この世には二種類の巫女がいる。
極端に短命な者と、極端に長寿な物だ。
昔、そんな事を死神に言われた。
どうやら自分は前者だったらしい。
船を漕いでる死神の背中を見ながら毒にも薬にもならない物思いにふけっていた。
「これが、最後の会話だとだと思うと感慨深いねえ」
「ああ、そうだよ。後は裁かれるだけさ」
「しかし、流石は博麗の巫女。慕われてるねぇ」
そう言いながら私が払ったお金を弄んだ。
それなりに多かったらしく、川の向こうが最初から見えている。
「おっと。そうこうしている内に到着だ」
彼岸に着き小町は鎌で道を示した。
私は船から降り、小町が示した道を進んだ。
裁判所には四季映姫がいた。
中にいた死神が私を閻魔の前まで連れて行く。
思わず体を竦めてしまう程恐ろしい声が響いた。
「博麗霊夢、あなたは私の忠告を聞かず傍若無人に振る舞い
大した理由なくも妖怪や関係ない者を退治してきた。よって地獄行きです」
さっさと告げるだけ告げて閻魔は次の幽霊の罪状を読み上げ始めた。
私は抗議したが、閻魔は常に正しいの一言で済まされた。
死神が私を無理やり地獄に連れて行く。
地獄に落ちた私は鬼に引渡された。
一体何がいけなかったんだろう?
自分なりに精一杯巫女の務めを果たしたつもりだったのだが。
私は閻魔の言った事を反芻した。
自分は善行が足りなかったこと。そして閻魔の言うことは常に正しいということ。
花が咲き乱れたときに言われた事を思い出した。
妖怪を退治すること。
これが今の貴方が積める善行よ。
私は取り敢えず鬼を退治しようと思った。
「なんでお前が現世にいるんだぜ?」
「善行を積んだおかげよ」
地獄から追い出された。
で実質不死だな
不老ではないけど蓬莱人の仲間入りおめでとうw
ssの威力にはもうそこまで長短関係ないかもなあ…‥
それで現世に戻ってこれちゃうんかよww
極端に短命な者と、極端に長寿な物だ。
なるほどなw確かに鬼もぶっ倒せる程強い巫女は生き返るわw
これはいい短編
何でもアリかよ、つまんねー!
ていうかそれなら強いやつは皆不死じゃねーかwww
淡々としているあたりがまた面白い