Coolier - 新生・東方創想話

チルノがド調子に乗った話

2010/06/20 01:18:09
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「・・・霊夢・・大丈夫か?」
「え、ええ・・・なんとかね。」

霊夢と魔理沙は 何故か 氷漬けになっている博麗神社の中にいた。
魔理沙の箒は見事に氷の中でその姿を留めていた、まるで氷のオブジェみたいに・・

「くしゅん・・」
「ほら、毛布」
霊夢が魔理沙に毛布を手渡す。
「サンキュ・・」
「・・・にしても・・」
「どうしてこうなったんだぜ??」


話は小一時間程にさかのぼる・・

「よお。」
魔理沙が物置を掃除していた霊夢に声をかける。
「あら魔理沙ちょうど良かったわ、少し手伝って。」
「ん、何だぜ?」
霊夢が何やら埃をかぶった大きな箱を指差す。
「これを運ぶのを手伝って頂戴。」
「うわ・・・ひどい埃をかぶってるじゃないか・・」
「まぁまぁ・・ほらそっち側を持ってよ。」
「うぐ・・まぁいいけどさ・・」
しぶしぶ箱を持つ魔理沙。
「よし・・その辺に置きましょう。」
「ふー・・重たいなー。いったい何が入ってるんだ?」
大きな箱を賽銭箱の近くに置く。
「開けてからのお楽しみって良く言うじゃない。」
「お前も何が入ってるのか知らないのかよ・・・あれって霊夢の物置だろ?」
「さぁ?・・先代の人達が貯めてた物ばっかだしね。」
「ってことは・・まさか・・!」
「お宝は無いでしょ。だって見る限りほとんどガラクタだし・・」
「そうか・・・」
「・・・・・・さぁて、開けますか。」
「私が開けてもいいだろ?だろ?」
「そうね・・手伝ってもらったしね。どうぞ」
「よし!いくぜ!open!!」
勢い良く大きな箱の蓋を開ける魔理沙。

「・・・・・なぁにこれ・・・」
「見るからに怪しそうな液体だな・・」
大きな箱の中に入っていたのは赤色の液体が入った小さな瓶であった・・
さらに・・
「おい、霊夢何か紙が入ってるぞ。」
瓶の横には小さな紙切れが一枚置いてあった。
「何々?・・・」
紙切れを手に取る霊夢。
        
「これを飲めば貴方も最強になれる!・・・だってさ」
「へぇ・・何かおもしろそうじゃないか。どれ、飲ませてくれ。」
「ここからは有料になりマース」
「ケチすぐる・・・いいじゃないか別に!」
「ダメね!」
「何で?!別にガラクタばっかでいらないんだろ?」
「全部売るの。」
「え」
「売る、そして金欲しい。」
「(これが本音か・・)」
「で、でも先代の巫女が集めてきた物をそう易々と売るなんて、罰当たりと思わないのか?」
「残念ながら罰なんて当たった事は無いわね。一度きりもね」
「(既に売っているのかよ・・・)」
「ま、これも私が明日を生きていくためなのよ。うふふふ」
「汚いぜ霊夢ェ・・」
「汚いは・・誉め言葉よ!」

ドンッ!!!

「!」
魔理沙と霊夢が話している途中であった・・・
「うお!・・・足が動かない!」
「ちょっと・・!こ、これは・・氷?ま・・まさか・・」
「残念だけど!話は全て聞かせてもらったわ!その瓶貰うよ!」
「チルノ!貴様ァ・・・」
「クソっ!油断してたぜ!」
ひょいっと霊夢が握っていた瓶に後ろから手が伸びる!
「!!」
「チルノちゃん!パス!!」
「でかした!!大ちゃん!!」
「あっ!!しまった!」
「マスタァァ・・・」
ミニ八卦路を構える魔理沙。
「いいの?!瓶ごと消えちゃうよ?」
「スパァァァァ・・・・」
「止めて!魔理沙!」
「うお!何するんだ霊夢!?」
魔理沙の右腕をぎゅっと掴む霊夢
「まぁいいから見てなさいよ・・・」
「???」
「あっあれ?・・これどうすれば開くんだっけ?」
「ええっと・・・確か・・・」
「ね、ほら。」
「所詮は⑨だったな・・」
しかしっ!!時として運命が狂うこともある・・・!!!
「あっ!開いた!!」
「え?嘘?!」
「いまだよ!チルノちゃん!!飲んで!!」
「う、うん!!おりゃーーー!!!」
ゴクゴク・・・・
「あちゃー・・・・」
「折角の金が・・・・」
「ど、どう?チルノちゃん?・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「ち、チルノちゃ・・・ん?・・・」
「ふふふふふ・・・最強にスマートってやつだぁぁぁ!!!」
「!!!!」
「やっぱり・・あの液体・・」
「ああ・・やばいみたいだな。」
「うーん・・凄くテンションがクレイジーだなー・・そうだ!!神社の氷のオブジェクトを作ろう!」
「チルノちゃん?!」
「まぁ見ててよdaiちゃん!!」
「ちょ・・・霊夢!何かやばそうだぜ・・!」
「あっちが攻撃を仕掛けた瞬間に撃つわよ・・・」
「おう!・・」
「パーフェクト・フリーズ!!!」
「マスターァァスパーク!!!」「夢想封印!!!」

ドカーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン

シュ~~・・・・

「ど、どういう事だぜ・・・?」
「そ、そんなバカな・・・」
霊夢が放った夢想封印と魔理沙が放ったマスタースパークは凍ったのだ!!!
「す、凄いよ!!チルノちゃん!!」
「えっへん。」
パリンッ・・
「よし!足の氷が砕けた!!」
「いくわよ!魔理沙!」
「あわわ・・・こっちに来るーー!!」
「・・・・」
「マスターァァスパークゥゥゥ!!!!!」「夢想封印!!!!!」
「アイシクルガード・・・」
「!!!」
バァーーーーーーン・・・・
「う、嘘でしょ・・・」「んなバカな・・・」
チルノと大妖精の周りの氷の大きな壁によってまたもやマスタースパークと夢想封印は氷漬けになった。
「お返しするよ。」
「!!霊夢!ここは逃げるぞ!!」
「え、ええ!!神社の中に行きましょう!!」
「アイシクルマスタースパーク&アイシクル夢想封印・・・」
「う、うおおおおおお!!!」
「はぁぁぁぁ!!!」
全速力で神社の中に入る霊夢と魔理沙・・・
どーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん



「んで・・今こういう訳なんだぜ・・」
「はぁ・・・まさかチルノ如きに背中を向くとはね・・・」
「それにしても・・・この氷堅いな・・全然砕けないぜ・・」
「紫さえいればねぇ・・・」
「呼んだ?」
「うお!」
いきなり霊夢の横からスキマが現れたかと思うと紫がババァァーー・・じゃなくてバーンと出てきた。
「さっそくだけど・・・」
「無理ね。」
「まだ何も言ってないぜ!!  寒い・・」
「あの妖精の事でしょう?」
「知ってるのかよ・・・」
「ええ・・さすがにあれは厄介だわ・・・」
「戦ったのか?」
「藍がね・・・氷漬けにされちゃってね、本当に情けないわ~」
「あの藍を?・・・」
「だから言ったでしょうに、厄介だと。」
「それなら何で無理なんだ?」
「寒いから。」
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
「っていうのは冗談よ。」
「今、あの妖精に手を出すのは良くないわ・・寝たところをね・・」
「そんな事言ってられないわ!村里にでも被害が出たらどうするの?!」
「その辺は慧音とかに任せなさいな。」
「そ、そう・・」
「それにしても何であんなに凶暴化したのか・・霊夢と魔理沙、何か知ってる?(チラッ」
「さ、さ、さぁね・・」 「な、何のことだろうな?」
「そう・・なら良いけど・・(チラチラ」
「にしても・・悔しいわね。あのチルノに・・・」
「ああ!もっともだ!」
「っていうことでチルノのとこまでお願い紫」
「結構強いわよ?あの妖精」
「百も承知よ・・」
「まぁ所詮は変な液体を飲んだからなんだけどな。」
「へぇ・・変な液体ねぇ・・」
「あっやべ。」
「さて・・説明してもらうわよ。」
「分かったわよ、別に隠す事じゃないしね。」

少女説明中・・・

「それは狂腎薬ね・・」
「狂腎薬?」
「ええ、何でもかなり取り扱いが危険な薬でね、本当は外の世界でうつ病を治すための薬らしわ。」
「それであんなに強くなるのか?・・」
「さぁ?その辺は分からないわね。」
「バカにつける薬はあったみたいね・・・」
「それよりも・・・・」
「ええ・・・行きましょう。」

少女移動中・・・

「見えたわ・・目標のチルノよ。」
「ありがとうね紫。」「サンキューだぜ。」
「どういたしましてよ。」
「それじゃあね。」
「いってらっしゃい。」

スキマから急降下してチルノのすぐ近くに狙いを定める魔理沙と霊夢。

「ブレイジングスター!!!!」
「封魔陣!!!!!」

ちゅどーーーーーーーーーーーーーーン!!!!

パラパラパラ・・・・
辺りの木やらはすべて吹き飛び、チルノの姿も消え去った。

「終わったな。」
「そうね。」
「どこが?」
「な、なに?!!」
「アイシクルハント。」
「うおわぁ!!!」
「魔理沙!」
魔理沙はチルノの突然の攻撃を受ける。
カチコチカチコチ・・・・
「れ・・・・・・・れ・・む・・・すま・・・ん」
「魔・・・魔理沙・・・そ、そんな・・・」
魔理沙は氷漬けになってしまった。
「うーん・・私ながら良作のできあがりだな。さーーて次は霊夢だよ!」
「くっ!」
「アイシクルバリアント!」
「!」
四方八方から伸びてくる氷の鎖・・霊夢のスペル宣言の反応速度よりも早い!
「ま、間に合わない!!」
「the freezing」
「そうはいかの金太郎よ。」
パリーン・・氷の鎖がすべて粉々に砕ける・・・
「八雲紫・・・!」
「少し度が過ぎるわね。罰よ。受けなさい。」
「!!」
「 魍魎「二重黒死蝶」 」
「 零符「-273℃」 」

「!!ば、馬鹿な!どこへ消えた?」
「紫・・後ろは頼んだわよ!」
「え、ええ!」
「ここだ。」
「!上よ霊夢!」
「っ!何時の間に。」
紫の手を握って地面を強く蹴ってチルノの方へ飛ぶ霊夢
「いくわよ!」
「いいですわよ!」
そういって紫をチルノのほうへブン投げる霊夢。
「 紫奥義「弾幕結界」!!!!」
「 零零符「氷精のための鎮魂歌」!!!」
「 霊符「夢想封印」!!!」

ドドドドドドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん
空には一瞬だが大きな光が差した。
そしてその光は・・・

「残念だったわね!八雲紫!霊夢!」
「ちぃ!!」
「霊夢!退くわよ!」
「ああもう!分かったわ!!」
グオンっ!!スキマの中に霊夢と紫は入っていった・・・
「逃げたか・・・」
「あら?私は逃げてないわよ。というか今来たんだけどね。」
「!!十六夜咲夜!」
「 遅いわ・・幻世「ザ・ワールド」!!!!」 」

無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄wryyyyyy無駄無駄ー!!!!


「そして時は動き出す・・・」
「アポロッピイ!!!」
どこともなく物凄い勢いで吹き飛んでいくチルノ・・
「ありがとうよ・・咲夜・・」
「ま、魔理沙!!何時も間に!!?」
「マスタァァァァ・・・・・スパァァァァァァァァク!!!!!!!!!!」
「ぐおわわわぁぁぁぁぁ!!!!!!」
さらに吹き飛ぶチルノ・・
「所謂、これが最後のダメ押しってやつかしら?」
「そうみたいね。」
「あ、あたいは正気に戻った!!」
吹き飛びながら懇願するチルノ
「でもけじめっていうじゃない。」
「そうそう。」
「あわわわ・・・・」
「 「夢想天生」!!!」 「 「深弾幕結界 -夢幻泡影-」」
「あたいってば絶体絶命っていうか絶命ね!!!」

その日・・汚くは無い綺麗な花火が空に打ちあがって行ったという・・・




終わり。

     
魔理沙「にしても・・氷の中は寒かったぜぇ・・・」
霊夢「それにしても何で咲夜が?」
咲夜「あの氷精といつもいる・・えっと・・大妖精っていうのが助けを求めてきてね。 
  「チルノちゃんを助けてください!!お願いします!」だなんて泣いて言われれば私も仕方なかったわよ・・」
紫「まぁ何にせよ・・一件落着ね。」
魔理沙「へくちっ!」

大妖精「チルノちゃん・・・調子ブッコ来過ぎた結果がこれだよ?」
チルノ「・・・・・・・・・・・調子乗ってすいまえんでした・・・」
早苗「絶対許早苗・・・・」
一同「え?」
嗚牡
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コメント



0.540簡易評価
3.40名前が無い程度の能力削除
うーん……
9.無評価名前が無い程度の能力削除
地の文と描写が不足していて、よく分からなかった。
13.無評価名前が無い程度の能力削除
パロならパロだと