暗い
暗い
ただひたすらに暗い
何もない
生キテイルノカ
死ンデイルノカ
眠っているのか
起きているのか
暗くて暗くて
わからない
時々運ばれてくるご飯
それだけが時間の経過を教えてくれる
でももうわからない
これが朝食なのか
夕食なのか
つまらない
つまらないから時々お外に出てみる
でも
お外はいつも雨
まるで時間が止まってるみたい
あぁ遊び足りない
みんな私と遊びましょ?
でも遊んでいるといつの間にかみんなまたいなくなっちゃう
いつも私を一人にする
そして今日もまた一人
でもねでもね
今の私は一人じゃないんだ
私と遊んだ人間が私を出してくれたの
私は今からお姉さまたちと紅茶を飲むのよ
メイドの入れた紅茶はすっごく美味しいの
図書館の魔女は私に本を読んでくれるのよ
そんな私たちを見て微笑むお姉さまは
とっても美しいの
有難う巫女と魔法使い
あなたたちのおかげで495年分は報われそうだわ
でも、もう一ひねりほしかったかな。