Coolier - 新生・東方創想話

ひまわり畑の約束とあなたの幻影

2010/07/11 01:28:41
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太陽はもう沈みかけていた。
そのせいで幻想郷は「夕方」という時間に包まれていた。

だからだろう。
一日の終わりを感じるのは。
だからだろう。
風景すべてが赤く輝いているのは。
だからだろうか。
彼女が美しく見えるのは。









「ねぇ、幽香 …………幽香?」
「なっ、なによ!?」
あわてて反応する。
リグルはこちらを心配そうに見ていた。
「話しかけてもずうっと反応なかったけど体調でも悪いの?」
「ち、ちがうわよ!」
「そう??……ならいいんだけど…」
そう言って、リグルがほほ笑む。
その顔にまた見入ってしまう。ついでに反応が遅れた理由がリグルに見とれていたから、ということは口が裂けても言えない。


今花畑には私とリグルの二人しかいない。特に会話はなかった。リグルはぼんやりとただ夕日を眺めていた。私は………さっき言ったとおりである。


「顔、赤いよ?」
「夕陽のせいよ!!」
「そんなに怒らなくてもいいじゃん…」
さびしげな顔をするリグル。
照れ隠しに声を荒げたのを怒ったと勘違いしたらしい。
私の心に罪悪感が生まれた。


心底思う。私はなんて素直じゃないのだろうと。
もし、今より素直になれたら彼女を今みたいに傷つけることはしないだろう。
できることなら、あなたに私と出会ってくれてありがとうと一度でいいから伝えたい。あなたが世界中で一番好きだと毎日伝えたい。
しかしそれはできない。私のちっぽけなプライドが邪魔するのだ。
私、風見幽香は不器用なのである。



「それで、何か用なの?」
「えっ?」
「えっ、じゃないわよ!さっき私を呼んだでしょう?」
「あっ!そうか!」
「はぁ…まったく…」
へへ、と自分の頭をかきながら照れ笑いをしているリグルの姿を見て私はあきれるのだった。



「あの二つの約束覚えてる?」
ドキン、と心臓が高鳴る。
鼓動の回数が増えていくのがわかる。
彼女の宝石のような瞳がこちらに向けられていた。

「…いきなり……なによ…?」

「不意に思い出してさ。確か約束した時も今みたいな夕方だったよね。」

そういえばそうだった。あの時も太陽が沈みかけ、リグルとこんな風に二人きりだった。ただ違うのは、今はあのときみたいにひまわりの花びらが舞っていないということ。だって現在は秋姉妹の活発な時期だからしょうがない。

「……覚えてるわよ。」
「本当!?…うれしいな……」
そうしてまたリグルははにかみながら自分の頭をかいた。


……忘れるはずがない。
その時の風景もその時の言葉も詳しく覚えてる。
だってそうでしょう?




その時は不器用な私が少しだけ素直になれた時間なんだから。




「約束その一、私たちは年を経てもお……」
そうそう、私たちは年を経ても…って
「なに復唱してるのよ!!!」
「えーいいじゃん。せっかくあの時みたいなんだから。」
「いいわけないでしょう!!
……決めた、私あなたを殺すわ」
「なんでよ!?これぐらいで人を殺すな!!」
「体の力を抜きなさい……一瞬で楽にしてあげるわ…」
「問答無用!?」


言い合いは太陽が呆れて西の空に沈んでも続いた。

心底思う。私はなんて素直じゃないのだろうと。
























約束その一、私たちは年を経てもお互いを愛し続けること。


























あなたは時を戻すことができたらどうする?
一週間前のハンバーグをまた食べる?
三日前の割ってしまったコップを丁寧に運ぶ?
昨日の友達とのけんかを防ぐため反論を我慢する?

私なら思いっきり時間を戻す。
ひまわりの花びら舞うあの夕方まで。
そして約束を交わした後、あなたに出会ってくれてありがとうと伝えるんだ。
そして次の日からあなたが世界中で一番好きだと毎日伝えるんだ。

時が戻せたらあなたとの関係に恥じらいとプライドを持ちこまないことにする。
だってそうでしょう?















そんなものあなたが死んでからの後悔の材料にしかならないのだから。




















ひまわりに囲まれてあなたが息を引き取った時、私は土の上に座り込んだ。不思議と涙は出てこなかった。
あまりにも唐突なできことに反応することができなかったのだ。
そして座り込んだまま二人の今までの思い出を思い返していた。
どれくらい思いふけていたかは詳しく覚えていないが、まだ太陽も昇りきっていないときにあなたは死に、思い出巡りが終着した時は東の空が明るくなった時だった。

目を覚ました時はもう昼だった。どうやらいつのまにか寝てしまったらしい。
最初に抱いたのは昨日の出来事は夢だったんじゃないか、という思いだった。
しかし、あなたにかけよりどんなに声をかけても起きることはなく、どんなに揺すぶっても目を開けてはくれなかった。
その瞬間私の頬を涙が濡らした。
最初は一粒二粒だったがいつのまにか滝のように流れた。視界がぼやけて呼吸をするのが苦しくなった。
そのまま地面に泣き崩れたのだった。
その時私は悟ったのだ。

あなたは死んだのだと。


そして、私はあなたを埋めるための穴を掘り始めた。涙と鼻水で顔を汚しながら。思い出巡りもまた頭の中で始まった。
現実の重さに耐えきれず何度かその場に泣き崩れた。




埋葬も思い出巡りも終わったころには日が傾いていた。服は土でドロドロになっていた。

私の心の中にはある思いしかなかった。


私も死のう。


ただその一心でよろよろと立ちあがった。
そして、視線を前に向けたのだ。


偶然だった。夕日が目に映った。


その瞬間私の頭の中にあの日がよみがえった。


「二つ約束しよう。」


ハッ、とした。
そうだ、私は彼女と約束を交わしたじゃないか。
なら、私は生きなければいけない。
生きて約束を守らないといけない。

ほおにはまた涙が流れていた。
しかし、その涙が昨日の涙と意味も理由も違うのがわかっていた。
だって、私の心には使命感と生きる希望があふれていたから。

そしてその約束に基づいた明日からの生き方を考え、結論を出したのだった。
気が付いたら自分の手も見えないほどにあたりは暗くなっていた。













気が付いていたのかもしれない。
見えなくなったのは自分の体なんかじゃなくて、約束に含まれた本当の意味だったということを。
ときに物事の真理は自分のエゴで隠されてしまう。
だからこの時も彼女を失った自分の心が、約束の真理を自分に都合のいいように歪曲させてしまったのだろう。
こんな約束の守り方間違っている、心の奥底にそんな思いはあった。
しかし、それを見て見ぬふりをした。
彼女の死を認められない証拠だろう。

言い訳させてもらうなら、私は不器用なのだ。






















「約束その二、私が……






















次の日から私はいつも通りの幽香になった。
まだ悲しみはあるが、私はいつも通りに振舞わないといけないのだ。
そして私はいつものように花を世話し始めたのだ。

今日は客が来た。
ミスティアとルーミアである。
二人とも年をだいぶとったらしいが顔がまだ幼いままであった。
少しうらやましくなった。

でも一番うらやましかったのは手をつないでいたことである。
私にはもう相手がいないから…

「いらっしゃい。」

「お久しぶりですね。」
「ひさしぶり~」
この二人は内面も変わってないらしい。
笑顔でミスティアは礼儀正しいあいさつを、ルーミアは能天気なあいさつをくれた。
このままだとルーミアの「そうなのか~」の口癖も変化していないだろう。

「ルーミア、ちゃんと挨拶しないとだめだよ。」
「そうなんすか」
私の予想の斜め上をゆく回答であった。



「そういえば…」
そう言ってミスティアは周りをきょろきょろ見回した。

別に隠すつもりはない。むしろこの二人には伝えておきたかった。

「あっちにテーブルがあるからそこで話すわ。」
二人をテーブルまで案内した。いつの間にか二人の顔は真剣なものになっていた。


「彼女は死んだわ。」
ひまわり茶を三人分注ぎ終わった後、私は二人に告げた。
二人の顔は驚きの気持ちに塗りつぶされていた。まぁ、無理もないだろう。
「あ、心配はしなくても大丈夫よ。私は彼女と二つ約束をしたの。だから私はそれを守るためこのままでいくわ。そのおかげで私は生きる希望があるんだから。」
作り笑いで言い終わったあと、ひまわり茶をすすっていると硬直のとけたミスティアが口を開いた。だから私は
「幽香は」「それよりあなたたちはどうなの?」
話をさえぎり、話題を変えた。だってこのまま話を続けたら私はまた現実の重さに耐えきれなくなってしまうから・・

「二人とも相変わらずラブラブね。」
そんなことを言っても二人は浮かない顔のままであった。

ミスティアはそのあとも何回か何か言おうと口を開いた。
そのたびに言葉をさえぎった。
言いたいことは分かっていたから…

私が一方的に質問していると日が傾きだした。
「そろそろ帰ったほうがいいわ。見送るわよ。」
そしてまた一方的に、畑の出口まで送った。
二人の顔はここに来た時と正反対の顔をしていた。

「またね。」

そう言うとミスティアがこちらを振り向いた。

「その頭の花の輪、彼女の墓に埋められるように頑張ってね。」

「……善処するわ。」
そんなやり取りを最後に二人は帰って行った。


ため息をついて、頭の花の輪に触れた。
これは告白のため、彼女のために作ったものである。
それを埋められず身に着けているということは、いまだに彼女の死を受け入れられていない証拠である。

テーブルに戻りカップをかたしている時、私は話している時もあの二人に羨望しか感じていなかったことに気が付いたのであった。




















「こんにちは。」
花に水をやっていると後ろから挨拶が聞こえた。声から相手は想像できた。
「いらっしゃい、紫。それでなんのようかしら?」
振り向くと日傘をさした紫が立っていた。
実は私はこいつがあまり好きではない。
なぜなら…
「ずいぶんと棘のある言い方ね。私はただあなたとお茶会がしたいだけよ?というわけでお茶の準備をお願いね。」
かなり自分勝手なのだ。



「お菓子は準備してくれないの?」
ひまわり茶を二人分注ぎながら私は聞いた。
「あらいけない。これは失礼したわ。ちょっと待っててね。」
そう言うと隙間をつくり、中に手を突っ込んだ。
しばらくすると隙間の中から出した手には、クッキーの並べられたお皿が掴まれていた。
ついでに隙間の向こうからは

「しゃくやのくっき~~~~」
「お嬢様、泣かないで下さい!!また焼きますから!!」

そんな会話が聞こえてきた。紫は笑みをこぼしていた。私は溜息を吐くのだった。
ついでにこれはどうでもいいことなのだが、あのメイド長はいつまで現役なのだろう…







「昨日、ミスティアとルーミアからあなたの話を聞いたわ。」
紫はクッキーをかじりながら私に言った。
その顔はいつもの笑みを浮かべていた。

「……それで何よ?同情でもするつもり?なら帰ってもらうわよ。」
「まさか。私は人に同情するのは嫌いなのよ。さっきも言ったでしょう?私はただあなたとお茶会をしたいだけって。」
「…具体的には何をするの?」
「私の愚痴を聞いてもらう。」
「はぁ!?」
それから紫の自分の式の愚痴が始まった。
もう一度言うがこいつは自分勝手なのだ。















「それでね、藍はいつも橙のことばかりで私にかまってくれないの。」
ずうっとこんな感じで紫は話している。
日はもう大きく傾いていた。
私は拷問を受けている気分だった。
眠りそうになると紫に話しかけられ起こされるのである。それが何時間も続いたのだ。
もう瀕死状態だった。

「そろそろ帰ったら?」
だから私は紫に帰宅を促してみた。
「あらいけない、もうこんな時間だわ。」
紫は夕日を見つめて言った。
「でももう一つやらないといけないことがあるの。」
いつのまにか紫は私を見つめてそう言った。顔の笑みはいつもと違うように見えた。
そのせいで私の全身に変な力が入った。

「…なによ?」
「こんなに話すなんて私らしいと思わない?」
いきなり何を言うのだろう。
何か重大なことでも言うのだろう、と思っていたからいっきに体の力が抜けた。

「確かにね。しかも最初から自分勝手なところとかね。」
私は嫌みたっぷりに言った。

「でしょ?でも自分らしいっていいことだと思わない?」

心がチクっとした。
紫の顔を見た。やはりいつもと違うように見えた。

「…なにが言いたいの?」
「そのままの意味よ。自分らしさって失ってはいけないと思うの。」

だんだんイライラしてきた。
「だから言いたいことがあるならはっきり言えばいいでしょう?」
「自分らしさの大切さを説いてるだけよ?」
「それで何が言いたいの?」
「なにをイライラしてるのよ?落ち着きなさいよ。」
「私は落ち着いてるわ!!」
テーブルを思いっきり叩いた。二つのカップが揺れた。

「やっぱり怒ってるじゃない。どこか私の言葉に自分があてはまるところがあったの?」
「うるさい!!もうお茶会は終わりよ!!帰ってちょうだい!!!」
「もしかして今の自分には自分らしさがない、と思ったの?」
「黙れ!!もう帰れ!!!」
そう言って私は席を立とうとした。
しかし紫に腕を掴まれそれはできなかった。

「あら、まだ話の途中でしょう?」

そう言うと紫の顔から笑みが消えた。

「あなたが自分の間違いに気付くまでこのお茶会は終わらないわ。」
静かで、でもどこか威厳を感じる声で紫が言った。さっきまでの笑顔は紫から消えていた。
その態度に少し動揺する。

「なにを言ってるか分からないわ!」
「いい?聴きなさい。
彼女はもう死んだのよ!いつまでこんなつまらないことを続けるの!?」

「そのぐらい知ってるわよ!!彼女は死んだことぐらい!
それともあなたは彼女をよみがえらせてくれるの!?
そうよね、死と生の境界線をあなたなら操れるかもしれないわね!
生き返らせられるならやってよ!!もう一度彼女に会わせてよ!!もう一度・・・」


パンっ、と乾いた音が響いた。
左の頬に痛さを感じた。遅れながら自分が紫にビンタされたのがわかった。
彼女はただ憤怒の表情をこちらに向けていた。

「お願い、よく聴いて…
彼女はもう死んだ!!そして…死者はもう……生き返らない…」
声が後半震えていた。いつの間にか紫の憤怒の顔の頬を涙が濡らしていた。


だからだろうか、私の頬も滝のような涙が濡らしているのは


「知ってるわよ……だから!!だから私は!!」
紫の手が私の胸ぐらをつかんでいた。
そして私は紫に引き寄せられた。彼女の顔がすぐ目の前に来た。

「なら、もう彼女の幻影を追いかけるのはやめなさい!!
いつまで自分を見失ってるの!?いつまで彼女に迷惑をかければ気が済むの!?
彼女の惚れた人はこんなにも弱い人だったの!?


……お願い…今がどんなに辛くても、苦しくても……彼女の大好きなあなたのままでいて…」

また紫の頬には涙が流れていた。
私は彼女の言葉を聞き、もうしゃべることしかままならないほど大泣きをしていた。
そして紫はそんなわたしを抱きしめた。

「本当はもう気が付いていたんじゃない…?
こんな約束の守り方間違えているって。」
私は声が出せない代わりに頭を縦に振った。

最初からわかっていた。こんなの間違っているって。
でも自分を止められなかった。
やっぱり彼女の死を受け入れられなかったのだ。
この世に彼女を感じていたかったんだ
だから私は約束を守るという名分で自分の暴走を正当化させた。
そして私は……

「今は大泣きをしてもいい。だから彼女の死を受け入れて。























































           ねぇ、リグル?」

幽香を演じた。





























「約束その二、私が死んでも私の代わりに花畑の世話をすること。」


























「なんだかさびしい約束だね…」
「でも大事なことよ。お願いね?リグル。」






























幻想郷は「夕方」という時間に包まれていた。
私は一人で地べたに座り込み、夕日を眺めていた。

あの約束を交わした日のようにひまわりが舞っていた。
手を前に出し、花びらを一つ掴んだ。

「さよなら幽香。私の大好きな人。」

そう言って自分の手のひらを開いた。
花びらは風に流され遠くに行ってしまった。

「あっ。」
花びらは遠くまで行ってしまい、寂しさがこみ上げた。そのせいで表情が硬くなった。

しかし、その顔もすぐに緩んだ。

「これでいいんだ…」
そう呟き、また夕日を眺めた。



不意にさっきの幽香へのつぶやきを思い出した。
思い返してみるととても恥ずかしい言葉なのに気が付き、一人で照れ笑いしながら頭をかいた。


もう頭には花の輪は乗っていなかった。
どうも皆様、シンフーです。
明るい話をかこうと思ったらまたさびしい話をかいてしまいました。
そろそろ明るい話を書きたい思っているのですが…

そうそう、皆様には感謝の言葉を。
前作の作品のコメントに感想、タグ追加の意見、誤字の指摘、内容へのアドバイスを書いてくれた方々、また本作をここまで読んでいただいた方々誠にありがとうございました。
皆様からの感想、意見は作品を書くときの励みとなっております。
これからも温かくも厳しい目で読んでいただけると嬉しいです。

さてここからは蛇足なので読まなくても大丈夫です。
本作で気付いた方もいると思いますが、作者はリグ幽とルーミスが大好きです。
しかし今回はその成分が極端に低いです…
なのでいつになるかはわかりませんが、二人の約束を結ぶまでを描きたいと思います。

はい、正直自分が見たいだけです……
その時は糖分を多めにいきたいと思います。
なので、見かけたら読んでいただけたら光栄です。

では、そろそろ失礼させてもらいます。




7様
考えを教えていただき、ありがとうございます。
次回からはなるべく場の空気を壊さない程度にネタを入れたいと思います。


8様
ご指摘ありがとうございます。
遅れながら・・・を…に直し、蓬莱の薬のくだりも削除させていただきました。
シンフー
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コメント



0.460簡易評価
7.80コチドリ削除
良いお話だと思うのです。
厳しいけど優しい紫様も好きなのです。

が、所々に入る笑いの成分が若干強めで物語の雰囲気にちょびっと水を差してるかな、とか
ラストは素直に驚いたんだけど、それが感動を増幅させるより分散する方に傾いたかな、
とかも思いました。

当然『だからいいんじゃない!』と感じる読者の方も多々いらっしゃると思うので、
あくまで個人の感想と思って頂けると幸いです。
8.80v削除
まさかの……。過ぎた幸せは鮮やかですが、なんとも。
紫の言葉がなければ、悪い意味で縛られたままだったのでしょうな……。
幸せになってくれ~!

気になった点
・蓬莱の薬
ミスティアとルーミアは妖怪なので、この薬を使わずとも外見変わらず永く生きる事が出来る気がします。

・間
「・・」は「……」の方が、字数も取りません。
読んでいてもあまり、悪い意味で意識も取られません。