Coolier - 新生・東方創想話

過ぎ去りし肖像

2005/03/30 06:20:48
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「あれ、この絵」
 幽々子からの小用で紅魔館へと遣わされた妖夢は一枚の絵に気付いた。咲夜に願い興味のあった武具を陳列してある広間に通されたのだが、そこには場所柄に合わせたのか武人の描かれた油絵が一枚、壁に掛けられていた。その人物は着流した和装に長刀と短刀の二本を履いた老人であり、長い年月でも衰えることがなかったであろう気迫が絵の中からさえ滲み出ていた。
「気に入ったのならうちの門番に言って貰っていきなさいな」
「ああ。彼女が描いたの?」
「美鈴の趣味の一つよ」
 咲夜の返答に妖夢はいつも門前にいる紅髪の妖怪を脳裏に描いた。今日門を通る時には危うく存在を忘れて素通りするところだった。これは冗談のように聞こえるが冗談ごとではなく、恐ろしいことに彼女は気配を絶って感知を妨げるのだ。敵意のない訪問者が来る時に悪戯半分にやるらしい。武人としては恥ずかしい限りなのだが、妖夢が初めてこの館を訪れた時は後で知らされるまで全く気配に気付かなかった。
「そうではなくて、この絵に描いてある人なんだけど」
 羞恥を振り払いつつ妖夢は本題に入ろうとした。
「あら、あなたの好みってこういう人? でも確かに渋いご老人だったわねぇ」
 絵の剣豪が妖夢の気に合ったと思ったのか、咲夜は少し色っぽい話を期待して妖夢を見る。
「あーもう、そうじゃなくて。ってお爺様がここに!?」
 からかいのネタにされそうな雰囲気を感じ取って嫌そうな顔をする妖夢だったが、聞き捨てならない言葉に過剰な反応を示した。
「お爺様?」
 妖夢の言葉に咲夜は怪訝そうにしながら彼女を眺め回す。妖夢の傍らに漂う幽霊が咲夜の目に付いた。妖夢の傍らに漂うとしたが、実際はこの幽霊も彼女そのものである。
「なるほど。そう言えばあのご老人も幽霊付きだったわねぇ」
 すっかり忘れていたが絵の中の老人も幽霊を従えていたと咲夜は思い出した。
「いきなり居なくなられたと思ったら何でまたこんな所に……」
 妖夢がお爺様と言った人物は白玉楼の先代庭師・魂魄妖忌のことである。彼はしばらく前にささやかな言伝を残して冥界を去ってしまい、今は杳として行方が知れない。何しろ師としては厳しく一を聞いたら十を知るよう求める人物であったため、妖夢が未だに教えを掴みきっていないものが多々ある。よって、妖夢は未だに幽々子の傍仕えとして修行の身のままのつもりである。
「こんな所とはご挨拶ねぇ。まあこんな所だけど」
 妖夢を軽くからかうように言っては見たが、外から見たらここは魔境だろうなあ、と咲夜にも納得出来る場所であった。悪魔とその妹だけでも凄まじいのに、精霊を小間使いのように使役する魔女まで居るのである。その恐れられる者の中に大抵咲夜自身も含まれているのだが、自分のことは棚に上げるのがここの住人、或いはここら界隈の人物のだいたい共通する性質ではあった。
「あー、言葉のあやよ。それでお爺様はなぜここに?」
「話は逃げないからちょっとそこに座りなさいな。お茶でもしながらね」
 身を乗り出してくる妖夢を制しながら、咲夜はテーブルに椅子二脚、お茶と菓子を用意してやる。咲夜は急ぐこともなく優雅に、しかし、妖夢の前には一瞬の間すらなくそれらは現れた。

 *

「ここは紅い悪魔の棲む館に相違ないかな?」
 声を掛けたのは銀髪の男である。長大な刀を背負い腰の後ろに短刀を括り付け、無造作に近寄るその異丈夫には隙がない。既に老齢に達している外見をしていたが、腰が曲がった姿などまさかと言った印象だ。
「ええ、その通りよ剣士さん」
 応えたのはその紅い悪魔の館、紅魔館の番を務める妖怪の紅美鈴である。見知らぬ人物が来たというのに、部下たちが動いた様子は毛ほどもなかった。外回りにいるのは割と荒事を好む妖怪であり、まあ争いを好まない者は皆無に近いのだが、反応がないのはおかしいことだったが美鈴には部下の怠慢を責めるつもりはない。
 そもそも必要として存在している役職などこの館には存在せず、最強最悪の魔たる主人にとって全ては遊びの範疇である。門番も護衛も本質的に必要ない。しかしむしろ、かの悪魔は必要ない者こそ必要とするだろう。
 部下の勤務態度がどうあれ、今回の件に関してはこの剣士の通過を感知出来なかっただけだと美鈴は判断した。湖を彷徨いている妖精たちにも動きはなかったし、そもそもこれほどの隠行を見破れる者が居れば自分も門前に必要にないだろうと美鈴は思う。
「それで何の用事? 人間がこんな所にいると……」
 そう言って美鈴は、ニタリ、と笑って見せた。どうなるかは言わずもがなである。しかし、言った美鈴からして脅しの効果は全くもって期待していない。たとえ妖怪を恐れそうにない人間であっても、妖怪が人間を脅すのは礼儀であると美鈴は考える。ボケに対するツッコミ程度のものでもあるが。
「まあ人間と言っても半分なのだがな」
 そう言う剣士の気配は確かに人間味が控えめであり、具体的に言うのならば彼が言った通りの半分ほどである。そしてその傍らにはかなり大きい幽霊が浮かんでいる。
「ふぅん。その幽霊があなたの残り半分ね」
 最初に見た時には幽霊を使役でもするのかと考えたが、それにしては剣士と幽霊の気配があまりにも似通っているように美鈴には感じられていた。半人半霊の存在というのは美鈴にも初見だったが、この幻想郷に珍しい存在など事欠かないだろう。むしろ美鈴には凡庸な奴と言われてもイメージに湧くものがない。変なことが普通な土地では変なのも普通である。
「いかにも。用というのは他でもない、ここの主殿と手合わせ願いたい」
 久しぶりに来たその手の客に美鈴は軽い驚きを覚えた。紅い悪魔がここに住み着いた当初は同様の目的や名を挙げようなどのつもりで来る者があったが、何をやらせても当人が強すぎるので現在は閑古鳥が鳴いているところである。そもそもそこまでたどり着く者が少ないのだが。
「かまわないけど人間が来るのは珍しいわねぇ。うちのお嬢様は、まだ、退治されるようなことしてないのに」
 あくまで、まだ、である。前述の通り暇を飽かしているところなので、そろそろ悪巧みをしたがっている頃ではないだろうか。美鈴も今の所は暇なので騒ぎは大歓迎だ。
「隠居老人の暇つぶしだと思って貰いたい。仕事は後釜に任せてすることもないのでな」
「なら、まず私が毒味をば」
 そう言って美鈴が構えるのに合わせて老剣士も背の長刀を抜き放つ。
「門番殿はつまみ食いがお好きか?」
 剣士はにやりと笑いながらそう美鈴に話しかけた。
「そりゃもう」
 美鈴も顔のにやつきを抑えずに応えた。建前としては主人の相手として相応しいかと見るためだが、半分は自分が手合わせを楽しみたいだけだったりもする。

 二人が笑みを消さないままに場の空気だけが張りつめる。美鈴が構えを僅かに下げれば老剣士は中段に構えた剣を僅かに揺らす。老剣士の視線が僅かにずれたのを察して美鈴は足の開きを僅かに変える。風向きの微動を察して二人が僅かに姿勢を変える。吐き気を催すほどの緊張感を、二人の武人は存分に楽しんでいた。
 横からは察することも難しい攻防が続く。その間にいつしか二人の立ち位置が反転していた。横から見る手居る者が居ればまるで突然動いたように見えただろうが、実際は二人がほんの僅かずつに位置を変えていった結果である。

 何が糸を切ったのか。

 二人は解き放たれたかのように地を蹴り、颶風と化す。

 鋼が崩壊する音とともに刃が折れ飛ぶ。同時にそれとかち合った美鈴の双掌は衝撃に刻まれた。しかし、剣士はまだ短刀を有し、美鈴はその身自体が凶器である。
 だが、二人はそのまま一歩下がると一礼を交わした。
「毒味はいかがだったかな?」
 訊ねる老剣士に、美鈴は血に染まり複雑な形に折れ曲がっている自分の腕を見やった。剣士は折れた剣など気にも留めていない様子だった。
「紅魔館はあなたを歓迎しますよ、お客人」
 道具などに気を取られない様子の剣客に笑顔で頷きながら、美鈴は珠の客を迎えた。


「お嬢様は夜型ですのでどうぞゆっくりして下さいな」
 美鈴が館の奥に下がると同時に、どこからか現れた咲夜が剣士に茶を振る舞う。彼が通された館内は、その紅茶のように兎角紅い。
「すまないな、手品師のお嬢さん」
 いつの間にか目の前にティーセットをテーブルと椅子付きで用意した咲夜に軽く驚きながら、剣士は相好を崩して礼を言った。大柄な老人が行儀良くクッキーなどを食する様は妙なかわいらしさがあった。咲夜は剣士の礼の言葉とその様子に顔を綻ばせる。
 そこに奥に下がっていた美鈴が何かを携えて戻って来た。
「これなんかどうです、剣士殿」
 美鈴が持ってきたのは、装飾を廃した鉄拵えの鞘に収められた一振りの刀である。鞘の方を持って美鈴が差し出したのを剣士が受け取った。折れた剣の代わりとして持ってきたのである。因みに、差し出した美鈴の腕は既に元の通りとなっていた。
「ほぅ」
 抜き放って刀身を見て剣士は感嘆の息を漏らした。光を吸い鈍色にそこにある刃は刀のイメージが持つ美しさなどは皆無だったが、丹念に折り重ねられた鋼は達人の手に有れば叩き斬るのに適した型だと知れた。
「私が打った中では一番頑丈な奴ですよ」
「門番殿が打った品か」
「まだ趣味の域を出ませんけどね」
 質実剛健を絵に描いたような鉄の刃は美鈴が趣味で打った、まだ百年あまり片手間に行っている程度の品である。
「あなたが本来振るう得物には到底。でも足を引っ張らない程度にはなると思いますよ」
「ふむ、そこまで読まれたか」
 美鈴が見たところ彼の振るう業は、斬って当然という剣だった。美鈴が腕と道連れにした剣も悪い品ではなかったが、流石に老剣士の剣技に応えるには役者が不足していた。しかし、武器を選ぶような男ではないように見受けられたから、おそらく彼が自身の得物を手放したのは最近の話なのだろう。
「有り難く使わせて貰おう。しかし、これほどの物をただ譲り受けるのは具合が悪い。何か礼は出来ないものか?」
「ならさっき折れたのを下さいな。今度来られる時までにマシに仕上げますよ」
「それは楽しみにさせていただこう」
 美鈴の言葉に老剣士は豪放な笑いを浮かべた。

 *

「それで打ち直したのがそこにある奴よ。美鈴の血を吸ったせいで妖刀になっちゃったけど」
 咲夜が視線で指した先にあるのは悪魔の館に見合わない、封魔の札でぐるぐる巻きにされた刀である。妖怪が打った時点で十分妖刀なのだが、たっぷりと妖怪の血が混ざり込んだ鉄を材質にした刀は割と物騒な品に仕上がっていた。館の武闘派メイドに振らせてみたところ、物の見事に呪われて発狂して暴れ出した。当のメイドは取り押さえられる時に瀕死の重傷を負い、全治3日と診断された。
「ちょっと。それ大丈夫なの?」
 打ち直された妖刀の惨状を聞き妖夢は顔をしかめて聞き返した。
「まあ、あのご老人なら呪いくらいはね除けるんじゃないかしら?」
「まあ確かに。それはそうと、その、話の続き……」
「そうねぇ、私に勝てたら教えてあ・げ・る」
「うわぁああああああああああああ!」
 いきなり耳元で囁かれた声に驚き、妖夢は椅子からひっくり返って悲鳴を上げた。
「良い反応よねぇ。幽々子から貰いたいわ」
 宙に浮いたまま頬杖を突き悪戯っぽく笑っているのは紅魔館の主、レミリア・スカーレットである。妖夢の反応にご満悦の様子だ。
「流石にくれないと思いますけど」
 咲夜は律儀に主人の戯れに応えた。本気で言っている可能性も捨てきれないのだが。
「咲夜のケーキ半年分とかと交換してくれないかなぁ?」
「いくら幽々子嬢でも……。そうでもないかしら?」
「いくら幽々子様でもそんなものとは交換しないわよ! ……多分」
 顔を真っ赤にして否定する妖夢だったが、最後に尻窄みに付け加えた所を見ると些か自信がないのだろうか。
「あー、もう。ここの人は後ろから忍び寄ったりするように心がけてるんですか?」
 今後ろから出現したレミリア然り、前触れ無く時を止めて現れる咲夜然り、気配を絶って居ないフリをする美鈴然りである。半分とは言え心臓に悪い。
「あなたの修行になるから、って幽々子に言われてるわよ。言われなくてもするけど」
「……」
 確かに気付かない自分の修行が足りないのだと妖夢は思い直した。思い直しはしたのだがやっぱりやめて欲しいなあ、遊ばれてるんじゃないかなあ、とも思ってもいたが。
「はいこれ、幽々子に渡してちょうだい」
 そう言ってレミリアが手渡したのは、蝙蝠をあしらった封がしてある手紙である。妖夢が幽々子に渡された物もやはり手紙だった。
「今まで疑問に思っていたんだけど、お二人で文通ですか?」
「碁よ」
「碁?」
「そう、囲碁。宴会の席で始めた奴がまだ決着付かなくてねぇ。まあ近況くらいは書くけれどね」
 頻繁に文を交わすわけでもないのになかなか気の長い話である。宴会の席でも進めているのだろうが。妖夢には一瞬レミリアに似合わない趣味に思えたが、考えてみれば500年も生きている相手に失礼な話だと思い直す。
「ではこれで」
「あら。お爺さんのことは良いの?」
 レミリアにはてっきり妖夢が玉砕覚悟で聞き出そうとするかと思われたのだが。
「話を聞いてお爺様には到底及ばないことを再確認したわ。もっと腕を上げて出直しますよ」
 咲夜から門番との一戦を聞いただけでも師の背がまだまだ遠いことが判った。少なくとも門番に化かされているうちは師を直接追うにはまだ早いだろう。まずは師の教えに追いつかなければと妖夢は改めて心に誓う。
「それじゃ私を楽しませてくれるのを待っていてあげる」
 レミリアの言葉を背に、妖夢は紅魔館を後にした。
 何となく思いついたのを書いてみました。
 普段書くのより随分短いのでなんか落ち着きません。

 妹様出してみたいと思いつつも難しいです。

 ここまで読んで下さった方に感謝を。
人妖の類
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コメント



0.6330簡易評価
20.80七死削除
うっひゃーよくもまあこんな人のツボ付き捲りの作品を書いてくださる!
人妖殿尊敬します尊敬します人妖殿!

紅魔館に放り込まれると、往々にして未熟者扱いしかされない妖夢とか、素直にカッコイイ!といいたくなる程強い美鈴とか、私的大好物設定が目白押し。 そうこれぞ私の理想の紅妖関係、それをここまでお見事に書いて頂けるとは、読めて幸せで御座いました。

もうね、真夏の熱波むせ返る夜、風なんかまるで吹かないビヤガーデンで、汗だらっだらに流しながら飲むキンキンに冷えまくったビールの旨さ。 こう言えば、今感じているこの後読感を少しは伝えられましょうか?

できればもう一杯! とガッつきたいところですが、そこはばっさり切り上げたみょん助に見習い、へべれけになる事よりも、最初にガツンと喉を焼いてった感触を大切に味わいたいと思います。

爽作の技! お見事で御座います!
26.80名前が無い程度の能力削除
んで、お爺様はどうなったわけ?死はご法度だから無し。
いなくなったのはそんなに前じゃないだろう?咲夜が知っているんだから。
まだ剣を受け取ってないし。

レミリアが碁ですか。ありえますね。平行して将棋・チェスもやってますね、多分。将棋は霊夢・紫、チェスはアリスか魔理沙を希望。
28.無評価shinsokku削除
 足取り軽くとまではいかず、遅々として進まないわけでもない、寒暖を意識させないこの心地良さ。
 散歩の途中に立ち寄った喫茶店の窓に、見慣れた通りの、少しだけ違った姿を見たときのような軽い驚きと、即座に適応して眺めながら、いつもと変わらぬ気持ちで注文が届くのを待つゆっくりとした静けさ。
 そんな何気ない面白み。
 激しく飾り立てる無粋を忘れた、ちょっとおかしな平凡さが、美味しくてしょうがないじゃぁありませんか。
 まぁつまり。
 ぐー、でございます。軽量級低燃費のハートが欲しいっ。
29.90名前が無い程度の能力削除
なんともまぁ続きの気になることよ!
どうしてこう人妖の類氏が描く幻想郷の住人達は、活き活きとしているのでありましょうか。
氏の書くSSには、確かに確かに、オリジナル設定という要素が含まれていると言えますがしかし、これは間違うことなき幻想郷の物語であると断言できます。
氏の作品は投稿処女作となるものから欠かさず読んで参りましたが、感想を書くことは今回が初めてであります。
その理由は……情け無い話ながら、読後に「~が良かった。~の部分が良かった」などの具体的な感想を浮かべることができず、ただただ「むふぅ」と会心の笑みを浮かべて吐息を漏らすしかできなかったからであります。
最高の大吟醸を、ぐいと飲み干した後に出る至高の吐息、アレに似た感覚でございましょうか。
今まで感想すら書かず、非常に申し訳ない気持ちで一杯なのですがあえて、この一言だけはどうぞ受け取っていただきたい。

俺好みのSSを書いてくださって本当にありがとう!これからも応援してます!

非常に…非常にその後の話が気になるわけですが…それをしつこく詮索するのは無粋の極みというもの。
今宵はこの心地良い酩酊に似た気分で眠りにつくといたします。

33.90名前が無い程度の能力削除
世界やキャラクターの描かれ方が本当に素晴らしく、読んでいて感嘆するのみであります。願わくば続きを拝見したいものです。
35.80nonokosu削除
なんと言うか、『とてつもなく豪華な前菜』を食べた気分です。
文章配置がテンポよく、また同時に心地よく、最後まで一挙に読みきってしましました。
そのセンスは、本当に脱帽するしかありません。
物語の『軽さ』と『重み』が、絶妙なバランスで混ざり合っているなあ、と。

後はただ、そう、メインはいつ来るのかと、待ちわびるだけなのです料理長!
41.50名無し削除
やっぱりメインディッシュが欲しいと思うのは私だけかなぁ。
質がしっかりしているからこそ、続きが欲しくなる。
44.80名前が無い程度の能力削除
書き切らない上手さというヤツを見せ付けられた気分ですね。
この長さでこの密度。お見事としか言いようがない。
他の方もおっしゃっているように、続編を激しく希望したくなる所ですが、
ここは敢えて無粋な催促は致しますまい。
嗜み程度とは言え、文章を書く身としては得るものの多い作品でした。
いつかは自分もこの境地に辿り着きたいと思いつつ。
52.80藤村流削除
起と承の部分のみでも楽しませて頂きました。

老剣客が狂おしい妖刀との再会を果たすことを願って。
138.80名前が無い程度の能力削除
妖忌が放浪中に弾幕ルール以外で武者修行ってのはありそう
美鈴と本気で戦ったらどっちが強いのか見たかったなあ
145.90名前が無い程度の能力削除
話の続きがもっと読みたいっ……! よみ、読みたかったです。