紅魔館のテラスからは庭に広がる薔薇園が見える。赤い薔薇が多くをしめていた。咲夜は紅茶の
入ったポットをお嬢様のいるテラスへと運んでいく。
「・・・・・・お嬢様?」
「あら。どうしたの咲夜、私の顔に何かついてる」
「いえ。その手に持っている物を見ていました」
「ああ、これね」
レミリアの手には白い薔薇が握られていた。赤い薔薇を好むのに白なんて珍しかった。
「ねえ、咲夜。これを赤に染めなさい・・・・・・」
「はあ、またそんなことを」
「できるの、できないの」
咲夜はしぶしぶ白い薔薇を手に取った。
できますよ・・・・・・こうするんです。と咲夜はナイフで掌を切った。赤い血が流れていた。
薔薇の茎を傷口にあてて血を吸わした。
「どうですか。お嬢様」
「まあ、さすがね咲夜」
白い薔薇は薄く紅く染まった。
「咲夜もうひとつ……この歌は知っているかしら」
レミリアは一つの歌を口ずさんだ。
不思議な旋律で心地がよかった。レミリアの歌声は幼くそれでも大人の存在感がある。
咲夜はその歌に聴き入っていた。
「この歌を知っているの」
「いえ、お嬢さまの歌声に聴き入っていました。私は知らない歌ですね」
そう、とレミリアはつぶやいて紅茶を一口すすった。彼女自身、この歌を誰と歌ったのか覚えていないけれど、とても楽しい事だけは覚えていた。
最後の言葉だけが何度も何度も繰り返して、終わらない歌になっていた。
「ねぇ、咲夜。終わる言葉はなんだったかしら」
「しりませんよ。パチュリーさまに聞いてみたらどうでしょうか」
「そうね。そうするわ」
地下の部屋でフランは一つの歌を口ずさんでいた。誰と歌ったのか覚えていない
けれど、嬉しかったことだけは覚えていた。最後の言葉だけが何度も何度も繰り返
して、終わらない歌だった。
「小悪魔。終わる言葉はなんだったかな。知ってる?」
「いいえ。でも、フランドールお嬢様。素敵な歌ですね」
誰と歌ったのか、母親なのか父親なのか……でも、両親はフランがものごころがつくまえに死んでしまった。そう、お姉さまからきいたことがある。
また、お姉さまに聞こうか。あまり遊んでくれなくなったけど、フランはお姉さまが好きなのだ。
紅魔館に住んでいるみんなのこともフランは大好きなのだ。
「フランドールお嬢様。レミリアお嬢様よりも、パチュリーさまに聞いたほうが早いのではないでしょうか」
「パチュリー?わかった。聞いてくる……」
図書館で一枚の歌詞が書かれた紙が置かれていた。
「これは・・・」
パチュリーが手に取るとその紙の端には、姉妹のサインが書かれていた。
「たしかこれは、レミィと妹様が作った歌の歌詞よね。楽譜も描いてある……なんで、これが
ここにあるのかしら」
図書館が騒がしくなる。大きな扉の外で二人の姉妹の話し声がした。二人で同じ歌を歌っている。
「まぁ、これから合唱でもするのかしらね」
さぁ、みんなで歌いましょうか。
紅魔館に姉妹の歌声が響き渡った。
『スカーレットラプソディー』
入ったポットをお嬢様のいるテラスへと運んでいく。
「・・・・・・お嬢様?」
「あら。どうしたの咲夜、私の顔に何かついてる」
「いえ。その手に持っている物を見ていました」
「ああ、これね」
レミリアの手には白い薔薇が握られていた。赤い薔薇を好むのに白なんて珍しかった。
「ねえ、咲夜。これを赤に染めなさい・・・・・・」
「はあ、またそんなことを」
「できるの、できないの」
咲夜はしぶしぶ白い薔薇を手に取った。
できますよ・・・・・・こうするんです。と咲夜はナイフで掌を切った。赤い血が流れていた。
薔薇の茎を傷口にあてて血を吸わした。
「どうですか。お嬢様」
「まあ、さすがね咲夜」
白い薔薇は薄く紅く染まった。
「咲夜もうひとつ……この歌は知っているかしら」
レミリアは一つの歌を口ずさんだ。
不思議な旋律で心地がよかった。レミリアの歌声は幼くそれでも大人の存在感がある。
咲夜はその歌に聴き入っていた。
「この歌を知っているの」
「いえ、お嬢さまの歌声に聴き入っていました。私は知らない歌ですね」
そう、とレミリアはつぶやいて紅茶を一口すすった。彼女自身、この歌を誰と歌ったのか覚えていないけれど、とても楽しい事だけは覚えていた。
最後の言葉だけが何度も何度も繰り返して、終わらない歌になっていた。
「ねぇ、咲夜。終わる言葉はなんだったかしら」
「しりませんよ。パチュリーさまに聞いてみたらどうでしょうか」
「そうね。そうするわ」
地下の部屋でフランは一つの歌を口ずさんでいた。誰と歌ったのか覚えていない
けれど、嬉しかったことだけは覚えていた。最後の言葉だけが何度も何度も繰り返
して、終わらない歌だった。
「小悪魔。終わる言葉はなんだったかな。知ってる?」
「いいえ。でも、フランドールお嬢様。素敵な歌ですね」
誰と歌ったのか、母親なのか父親なのか……でも、両親はフランがものごころがつくまえに死んでしまった。そう、お姉さまからきいたことがある。
また、お姉さまに聞こうか。あまり遊んでくれなくなったけど、フランはお姉さまが好きなのだ。
紅魔館に住んでいるみんなのこともフランは大好きなのだ。
「フランドールお嬢様。レミリアお嬢様よりも、パチュリーさまに聞いたほうが早いのではないでしょうか」
「パチュリー?わかった。聞いてくる……」
図書館で一枚の歌詞が書かれた紙が置かれていた。
「これは・・・」
パチュリーが手に取るとその紙の端には、姉妹のサインが書かれていた。
「たしかこれは、レミィと妹様が作った歌の歌詞よね。楽譜も描いてある……なんで、これが
ここにあるのかしら」
図書館が騒がしくなる。大きな扉の外で二人の姉妹の話し声がした。二人で同じ歌を歌っている。
「まぁ、これから合唱でもするのかしらね」
さぁ、みんなで歌いましょうか。
紅魔館に姉妹の歌声が響き渡った。
『スカーレットラプソディー』
まず、意味もなく漢字になってないひらがなが多いですね。あえてひらがなのままにするっていう表現だとしても、不自然さの方が際立ちます。
また、咲夜がレミリアを『お嬢様』と呼んだり『お嬢さま』と呼んだり統一感に欠けてます。
レミリアが疑問の『?』を使うべきところに全く使ってないのが違和感が大きかったです。
あと、楽譜は多分『描く』でなく『書く』です。
それと、薔薇の茎に流した血を当てても短時間に花びらの色を変えるほどに血を吸ったりはしないと思います。というか、咲夜さんの力ならできるとして、花びらまで血が流れるかな……ここは血を花びらに流す方がいいんじゃないかな?
書こうとしたことは何となくわかるのですが、もう少し表現法に気を配ってみてはどうでしょうか?
これからにも期待。
私は楽しめた!!