さとり様、今日も良い一日になりそうですよ
◇ ◆ ◇
未だ肌寒さが残る冬の終わりの事。
旧地獄の大通りを一羽の地獄鴉が歩いていた。
背に背負うのは大きなマント。後頭部には緑色のリボン。
胸には煌々と煌く巨大な八咫烏の瞳を覗かせて、右の足には岩の塊に似た履物を履いている。
霊烏路空――地霊殿のペットである彼女は、黒髪を風で靡かせながら旧地獄の大通りを歩いていた。
目的は、晩御飯のおかずの材料だ。
時刻は巳の刻。まだ夕食まで時間はあるが、道草を食っていては主人に怒られてしまうかもしれない。
だから、空は寄り道もせずに目的の店を探していた。
酒屋。小料理屋。銭湯。劇場。
大通りを歩いていると、空の視界に目的の店が舞い込んで来る。
八百屋――賭け事や勝負事でいかさまをする店ではない。野菜を売っている店だ。
空は笑顔で八百屋の正面に回りこむと、店の奥で品出しをしていた店主に声を掛ける。
「お野菜一つ、下さいなっ!」
「あいよっ! ちょいと待ってておくれ!」
「はーい!」
奥から聞こえる店主の返事は、えらくご機嫌な様子だった。
不景気だ何だと面白くないニュースが多い旧地獄だが、それでも可愛い娘が買い物に来てくれれば機嫌だって良くもなる。
男であればそれは鬼も人間もまた同じ事。それ故に、頭にねじり鉢巻をした鬼の店主は笑顔で空に応じてくれた。
「ああ、空ちゃんだったか。今日もお使いかい?」
「うん! 今日も私がお使いの担当なの!」
「うむうむ、空ちゃんは偉い子だねぇ。
ウチの息子にも空ちゃんを見習わせたいと思うよ」
「えへへー。おじさんありがとう!」
「どういたしましてだよ」
鬼の店主は頬を二度三度を指で掻くと、空の働きっぷりに感嘆の言葉を送っていた。
下心があって褒めるのではなく、感心して褒めている……そんな様子だ。
褒められた事が嬉しかったのだろう。
空もまた、太陽の様にキラキラと輝く満面の笑顔で店主に応じている。
「で、今日は何を買いに来たんだい? 大根か白菜か、それともサツマイモかな?
最近はまだ冷え込むからねぇ。鍋料理なんかも美味しいと思うよ」
「えっとね、今日は肉じゃがを作るから、じゃがいもとたまねぎが欲しい」
「じゃがいもとたまねぎか。あい分かった! ちょいと待ってておくれ!」
「はーい!」
店主は一度奥に引っ込こむと、暫く経ってから大きな風呂敷包みを下げて戻って来た。
その包みの中身は、先程に空の注文したじゃがいもだ。
空が風呂敷の隙間を広げて中を見てみると、中には土の付いたじゃがいもが詰め込まれているのが見えた。
小さい物ではお手玉程の物から、大きい物では握りこぶし程の大きさの物まで大小様々。
じゃがいもに混じってはたまねぎが放り込まれているのも確認が出来た。
二種類の野菜を合わせると、数にして二十と少し。
夕食のおかずの材料にするにしては多過ぎる量だったのだが、
「ペット達の餌にもするんだろう?
形が少し悪い奴ですまないけど、オマケしておいたよ。それに、インゲン豆も」
どうやら、店主がおまけをしてくれたらしい。
それなら良いか――そう空は納得して代金を支払うと、代金と引き換えにして風呂敷包みを受け取った。
これでお使いは完了だ。
「おじさん、ありがとう!」
「どういたしまして。また来ておくれよ!」
「うん!」
旧地獄で何百年と八百屋をしているこの店主は、最後に心からのお返しの言葉と、またの来店を願う言葉を掛けていた。
商売の文句であり、再び空に来て欲しいと言う願いの言葉でもあったのだ。
八百屋の店主として我が子同然に思っている野菜たちなのだ。出来るならば美味しく食べて欲しいと思う。そして、空ならばきっとそうしてくれるだろうと店主は彼女を信頼していた。
別れの挨拶をすると、空は踵を返して来た道を戻る事にした。
早く帰って夕食の支度をしなければ。
のんびりしていれば、あっと言う間に時間は過ぎてしまうのだ。
受け取った風呂敷包みの結びが解けない様に気を付けながら、空は来た道を再び歩き出して、
「あ、そうだ」
ふと、大事な事を思い出して、再び八百屋の方を向き直していた。
一つだけ、店主にどうしても言っておきたい事があったのだ。
「んっ。忘れ物かい? それとも他に買う物でもあったのかい?」
「えっとね、優しいおじさんに注文っ!
さっきおじさんが鍋料理が美味しいよって言っていたから、明日の夜はお鍋にするね」
「ははっ、成程成程。それじゃあ頑張って美味しい白菜や茸を仕入れておくよ」
「うん! それならきっと、さとり様も喜んでくれるから!」
◇ ◆ ◇
ねぇ、さとり様。今日は太陽がとっても綺麗ですよ
◇ ◆ ◇
「ただいまー!」
大きな地霊殿の玄関扉を開いた後、空は足元に一度風呂敷包みを下ろし、帰宅の言葉を告げていた。
マントに付いていた埃を手で軽く払い、続いて靴に付いていた砂埃を濡れ雑巾で軽くふき取る。
地霊殿の中は土足厳禁と言うわけではないのだが、これは空が掃除をする時に掛かる手間を減らす為の工夫だった。
それに、どうせなら暮らしている地霊殿にも清潔であって欲しいとも思うのだから。
「むぅー。せっかく帰ったのに、おかえりの言葉も無いとは……しょんぼりだ」
出迎えてくれる相手が居ないのだと気付くと、空は風呂敷包みを再度持ち上げ、地霊殿の廊下を歩き始める。
夕食まではまだ時間があるが、下ごしらえくらいはやっておかなければならない。
水でじゃがいもを洗い、皮を剥くくらいはやっておいた方が良いだろう――と言う事で、空は食堂に向かっていた。
物覚えが悪い空だが、流石に住み慣れた地霊殿の部屋割りを忘れる事は無い。
ステンドグラスと燭台に照らされた廊下を、空が歩いている。
途中で何匹かの怨霊とすれ違った。
空はその度に怨霊達を軽く小突いたり、あるいは優しく撫でてやったり、スキンシップも欠かすことは無かった。
言葉を発する能力を持たない怨霊達だが、こうやって触れ合ってみれば嬉しそうな雰囲気を出すのだ。
きっと怨霊達も満足しているのだろう。
「うっし。それじゃあ始めるかっと」
食堂に着いた後、空は水で手を洗うと早速作業に取り掛かっていた。
調理器具の収納場所から包丁を一本取り出し、剥いた皮を放り込む桶と皮を剥いたじゃがいもの実を入れる器を別に用意。
後は、水を大きな桶に張れば準備は完了だ。
冬の寒さがまだ厳しいが、そこは八咫烏と融合を果たしている空の事。
寒さにはめっぽう強いせいか、冷水を扱う作業を苦に思ってはいなかった。
むしろ、空は料理が好きなのでこんな作業でも楽しいと思っていた。
「~~~♪」
鼻歌を歌いながら、空は器用に手の中でじゃがいもを回していた。
じゃがいもに添えられた包丁の刃が皮を薄く剥ぎ取って、空の手の中で一つのじゃがいもが皮と実の部分に分けられている。
その様子はまるで、お正月に子供達が遊ぶ独楽回しの様だ。
くるくるくるくる……空の手の中で、じゃがいもは徐々に徐々に皮を剥ぎ取られ、やがてその姿を二つに分けられていた。
「うっし。一個目完了っ」
途中で皮を途切れさせずに終える事が出来たのが嬉しかったのだろう。
空は満足げな表情を浮かべると、皮と実をそれぞれ別の器へと放り込む。
せっかく八百屋の店主がおまけをしてくれたのだから、空は使える部分は全て使う事に決めていた。
皮の部分もペット達の餌になる。何とも都合の良い事に、地獄の動物にじゃがいもの芽と皮の毒は効かないのだ。
伊達に地上から見捨てられてはいないと言う事だろうか。たくましい生き物達である。悪食なだけかもしれないが。
ちゃぽんと水しぶきを立てながら、白いじゃがいもの実が塩水が張られた器の中に沈んでいる。
実の詰まった、良いじゃがいもだったらしい。空はそっと、良いじゃがいもを見繕ってくれた店主へ心の中で再びお礼を告げていた。
空は手を休める事なく、二つ目のじゃがいもを取るとそっと刃を実に当てる。
先程よりも小ぶりなじゃがいもだ。店主がおまけをしてくれた物だろうか――と空はふと考えて、
「……ま、良いか。二つ目の皮むき開始っと」
刃物を使う時に余計な事を考えるのは危ないなと思い、頭の中を切り替える事にした。
せっかくの肉じゃがなのに、自分の肉が材料に混じってしまっては大変だ。血混じりの肉じゃがはきっと美味しくない。
頭を数度振って気分と思考を切り替えると、空は作業を再開する。
まだまだ、じゃがいもはたくさん残っている。
怪我をしない様に気を付けなければ。
◇ ◆ ◇
さとり様。今日も旧地獄は良い街ですね
◇ ◆ ◇
じゃがいもの皮剥き作業が終わった頃、窓の外ではすっかり日が沈んでいた。
ずっと昔は地底に太陽は無かったのだが、今では地底もまた地上と同じく朝になれば日が昇り、夜になれば日が沈む世界になっている。
自分で作った人口太陽ながら、こうも正確に沈んでくれるとは凄い事だ――と、空は自分の作った太陽に感心をしていた。
出来る事ならば、これからもずっと空で輝きを放ち、地底の世界を明るく照らして欲しい、とも願いを込める事も忘れずに。
「うーん……あんまり時間も無いし、このまま進めちゃうか……」
しかしながら、太陽が沈んでいると言うのはあまり良くない事だ。
夕食までの時間が少なくなっていると言う事なのだから。
暫く考えた後、空はこのまま調理を続ける事にした。
「まずはお肉っと」
肉は、既に薄切りにした物が冷蔵庫の中に入っているのでそれを活用。
脂身の少ない良い肉だ。昨日の間に空が旧地獄の精肉店で買った物。人肉や妖怪の肉ではなく、正真正銘の牛の肉だった。
鍋に軽く油を引くと、その上に貼り付ける様にして肉を一枚、また一枚と並べる。
老朽化でぼろくなった壁のタイルを張り替えた時みたいだなあ――鍋に肉を並べながら、空はそんな事をふと思い出していた。
◇ ◆ ◇
さとり様。地霊殿って、素敵な所ですよね
◇ ◆ ◇
鍋に肉がくっつかない様に気を付けつつ、空は肉を炒めていた。
火を起こしているのは河童の発明品のガスコンロだ。つまみを捻るだけで火力の調節も出来ると言う優れもので、実に便利な調理道具だった。
時には火を弱めて時間を作り、たまねぎの皮を剥いてから水で洗い、細かくざく切りにするのも忘れない。
ついでにじゃがいもを一口サイズに切るのも同時に行っておく。
肉に火が通った頃には丁度野菜の準備も終わっていた。中々に良いペースだろう。このままなら、夕食の時刻までに完成出来る。
「うにゅっ。次はっと……」
続いて空は、醤油、みりん、料理酒、砂糖……調味料の棚からそれら出汁の元を幾つか取り出していた。
それらを鍋の中で水と合わせて出汁を作るのだ。
砂糖は少しだけ多め。それが、空の作る甘くて美味しい肉じゃがのコツ。
ガスコンロの火を少し強くして肉と野菜、そして出汁の合わさった中身を温めればそれでほぼ完成。
最後に加えるインゲン豆を軽く水洗いしながら、あくを取るのも欠かさない。
そして、あくを取りつつ鍋の中身を煮込むこと十数分。
ほかほかと湯気を立てる肉じゃがが完成した。
あまり高級な食材や調味料を使ってはいないものの、それでも空にとっては最高のご馳走。
八百屋の店主がわざわざ選んでくれた良質な野菜と、精肉店の店主に薄く切ってもらった牛の肉。
そして何よりも、主であるさとりが教えてくれた出汁のレシピ。旧地獄の味とはこの事だろう。
じゃがいもも煮崩れする事なく、出汁の甘みと肉の旨味をその内側に閉じ込めてくれている。
黄金色のじゃがいもに、透明で透き通ったたまねぎ。
インゲン豆の緑色もまた、黄金色の中に鮮やかな彩りを添えてくれた。
最後にきちんと中身まで火が通っている事を確認するべく、竹の串でじゃがいもを軽く突き刺す。
抵抗無くそれが奥まで突き刺さったので、空はようやく安心する事が出来た。
文句なしの良品だ。
ここ最近の料理でも上位五位には入る出来だ――そう、空は確信していた。
「えへへっ。これならきっと、さとり様も喜んでくれるよね」
あつあつの肉じゃがを器に盛り付けると、その足で空は主であるさとりの部屋の前へと向かった。
暗くて長い廊下を歩く時間が、一瞬の様に思える。
どんな風に褒めてくれるのだろうか。
さとりは自分の料理をどんなに美味しいと言ってくれるだろうか。
そんな事を考えていると、主の笑顔が無意識に浮かんでしまい、どうしてもにやけてしまう。
「さとり様。お食事をお持ちしました」
二度三度とノックをした後、部屋の中の主に向けてそう言葉を掛ける。
廊下を反響するのはノックの音と、そして空の声だ。
静寂と冷気に包まれた地霊殿の中で、熱を持った肉じゃがと、主を呼ぶ空の声だけが浮き彫りになっている。
暫く経っても返事が無いので、空はもう二回ノックと声掛けを行い、それでも返事が無いので肉じゃがの器をドアの前に置いておく事にした。
もしかしたら、眠っているのかもしれない。
それならば起こすのは失礼に当たる。
もしさとり様が起きた時に肉じゃがが冷めてしまっていたら、温め直そう。
そうすればきっと、さとり様も喜んでくれる。
もし肉じゃが以外の料理が食べたいのなら、何だって作って差し上げよう。
それが主に対して自分に出来る事なのだから。
こんな事もあろうかと用意していたラップで肉じゃがの器を包むと、空はその場を後にする。
主に直接会えなかった事に、少しばかりの無念を抱きながら。
◇ ◆ ◇
さとり様。今日もまた太陽は綺麗ですよ
◇ ◆ ◇
「………………ん……?」
地獄鴉達がせわしなく騒ぐ朝。
空は食堂で目を覚ましていた。
窓の外は未だ薄暗いまま。人口太陽は東の空に僅かばかり顔を覗かせている状態なのだろう。
昨日は何をしていただろうか……と暫く頭を動かして、空は自分が食堂で眠ってしまった事を理解した。
寝起きの頭でまず浮かんだのは、主の部屋の前に置いた肉じゃがの事だ。
さとり様は食べてくれただろうか――それだけが、空の心配事。
だから、空は寝癖も直さずに主の部屋へと走っていた。
昨日は肉じゃがを零さない様に気をつけてゆっくりと歩いたが、今は手ぶらなのだからそんな事を気にする必要は無い。
廊下を曲がり、幾つかの部屋の前を通り抜け、そして空は主の部屋の前にたどり着いて――
「あ……」
昨日自分が作った肉じゃがが、一切手を付けられていない事を知った。
冷え切った肉じゃがは油が出汁の中に塊となって浮いていて、とてもではないが美味しそうには見えない。
ラップを取って中を見てみたが、じゃがいもはすっかり硬くなり、インゲン豆とたまねぎも萎びてしまっている。
せっかく、八百屋さんが美味しいお野菜を選んでくれたのになあ――と、ただ空は八百屋の店主に申し訳ない気持ちでいっぱいになっていた。
◇ ◆ ◇
ねぇ。さとり様……そろそろ起きないと、寝坊しちゃいますよ
◇ ◆ ◇
きっと、自分の料理が下手だから主の機嫌を損ねてしまい、そのせいで肉じゃがを食べてもらえなかったのだ。
あるいは、肉じゃがを盛り付けた器のデザインが悪かったのかもしれない。
もしかすると、ノックの回数が間違っていたのかもしれない。
だから、次は同じ失敗をしてはいけない。
次こそは美味しい肉じゃがを食べてもらおう――……
空はそうやって自分を納得させると、次は同じ失敗をしない様に気を付けようと心に誓う。
何度も何度も失敗をしてしまったけれど、いつかきっと、失敗をしない自分になりたい。
それだけが、空の唯一の望みなのだから。
そして、空はドアの外から、部屋の中へと語り掛けるのだ。
さとり様、今日も良い一日になりそうですよ。
ねぇ、さとり様。今日は太陽がとっても綺麗ですよ。
さとり様。今日も旧地獄は良い街ですね。
さとり様。地霊殿って、素敵な所ですよね。
さとり様。今日もまた太陽は綺麗ですよ。
ねぇ。さとり様……そろそろ起きないと、寝坊しちゃいますよ。
さとり様……それじゃあ、私はそろそろお掃除を始めますね。お邪魔しました――と、空は語り掛けるのだ。
主の居なくなった、空っぽの部屋の中へと向けて。
◇ ◆ ◇
地霊殿(第参百○拾×代目阿礼乙女著 求聞史紀より)
危険度 極低
遭遇する妖怪 霊烏路空(一羽のみ。ただし、何匹かのペットが居る)
幻想郷の地底世界の片隅には地霊殿と呼ばれる屋敷が聳えている。
この建物は一見すると大家族が住んでいる様に見える程の巨大なお屋敷なのだが、実は住人はたった一人……いや、たった一羽だけなのだ。
住人の名前は霊烏路空。今から何千年か、はたまたは何万年か前に太陽を飲み込んで神となった地獄鴉だと言う。
彼女が神と融合し、神となった頃の阿礼乙女は九代目だったと言うのだから、それが相当古い時の事だと言うのが伝わるのではないだろうか。
彼女は頑なに自らの主が今も生きていると信じ、そして今でも昔と変わらない生活をしている。
朝起きれば主に挨拶をし、昼には家事を行い、夜には主の為に食事を作って部屋まで運ぶ。
もう、彼女以外には地霊殿の住人は皆死に絶えてしまったと言うのにだ。
彼女がこの様になってしまったのには、守矢神社の三柱(八坂神奈子・洩矢諏訪子・東風谷早苗)が関係していると言うが、現状では定かではない。
何にせよ、これからも霊烏路空は地霊殿を守り続けるのだろう。
例え全ての人と妖怪がこの幻想郷で死に絶えようとも、朝になれば東の空から太陽が昇り続けるのと同じ様に。
太陽は沈まない。今までも、そしてこれからも。
燃え尽きるその日を迎えるまで、太陽は輝き続けるのだから。
◇ ◆ ◇
さとり様、今日も良い一日になりそうですよ
何となくドラクエ7のエリーを思い出しました
誤字
八百屋の店主に申し訳ない気持ちでいっぱいになていた。→なっていた
「さとりが力尽きる前に辛うじて残したから」という事で納得してしまった自分がいます。
太陽が沈んだって上ってくるのは、そうしたいと言う意思と強さがあるからなんだろうな…
誤字報告?
彼女をこの様になってしまったのは(彼女がこの様になってしまったのは
誰にもどうにもできなかったんだろうけれど
冬に椎茸を入れる俺が言うから大丈夫
しかし、悲しい話だ。
彼女は、動けなくなるまでその生活をするのだろう…