あーあ
暇だなぁ・・・
地震まで起こして下界の人間や妖怪と知り合えたはいいけど
逆に一人で有頂天にいる時の退屈さ加減が浮き彫りになってダメだわ
天女達は面白い言動の一つも取らないし
下界に行こうっと
その辺をぶらついとけば誰かに出くわすでしょ
あーあ
堂々と山を降りて来たのに天狗一匹出てこないなんて
あれで警備してるとか笑わせてくれるわ、ほんと
誰かいないかなぁ・・・
げげっ
紫だ
アイツだけは苦手なのよねぇ
本気でやりあって負けたし
あー、何か思い出したら腹立ってきた
無視しよう
うわー
こっち見てるわ
めんどくさ、こっちに来るし
「あなた・・・どうしたの?」
は?
何いきなり
あんま絡みたくないんですけど
まぁ適当に受け流しとこう
「私がどうかしたの?」
「どうって・・・あなた、胸がないわよ」
やかましいわ
やっぱ無視すれば良かった
無駄に大きけりゃ良いってモンじゃないわよ、まったく
あー気分わる
そうだ、白玉楼行こう
何だか幽々子とは馬が合うのよね
お、妖夢がいる
こんなだだっ広い庭の手入れなんてよくやるわ
働き者ねぇ
ちょっと励ましてあげよう
「こんにち・・・」
「ぎょぎょっ!」
・・・逃げた・・・
何あの子、感じわる
幽々子の教育がなってないからだわ
一言いってやらないと
やっと本殿に着いた
庭が広すぎるのも考え物よね
あ、幽々子だ
妖夢もいる
何か妖夢のテンションが妙に高い
「ね!幽々子様、本当でしょ!!」
「本当ねぇ」
「感心してないで何とかしてあげて下さいよ!」
「う~ん、何とかしてあげたいけど、あれはもう手遅れよ」
何の話か分からないけど私の話よね
何だろう
「私がどうかしたの?」
「どうって・・・あなた、胸がありませんよ?自覚ないんですか?」
しばいたろか
手遅れって胸の話かい
ほっとけっつーの
ますます気分悪いわ
もういいや、有頂天に帰ろう
でもその前に博麗神社に行って要石の様子でも見て来ようかな
密かに気にしてる私って実はいい人よね
よしよし、要石は異常なし
でも思ったより大地の歪みの力を蓄えてるみたい
最近地底の怨霊が活性化してるって言うけど、そのせいかな
まあ要石が刺さってる限り大丈夫だけどね
あれ、霊夢だ
何か驚いた顔でこっちを見てる
今までの流れから言ってすごく嫌な予感がする
「ちょっと・・・大丈夫なの?」
「胸の話なら聞かないわよ」
「今のアンタの姿を見て胸の話をするなって言う方が無茶でしょ・・・アンタ、胸がないのよ?よくそれで歩いていられるわね」
ちょいとそりゃー言い過ぎじゃありませんか
胸が小さくて外も歩けないってどんな状況なのよ
あーもう知らん
帰る
有頂天に帰る
あー、今日は厄日だわ
こんな日は下界なんかに行かずにずっと有頂天にいれば良かった
「お、天子じゃん」
忘れてた
天界にはまだ萃香がいたんだわ
でもまぁ、こんなつるぺたにアレを言われる心配はないわね
・・・うわぁ、何だか見るからに驚いてるわ
この系の顔はもう今日たくさん見たよ?
んでこの後みんな同じ事を言ったよ?
お前も言うのかい?
そんなつるぺたで言うのかい?
「えっと・・・まず、何があった?」
ほら来た
でも今の私はさっきまでとは違うわよ
こいつにだけはがっつり言い返してやろう
「何の話?」
「その胸の話に決まってるじゃん。どうしてそうなった?」
「何でアンタにそんな事言われなくちゃならないのよ。アンタよりはマシよ」
「えっ!?」
ふふん
慌てて自分の胸を確認してるわ
よ~く見比べて、己の身の程知らずを弁えるがいいわ
「びっくりしたぁ・・・私はちゃんとあるじゃん。そんな事言うから私も胸がないのかと思ったよ」
・・・ないだろ
何この子鬼、現実逃避?
私よりあるつもりなの?
比べてみればその差は歴・・・
差があることくらい分かる・・・
はずじゃない
てかさ、どいつもこいつも何をそんなに胸に執着するわけ?
胸の大きさなんて何がそんなに大事なの?
訳が分かんないわ
私くらい可愛ければ、みんな顔に目が行って胸なんか見ないっつーの
多分
あーあ、ほんっとに今日は下界に行くんじゃなかった
何か言われたい放題だったな
でもいくら何でもおかしいわよね、アイツら
胸がないくらいで、まるで私の体に風穴でも開いてるみたいな驚き方して
・・・
・・・
・・・
体に・・・風穴?
胸が無い・・・って、まさかそういう意味・・・じゃ、ないわよね?
でも今日に限ってみんな口を揃えて胸がない、胸がないって・・・
・・・ちょっと鏡を見てみよう
本当に胸が無かったらどうしよう
良かった、胸があった
いや、胸はないけど、胸が無いって訳じゃなくって、ささやかながら胸が存在してた
風穴なんて開いてなかった
胸が無いかもと思って一瞬焦ったわ、ほんと
じゃあ、今日みんなが私を見て「胸がない」ってあれだけ驚いていたのは、やっぱり「ぺったんこ」っていう意味だったのね
安心したわ
その後、私が要石を抜きに行ったのは言うまでもない
了
暇だなぁ・・・
地震まで起こして下界の人間や妖怪と知り合えたはいいけど
逆に一人で有頂天にいる時の退屈さ加減が浮き彫りになってダメだわ
天女達は面白い言動の一つも取らないし
下界に行こうっと
その辺をぶらついとけば誰かに出くわすでしょ
あーあ
堂々と山を降りて来たのに天狗一匹出てこないなんて
あれで警備してるとか笑わせてくれるわ、ほんと
誰かいないかなぁ・・・
げげっ
紫だ
アイツだけは苦手なのよねぇ
本気でやりあって負けたし
あー、何か思い出したら腹立ってきた
無視しよう
うわー
こっち見てるわ
めんどくさ、こっちに来るし
「あなた・・・どうしたの?」
は?
何いきなり
あんま絡みたくないんですけど
まぁ適当に受け流しとこう
「私がどうかしたの?」
「どうって・・・あなた、胸がないわよ」
やかましいわ
やっぱ無視すれば良かった
無駄に大きけりゃ良いってモンじゃないわよ、まったく
あー気分わる
そうだ、白玉楼行こう
何だか幽々子とは馬が合うのよね
お、妖夢がいる
こんなだだっ広い庭の手入れなんてよくやるわ
働き者ねぇ
ちょっと励ましてあげよう
「こんにち・・・」
「ぎょぎょっ!」
・・・逃げた・・・
何あの子、感じわる
幽々子の教育がなってないからだわ
一言いってやらないと
やっと本殿に着いた
庭が広すぎるのも考え物よね
あ、幽々子だ
妖夢もいる
何か妖夢のテンションが妙に高い
「ね!幽々子様、本当でしょ!!」
「本当ねぇ」
「感心してないで何とかしてあげて下さいよ!」
「う~ん、何とかしてあげたいけど、あれはもう手遅れよ」
何の話か分からないけど私の話よね
何だろう
「私がどうかしたの?」
「どうって・・・あなた、胸がありませんよ?自覚ないんですか?」
しばいたろか
手遅れって胸の話かい
ほっとけっつーの
ますます気分悪いわ
もういいや、有頂天に帰ろう
でもその前に博麗神社に行って要石の様子でも見て来ようかな
密かに気にしてる私って実はいい人よね
よしよし、要石は異常なし
でも思ったより大地の歪みの力を蓄えてるみたい
最近地底の怨霊が活性化してるって言うけど、そのせいかな
まあ要石が刺さってる限り大丈夫だけどね
あれ、霊夢だ
何か驚いた顔でこっちを見てる
今までの流れから言ってすごく嫌な予感がする
「ちょっと・・・大丈夫なの?」
「胸の話なら聞かないわよ」
「今のアンタの姿を見て胸の話をするなって言う方が無茶でしょ・・・アンタ、胸がないのよ?よくそれで歩いていられるわね」
ちょいとそりゃー言い過ぎじゃありませんか
胸が小さくて外も歩けないってどんな状況なのよ
あーもう知らん
帰る
有頂天に帰る
あー、今日は厄日だわ
こんな日は下界なんかに行かずにずっと有頂天にいれば良かった
「お、天子じゃん」
忘れてた
天界にはまだ萃香がいたんだわ
でもまぁ、こんなつるぺたにアレを言われる心配はないわね
・・・うわぁ、何だか見るからに驚いてるわ
この系の顔はもう今日たくさん見たよ?
んでこの後みんな同じ事を言ったよ?
お前も言うのかい?
そんなつるぺたで言うのかい?
「えっと・・・まず、何があった?」
ほら来た
でも今の私はさっきまでとは違うわよ
こいつにだけはがっつり言い返してやろう
「何の話?」
「その胸の話に決まってるじゃん。どうしてそうなった?」
「何でアンタにそんな事言われなくちゃならないのよ。アンタよりはマシよ」
「えっ!?」
ふふん
慌てて自分の胸を確認してるわ
よ~く見比べて、己の身の程知らずを弁えるがいいわ
「びっくりしたぁ・・・私はちゃんとあるじゃん。そんな事言うから私も胸がないのかと思ったよ」
・・・ないだろ
何この子鬼、現実逃避?
私よりあるつもりなの?
比べてみればその差は歴・・・
差があることくらい分かる・・・
はずじゃない
てかさ、どいつもこいつも何をそんなに胸に執着するわけ?
胸の大きさなんて何がそんなに大事なの?
訳が分かんないわ
私くらい可愛ければ、みんな顔に目が行って胸なんか見ないっつーの
多分
あーあ、ほんっとに今日は下界に行くんじゃなかった
何か言われたい放題だったな
でもいくら何でもおかしいわよね、アイツら
胸がないくらいで、まるで私の体に風穴でも開いてるみたいな驚き方して
・・・
・・・
・・・
体に・・・風穴?
胸が無い・・・って、まさかそういう意味・・・じゃ、ないわよね?
でも今日に限ってみんな口を揃えて胸がない、胸がないって・・・
・・・ちょっと鏡を見てみよう
本当に胸が無かったらどうしよう
良かった、胸があった
いや、胸はないけど、胸が無いって訳じゃなくって、ささやかながら胸が存在してた
風穴なんて開いてなかった
胸が無いかもと思って一瞬焦ったわ、ほんと
じゃあ、今日みんなが私を見て「胸がない」ってあれだけ驚いていたのは、やっぱり「ぺったんこ」っていう意味だったのね
安心したわ
その後、私が要石を抜きに行ったのは言うまでもない
了
大丈夫だ天子、胸が無い方が好きな人も大量にいるぞ。
もしくは胸の部分の布が無いって話かとw
そこの説明があると尚良かったかな、と思います。
ところで、揉むと大きくなるという俗説が。
ここは僕が(ry)
あなたの心はこういうのも描きたがっていたんですよぉ!
てんこあいしてる 胸含めて
しかし皆ひど過ぎだろw逆に予想外のオチでしたわww
天子可愛いよ天子
つるぺたのほうがいいとおもうけどなあ……
まさに天子のお胸を余すところ無く描写したかのようなお話でした。
しかしつるぺた幼女をして唖然とさせるお胸とは一体。
手練のロッククライマーにすら二の足を踏ませるレベルの絶壁だとでもいうのか……。