Coolier - 新生・東方創想話

宇佐見蓮子の奇妙な一日~one strange day of usami's~

2010/04/30 21:16:50
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宇佐見蓮子の奇妙な一日~one strange day of usami's~

春・・それは桜の咲く季節、人は皆桜の下で花見を行う、また夜桜は人の心を奪ってしまう程美しいのである。
   そして勉学に励む子供達の卒業と入学・・つまり別れと出会いの季節でもある。

某K大学敷地内にて・・・一人の女性・・少女がぎこちなく歩いていた。彼女の名は宇佐見蓮子、今年からK大学に入学する
新入生である。

頭に被っている黒のシルクハットがなんとも特徴的である。

蓮子「(大きな大学だなぁ・・・)」
山に近いその大学は自然豊かで風が吹くと気持いいぐらいだ。人工芝に所々設置されたベンチ・・
東側には大きな滝があり野生動物の宝庫でもあるのだ。まさに楽園と言っても良いほどである!!!
だがなぜだろう・・・?人がいない・・・どうしてだろうか?・・それは・・・
蓮子「やば!!遅刻だ!」   時刻9時30分  入学式~9時
ダダダダダダダ!!!!!!!!!
もの凄い勢いで走る蓮子。正門をくぐる!そして再び走・・・
             ドカッ!!!!
蓮子「きゃああ!!!!」 ???「きゃあ!!!」
そう、ぶつかったのだ。しかし相手は蓮子の肩にぶつかったので弾け飛んだ!!!

蓮子「だ、大丈夫ですか!!!」と言いつつすぐさま相手に近寄る
???「う・・う・・」バタンッ!!!
蓮子「・・・嘘・・・そんな・・・いやぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

「ニュース速報!!!今日未明K大学内にて”衝突殺人事件”がありました。
 死亡したのは今年K大学に入学する???さんです。転倒によって頭部を激しく打ち付けた事によるショック死とみられます。なお加害者の宇佐見蓮子氏は「ただぶつかっただけなんです・・・」と容疑を認めています進展する様子はなさそうです。こちら現場からの中継でし・・」

???「って!死んでませんよ!!」
蓮子「うぎゃぁぁぁぁぁ!!!ゾンビーーーー!!!!!」
???「生きてますって!!」
蓮子「あぁ・・そ、そのごめんなさい・・・本当にごめんなさい!」
???「いえ・・先に飛び出したのは私の方ですから・・」

ゴーン・・・ゴーン・・・・(鐘の鳴る音)

蓮子&???「やばい!!!!!!!」


①      午前10時30分・・・

場所は変わりサークル案内掲示板にて・・・

蓮子「げぇ・・・サークルなんて入らなきゃいけないの・・?めんどくさいなぁ・・」
と言いつつも掲示板に目を向ける蓮子


「物理愛好同好会倶楽部 現在定員10名!俺達の物理学はこれからだ!!!
 ワンダーフォーゲル部 現在定員20名!さぁ・・・!!!始めようか!!!
 心理学同好会     現在定員12名!あなたは段々入りたくな~る・・
                 ・
                 ・ 
                 ・
 秘封倶楽部      現在定員0名!                 」


蓮子「ん?・・・秘封・・倶楽部・・・?変な名前w」
果たして偶然なのか運命なのだろうか・・・?
蓮子「(ん?まてよ・・・定員0名→誰もいない→好きな事できる→フリーダム!!!)」
蓮子「よし!決めた!「「秘封倶楽部」」 」
蓮子「ふぇ?・・・・」 ???「あら・・・あなたは・・」
これも果たして偶然かいや運命なのか・・・?
二人はじっと見つめあった・・・


②      午前11時・・
食堂内にて・・・

蓮子「あ!自己紹介がまだでしたね!私宇佐見蓮子っていいます。」
食堂で人気NO1のカツ丼定食(大盛りは+20円)200円を食べながら話す蓮子
???「マエリベリー・ハーンっていいます。」
彼女もまたチョコレートパンを食べながら言う。
蓮子「ぶっ!!!!名前長!!!!」
これが蓮子の初めてのマジツッコミとなるのであった・・・ 

蓮子「へぇ!ハーンさんって相対性精神学を専攻してるんだ!」
ハーン「宇佐見さんは何専攻してるんですか?」
蓮子「私は超統一物理学を専攻してるの、んでその中でも「ひも」っての研究してるんだ」
ハーン「物理ですかぁ・・凄いですね・・私そういう方面の事は苦手なんですよ」
蓮子「そんなに難しくないよ?ほら例えば○○○の定理だって△△で証明されるし、この方程式もこれやらこれで・・」
ハーン「本当だ!凄いですね!」

二人はみるみるうちに打ち解けていった・・・


③     午後3時・・・
大学の敷地内にて・・・

ハーン「どうかしたんですか?宇佐見さん?」
蓮子「うん?いやハーンさんて日本語上手だと思ってね。」
ハーン「それほどでもないですよ。」
蓮子「にしても・・・ハーンさんって目が薄い赤色なんですね・・きれいだなぁ・・」
蓮子の目がハーンの目と見つめ合う。
ハーン「へ?ぁ・・あ、ありがとう・・」

二人は手に持ったコーヒーを飲むことすら忘れて話していた。


④     午後5時30分
大学の正門を出る蓮子とハーン・・

蓮子「うーーん・・・」
ハーン「また、どうかしました?」
蓮子「・・・・・・・・・」
ハーン「?」
蓮子「よし!決めた!今決めた!私が決めた!」と言ってハーンのほうを向く、そして手を差し伸べる
蓮子「改めてよろしくね!メリー!」
メリー「ふぇ?メ・・メリー?」
蓮子「なんかさー、最初から気になっててあなたの名前長いからね~何て呼んだらいいのか悩んでてさ。
   だってマエリベリー・ハーンって言いにくいよね?だから今度からメリーってよんでも良い?メリー?」
メリー「・・・・・・・クスクス」
蓮子「可笑しい?!結構悩んだんだよ?これでも!」
メリー「じゃあ・・・・私は”蓮子”って呼ぶね。」
蓮子「うん!よろしく!メリー」
メリー「こちらこそ。蓮子」
握手する二人・・・夕日が彼女らをいっそう照らしたのであった・・・


⑤     午後7時
大学からそんなに遠くないショッピング街にて・・・

蓮子「そうそう!この近くにとってもおいしいレストランがあるの!メリー今日の夜、って今だけど暇?」
メリー「へ?・・・う・・うん・・」
蓮子「どうかしたの?」
メリー「その・・蓮子って大胆よね・・・出会ったその日からいきなりデ、デートだなんて・・普通はもっと二人の仲が狭まってからするものじゃ・・
蓮子「でね~!そこの苺パフェがおいしいの!あ!私がおごるからメリーはいいよ!」
メリー「そこスルーする!?」

なんとも仲の良いカップル・・・いや友達であろうか・・

⑥     午後9時
蓮子が住んでいるアパートにて・・・

蓮子「ただいまー」 蓮子「あら?お帰りなさいあなた」 蓮子「今日の君は格段と美しいねぇ!」 蓮子「あなたったら・・」
・・・・・・・・・・・
蓮子「何やってんだ・・・私・・・」
カチッ(部屋の明かりをつける音)
蓮子「!!!!嘘・・・やだ・・何これ・・」
果たして蓮子が見たものとはっ!!!





ただの散らかった部屋でした。

蓮子「はぁ・・・・」


⑦     午後10時
バサッ!ドカッ!ギィィ・・・

蓮子「ああーーすっきりしたー!!やっぱ風呂は最高ねぇ・・・神が生み出した最高傑作ね、絶対!」
どうやら風呂上りの様である
そして・・・
蓮子「風呂上りはやっぱっ!コレでしょ?!」
と言って冷蔵庫を開ける蓮子・・果たして・・そこには・・何がっ?!




牛乳でした。

ゴク、ゴク、ゴク、ゴクッ 蓮子「ああ!!!うまい!!」

ピンポーン!!!

蓮子「?こんな時間に誰かな?」
玄関に恐る恐る近づく蓮子
蓮子「どちらさまですかぁー?」
???「ちわっーす!三川屋でーす!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・しばらくの静寂の時が続く・・

メリー「蓮子?私よ、メリーよ。ここを開けてちょうだい」
蓮子「メリー?あぁなんだ・・・って!・・」
蓮子はチェーンに手をかけたがすぐに離した!
蓮子「(お、落ち着け・・宇佐見蓮子!よく考えろ!大体だ!メリーが私が住んでる所を知ってる筈がにい!私はメリーと話をした時にそんな事は少なくとも絶対いに言ってないぞ!つまり・・扉の向こうにいるのは!)」

メリー「ねぇ~蓮子~お願いよ~こんな夜遅くに人の家訪ねるのは悪いとは思ってるけどさ~私の住んでるアパートの鍵を大学の図書館に置いてきてしまったの・・お願い蓮子・・開けて・・?」

蓮子「(くっ!!どっちなんだ・・いったい!・・クソぉぉ!!!蓮子!お前自身の事なんだ!お前が決めなくて誰がきめるよ?!)」

メリー「お願いよぉ・・・蓮子・・・一晩でいいから・・泊めさせて・・グスッ」

ガチャっ

蓮子「待たせたね!ようこそ、マイホームへ、メリー」
メリー「蓮子・・・・・」
ギュッ・・・

メリーが蓮子に抱きつく

蓮子「ちょ・・・・・・メリー?」
メリー「ありがとね・・・ありがとね・・蓮子、私ね・・日本に着てからはあまり日本の人と仲良くできてなかったの・・目の色が変とか髪が金髪で変な帽子被ってるとか散々言われたわ・・・でも・・・蓮子は違った・・・・・目の色がきれいとかその帽子おもしろいね。って言われた時は凄くうれしかったの!・・・・今だって・・・私が鍵を忘れたという自分勝手な事でも蓮子は扉を開けてくれた・・本当にうれしいの・・・」


蓮子「・・・・メリー・・・」
メリー「蓮子・・・・・・・・」

ドクンッ・・ドクンッ・・・ドクンッ・・・

メリー「くしゅん!・・・・あら・・いやだ・・風邪かしらね・・・」
蓮子「・・・・・・・取り合えず中に入ろう?メリー?」

メリー「おじゃましまーす・・」
蓮子「どうぞどうぞ・・」
メリー「わぁ・・・・・・・散らかってるわね・・・足の踏み場が無いわよ・・冗談抜きで・・」
蓮子「ひどすぐる・・・」

~少女清掃中~


蓮子「よし!片付いたね!メリーはそこにでも座ってなよ。あっ!それとコーヒーでも飲む?」
メリー「頂戴するわ~」

メリー「おいしい・・このコーヒー・・蓮子、コーヒー入れるの上手ね。」
蓮子「そ、そう?いやねぇ~両親がコーヒー大好きでね、暇さえあればコーヒー飲んでたものだから自然と私もどうやったらコーヒーがうまくなるか分かったのよ~」
メリー「蓮子のご両親てどこに住んでるの?」
蓮子「私自身が東京生まれでね、実家もそっちにあるの。メリーは?」
メリー「え・・・・・・うんとね・・・」
急に俯き出すメリー
蓮子「(・・・・・・あれ?まさか・・地雷踏んだ???)」
蓮子「メ、メリーさ~ん???」
メリー「あっ!ごめんね蓮子!」
蓮子「いやいやこちらこそ、変な事聞いてごめんね。」

メリーが口を開く・・

メリー「私ね・・親の顔を覚えてないんだ・・私が小さい頃は良く遊んでくれたんだけどね・・顔が・・どうしても思い出せないんだ・・」
蓮子「メリー・・・」

ぎゅっとメリーを抱きしめる蓮子

メリー「ふぇ?!れ、蓮子?」
蓮子「・・・・・・・・・」
メリー「・・・・・・・・蓮子・・・」


Zzz


メリー「?!れ、蓮子?あなた・・まさか・・・・・・・・・寝てるの?」
蓮子「グー・・・・・・グー・・・・」
メリー「・・・・・ふふっ・・」

二人の時間は過ぎていく・・・

⑧     午前5時10分
蓮子宅にて

ガバっ!!

蓮子「・・・・・・・・・・・・」
蓮子が朝っぱらから目にしたのは・・・
隣で寝ていたメリーだった・・・

メリー「あら?・・・・・・おはよう・・蓮子」


物語は始まったばかりだ・・・

to be continued ?
えっと、どうも見ていただいてありがとうございまyo。
初めてssというものを作りました!なのでまだまだ未熟な所があるとおもいますが
日々努力を重ねていきたいと思っていますので、よろしくお願いします!
今回は私が東方関係でも好きな秘封倶楽部の事について書いてみました!
蓮屋台
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コメント



0.260簡易評価
3.70名前が無い程度の能力削除
秘封スレの人かw
4.100名前が無い程度の能力削除
がんばれw
5.80名前が無い程度の能力削除
どっかで見たことがある話だと思ったけど秘封スレかw
頑張れw
10.30即奏削除
既視感を覚えたと思ったら、あの書きこみをした方なのですか。
応援させて頂きます!
でもごめんなさい。点数は少し厳しめにつけます。