パリポリパリポリ・・・
バリボリバリボリ・・・
今日も今日とて3ボス達はアリスの家でだべっていた。
・・・
・・・
うーむ、これはいかん、なんだかわからんが、これはいかんぞ。
このままでは輝夜のように働けニートとか言われてしまうかもしれない。
私こと慧音は教師をやっている。美鈴と一輪は門番をやっているし、
にとりは機械をいじってたまに売ったりしているらしい。
アリスは人形劇やったりお菓子作ったり魔法の研究をしている。
だが勇儀、お前はだめだ。
完璧なニートだよ、酒を飲んでぐだぐだ過ごし、たまに周りの妖怪に
喧嘩を吹っかける・・・
ニートというよりも・・・いや、やめておこう。
大切なのはこれからだ。勇儀をニートと呼ばせないために私は尽力せねばなるまい。
のろのろと部屋の中央あたりに行き、声をかける。
「え~、これから~、会議をはじめたいよ~。集合するよ~。」
「はいよ~~~。」
全員、緩慢な動きで慧音の前に集まり、扇状の隊形で座る。
座ったところで一輪が質問を投げかけてきた。
「なんの会議です~?」
・・・考えてなかった。
周りを見渡す。・・・テーブルの上にあるせんべいが目に入った。
「それじゃー、せんべーについて会議するぞー。」
「は~い。」
よし、これで会議の議題が決まった。
美鈴が一番手に発言する。
「せんべいと言えば、ぬれせんがおいしいですよね。」
「早まるなっ!!」
「え?」
「最初にぬれせんを出してはいけない。議論が終わってしまうからな。
まずは基本や初歩から順々に出していくんだ。ぬれせんは、まだ早い。」
あぶないあぶない、しょっぱなでレベル87の品物を出すとは、美鈴も
まだまだ未熟である。
「それじゃあ、海苔と醤油はどうかな。」
「基本形の中の基本形だな。せんべいの王道を示しているせんべいだな。」
「そうだね、堅くてからいのが特徴かな。海苔のあるなしは重要だよね。」
「海苔がないと魅力が落ちるわよね。」
「海苔は重要だよね。見た目にも味にも貢献してる。」
「サラダせんべいも基本な感じがあるよ。」
「しょっぱいけど、たまに食べるとおいしいです。」
「1つの袋に2枚入ってるイメージがあるね。」
「あれって不思議だけど納得しちゃうのよね。」
「辛い系のせんべいってなにがあるっけ?」
「カレー味とか唐辛子とかあるな。子供はけっこうカレー味のせんべい好きだぞ。」
「私はとうがらし好きですね。柿の種もピーナッツより柿の種が好きですし。」
「私も柿の種派かな。」
「けど、ピーナッツがないとやっぱり困るわ、主に私が。」
「ピーナッツ入りのせんべい好きなんだけど、どう?」
「私は好きかな。」
「せんべいという感じはしないですけど、私も好きです。」
「そういえば、唐辛子せんべいには海苔が入っているのを見ることがあるけど、
カレー味のせんべいには海苔が入ってるのみたことないね。」
「そういえばそうですね。原価とかの影響でしょうか?」
「そうかもしれないな。唐辛子せんべいは他のせんべいよりも割高な事が多いし。」
「せんべいって胡麻入りのものもありますよね。」
「あるある。味的にはそれほど変わらない気がするんだけどな。」
「ん?けっこう味変わるよ。」
「そうなのか?・・・まあ、意味もなく入れたりしないか。」
「雪の宿とかどうかな?」
「おぉ、甘い系のせんべいですね。」
「昔からあるよなー、あれ。まあ好きだけど。」
「嫌いっていう人はいなそうよね。」
「ハッピーターンとかどうでしょう?」
「あー、あるわー、確かにある、せんべいに粉がかかってるんだよね。」
「・・・ぽたぽた焼きについて話そうか。」
「ぽたぽたきたー!!」
「おばあちゃんあったかいナリ。」
「優等生せんべいだよね。おいしくて、他のせんべいと差別化が出来てる。」
「昔からあるせんべいってやっぱり残り続ける魅力があるよね。」
「あれはどうかな、名前忘れたんだけど。あの、歌舞伎みたいな感じで、
堅いかんじのせんべいで、平らじゃなくて少し窪んでてひび割れみたいなのがある
やつなんだけど。」
「あるね。名前でてこないけど、歌舞伎っぽいせんべいあるね。あれ好きだよ。
名前でてこないけど。」
「慧音、思い出せない?」
「・・・わかんね。・・・いや、どんなせんべいかは分かるんだけどな。名前はわかんね。」
「慧音が分からないなら仕方ないですね。」
「仕方ないね。」
「・・・ばかうけを忘れてはいけない。」
「・・・とうとう来たか。」
「来たかー。」
「来たまえ。」
「かかって来い。」
「ドンと来い。」
「あれはすごいですよね。」
「黄金比率を見つけてしまったよな。」
「あれは良いせんべいだ。」
「まったくだ。」
「まったくだ。」
そんな中、にとりが語りだした。
「せんせー。かっぱえびせんはせんべいに入りますかー?」
「「「「「 !!!!!? 」」」」」
な!?・・・かっぱえびせんだと!?
「ちょ、ちょっと待てにとり。」
あわてて集合をかける。
「ぜ、全員集合!!」
他のメンバーも動きがすばやい。みな動揺を隠しきれていない様子だ。
「これより審議に入る。」
審議中
∧,,∧ ∧,,∧
∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )
| U ( ´・) (・` ) と ノ
u-u(l ) ( ノu-u
`u-u'. `u-u'
∧,,∧ ∧,,∧
∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )
| U ( ´・) (・` ) と ノ
u-u(l ) ( ノu-u
`u-u'. `u-u'
審議終了。
1時間に及ぶ審議が終了した。
「にとり、残念だが、かっぱえびせんは・・・
「白ですっ!!」
突然、誰かの声が割って入ってきた。
「だ、誰だお前は!!」
「私の名前は山田山えいきっき。人は私の事をお中元のせんべいの人と呼ぶ。
かっぱえびせんの審議、私に預からせてもらいましょう。」
突然入ってきて何をいってるんだこいつは。
「かっぱえびせんがせんべいであると判定したな。それについて
我々を納得させる事が出来るような証拠でもあるというのか?」
「あります。」
そう答えると、山田山えいきっきは服の中から一袋のかっぱえびせんを取り出した。
そして、袋を開く。
「みなさん、かっぱえびせんを食べてみてください。」
えびせんを食べろだって?食べたってせんべいじゃないものはせんべいじゃないに
決まっている。・・・だが、まぁ、一応食べてみてやろうじゃないか。
さくさく・・・
・・・こ、これは!?これはああああああ!!
さくさくさくさく
と、止まらない、かっぱえびせんをたべる手の動きがとまらない。
やめられない止まらない、なんという力だ。
他の3ボスたちも貪るようにかっぱえびせんに手を伸ばしている。
さくさくさくさく
さくさくさくさく
さくさくさくさく
・・・・・・完敗だ。
山田山えいきっきを見ると
「もういちどだけ、みなさんの判定を聞かせてもらえませんか?」
そう言ってきた。
答えなんてもうでているじゃないか。みんなも同意見だ。
「かっぱえびせんは・・・せんべいだ。」
こうして、せんべい会議はめでたく終結したのであった。
山田山えいきっき
せんべいをこよなく愛する幻想郷の住人。
ぬれせんを初めて見たとき
「これは黒です。邪道です。外道です。こんなものは私は絶対に認めません。」
と言っていたが、一枚食べた後、即座に
「これは白です!!」
という判決を下した。
自分の思慮の浅はかさを恥じた四季映姫・ヤマザナドゥは閻魔を辞め、それを機に
自分の名前を山田山えいきっきと改名した。
たまに、罪状を書いて頭をぺしぺしする棒がせんべいに変わっていることがある。
ただ飯を食らうためにアリスの家に無理矢理居つく。
3ボス話でいつか再登場するかもしれない・・・
バリボリバリボリ・・・
今日も今日とて3ボス達はアリスの家でだべっていた。
・・・
・・・
うーむ、これはいかん、なんだかわからんが、これはいかんぞ。
このままでは輝夜のように働けニートとか言われてしまうかもしれない。
私こと慧音は教師をやっている。美鈴と一輪は門番をやっているし、
にとりは機械をいじってたまに売ったりしているらしい。
アリスは人形劇やったりお菓子作ったり魔法の研究をしている。
だが勇儀、お前はだめだ。
完璧なニートだよ、酒を飲んでぐだぐだ過ごし、たまに周りの妖怪に
喧嘩を吹っかける・・・
ニートというよりも・・・いや、やめておこう。
大切なのはこれからだ。勇儀をニートと呼ばせないために私は尽力せねばなるまい。
のろのろと部屋の中央あたりに行き、声をかける。
「え~、これから~、会議をはじめたいよ~。集合するよ~。」
「はいよ~~~。」
全員、緩慢な動きで慧音の前に集まり、扇状の隊形で座る。
座ったところで一輪が質問を投げかけてきた。
「なんの会議です~?」
・・・考えてなかった。
周りを見渡す。・・・テーブルの上にあるせんべいが目に入った。
「それじゃー、せんべーについて会議するぞー。」
「は~い。」
よし、これで会議の議題が決まった。
美鈴が一番手に発言する。
「せんべいと言えば、ぬれせんがおいしいですよね。」
「早まるなっ!!」
「え?」
「最初にぬれせんを出してはいけない。議論が終わってしまうからな。
まずは基本や初歩から順々に出していくんだ。ぬれせんは、まだ早い。」
あぶないあぶない、しょっぱなでレベル87の品物を出すとは、美鈴も
まだまだ未熟である。
「それじゃあ、海苔と醤油はどうかな。」
「基本形の中の基本形だな。せんべいの王道を示しているせんべいだな。」
「そうだね、堅くてからいのが特徴かな。海苔のあるなしは重要だよね。」
「海苔がないと魅力が落ちるわよね。」
「海苔は重要だよね。見た目にも味にも貢献してる。」
「サラダせんべいも基本な感じがあるよ。」
「しょっぱいけど、たまに食べるとおいしいです。」
「1つの袋に2枚入ってるイメージがあるね。」
「あれって不思議だけど納得しちゃうのよね。」
「辛い系のせんべいってなにがあるっけ?」
「カレー味とか唐辛子とかあるな。子供はけっこうカレー味のせんべい好きだぞ。」
「私はとうがらし好きですね。柿の種もピーナッツより柿の種が好きですし。」
「私も柿の種派かな。」
「けど、ピーナッツがないとやっぱり困るわ、主に私が。」
「ピーナッツ入りのせんべい好きなんだけど、どう?」
「私は好きかな。」
「せんべいという感じはしないですけど、私も好きです。」
「そういえば、唐辛子せんべいには海苔が入っているのを見ることがあるけど、
カレー味のせんべいには海苔が入ってるのみたことないね。」
「そういえばそうですね。原価とかの影響でしょうか?」
「そうかもしれないな。唐辛子せんべいは他のせんべいよりも割高な事が多いし。」
「せんべいって胡麻入りのものもありますよね。」
「あるある。味的にはそれほど変わらない気がするんだけどな。」
「ん?けっこう味変わるよ。」
「そうなのか?・・・まあ、意味もなく入れたりしないか。」
「雪の宿とかどうかな?」
「おぉ、甘い系のせんべいですね。」
「昔からあるよなー、あれ。まあ好きだけど。」
「嫌いっていう人はいなそうよね。」
「ハッピーターンとかどうでしょう?」
「あー、あるわー、確かにある、せんべいに粉がかかってるんだよね。」
「・・・ぽたぽた焼きについて話そうか。」
「ぽたぽたきたー!!」
「おばあちゃんあったかいナリ。」
「優等生せんべいだよね。おいしくて、他のせんべいと差別化が出来てる。」
「昔からあるせんべいってやっぱり残り続ける魅力があるよね。」
「あれはどうかな、名前忘れたんだけど。あの、歌舞伎みたいな感じで、
堅いかんじのせんべいで、平らじゃなくて少し窪んでてひび割れみたいなのがある
やつなんだけど。」
「あるね。名前でてこないけど、歌舞伎っぽいせんべいあるね。あれ好きだよ。
名前でてこないけど。」
「慧音、思い出せない?」
「・・・わかんね。・・・いや、どんなせんべいかは分かるんだけどな。名前はわかんね。」
「慧音が分からないなら仕方ないですね。」
「仕方ないね。」
「・・・ばかうけを忘れてはいけない。」
「・・・とうとう来たか。」
「来たかー。」
「来たまえ。」
「かかって来い。」
「ドンと来い。」
「あれはすごいですよね。」
「黄金比率を見つけてしまったよな。」
「あれは良いせんべいだ。」
「まったくだ。」
「まったくだ。」
そんな中、にとりが語りだした。
「せんせー。かっぱえびせんはせんべいに入りますかー?」
「「「「「 !!!!!? 」」」」」
な!?・・・かっぱえびせんだと!?
「ちょ、ちょっと待てにとり。」
あわてて集合をかける。
「ぜ、全員集合!!」
他のメンバーも動きがすばやい。みな動揺を隠しきれていない様子だ。
「これより審議に入る。」
審議中
∧,,∧ ∧,,∧
∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )
| U ( ´・) (・` ) と ノ
u-u(l ) ( ノu-u
`u-u'. `u-u'
∧,,∧ ∧,,∧
∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )
| U ( ´・) (・` ) と ノ
u-u(l ) ( ノu-u
`u-u'. `u-u'
審議終了。
1時間に及ぶ審議が終了した。
「にとり、残念だが、かっぱえびせんは・・・
「白ですっ!!」
突然、誰かの声が割って入ってきた。
「だ、誰だお前は!!」
「私の名前は山田山えいきっき。人は私の事をお中元のせんべいの人と呼ぶ。
かっぱえびせんの審議、私に預からせてもらいましょう。」
突然入ってきて何をいってるんだこいつは。
「かっぱえびせんがせんべいであると判定したな。それについて
我々を納得させる事が出来るような証拠でもあるというのか?」
「あります。」
そう答えると、山田山えいきっきは服の中から一袋のかっぱえびせんを取り出した。
そして、袋を開く。
「みなさん、かっぱえびせんを食べてみてください。」
えびせんを食べろだって?食べたってせんべいじゃないものはせんべいじゃないに
決まっている。・・・だが、まぁ、一応食べてみてやろうじゃないか。
さくさく・・・
・・・こ、これは!?これはああああああ!!
さくさくさくさく
と、止まらない、かっぱえびせんをたべる手の動きがとまらない。
やめられない止まらない、なんという力だ。
他の3ボスたちも貪るようにかっぱえびせんに手を伸ばしている。
さくさくさくさく
さくさくさくさく
さくさくさくさく
・・・・・・完敗だ。
山田山えいきっきを見ると
「もういちどだけ、みなさんの判定を聞かせてもらえませんか?」
そう言ってきた。
答えなんてもうでているじゃないか。みんなも同意見だ。
「かっぱえびせんは・・・せんべいだ。」
こうして、せんべい会議はめでたく終結したのであった。
山田山えいきっき
せんべいをこよなく愛する幻想郷の住人。
ぬれせんを初めて見たとき
「これは黒です。邪道です。外道です。こんなものは私は絶対に認めません。」
と言っていたが、一枚食べた後、即座に
「これは白です!!」
という判決を下した。
自分の思慮の浅はかさを恥じた四季映姫・ヤマザナドゥは閻魔を辞め、それを機に
自分の名前を山田山えいきっきと改名した。
たまに、罪状を書いて頭をぺしぺしする棒がせんべいに変わっていることがある。
ただ飯を食らうためにアリスの家に無理矢理居つく。
3ボス話でいつか再登場するかもしれない・・・
そしてこの会議の内容を霊夢に差し出すべきだと思う。
よい子のみんな!固い煎餅を食べると歯並びがよくなって歯医者代が浮くぞ!
どうでもいいな!
ただ、だらーっとした感じが面白かったのでこの点で。
せんべいとお茶が欲しくなる作品でした
いつか山田山さんにばかうけココア味のジャッジをお願いしたいです
どうなんですか美鈴さん
ssとしてはどうなんでしょうね。
えーーーーーー
えっと、ニートがどうとか言う話は何処に?
まあいいか、かっぱえびせんまじうめぇです^p^
おかきやあられは煎餅に入りますか?