、先週の私。おかげで今週の私がいい迷惑じゃない。もう少し巫女の勘を働かせなさいよ。
大慌てで食器を洗う私を尻目に、紫は手際よく準備を整えて調理を始めた。
まずは鍋にたっぷり水を入れ、ふたをしてから火にかける。それから、大きなたらこを皮から取り出して、ボウルに入れていった。
「何を作るの?」
「霊夢が作るのは基本的に和食ばっかりよね?」
「まあ、そうだけど」
「でしょう? だから、霊夢があまり食べなさそうな和洋折衷、たらこスパゲッティよ」
たらこスパゲッティ。パスタと一緒にたらこを食べるってこと?
断っておくが、いくら海なしの幻想郷で暮らしていても、紫が持ち込んでくれるおかげで、たらこくらいは知ってる。スパゲッティだって、紅魔館やアリスの家で出してもらったことがある。ただ、その二つが合体するのは想像できない。どんな味になるんだろう。
皮からたらこを出し終えると、牛乳……ではなく生クリームを注ぎ、みずみずしいレモンを絞る。次に何を入れるのか覚えておこうと思い、紫の後ろから背伸びをして見ていたら、素手で豪快に混ぜ出してしまった。
「これだけ?」
「そう、これだけなの」
「へぇ……」
出来上がったのは生クリームの白にほんのりと桃色がかった、何だか紫の肌みたいなソースだった。少し離れていてもレモンのすっぱい香りがして、のどとお腹が同時に不平を鳴らした。そろりそろりと手が動いてしまう。
うん、これはつまみ食いじゃない。未知なる味への好奇心。知的活動の一環なのよ。
「つまみ食いはいけませんわ」
「ふぎゃっ!?」
私の手が華麗なダイブを決めようとした瞬間、魅惑のプールの上にスキマが開いた。勢いよく飛び込んだ手はスキマの先で、得体の知れないものに触れてしまった。毛がフサフサなのに液体のようにドロドロ、それでいて氷より冷たくて……何に触れたんだ。とにかく手は洗っとこう。
「食器を洗い終えたんでしょ。居間に戻って新聞でも読んでなさい」
「けち~」
「細いパスタを使って早くゆでてあげるから。ほら、行った行った」
フォークを渡された私は台所からつまみ出された。しぶしぶ居間に流れていったが、口に入れて消化できそうなものはない。フォークだけ渡されてもなぁ。
仕方なく、今朝配られたばかりの文々。新聞を開く。
「M-1ぐらんぷり? ああ……ミュージック、ね」
開いたページには、プリズムリバー楽団とミスティアが音楽で勝負すると、でかでかと書いてあった。どちらかが倒れるまで交互に曲を演奏し、歌い続けるらしい。実に暇な連中だ。
誇張捏造はなはだしい記事を読み進めていったけど、まったく腹の足しにならなかった。
「お腹と背中がくっつくぅ。ミスティアが料理に見えてきたぁ」
「夜雀の丸焼きよりずっと良いものができたわよ」
写真にかぶりつく寸前、たらこスパゲッティの神が降臨した。
「いただきます!」
皿に盛られたスパゲッティには刻んだ海苔がかけられていて、まるで全身で食べてください! と叫んでいるよう。私は遠慮なくフォークを突き刺し、巻き取り、口に押し込んだ。
「おいしい! 腹が立つ!」
「ひどい感想ねぇ」
口の中で爆発するプチプチっとした食感がたまらない。生クリームがからんだパスタも私好みのゆで加減。スパゲッティ全体を抱擁するレモンも、さりげなく現れる海苔もイケメンだ。
認めたくないけど、はっきり言っていつもの昼食とは格が違った。だからこそ、紫への嫉妬も止まらない。
「だって、あんたはスキマが使えて強い式が使えて……もぐもぐ……胸がでかくて何でもできて……むぐむぐ……それで料理が上手なんてずるいじゃない」
「お褒めいただき光栄ですわ。あと、食べるときはあまり話さないこと。はしたないわよ」
紫に注意されて食べることに専念する。別に好きで嫉妬していたわけではない。私だってたらこスパゲッティのおいしさを、余すところなく味わいたい。
「んぐ……」
もきゅもきゅとスパゲッティを口に送り込んでいる内に、あることに気づいた。紫はちゃぶ台の反対側に座って、私と違って上品にフォークを使っているのだが、どうも私の方を見ながら食べているようだ。非常に食べにくい。
「ねえ」
「はい?」
「こっち見ながら食べないでよ」
「いいじゃない。霊夢の幸せそうな顔を見てると、私も幸せになってくるのよ。作ってあげて良かった、って」
「あんたねぇ」
恥ずかしいことを悪びれもなく言った紫は、久しぶりに胡散臭くない笑顔だった。言われた私まで恥ずかしくなって、紫も、紫が作った料理も見てられなくなってしまう。
目のやり場に困って、ちゃぶ台の隅に置かれていた文々。新聞へ視線を逃がしたら、紫に片付けられてしまった。
「だーめ。食事中に新聞を読むなんて、料理を作った人への冒涜よ?」
この妖怪の賢者、絶対わざとやってる。そう思わないと私がやりきれない。
結局、辛子明太子が入ってるわけでもないのに、顔を赤くして食べる羽目になってしまった。ああ、味が分からなくなる。
「うぇ、気疲れしたぁ」
「お疲れさま」
どうにかこうにか食べ終わり、私はひんやりしたちゃぶ台に突っ伏した。食器の片付けは紫任せ。私を疲れさせた張本人なんだから、このくらいは任せないと割に合わない。
「あんな料理が作れるなんて、やっぱりずるいなぁ」
「レシピはもう分かったでしょ? 材料が足りなければ差し入れてあげるから」
「私だと上手くいかないわよ」
戻ってきた紫とだらだら話してみたものの、何か忘れている気がして少し落ち着かない。何だったかなー、と頭を揺らせば、答えはポンッと出てきた。ああ、そういうことか。
会話を中断して、紫の妖しく輝く瞳を直視する。まだ恥ずかしいけど。
「ごちそうさま。おいしい料理を作ってくれてありがとう」
「……お粗末さまでした」
紫はあっけにとられた顔をして、すぐ夜闇に生きる妖怪には似合わないほどまぶしい笑顔になった。
反対に私の顔は再び赤くなる。あんたは辛子明太子か。
「あーもうっ、どうして間が空くのよ!」
「霊夢がこんなに素直に言ってくれるなんて思ってなかったもの。嬉しいわぁ」
「分かったから、その腑抜けた顔はやめなさい! 私が恥ずかしい!」
「どうして? 作った料理を心から褒められて喜ばない料理人はいないわよ」
「私は心から褒めたわけじゃない……わけじゃないけど、本当においしかったし、あんたに借りを作りたくないから……とにかく、この話は終わり!」
ちゃぶ台をばんばん叩いて話を強制終了させる。できればニタニタ微笑んでるやつの頭も強制終了させたい。
「うふふ、褒められたらもっと仕事をしたくなっちゃったわ」
「命令はもうおしまいでしょ。早く帰れ!」
「ここから先はサービスよ。もっと横着にならないと」
「なれるかっ!」
逆に変なスイッチが入ってしまったようだ。うふうふと笑って気味が悪いので、陰陽玉を投げたらスキマに逃げられてしまった。
「まずはお洗濯ね。ずいぶん溜め込んでいるようだけど、この八雲紫の手にかかればちょちょいのちょいよ!」
「雨の日が続いていたから溜まってるの! 洗濯なんかやらなくていいから帰れ!」
それからが大変だった。
スキマの先は脱衣所につながっていたらしく、私が駆けつけたときにはもう洗濯カゴを奪われていた。よっこいせ、とカゴを持ち上げる姿はやけに年寄り臭い。
「せっかく晴れてるんだし、布団も干さないとね。あら? 布団の間に何か挟まってるわね?」
「見るな! 絶対見るな! 見たら封印する!」
ついでに布団まで干そうとするし。
「部屋の隅に埃が積もってるじゃない。こんなときは吸引力の変わらない掃除機よ」
「いいから、掃除なんかしなくていいから! そのうるさいのを止めて!」
スキマから変な機械を出して部屋の中をうろつきまわるし。
「一通り終わったかしら。じゃあ、修行の時間よ。かかってらっしゃい、霊夢!」
「えー、修行ってサービスに入るの?」
「ほらほら、来ないならこっちからいくわよ!」
「いたっ、痛い!」
妙なテンションのまま無理やり修行にまで付き合わされてしまった。
はぁ、散々だわ。
「疲れた。今度は本当に疲れた……」
「以前よりはマシになったかしらね。もっとも、まだまだ鍛える余地がありそうだけど」
弾幕やら術式の修行で身も心もボロ雑巾のようになった私は、縁側で仰向けになって倒れていた。こんなに激しい修行をしたのはどれくらいぶりだろう。紫に見張られてると手を抜く隙もありやしない。
身体は火照っていたけど、鎮守の森から吹く涼やかな風がゆっくりと冷やしてくれた。太陽もとっくに沈み、空一面が目に優しい薄紫に染まっている。どこぞのスキマ妖怪と違って心地よい色。
とっても気持ち良いひとときだ。
「ほら、お茶でも飲んで元気を出しなさい」
視界を横切る未確認飛行物体ならぬ湯のみ。
「ありがと……んんっ!?」
一口すすって、私は飛び上がった。
何よこれ。すごいおいしいじゃない。
鼻先に漂う香りも、口に広がる旨みも抜群。普段、私が淹れてるお茶が渋いだけの出涸らしに思えてしまう。いやまあ、出涸らしも飲んではいるけど。
「勝手に高いお茶を使ってないでしょうね? 戸棚の奥に隠してあったやつ」
「まさか。霊夢じゃあるまいし」
「紫の家から持ってきたお茶で淹れたとか?」
「いいえ。戸棚の手前にあったお茶葉よ」
そんな馬鹿な。この安物のお茶、私の所有物のくせに、紫に媚びてるんじゃないでしょうね?
料理やその他の家事で紫に負けるのは仕方がないにしても、お茶の味で負けるのは納得がいかない。私だって何百、何千回とお茶を淹れて、自分や神社に来る連中の舌を楽しませてきたのだ。それなりの腕を持っていると自負している。
もったいないけど、大急ぎで湯のみを空にして立ち上がった。
「新しいお茶を淹れてくる。あんたの湯のみも貸しなさい」
「せっかちねぇ」
ころころと笑う紫は、全てが分かっているようで癪に障る。今は相手にしてる暇がないけど、すぐに見返してやるんだから。
紫の湯のみを回収して台所へ向かい、やかんに多めの水を入れる。やかんを火にかけて湯を沸かしている間に戸棚をあさった。ついつい高いお茶葉の方に手が行ってしまいそうになる。
「だめだめ。同じ土俵で勝負しないと」
頭を振って、いつものお茶葉が入った缶を取り出した。
お湯が沸いたら二人分の湯のみと急須に注ぐ。茶器があたたまり、お湯が適度に冷めたら急須の方だけ捨てて、入れ替わりにお茶葉を投入。湯のみのお湯を急須に入れれば、後は待つだけだ。
「おいしくなれ~。おいしくなれ~」
待ってる間、急須の上に陰陽玉を浮かべて、神聖な力でお茶をおいしくする。効果があるかは定かではない。
巫女の勘で湯のみに淹れるタイミングを計り、咲夜が紅茶を注ぐ様子をイメージしながら、やや高い位置から優しく注ぐ。二つの湯のみの濃さが均等になるように注いで、最後の一滴を落としたら完成。
いつもの倍くらい時間がかかってしまったが、満足のいくものができた。
「色は良し。香りも十分。して、味は……」
目をつむって味見。ちょっとだけ含んだお茶を舌の上で転がす。
「……」
渋みが抑えられて、かなりまろやかな味になっている。旨みも出てておいしい。おいしいのだけれど……
「負け、かな」
紫の淹れたお茶には及ばなかった。どこが、と聞かれてもうまく答えられないけど、舌と頭は紫の勝ちと判定していた。
音が立たないよう、そっと湯のみを盆に置いた。薄暗くなった台所では、朱色の盆は真っ黒に見える。そんな妖怪色の盆を持って、私は一言だけつぶやいた。
「かなわないなぁ」
正直に言えば悔しい。けれども、何故かほっとした気分にもなっている。もし、私が勝っていたら、それはそれで喜ぶだろうが、やっぱり心のどこかで不安に思うだろう。自分があの紫に勝ってしまったことに対して。
実にやっかいな存在だ。八雲紫という妖怪は。
「お帰りなさい。やけに遅かったわね」
「……うん」
障子を開いて縁側に足を踏み入れた瞬間、少し足がすくんだ。
空は暗闇と夕闇の中間。神社を囲む森は漆黒の闇に沈んでいて不気味。極めつけはそこから響いてくる、もの悲しい鳴き声だ。
カナカナカナ カナカナカナ
日の出前、日の入り後、ときには夜中。いずれも日付や昼夜の境目で、妖怪に出会いやすい時間帯。そんな嫌な時間帯に鳴くのがひぐらしだ。巫女にとって天敵みたいなやつで、私はあまり好きになれない。たまーにではあるが、ひぐらしの鳴き声を聞いていると、一人でいるのが怖くなってくるからだ。
今日は紫がいるのに嫌な気分になっている。誰かと一緒のときに一人でいるのが怖くなるなんて、妙な話だ。
勝手に座布団を出して座っている紫の隣に、座布団を足で引っ張ってきて私も座った。ほんのちょっぴり近くに。
「はい、お茶」
「ありがとう……ん、おいしい。霊夢も腕を上げたじゃない」
「紫が淹れてくれたお茶の方がおいしかったわよ」
紫がきょとんとした顔でこちらを向いた気がしたが、無視してお茶をすすった。ふてくされた態度をしてないと、揺れ動く心を読まれてしまいそうだったからだ。もう読まれてるかもしれないけど。
私たちがお茶を飲んでいる間にも、神社はますます暗くなり、ひぐらしの鳴き声もさらに勢いを増していた。隣に座っている紫の姿でさえ、闇に溶けてよく見えない。ただ、闇の中でも爛々と光っている両目が、紫色の宝石みたいできれいだった。
いつもなら気味が悪いと切って捨てる紫の目も、今は私を照らし、守ってくれる光に思えた。私はその光に惹かれてつい口を滑らせてしまった。
「ねえ、紫」
「なぁに?」
聞き返す紫の声は甘くて優しい響きで、その居心地の良さに私は安心してしまう。滑り出した口はもう止まらない。
「まだサービスは続いてる?」
「ええ、続いてるわよ」
「そこに座りたい」
私の指はまっすぐ紫を指していた。顔はそっぽを向いたまま。紫を見てられなかったし、私もとても見せられる顔をしていなかったからだ。胡散臭くなく笑った気配だけが伝わった。
「もちろんいいわ」
姿勢を崩した紫の上に座ってみる。体重は軽いつもりだけど、痛くないか少し不安。まあ、妖怪だから大丈夫か。
案の定、小柄な私は紫の中にすっぽりはまった。静かに深呼吸をすると、紫の匂いがどっと押し寄せてくる。身体の中まで紫色に染められた気がして落ち着けた。あれほどうるさかった鳴き声が嘘のように聞こえない。
そのままもたれかかったら、大きな二つの塊がちょうど後頭部に当たった。
「む、不快なまくら」
「霊夢だって育ち盛りなんだから、あっという間に大きくなるわよ」
「本当に?」
見上げれば紫の顔と宝石が二つ。私を見守っていて、すごく安心する。
「本当よ。こうしてみればよく分かるもの。霊夢は大きくなったって」
紫は両腕を回して抱きしめてくれた。私もその腕をつかんで、とことん甘えさせてもらうことにする。
「でも、まだまだ霊夢は子供みたいね」
「紫よりは子供だもん」
赤くなった顔を紫の腕で隠しながら、やっとのことで言葉をつむぎ出す。こうして紫の匂いの中にいると、子供の自分に戻ったみたいで気持ち良くて、安心できて、とにかく幸せになれる。恥ずかしいから、たまにでいいけどね。
紫の中で猫のようになっていると突然、グゥと私のお腹が鳴った。気がつけば空は完全に闇に包まれて、いくつもの星が瞬いている。もう夕食を食べていてもいいくらいだ。
「急いでお夕飯の準備をしなくちゃ。霊夢は何が食べたいかしら?」
紫に尋ねられて反射的に答えようとしたけど、候補が多すぎて言葉が出てこなかった。だって、紫が作ってくれる料理はどれも大好きだから。
とろけきった頭で考えて、やっと一つ思い浮かぶ。あれは、私がずっとずっと小さかった頃、紫がよく作ってくれた料理。あれは……
「ハンバーグが食べたい」
下からのぞいていても分かるくらいの、飛びっきりの笑顔で紫はうなずいてくれた。
スパゲティ食べたい。
それにしても、微笑が良く似合う紫様にこれほど笑顔を連発させるとは。
流石は博麗の巫女、イイ仕事をしてますねぇ。
作者様もナイスでした!
そうじゃない、そうじゃないんだ
ステキなお話ありがとうございました!
素晴らしいゆかれいむでした
素晴らしい母子。
あぁ、いい話です・・・
作れる料理ではなく、もっと難易度の高い料理を作らせた方が良いと思われる。
あと自分が書くのであれば紫がなぜお茶を上手く入れられたのかを描写して
物語の説得力を強くするかな。
このぐらいの甘さが好みだ
誰でもつくれるシンプルな物ってどれだけ美味しく作っても母には敵いませんよね。
秘訣を聞いても絶対とぼけられますし……本当にないのかと思ってしまうくらいに
しかし霊夢って歳を取っても美人なんだろうなぁ……
いや~こういうのもいいですねーw自分とても好きですw
最近疲れがたまっていたので存分に癒させてもらいましたw
これからも文鎮様の作品を楽しみにさせていただきます。
ゆったりと流れる文章がとてもよかったです。
何の問題もないよね!
どうみても親子です本当にありがとうございました
ゆかれいむは親子みたいな関係が一番しっくりくる
子供らしい霊夢が新鮮で可愛らしかったです。
ありがとうございました。