「霊夢ー!今日こそ勝負つけるわよ!」
夜の月が輝く幻想郷
その光が照らす博麗神社
「居ないのかしら・・・」
お賽銭の前に来てキョロキョロしている少女は知る人ぞ知る少女、レミリア・スカーレット。
紅魔館の主でありながら夜になると博麗神社に訪れて、何度も勝負をしかけてくる。
博麗神社の巫女である霊夢は毎晩来る襲撃にも飽き飽きしていた
それでも毎晩付き合ってる霊夢だったのだが、今日は何故か居ない。
レミリアは不審に思い、霊夢の部屋の前までやってきた。
電気が点いていない・・・
部屋の灯りは点いてないのだが、何かが動く音がしたのをレミリアは聞き逃さなかった。
「ふふふ、かくれんぼなんてしても無駄よ。」
勢いよく障子を開ける。
真っ暗だった部屋に月の灯りが照らし中の様子が見えるようになった
「・・・ん?」
そこでレミリアが見たのは布団の中にいる霊夢だった
夜だし布団の中に居るのは至極当然なのだが、霊夢の様子がいつも違っていた。
「げほっ・・・げほっ・・・あー何?今日も?」
顔が微かに赤く、おでこにタオルを置いているのが見える
これは・・・
「どうしたのよ、まるで病気みたいじゃない。」
一瞬ビックリしたレミリアだが、すぐさまいつもの調子で話しかける。
こんなに弱ってる霊夢を見たのは初めてだったのだから仕方ないのかもしれないが、自分の姿勢だけは崩してはいけなかった
「みたいじゃなくて・・・病気よ、げほっ・・・風邪」
苦しそうに咳き込む
あぁそういえば人間は風邪という病気でもかなり苦しいのだと咲夜から聞いたわね・・・
「・・・咲夜、居るんでしょ?」
「はい、ここに。」
突如木の陰から現れるメイド服を来た女の人
紅魔館でメイド長を務める、瀟洒のメイド長十六夜咲夜。
きっと紅魔館からずっと付いて来たのだろうとレミリアは推測した
「霊夢が風邪をひいてるみたいだけど、どうにかならないかしら?」
すぐさま霊夢のおでこのタオルを横に置いてある水桶に入れて、おでこに手を当てる咲夜
そして水につけたタオルをまた霊夢のおでこに乗せる
「ただの風邪ですね、ただこの巫女の事ですから何も食ってないと思います。」
「その通りよ・・・」
「そう・・・咲夜何か体にいい物作れるかしら?」
「お粥程度でしたら」
「それでいいわ、作ってあげなさい。」
かしこまりましたと言って台所に消える咲夜
霊夢はレミリアを訝しげに見ながら聞いた
「ちょっと・・・何してんのよ・・・けほっ」
縁側に座り月を眺めるレミリア
霊夢の問いに少し間を置いて答えた
「病気の人間を襲うほど落ちぶれちゃいないわ、それにそんな状態がいつまでも続かれたら私が困るじゃない。」
「は?」
「風邪のせいで私たちの勝負が長引かされるのが許せないのよ、いいから貴女は早く治しなさい。」
「・・・・はいはい」
霊夢は微笑みながら瞼を閉じた。
台所では咲夜がお粥を作ってるだろう
レミリアはずっと月を眺めている
こんな一日も悪くないかな、と霊夢は思った。
「おっ?あれは・・・」
「何どうしたの?」
霊夢が風邪なのを昼に知った魔理沙はアリスを連れて霊夢のお見舞いに来る所だった
だが、縁側に座ってるレミリアを見て魔理沙は方向を変更した。
「ちょっちょっと神社はそこじゃないわよ」
「先客が居たんだよ、今日はアイツに任せておけばいいぜ」
「何なのよ全くー」
満月の夜空に一つの影が星を撒きながら空を駆けていった
おわり
夜の月が輝く幻想郷
その光が照らす博麗神社
「居ないのかしら・・・」
お賽銭の前に来てキョロキョロしている少女は知る人ぞ知る少女、レミリア・スカーレット。
紅魔館の主でありながら夜になると博麗神社に訪れて、何度も勝負をしかけてくる。
博麗神社の巫女である霊夢は毎晩来る襲撃にも飽き飽きしていた
それでも毎晩付き合ってる霊夢だったのだが、今日は何故か居ない。
レミリアは不審に思い、霊夢の部屋の前までやってきた。
電気が点いていない・・・
部屋の灯りは点いてないのだが、何かが動く音がしたのをレミリアは聞き逃さなかった。
「ふふふ、かくれんぼなんてしても無駄よ。」
勢いよく障子を開ける。
真っ暗だった部屋に月の灯りが照らし中の様子が見えるようになった
「・・・ん?」
そこでレミリアが見たのは布団の中にいる霊夢だった
夜だし布団の中に居るのは至極当然なのだが、霊夢の様子がいつも違っていた。
「げほっ・・・げほっ・・・あー何?今日も?」
顔が微かに赤く、おでこにタオルを置いているのが見える
これは・・・
「どうしたのよ、まるで病気みたいじゃない。」
一瞬ビックリしたレミリアだが、すぐさまいつもの調子で話しかける。
こんなに弱ってる霊夢を見たのは初めてだったのだから仕方ないのかもしれないが、自分の姿勢だけは崩してはいけなかった
「みたいじゃなくて・・・病気よ、げほっ・・・風邪」
苦しそうに咳き込む
あぁそういえば人間は風邪という病気でもかなり苦しいのだと咲夜から聞いたわね・・・
「・・・咲夜、居るんでしょ?」
「はい、ここに。」
突如木の陰から現れるメイド服を来た女の人
紅魔館でメイド長を務める、瀟洒のメイド長十六夜咲夜。
きっと紅魔館からずっと付いて来たのだろうとレミリアは推測した
「霊夢が風邪をひいてるみたいだけど、どうにかならないかしら?」
すぐさま霊夢のおでこのタオルを横に置いてある水桶に入れて、おでこに手を当てる咲夜
そして水につけたタオルをまた霊夢のおでこに乗せる
「ただの風邪ですね、ただこの巫女の事ですから何も食ってないと思います。」
「その通りよ・・・」
「そう・・・咲夜何か体にいい物作れるかしら?」
「お粥程度でしたら」
「それでいいわ、作ってあげなさい。」
かしこまりましたと言って台所に消える咲夜
霊夢はレミリアを訝しげに見ながら聞いた
「ちょっと・・・何してんのよ・・・けほっ」
縁側に座り月を眺めるレミリア
霊夢の問いに少し間を置いて答えた
「病気の人間を襲うほど落ちぶれちゃいないわ、それにそんな状態がいつまでも続かれたら私が困るじゃない。」
「は?」
「風邪のせいで私たちの勝負が長引かされるのが許せないのよ、いいから貴女は早く治しなさい。」
「・・・・はいはい」
霊夢は微笑みながら瞼を閉じた。
台所では咲夜がお粥を作ってるだろう
レミリアはずっと月を眺めている
こんな一日も悪くないかな、と霊夢は思った。
「おっ?あれは・・・」
「何どうしたの?」
霊夢が風邪なのを昼に知った魔理沙はアリスを連れて霊夢のお見舞いに来る所だった
だが、縁側に座ってるレミリアを見て魔理沙は方向を変更した。
「ちょっちょっと神社はそこじゃないわよ」
「先客が居たんだよ、今日はアイツに任せておけばいいぜ」
「何なのよ全くー」
満月の夜空に一つの影が星を撒きながら空を駆けていった
おわり
話の区切れ目以外で視点がころころ変わるのは、読み手としては混乱してしまうかも
ただ、内容以前の問題があります。具体的には句読点の使い方と、黒丸(・)および三点リーダー(…)の混用が主な物です。原則として、句点は各文の終わり、黒丸は列挙・外来語・日付に、三点リーダーは省略する場合もしくは余韻を持たせるなどの場合に用います。最低限これに気を配りましょう。
作品自体は悪くないと思いますが、ボリュームが足りないので、少し事件の前後を書くなどして尺に気を配りましょう。勉強の成果を心待ちにさせて頂きますね。では。
いつもは衣玖さんを灯りにしてたのか。霊夢マジ外道。
いや、私もよく電灯を「デンキ」って言っちゃいますけど、小説は文字だけしか伝えられないのですから
普段よりも言葉選びには慎重になってください。
もし極貧ぬーさんのなかで「エレキテルの頃から電気技術の発達を見てきたレミリアは、電灯のことをつい電気って言っちゃうんだ」
という設定があるのなら問題はありませんけど。あれ、そもそも博麗神社って電気使え(ry
・レミリアがそこまで霊夢にこだわる理由は何か
・病気の世話をする咲夜とレミリアの様子
・この後日、また神社へとやって来るだろうレミリアを、霊夢はどう出迎えるのか
なんてところが書かれていると、話としてボリュームが出たのではないでしょうか。
あと
>お賽銭の前に来て~
「賽銭箱」ですねw
うだうだ書きましたが、話の雰囲気自体はとても良かったですよ~。
これからも期待しています。
>>「ちょっちょっと神社はそこじゃないわよ」
この部分は
>>「ちょっちょっと神社はそっちじゃないわよ」
という方がしっくりくる感じがします。
そこは場所を示しているので、この流れだと場所は神社になり、矛盾してきます。
そっちだと方向を示しているので、この流れだと魔理沙が変更した方向を指すので問題なくなります。
とまあえらぶってはいますが、調べるまで気になったところは本当に間違っているのかどきどきしてました。
うん、こそあど言葉あなどれない。
お話のほうは、それぞれの絡みがよくていい雰囲気をだす内容になっていたとおもいます。
気を使う魔理沙もらしい感じでよかった。
上手く短く纏めたというよりも、ただただボリューム不足な印象を受けました。
それだけに文章のルールや表現の不自然さが悔やまれます。
私が気付いた部分を以下に指摘させていただきたいと思います。
>キョロキョロしている少女は知る人ぞ知る少女
「少女」を二回重ねていますが、こういう場合は違う言葉にした方が自然かと。
>付き合ってる
フランクな会話文でない限りは「付き合っている」とした方がいいですね。い抜きと同様にら抜き言葉にも注意ですね。
>真っ暗だった部屋に月の灯りが照らし
部屋「を」。
>何も食ってないと思います
咲夜さんと主の会話なら「食ってない」はないのでは。
>夜だし
地の文で「だし」という言い方は不自然な気がします。
>こんな一日も悪くないかな
一日と言うには時間が短すぎるような。
最後の魔理沙の空気の読みっぷりもよかったです。
この調子で次作もがんばってくださいね!
なんか、うらやましいなぁ、霊夢。