この話は、一匹の蟲が一冊の本を拾ったことで幕があけます。幻想郷を揺るがした事件、どうぞご堪能あれ。
序章
ある、満月の出た幻想郷の夜―――
一匹…いや、一人の蟲が、宙を散歩していた。「闇に蠢く光の蟲」ことリグル・ナイトバグである。
なぜそんな肩書きができたのかは、わからない。いつの間にか、ついていたのだ。世の中には、
不思議なことがたくさんある。しかし、ここ幻想郷は、その存在自体が(大半の人間にとって)
不思議のようなものであるため、不思議な場所で不思議なことが起こっても、特には驚かないし、
気づきもしない。そんな世界の中の夜を、リグルは飛んでいた。
「う~ん、やっぱり満月の夜は嫌ね~」
そんな独り言が聞こえてくる。蛍というのは元来満月を嫌う。自分の光が満月の光によって、
かき消されてしまうから。それは蛍の妖怪たるリグルとて、同じだろう。しかし、その日だけは、
満月はこの蛍に味方したようだ。
「?」
リグルの視界に、何かの光が映った。リグルは、幻想郷で光を出す妖怪など、少なくとも自分しか
知らなかった。当然、興味をそそられる。しばらくその場で思案顔になり、が、それも3秒ほど、
その光った場所に向かって急降下していった。光ったと思しき場所に降り立ち、周りに目を光らせる。と、
「…本??」
読んで字のごとく、である。一冊の本が落ちていた。焦げ茶をした革表紙に、金で縁取られた題名があった。
「…蟲符の手引?」
今のリグルにとって、こんな本を拾えたことはとても幸運だった。つい1週間ほど前に、紅白やら黒白やら
メイドやら庭師やらに完膚なきまでにボコボコにされたばかりで、どう仕返ししようかと考えていたところ
だったのだ。それこそ飛び上がらん限りの(実際に飛び上がったが)うれしさがこみ上げてきて、我慢できず
その場で本をめくり始めた。まず目に入ったのが「目次」という在り来りな語だ。その下には「下級符」
「中級符」「上級符」と記してある。しかし、リグルはここで少々不可解なことに気がついた。
「?…アレ?」
~~符と記されたところの頁を見てみると…―――そこには、数字のすの字すら記されてはいなかった。
軽度の混乱状態に陥り、急いで他の頁をめくってみる。
なんてことだ。目次のところだけに文字が書かれているだけで、それ以外の頁は延々と白紙が続いているだけだった。
今までの期待が一気に冷めていくのが自分でもわかる。その本を遠くに放り投げた。自分でも驚くほどの距離を飛び、
深遠の中へ引きずり込まれたかのごとく、どこともなしにその本は消えていった。
「フン!!」
そう鼻を鳴らしながら、けだるい気持ちを引きずりつつリグルは家路についた。
リグルの家は、とある森の中の、とある大樹の中にある。大樹といっても、リグルが中に入って、やっと寝転がれる
程度の広さしかない。しかし、リグルの家に人、または妖怪が来ることなど滅多にないため、特に問題はない。
そんな家に、リグルはすんでいた。
「はぁ~~・・・」
盛大にため息をつきながら家の中に入る。脱力したように床に寝転がる。今日は奇妙な日だった。白紙の本を拾った。
正しくは拾って捨てた。誰があんな本を書いたんだろう?疑問がわいてきたが、その疑問も程なく眠気に飲み込まれて
いった。
コトッ・・・・・・・
ただそれだけの音に、リグルの眠気は吹っ飛ばされた。神経が立っていたのかもしれない。天井に頭をぶつけそうな
勢いで飛び起きた。音のしたほうへ目を向ける。そこには、確かにこの家と違う方向に投げたはずのあの本が落ちて
いた。普通なら数秒程度、固まるであろう。しかし、リグルはさりげなく落ちているその本に、さりげなく手を掛け
た。と。本から幾条もの光の束が放たれる。そして・・・あたりは再び静寂に包まれた。光に驚き部屋の隅で固まっ
ていたリグルは、恐る恐るその本に、再び手を掛けた。今度は何も起こらない。安堵の表情を浮かべ、なんともなし
に本をめくる。すると・・・リグルの目が驚きに見開かれた。白紙だったはずの頁にいくつもの「蟲符」が浮かび上
がっていた。本当にうれしくなった。早速「上級符」の頁を開く。が、そこにはこう書かれていた。
[この符は強力な媒体、つまりは札が必要です。]
肩をがっくり落とした。一妖怪であるリグルがそんな強力な札を持っているなど、まずありえない。どこぞの巫女な
らまだしも、・・・・・・・・巫女?そうだ!
博麗霊夢!あいつならきっと、強力な札を持っているに違いない!そう思い、しかし問題点に気づく。そんなものを
妖怪の私にくれるのか。しかし、そんな問題を、リグルは数秒でかたずけた。―くれないなら奪えばいい。
この時からすでに、リグルは普段の人格がなくなっていた。本の「下級符」の頁を見る。
[この符は比較的脆弱な札でも作れます。]
たしか、いくつか札を作ったときの余りがあったハズ…あった。あった、あった。でも3枚。これは相当うまく使わ
ないと奪うことはできなそうだ。明らかに不利であるのに、リグルの顔には鬼気迫る微笑が張り付いていた。その時
誰かがリグルを見ていたとしたら、気がついたかもしれない。しかし、仮にリグルを見ていた人がいたとして、彼女
の異変に気づいたとしても、未来の彼女を止められることは出来なかっただろう。リグルは、・・・そう、狂い始め
ていた。
夜が明ける。時が過ぎる。
――――昼下がりの、博麗神社。ここで、博麗霊夢と霧雨魔理沙は座談会を開いていた。開いていた、というよりは
開かざるを えなかった、といった方が正しい。ほぼ無理やり魔理沙が押しかけてきて勝手に神社の茶菓子をあさり
始めたのだ。そんなわけで、霊夢は今日も不機嫌である。
「ちょっと、魔理沙。勝手に茶菓子をあさらないで。」
「なにをいう?神社のものはわたしのもの、つまりお前のものは私のものだ。」
「…どっかで聞いたことがあるわね、その言葉。」
「気の迷いだぜ、霊夢。」
「それはちょっと違う…」
「それより霊夢、茶菓子追加だ。」
「それが最後よ、魔理沙。食べすぎ。幽々子じゃないんだから。」
魔理沙はやれやれ、といった感じで両手を挙げ、そして縁側のほうを向く。数秒の静寂が訪れるが、それは霊夢に
よって破られた。
「……平和ね。」
魔理沙は一瞬驚きと戸惑いの混じった表情を浮かべるが、霊夢にそれは見えなかった。魔理沙が応答する。
「そうだな。」
この世に[平和]という単語ほど心が和む単語はないと思う。平和なのはいいことだ。少々暇と退屈を持て余すが。
そう思いながら魔理沙は、縁側の外の、桜の木を見やる。霊夢も同じことを思ったのだろう。彼女も桜の木を見て
いた。
―平和だな。―
二人の少女は、そう思った。…しかし、このとき既に、その平和は崩れ去っていた。もちろん二人はそんなことに
気づかない。そして、それが博麗神社から崩れ始めているということも。
時は遡る。
―――深夜の博麗神社。草木も眠る、丑三つ時。そんなところに、リグルの姿があった。
「…やっぱり結界はってある…のかな?」
ためしに自分の妖力を結晶化した虫を投げてみる。…案の定、鋭い音、鈍い光とともにその虫は煙と帰した。それ
を見てもリグルは特には驚かない。手段なら、いくらでもある。懐から一枚の札を取り出し、
「蟲符[異次元断層]」
スペルカードを発動。それと同時にリグルの前に奇妙な蟲が現れた。おおよそ10センチほどの、コガネムシの
ような生き物。リグルはその蟲に一声かける。
「そこの結界の内側まで。」
蟲は命令を聞き届けたのか、キィ、という音を発した。リグルは満足げに頷くと、結界に向かって足を踏み出す。
一瞬だった。リグルは結界の内側にいた。あの蟲は、いつの間にかリグルの肩に乗っている。リグルは神社内を
探索し始めた。探索は程なく終わる。ためしに近くにあった蔵の中に入ってみると、そこにはいろいろなものが
あった。もちろん札も。それらを失敬してから、彼女は再び結界に向かって歩き出す。
「またお願い。」
肩の蟲にそう声をかける。肯定の音、そしてリグルは再び結界の外へ出た。
「ご苦労様。今日はもういいよ。」
そういうと、肩の蟲はスペルカードへと戻っていった。しばらく夜風にあたろうと思い、地をける。ふよふよと
宙に浮きながら、物思いにふける。―自分でもあんなにうまくいくとは思っていなかった。それにしても
「異次元断層」、便利な札だ。
下級符なのに、あんなに使える札があるとは。あれは隙間妖怪のものとはちょっと違う。あっちは「隙間」と
いう異次元空間を作り出すものだ。それに対し異次元断層は正しくは、次元を切り裂き、その先の空間と自分の
空間をつなぐものだ。結界なんて関係ない。いもしない相手にそんな解説をする。と。目の前に紅の館。いつの間
にかこんなところにきてしまった。―紅魔館。紅い悪魔のすむ、魔窟。リグルは思う。―確か、ここには――それ
と同時に、リグルの顔が酷薄に歪む。そして――家の方角に向かって飛び立つ。何事にも、準備というものは必要だ。
幻想郷の平和の均衡は、リグルによって崩される。 序章―了
序章
ある、満月の出た幻想郷の夜―――
一匹…いや、一人の蟲が、宙を散歩していた。「闇に蠢く光の蟲」ことリグル・ナイトバグである。
なぜそんな肩書きができたのかは、わからない。いつの間にか、ついていたのだ。世の中には、
不思議なことがたくさんある。しかし、ここ幻想郷は、その存在自体が(大半の人間にとって)
不思議のようなものであるため、不思議な場所で不思議なことが起こっても、特には驚かないし、
気づきもしない。そんな世界の中の夜を、リグルは飛んでいた。
「う~ん、やっぱり満月の夜は嫌ね~」
そんな独り言が聞こえてくる。蛍というのは元来満月を嫌う。自分の光が満月の光によって、
かき消されてしまうから。それは蛍の妖怪たるリグルとて、同じだろう。しかし、その日だけは、
満月はこの蛍に味方したようだ。
「?」
リグルの視界に、何かの光が映った。リグルは、幻想郷で光を出す妖怪など、少なくとも自分しか
知らなかった。当然、興味をそそられる。しばらくその場で思案顔になり、が、それも3秒ほど、
その光った場所に向かって急降下していった。光ったと思しき場所に降り立ち、周りに目を光らせる。と、
「…本??」
読んで字のごとく、である。一冊の本が落ちていた。焦げ茶をした革表紙に、金で縁取られた題名があった。
「…蟲符の手引?」
今のリグルにとって、こんな本を拾えたことはとても幸運だった。つい1週間ほど前に、紅白やら黒白やら
メイドやら庭師やらに完膚なきまでにボコボコにされたばかりで、どう仕返ししようかと考えていたところ
だったのだ。それこそ飛び上がらん限りの(実際に飛び上がったが)うれしさがこみ上げてきて、我慢できず
その場で本をめくり始めた。まず目に入ったのが「目次」という在り来りな語だ。その下には「下級符」
「中級符」「上級符」と記してある。しかし、リグルはここで少々不可解なことに気がついた。
「?…アレ?」
~~符と記されたところの頁を見てみると…―――そこには、数字のすの字すら記されてはいなかった。
軽度の混乱状態に陥り、急いで他の頁をめくってみる。
なんてことだ。目次のところだけに文字が書かれているだけで、それ以外の頁は延々と白紙が続いているだけだった。
今までの期待が一気に冷めていくのが自分でもわかる。その本を遠くに放り投げた。自分でも驚くほどの距離を飛び、
深遠の中へ引きずり込まれたかのごとく、どこともなしにその本は消えていった。
「フン!!」
そう鼻を鳴らしながら、けだるい気持ちを引きずりつつリグルは家路についた。
リグルの家は、とある森の中の、とある大樹の中にある。大樹といっても、リグルが中に入って、やっと寝転がれる
程度の広さしかない。しかし、リグルの家に人、または妖怪が来ることなど滅多にないため、特に問題はない。
そんな家に、リグルはすんでいた。
「はぁ~~・・・」
盛大にため息をつきながら家の中に入る。脱力したように床に寝転がる。今日は奇妙な日だった。白紙の本を拾った。
正しくは拾って捨てた。誰があんな本を書いたんだろう?疑問がわいてきたが、その疑問も程なく眠気に飲み込まれて
いった。
コトッ・・・・・・・
ただそれだけの音に、リグルの眠気は吹っ飛ばされた。神経が立っていたのかもしれない。天井に頭をぶつけそうな
勢いで飛び起きた。音のしたほうへ目を向ける。そこには、確かにこの家と違う方向に投げたはずのあの本が落ちて
いた。普通なら数秒程度、固まるであろう。しかし、リグルはさりげなく落ちているその本に、さりげなく手を掛け
た。と。本から幾条もの光の束が放たれる。そして・・・あたりは再び静寂に包まれた。光に驚き部屋の隅で固まっ
ていたリグルは、恐る恐るその本に、再び手を掛けた。今度は何も起こらない。安堵の表情を浮かべ、なんともなし
に本をめくる。すると・・・リグルの目が驚きに見開かれた。白紙だったはずの頁にいくつもの「蟲符」が浮かび上
がっていた。本当にうれしくなった。早速「上級符」の頁を開く。が、そこにはこう書かれていた。
[この符は強力な媒体、つまりは札が必要です。]
肩をがっくり落とした。一妖怪であるリグルがそんな強力な札を持っているなど、まずありえない。どこぞの巫女な
らまだしも、・・・・・・・・巫女?そうだ!
博麗霊夢!あいつならきっと、強力な札を持っているに違いない!そう思い、しかし問題点に気づく。そんなものを
妖怪の私にくれるのか。しかし、そんな問題を、リグルは数秒でかたずけた。―くれないなら奪えばいい。
この時からすでに、リグルは普段の人格がなくなっていた。本の「下級符」の頁を見る。
[この符は比較的脆弱な札でも作れます。]
たしか、いくつか札を作ったときの余りがあったハズ…あった。あった、あった。でも3枚。これは相当うまく使わ
ないと奪うことはできなそうだ。明らかに不利であるのに、リグルの顔には鬼気迫る微笑が張り付いていた。その時
誰かがリグルを見ていたとしたら、気がついたかもしれない。しかし、仮にリグルを見ていた人がいたとして、彼女
の異変に気づいたとしても、未来の彼女を止められることは出来なかっただろう。リグルは、・・・そう、狂い始め
ていた。
夜が明ける。時が過ぎる。
――――昼下がりの、博麗神社。ここで、博麗霊夢と霧雨魔理沙は座談会を開いていた。開いていた、というよりは
開かざるを えなかった、といった方が正しい。ほぼ無理やり魔理沙が押しかけてきて勝手に神社の茶菓子をあさり
始めたのだ。そんなわけで、霊夢は今日も不機嫌である。
「ちょっと、魔理沙。勝手に茶菓子をあさらないで。」
「なにをいう?神社のものはわたしのもの、つまりお前のものは私のものだ。」
「…どっかで聞いたことがあるわね、その言葉。」
「気の迷いだぜ、霊夢。」
「それはちょっと違う…」
「それより霊夢、茶菓子追加だ。」
「それが最後よ、魔理沙。食べすぎ。幽々子じゃないんだから。」
魔理沙はやれやれ、といった感じで両手を挙げ、そして縁側のほうを向く。数秒の静寂が訪れるが、それは霊夢に
よって破られた。
「……平和ね。」
魔理沙は一瞬驚きと戸惑いの混じった表情を浮かべるが、霊夢にそれは見えなかった。魔理沙が応答する。
「そうだな。」
この世に[平和]という単語ほど心が和む単語はないと思う。平和なのはいいことだ。少々暇と退屈を持て余すが。
そう思いながら魔理沙は、縁側の外の、桜の木を見やる。霊夢も同じことを思ったのだろう。彼女も桜の木を見て
いた。
―平和だな。―
二人の少女は、そう思った。…しかし、このとき既に、その平和は崩れ去っていた。もちろん二人はそんなことに
気づかない。そして、それが博麗神社から崩れ始めているということも。
時は遡る。
―――深夜の博麗神社。草木も眠る、丑三つ時。そんなところに、リグルの姿があった。
「…やっぱり結界はってある…のかな?」
ためしに自分の妖力を結晶化した虫を投げてみる。…案の定、鋭い音、鈍い光とともにその虫は煙と帰した。それ
を見てもリグルは特には驚かない。手段なら、いくらでもある。懐から一枚の札を取り出し、
「蟲符[異次元断層]」
スペルカードを発動。それと同時にリグルの前に奇妙な蟲が現れた。おおよそ10センチほどの、コガネムシの
ような生き物。リグルはその蟲に一声かける。
「そこの結界の内側まで。」
蟲は命令を聞き届けたのか、キィ、という音を発した。リグルは満足げに頷くと、結界に向かって足を踏み出す。
一瞬だった。リグルは結界の内側にいた。あの蟲は、いつの間にかリグルの肩に乗っている。リグルは神社内を
探索し始めた。探索は程なく終わる。ためしに近くにあった蔵の中に入ってみると、そこにはいろいろなものが
あった。もちろん札も。それらを失敬してから、彼女は再び結界に向かって歩き出す。
「またお願い。」
肩の蟲にそう声をかける。肯定の音、そしてリグルは再び結界の外へ出た。
「ご苦労様。今日はもういいよ。」
そういうと、肩の蟲はスペルカードへと戻っていった。しばらく夜風にあたろうと思い、地をける。ふよふよと
宙に浮きながら、物思いにふける。―自分でもあんなにうまくいくとは思っていなかった。それにしても
「異次元断層」、便利な札だ。
下級符なのに、あんなに使える札があるとは。あれは隙間妖怪のものとはちょっと違う。あっちは「隙間」と
いう異次元空間を作り出すものだ。それに対し異次元断層は正しくは、次元を切り裂き、その先の空間と自分の
空間をつなぐものだ。結界なんて関係ない。いもしない相手にそんな解説をする。と。目の前に紅の館。いつの間
にかこんなところにきてしまった。―紅魔館。紅い悪魔のすむ、魔窟。リグルは思う。―確か、ここには――それ
と同時に、リグルの顔が酷薄に歪む。そして――家の方角に向かって飛び立つ。何事にも、準備というものは必要だ。
幻想郷の平和の均衡は、リグルによって崩される。 序章―了
それで、SSを書いていない俺がこんな事を言うのもなんですが、
蟲符で『異次元断層』ってのはおかしいと思います。
う~ん、確かに今自身で読み直してもおかしいです。(笑
「異次元断層」これ、そういうのを作り出す蟲ってことでこんな名前にしました。だから正しくは「異次元断層蟲」なんです。だけど蟲、とはいるとなんか違和感がある。だから「異次元断層」としました。…それでも無理がありますね。私はどうもネーミングセンスというものがないのですよ。これから先もかんな名前の蟲符がでそうです。長い目で見てくだされば恐縮です。ご意見ありがとうございました。
リグル・蝶・サイコー
結界でなく空間を食べる蟲みたいなものです。
異次元断層って紫様じゃないんだからw