「咲夜さん」
「は、はい」
美鈴に呼ばれ返事をする。
「緊張しなくていいのよ、私と貴女は同じメイドなんだから」
「はい…でも美鈴さんは先輩ですから」
「そうでした…私は先輩なんですね、でも私もメイドははじめてですからわからない事も多いですよ」
「そうなんですか!?」
「仕事内容はよく見ていたんですが…」
「心配ですね…」
咲夜は声のトーンを落とす。
「大丈夫!私がなんとかするから!」
咲夜の肩をつかんで言う。
「はっはいぃぃ」
いきなり肩をつかまれたので驚く咲夜。
「ぷっ」
「くすっ」
「あははははは」
「くすくすくす」
二人は笑いあった。
コンコン
ドアをノックする音が聞こえた。
「美鈴、咲夜いる?」
「はい、二人ともいます」
「はいるわよ」
レミリアが部屋に入ってきた。
「なにか御用でしょうか?」
「美鈴と咲夜の部屋なんだけど…明日から一緒に働くのだから部屋も一緒にするわよ」
「は、はぁ」
咲夜は間抜けな声を出す。
「部屋はここだから…明日からお願いね」
「はい、任せてください」
「咲夜…」
「は、はい、なんでしょうか…レミリアお嬢様…」
声が小さくなる。
「あなたは初仕事なんだから無理はしないでね」
「はい」
「それと…もう少し声を出したほうがいいわよ、美鈴ほどとはいわないけど」
「はい、わかりました」
「それじゃ、明日からお願いね。美鈴、咲夜」
「「はい」」
「良い返事ね」
レミリアは部屋を後にした。
「それじゃあ、言われた部屋に行きましょう、咲夜」
「はい、美鈴さん」
二人は部屋に向かった
「わあぁ~~~」
部屋に入ると咲夜は目を見開いてみた。
「ひろぉ~い」
「私もこんなに広い部屋を使っていいのかな?…」
「ここの部屋を二人で?」
「そうよ…私と咲夜の部屋…」
「これから宜しくお願いします」
咲夜は美鈴に向かってふかぶかとおじぎをする。
「あっ、こちらからもお願いします」
「…」
「…」
二人は面をあげて見合う。
「あははははは」
「くすくすくす」
二人は再び笑いあった。
「そうだ!ねえ、お風呂一緒に行きましょう」
「お風呂ですか…そうですね、わかりました」
「はい、じゃあこれ」
そういうと、美鈴は咲夜に渡した。
「これは…浴衣?」
「そうよ、別に着なくてもいいんだけれど寝るときもメイド服じゃちょっとね」
「そうですね…」
「それじゃ、行こっか」
「はい」
美鈴と咲夜は二人でお風呂場へと向かった。
二人はお風呂場へと着き、脱衣所で服を脱ぎ、バスタオル姿一枚でお風呂場への扉を開けた。
「わああぁぁぁぁ~、ひろぉぉ~~い」
咲夜は部屋に入った時と同じような反応をした。
「こんな広いお風呂は初めて?」
はしゃぐ咲夜を見て笑みを浮かべて聞く。
「はい、ここまで広いのは初めてです」
美鈴は咲夜の話を聞きながら身体を流し始めていた。
「あ…」
咲夜もそれに続いて湯で身体を流した。
「それじゃあ、先にはいるわね」
「あ、はい」
ちゃぷっ
「あー、気持ちいいわね」
「くすっ」
そんな美鈴を見て咲夜は笑った。
「あー、今笑ったわね」
「ご、ごめんなさい…でも、今の言葉年寄りっぽいですよ」
「そうかなぁ?咲夜も入ってみればわかるわよ」
「そうなんですか?」
「そういうものよ」
咲夜も立ち上がり湯船に足を入れる。
ちゃぷっ
「あつっ!」
あわてて咲夜は足を引く。
「そんなに熱い?」
「はい、私は熱いのは苦手でして…」
「しょうがないわね」
美鈴はお風呂のお湯と水を混ぜてゆっくりと咲夜の身体にかける。
「あ…」
少し、顔を赤くする咲夜。
「これで…どう、ならしていくのがいいんだけど…」
「はい、たぶん大丈夫です」
「まずは足から入れてみて」
「はい」
ゆっくりと咲夜は湯船に足を入れていく。
「……!」
ぴりぴりした感じが咲夜の身体を突き抜けていく。
そんな感じの顔をしている咲夜を心配そうに美鈴が聞く。
「だ、大丈夫?本当に?」
「は、はい、大丈夫です。ちょっとぴりぴりしますけど」
「そ、そう?でも、そこまで入れればもうすぐよ」
その後、暫く咲夜は足で湯船を楽しんだ。
「ふう…」
「ようやく肩までつかれたわね」
「はい」
「そーれっ!」
美鈴がお湯を揺らす。
「…っ!あっ、熱いですから止めてくださいっ!」
「あははっ、ごめんね」
美鈴は笑いながら言う。
「どう?肩までつかると、気持ちいいでしょ?」
「はい、確かに美鈴さんのいったとおり気持ちいいです」
「…」
「…」
二人は今暫くお湯につかっていた。
「さてと、あんまり入っているとのぼせちゃうわね」
「そうですね」
「それじゃ、でましょうか?」
「はい」
美鈴と咲夜はお風呂場を出て、浴衣に着替え、部屋に戻った。
「さて、咲夜のベッドはそっちね」
「はい」
美鈴が電気を消した。
二人はベッドに入る。
「ねえ、咲夜…」
「なんでしょうか?美鈴さん」
「私ね、ここまで他人と仲良くなったの…初めてなの」
「そう…なんですか?」
「お嬢様とは主と門番の関係だからあまり顔もあわせられないし…
といっても紅魔館の中のメイド達ともあまり喋らなかったの」
「美鈴さん…」
「でも、咲夜が来てから楽しくなったわ」
「こんな私でもお役に立てれば…」
「私、咲夜とは親友になれそう…」
「はい、私もです。美鈴さん」
「咲夜、明日からも宜しくね」
「はい、美鈴さん、私からも宜しくお願いします」
「それじゃあ、おやすみ」
「おやすみなさい」
二人はそれぞれの眠りについた。
部屋のドアの近くに一つの影があった。
「ふふっ、美鈴を咲夜の先輩にしたのは正解だったようね
明日から、お願いよ」
レミリアは一言小さな声で呟くと、部屋に戻った。
「は、はい」
美鈴に呼ばれ返事をする。
「緊張しなくていいのよ、私と貴女は同じメイドなんだから」
「はい…でも美鈴さんは先輩ですから」
「そうでした…私は先輩なんですね、でも私もメイドははじめてですからわからない事も多いですよ」
「そうなんですか!?」
「仕事内容はよく見ていたんですが…」
「心配ですね…」
咲夜は声のトーンを落とす。
「大丈夫!私がなんとかするから!」
咲夜の肩をつかんで言う。
「はっはいぃぃ」
いきなり肩をつかまれたので驚く咲夜。
「ぷっ」
「くすっ」
「あははははは」
「くすくすくす」
二人は笑いあった。
コンコン
ドアをノックする音が聞こえた。
「美鈴、咲夜いる?」
「はい、二人ともいます」
「はいるわよ」
レミリアが部屋に入ってきた。
「なにか御用でしょうか?」
「美鈴と咲夜の部屋なんだけど…明日から一緒に働くのだから部屋も一緒にするわよ」
「は、はぁ」
咲夜は間抜けな声を出す。
「部屋はここだから…明日からお願いね」
「はい、任せてください」
「咲夜…」
「は、はい、なんでしょうか…レミリアお嬢様…」
声が小さくなる。
「あなたは初仕事なんだから無理はしないでね」
「はい」
「それと…もう少し声を出したほうがいいわよ、美鈴ほどとはいわないけど」
「はい、わかりました」
「それじゃ、明日からお願いね。美鈴、咲夜」
「「はい」」
「良い返事ね」
レミリアは部屋を後にした。
「それじゃあ、言われた部屋に行きましょう、咲夜」
「はい、美鈴さん」
二人は部屋に向かった
「わあぁ~~~」
部屋に入ると咲夜は目を見開いてみた。
「ひろぉ~い」
「私もこんなに広い部屋を使っていいのかな?…」
「ここの部屋を二人で?」
「そうよ…私と咲夜の部屋…」
「これから宜しくお願いします」
咲夜は美鈴に向かってふかぶかとおじぎをする。
「あっ、こちらからもお願いします」
「…」
「…」
二人は面をあげて見合う。
「あははははは」
「くすくすくす」
二人は再び笑いあった。
「そうだ!ねえ、お風呂一緒に行きましょう」
「お風呂ですか…そうですね、わかりました」
「はい、じゃあこれ」
そういうと、美鈴は咲夜に渡した。
「これは…浴衣?」
「そうよ、別に着なくてもいいんだけれど寝るときもメイド服じゃちょっとね」
「そうですね…」
「それじゃ、行こっか」
「はい」
美鈴と咲夜は二人でお風呂場へと向かった。
二人はお風呂場へと着き、脱衣所で服を脱ぎ、バスタオル姿一枚でお風呂場への扉を開けた。
「わああぁぁぁぁ~、ひろぉぉ~~い」
咲夜は部屋に入った時と同じような反応をした。
「こんな広いお風呂は初めて?」
はしゃぐ咲夜を見て笑みを浮かべて聞く。
「はい、ここまで広いのは初めてです」
美鈴は咲夜の話を聞きながら身体を流し始めていた。
「あ…」
咲夜もそれに続いて湯で身体を流した。
「それじゃあ、先にはいるわね」
「あ、はい」
ちゃぷっ
「あー、気持ちいいわね」
「くすっ」
そんな美鈴を見て咲夜は笑った。
「あー、今笑ったわね」
「ご、ごめんなさい…でも、今の言葉年寄りっぽいですよ」
「そうかなぁ?咲夜も入ってみればわかるわよ」
「そうなんですか?」
「そういうものよ」
咲夜も立ち上がり湯船に足を入れる。
ちゃぷっ
「あつっ!」
あわてて咲夜は足を引く。
「そんなに熱い?」
「はい、私は熱いのは苦手でして…」
「しょうがないわね」
美鈴はお風呂のお湯と水を混ぜてゆっくりと咲夜の身体にかける。
「あ…」
少し、顔を赤くする咲夜。
「これで…どう、ならしていくのがいいんだけど…」
「はい、たぶん大丈夫です」
「まずは足から入れてみて」
「はい」
ゆっくりと咲夜は湯船に足を入れていく。
「……!」
ぴりぴりした感じが咲夜の身体を突き抜けていく。
そんな感じの顔をしている咲夜を心配そうに美鈴が聞く。
「だ、大丈夫?本当に?」
「は、はい、大丈夫です。ちょっとぴりぴりしますけど」
「そ、そう?でも、そこまで入れればもうすぐよ」
その後、暫く咲夜は足で湯船を楽しんだ。
「ふう…」
「ようやく肩までつかれたわね」
「はい」
「そーれっ!」
美鈴がお湯を揺らす。
「…っ!あっ、熱いですから止めてくださいっ!」
「あははっ、ごめんね」
美鈴は笑いながら言う。
「どう?肩までつかると、気持ちいいでしょ?」
「はい、確かに美鈴さんのいったとおり気持ちいいです」
「…」
「…」
二人は今暫くお湯につかっていた。
「さてと、あんまり入っているとのぼせちゃうわね」
「そうですね」
「それじゃ、でましょうか?」
「はい」
美鈴と咲夜はお風呂場を出て、浴衣に着替え、部屋に戻った。
「さて、咲夜のベッドはそっちね」
「はい」
美鈴が電気を消した。
二人はベッドに入る。
「ねえ、咲夜…」
「なんでしょうか?美鈴さん」
「私ね、ここまで他人と仲良くなったの…初めてなの」
「そう…なんですか?」
「お嬢様とは主と門番の関係だからあまり顔もあわせられないし…
といっても紅魔館の中のメイド達ともあまり喋らなかったの」
「美鈴さん…」
「でも、咲夜が来てから楽しくなったわ」
「こんな私でもお役に立てれば…」
「私、咲夜とは親友になれそう…」
「はい、私もです。美鈴さん」
「咲夜、明日からも宜しくね」
「はい、美鈴さん、私からも宜しくお願いします」
「それじゃあ、おやすみ」
「おやすみなさい」
二人はそれぞれの眠りについた。
部屋のドアの近くに一つの影があった。
「ふふっ、美鈴を咲夜の先輩にしたのは正解だったようね
明日から、お願いよ」
レミリアは一言小さな声で呟くと、部屋に戻った。