今回は…紅魔館のメイド長、十六夜 咲夜さんの部屋へと侵入しようとしています。
「切り札は用意してある…時を止められても大丈夫だろう」
軽い気持ちで霖之助は言う。
紅魔館でのそれぞれの部屋はかなり離れている。
咲夜の部屋は大きな一室である。
その情報も我が物だ。
「今、私は紅魔館のロビーにいます。これから咲夜の部屋に向かいます」
忍足と歩き、廊下の前に来る。
そこには見回りのメイド達がいた。
「戦っていては埒があかない…ここは、これで!」
霖之助は真っ黒い服を取り出し、羽織った。
「よし、黒子になれば相手に気付かれず動ける。時間は短いが…」
さっさと見回りのメイド達を横目に咲夜の部屋へと入る。
黒子の服の効果が切れた。
「きれたか…まあいい」
そこは、大きなシャンデリアが飾ってあり、まさに豪華な部屋。
「はぁ~!?なんだこの広さは。僕の店より大きいな」
霖之助はあまりの大きさに見入った。
(いままでの防犯対策は見回りしているメイド達だけだったな
特にこの部屋にも罠は仕掛けられてないようだし…)
霖之助は咲夜のベッドに近づき…布団を…剥いだ!
そこには…
誰もいない…
「なっ!そんなっ!」
「ふーん、霖之助さんだったの…最近紅魔館に侵入している人は」
霖之助は振り向くとナイフを構えた咲夜がこっちを凝視していた。
「で、霖之助さん?これからどうするの?」
「僕はみなさんの防犯対策を調べにまわっているんです」
「あなたに進入されるんじゃ…美鈴にお仕置きね!」
「じゃあ、僕はこれで…」
霖之助は光の速さで逃げようとした。
「逃がさないわよ!ザ・ワールド!」
時が止まる!
…が!?
霖之助は走る!
「なぜ!時が止まった中で動けるの!?」
咲夜は驚きつつも逃げる霖之助を追いかける。
霖之助はナイフを避けつつ、逃げる!
(おかしい…私の時を止めるのは完璧、なにかあるはず!)
「ザ・ワールド!」
咲夜は再び時を止めた。
咲夜は霖之助の鞄に魔力が集中するのに気がついた。
(あそこか!)
咲夜は追いかけるのを止めて他の道から追いかけた。
「ん?追いかけるのをやめたのか?早めにここから出ないとな」
霖之助は咲夜がおいかけてくるのをやめたことに気付き、歩き始めた。
「いた!」
咲夜は霖之助の歩く道の先にいた。
咲夜は霖之助を目掛けてナイフを突き立てた!
ドスッ
「!…なにを!」
「これで…貴方は時が止まる!」
咲夜のナイフは霖之助の鞄の中にある器材を貫いた!
「しまった…時空制御装置が!」
「これで貴方は逃げられない」
「くっ…」
霖之助は諦め、その場に座り込んだ。
「どうにでもしてくれ」
「ほんと?じゃあねぇ…
貴方のお店にある物を何個か貰ってもいい?」
「そんなことでいいのか?」
「いいわよ、貴方のお店にある物はお嬢様も気に入ってるみたいだし」
「…」
「それと聞きたいことがあるの…」
「なんだい?」
「貴方…今度はお嬢様の部屋に行くつもり…?」
「そのつもりだが…?」
「その時は、私も呼んで」
「は…?」
「お嬢様の寝顔よ!これほど私に最高なものはないわ!」
咲夜は一人で盛り上がっていた。
「だから、お願いよ!もし呼びにこなかったら…」
咲夜はナイフを取り出す。
「わ、分かった」
「じゃあ、これから外まで送るわ」
霖之助は外まで案内してもらった。
「じゃあ、今度お願いね」
「あ、ああ」
霖之助は複雑な気分で店に戻った。
「あのメイド長もレミリアには弱いみたいだな
防犯は…本人がいれば必要なし…と、いうわけか
次はレミリア…まあ、咲夜が味方にいるから心強いな」
「切り札は用意してある…時を止められても大丈夫だろう」
軽い気持ちで霖之助は言う。
紅魔館でのそれぞれの部屋はかなり離れている。
咲夜の部屋は大きな一室である。
その情報も我が物だ。
「今、私は紅魔館のロビーにいます。これから咲夜の部屋に向かいます」
忍足と歩き、廊下の前に来る。
そこには見回りのメイド達がいた。
「戦っていては埒があかない…ここは、これで!」
霖之助は真っ黒い服を取り出し、羽織った。
「よし、黒子になれば相手に気付かれず動ける。時間は短いが…」
さっさと見回りのメイド達を横目に咲夜の部屋へと入る。
黒子の服の効果が切れた。
「きれたか…まあいい」
そこは、大きなシャンデリアが飾ってあり、まさに豪華な部屋。
「はぁ~!?なんだこの広さは。僕の店より大きいな」
霖之助はあまりの大きさに見入った。
(いままでの防犯対策は見回りしているメイド達だけだったな
特にこの部屋にも罠は仕掛けられてないようだし…)
霖之助は咲夜のベッドに近づき…布団を…剥いだ!
そこには…
誰もいない…
「なっ!そんなっ!」
「ふーん、霖之助さんだったの…最近紅魔館に侵入している人は」
霖之助は振り向くとナイフを構えた咲夜がこっちを凝視していた。
「で、霖之助さん?これからどうするの?」
「僕はみなさんの防犯対策を調べにまわっているんです」
「あなたに進入されるんじゃ…美鈴にお仕置きね!」
「じゃあ、僕はこれで…」
霖之助は光の速さで逃げようとした。
「逃がさないわよ!ザ・ワールド!」
時が止まる!
…が!?
霖之助は走る!
「なぜ!時が止まった中で動けるの!?」
咲夜は驚きつつも逃げる霖之助を追いかける。
霖之助はナイフを避けつつ、逃げる!
(おかしい…私の時を止めるのは完璧、なにかあるはず!)
「ザ・ワールド!」
咲夜は再び時を止めた。
咲夜は霖之助の鞄に魔力が集中するのに気がついた。
(あそこか!)
咲夜は追いかけるのを止めて他の道から追いかけた。
「ん?追いかけるのをやめたのか?早めにここから出ないとな」
霖之助は咲夜がおいかけてくるのをやめたことに気付き、歩き始めた。
「いた!」
咲夜は霖之助の歩く道の先にいた。
咲夜は霖之助を目掛けてナイフを突き立てた!
ドスッ
「!…なにを!」
「これで…貴方は時が止まる!」
咲夜のナイフは霖之助の鞄の中にある器材を貫いた!
「しまった…時空制御装置が!」
「これで貴方は逃げられない」
「くっ…」
霖之助は諦め、その場に座り込んだ。
「どうにでもしてくれ」
「ほんと?じゃあねぇ…
貴方のお店にある物を何個か貰ってもいい?」
「そんなことでいいのか?」
「いいわよ、貴方のお店にある物はお嬢様も気に入ってるみたいだし」
「…」
「それと聞きたいことがあるの…」
「なんだい?」
「貴方…今度はお嬢様の部屋に行くつもり…?」
「そのつもりだが…?」
「その時は、私も呼んで」
「は…?」
「お嬢様の寝顔よ!これほど私に最高なものはないわ!」
咲夜は一人で盛り上がっていた。
「だから、お願いよ!もし呼びにこなかったら…」
咲夜はナイフを取り出す。
「わ、分かった」
「じゃあ、これから外まで送るわ」
霖之助は外まで案内してもらった。
「じゃあ、今度お願いね」
「あ、ああ」
霖之助は複雑な気分で店に戻った。
「あのメイド長もレミリアには弱いみたいだな
防犯は…本人がいれば必要なし…と、いうわけか
次はレミリア…まあ、咲夜が味方にいるから心強いな」
うん、そのまんま。
否定の仕様が無い、そのまま、真実。