メルランは、いつも余裕。
三人の中で一番強い、魔力を持つから?
でもあの子、おかしな使い方しかしてないような・・・
やっぱりそれも、余裕があるから?
あの子はいつも、明るく楽しく笑ってる。
やっぱり余裕があるんだろう。
実力も、心も。
私は、そんな妹が自慢。
リリカはとても賢い子。
いつもいつも、私やメルランを頼ってる。
・・・え?私が要領が悪いんだって?
・・・・リリカが良過ぎるんだと、思う。
だから楽器もなんでもこなせる。
私は、そんな妹が自慢。
私は、曲った事が嫌い。
何時でも正面から挑む。
だって私は長女なのだから。
妹達の模範にならなきゃね。
でも、たまに騙されてしまう・・・
それでも私は乗り越える。
妹達の為に。
私は、そんな私が自慢。
◆□◆□◆□◆
姉さんはとっても頑張ってる。
いつもいつも、私や妹の事を気に掛けてる。
それでいて、自分の事も出来ている。
後、何でも本気にしてしまうのが少し可愛い。
私は、そんな姉さんが大好き。
妹はとても賢い。
いつもいつも、私や姉さんをけしかけて、自分はクスクス笑ってる。
それでいて、私や姉さんに嫌な思いをさせない。
・・・もしかして、騙されてる?
あははッまぁいいや。
私は、そんな妹が大好き。
私は、いつも笑ってる。
優しい姉さんと、可愛い妹がいつも隣にいるから。
私ができるのは、二人に笑顔でいてもらえるように、
いつも楽しく笑うだけ。
私は、そんな私が大好き。
◆□◆□◆□◆
ルナサ姉さんはすごく強い。
困難に対して、正面からぶつかって、それを乗り越える。
それでいて、メルラン姉さんや私の事も気に掛けてくれる。
騙されやすいのが私としては嬉しいかな?
私は、そんな姉さんが可愛いと思う。
メルラン姉さんはとても明るい。
いつもテンションが高い。
だから私も楽しくなる。
一緒に騒ぐのは気持ちがいい。
たまにおかしな行動もするけれど。
私は、そんな姉さんが可愛いと思う。
私は、いつも見ている。
優しくて、頼りになる姉さん達がいるから。
二人が私の代わりに頑張ってくれるから。
だから私は見てるだけ。
たまにばれちゃうんだけどね。
私は、そんな私が可愛いと思う。
◆□◆□◆□◆
一番したの妹は寂しがり屋。
私達を創り出した創造主。
でも、妹。
妹だけど、妹じゃない。
・・・違うね、
私達が、あの子の姉じゃないんだ。
それでもあの子は――創造主は、私達を姉と呼んでくれた。
あの子は――創造主は、既にいないけど、
いつでも会える。
私達姉妹がいつも大事にしている
3つのロケットペンダント。
その中で、いつも4人で笑っているから。
私達三姉妹は、創造主――妹の事がとっても大事。
「・・・時間だ。」
パタン、
「さ、今日も楽しむわよ」
パタン、
「そろそろ時間ね。」
パタン
三人が、それぞれの部屋で眺めていたロケットを閉じる。
今日もにぎやかな冥界のお得意様に呼ばれている。
三人がそれぞれの楽器を引きつれ、部屋を出て、顔を合わせ、屋敷を出る。
(頑張ってね、姉さん達。)
レイラが笑顔で見送ってくれた気がした。
私達も笑顔で、屋敷に向かって――
「「「いってきます。」」」
最初は・・・創造主レイラが目当てで冥界に来たんだけれど、今ではみんな忘れてる。
楽しく賑やかに演奏しては盛り上げている。
にぎやかな冥界のせい?
それとも・・・レイラの為?
カッコイイ!