※頭の悪い仕様です。
※小傘の「さでずむ？」ぐらい頭の悪い仕様です。
ねーねーおねーちゃん、パラノイアってなあに？
パラノイア…？
（も、もしかしてこの子はこの年にして心理学かなんかに目覚めたのかしら）
うん、パラノイア！
パ、パラッパッパッパー！
あいらぶにーと？
違うわそれじゃないわ…
じゃあなあに？
も、妄想症。
妄想ってなに？
ありえないことをあれこれ想像すること！
ソレぐらい知ってるでしょうこいしだって！
えへへ
「 ―っていうことがあったのよ、こいし。あのときのこいしかわいかったわ」
「今もかわいいでしょ？」
はい、仰るとおりです。
地霊殿のリビングで、珍しくこいしがきちんとした時間に帰ってきたものだから思い出話に花を咲かせてみた。
珍しくこいしがちゃんと聞いてたのでためしにテストしたらちゃんと反応した。
「こいし、今日どうかしたのです？熱かなにか…」
「こじらせてないよー！どうしたのおねえちゃんこそ…」
「私はこいしがかわいいなあと先ほどからいろいろ考えているだけですよ！」
ぴく、とこいしが反応しました。
うれしいのですね。お姉ちゃんはその反応がうれしいです。
あれ、ぐるりとこいしのからだの向きが変わりました。
「おくう、おりん！どっちかいる！？おねーちゃん熱でてるうううう！」
「そんなことありませんよこいし。大体今日は二人ともずっと仕事です」
「ペットでしょ！？働かせすぎだよ！？」
「いやあ今日は私の調子が悪くて無理してもらっているんですよね」
「寝ろこのにぶちん姉ちゃん」
やっぱり今日はこいしが変です。
これ私の妄想？
まっさかー。
だってこいしかわいいから妄想じゃない。夢でもない。
「ほっへふぁいふぁいー」
「何やってんのおねえちゃん！？ほっぺたつねるなんて…」
うふふー
あ、くらって言いました。
ぱち。
あれここどこでしょう。
私の寝室ですね。枕元…ですね。
さっき私気を失ったんですね。こいしに悪いことしました。謝らないと…
「謝る必要ないよおねえちゃん、とりあえず寝て？寝てください？」
「あらこいし私が謝るなんてどうしてわかったんです？」
「そんな前傾姿勢、謝るとき以外に何に使うのよ。ほら、早く横になる！」
ああこいしが私の看病してくれるなんて。これこそ夢ね…
さあ早く起きなきゃ！
「ほっふぇふぁいふぁい…」
「だから夢じゃないってば！何やってんのさっきから！？」
「ああこいしかわいい」
「口に出すな恥ずかしい！」
ああこいしかわいい。
「こ、これは地上に行くしか…」
「私を見捨てるんですかこいし？」
「見捨てるわけないでしょ！地上のお薬買いにいくから！」
あれ、こいし部屋から出ちゃった。
つまらないですね。寝ましょう。
ぐー…
ぱち
「起きた？」
「おはようございますこいし」
気のせいかこいしの顔にあせりが見えますね。珍しい。
「地上の、薬師さんから覚妖怪に効くお薬、もらっ、て、きたから！」
「息を切らさないでくださいよ」
「あんたばかああああああああ！？姉の心配しない妹いるの！？」
「妹の心配しない姉もいるとは思えないですね」
うふふ。
あ、こいし怒った。
「と、とりあえずお薬飲んで寝ようねおねえちゃん？」
そのあと私は強制的に眠らされたみたいです。
起きたらベットのわきにこいしが寝てました。
ああこいしかわいい。
こいしとさとりが可愛かったですよ。
盛大に吹いたｗｗｗｗｗ
さとり様はちゃんと体調を治してくださいねｗｗ
何が言いたいのかというと古明地姉妹可愛い