博麗神社ビンゴ大会！　前編かもよ

ある昼下がりの幻想郷
何十名の妖怪や人間やらが博麗神社に集まっていた。
「よくぞ集まった！この暇人共！」
メガフォンを持った霊夢が賽銭箱の前に立って他の参加者を見る。
「よっくもまぁこんなにも集まったもんだな・・・」
霊夢の横で集まった人の多さに若干驚いている魔理沙がそう呟く。
ふっと上の看板に視線を移す
ドキッ☆博麗神社ビンゴ大会！ポロリはなしよ

そう書いてある看板
（古い・・・古いぜ霊夢・・・）
参加者をざっと見た感じだと、紅魔館・白玉楼・永遠亭・妖怪の山の者たちなどが見られる。
しかし何でこんなものが開催されたかと言うと・・・

「霊夢～居るかしらぁ」
開催される数日前、神社に奇妙なスキマが現れその中から八雲紫がひょこっと出てきた。
丁度霊夢は境内の掃除をしていて、紫を見るや苦虫を潰したような顔で出迎えた。
「何よ？今暇じゃないのよ、遊んで欲しかったら白玉楼にでも行きなさい。」
どう見ても暇にしか見えない霊夢だが、それを自分で認めたくないのだろう
紫はその霊夢の心情を分かっているので、ふふっと小さく笑って本題に話を変えた。
「今度この神社である催し物するから貴女も参加してね。」
「は？」
「それじゃあねぇ」
「ちょっちょっと待ちなさっ」
かなり省いた説明をした紫はそのままスキマに戻ってしまいポツンと霊夢だけが取り残された。
「いっいきなりすぎる」
そんなこんなで知らない内に文々。新聞が今回のビンゴ大会の新聞を作成し、それを幻想郷中にばら撒いた結果

「こうなった訳か」
魔理沙は周りを見てからため息をついた。
ただのビンゴ大会でこんなに集まったのかと言うと文々。新聞の文章のせいだった
最初にビンゴした順に超豪華賞品、1位の人にはお金も！？
（妙に霊夢がノリノリだったのはこういう訳か）
だが、魔理沙自身も参加しているのであまり人の事も言えないのも事実・
誰か知ってる人を居ないのかと周りを見ると、見慣れた金髪とその横でフワフワ浮いてる人形が目についた。
「よっお前がこんなのに参加してるなんて珍しいな。」
先程皆に配われたビンゴカードを持ったアリスに話かける魔理沙
アリスはそんな魔理沙を見るや否や
「あら、貴女も参加しているのね。」
「おっ何だ？私が参加していないと思ったのか？」
「いえどうせ居ると思ってたわよ」
ふぅ、ため息をつくアリス。
そんなアリスの小さな嫌味を受け流し、周りを見渡す。
「それにしてもこの集まりは凄いな、どんな豪華な景品なのか少し気になってきたぜ。」
「どうかしら？豪華な景品だって、何なのか分からないのよ」
少しワクワクしてきた魔理沙とは反対にアリスは不審がっていた
だが、こういう祭騒ぎは謎のテンションがありアリス自体も楽しみであったのも事実。
賽銭箱の前に立ってる霊夢はザワザワとしている者達を見る。
「あんたらもこんな暇な事に付き合わなくてもいいのよ、棄権もありよ。」
（自分が１位になりたいだけだろ・・・）
決して声に出さないのは魔理沙の良心だろうか
スキマからひょいと上半身だけ出ている紫は、その様子を楽しげに見つめているのが見える。
「本当に棄権したい人居ない？本当にいいのね？・・・ちっ」
小さく舌打ちをした霊夢は片手を上げて、高らかに言った。

「今から博麗神社ビンゴ大会を開催するわよ！」

こうして始まったビンゴ大会
各々の感情が渦巻く中どうなるかは・・・

つづけよ！

早い段階で仕上げれて良かった。
前の作品は色々な感想をいただいて感謝しきれませんorz

今回はちょっと収まりきらずもうひとつに分けようと思いますｗ

ではではー