今夜も宴会…
宴会開始から結構時間が経っていてみんな出来上がっている。
それぞれに分かれて酒を飲み交わしていた。
一つは霊夢、紫、萃香。
一つは、魔理沙、アリス、パチュリ。
一つはレミリア、咲夜。
一つは幽々子、妖夢。
「それにしても…今回の騒動は鬼が原因だったとはね…」
霊夢があきれたように言う。
「そんなこと言っても賑やかだったからいいじゃない」
萃香が答えるように言う。
「紫、あんた全部しってたのよね?」
「もちろんじゃない」
「そうそう、あんたどこに住んでいるかぐらい教えなさいよね!」
「あら、呼べば出てくるから別にいいんじゃない、教えなくっても」
「それに今は萃香もいるんだから…殆んど神社にいるみたいだけど…」
三人は酔ってはいるものの、上手な酔い方をしていた。
「あははー、まーりーさー」
「おい、あんまり引っ付くなよ、アリス」
アリスは酔いに酔って魔理沙に抱きついていた。
「そんな、魔理沙酷い、本命は私だって言ったのに…」
パチュリーも相当酔っているらしく普段の彼女からは思えない台詞を口から出す。
「いつ私がそんな事を言ったーーーー!?」
「駄目よね、彼女。魔理沙は責められると弱いんだから待っていても始まらないわよ」
「え、え!?」
「そうなの…まりさ?」
「いやいやいやいや、そんなことはないぞ」
魔理沙はかなり焦っている。
「ほーらこれが証拠よ」
アリスは魔理沙の首元に息をやさしく吹きかける。
「あんっ」
「ね?パチュリー?」
魔理沙は声を出してしまってか酒を飲んでいたかで顔が真っ赤だ。
「ほら、行きましょう、パチュリー」
「私も、行くわ!」
「や、やめろーーーーーー」
魔理沙は二人の相手をするのが大変だった。
「うふふ、さーくーやー」
「なんです?お嬢様」
レミリアは出来上がっている。
「さくやの膝枕ひさしぶり」
「そうですわね…かれこれ…○○ねんぶりかと…」
「伏字にする必要あるの?」
「そうでもしないと私の年齢がばれてしまいますわ」
「このまま眠ってもいーい?」
「どうぞ、ゆっくりお眠りください」
いつもは厳格なレミリアがこうなるとお子様だ。
咲夜が母親でレミリアが子供に見えるのだ。
二人は酔っても酔わなくても幸せだろう。
「ほらほら妖夢、お酒飲んで!」
「もう勘弁してくださいよ」
妖夢は主の頼みなので断れなかった。
ドサッ
妖夢が倒れた。
「妖夢!妖夢!大丈夫!?」
がばっ
妖夢はすぐに起きた。
「幽々子様!たまには剣の稽古もしてください!」
「よ、妖夢?」
「私が幽々子様に仕えてどれくらい苦労をしてきたか…」
妖夢は泣き始めた。
「あ、あの…」
「いいですか!幽々子様は仮にも冥界の姫様なんですから自覚を持ってもらわないと…」
「は…はい」
幽々子はこのあとも妖夢にくどくど言われ続けた。
どうやら妖夢は酒に酔うと日頃の鬱憤が出るようだ。
「もうこんな時間か…」
霊夢が気付き皆に言う。
「ほらほら、そろそろ今日はお開きよ」
もちろん誰一人聞いていない。
「いつものことだしね」
紫が言う。
「こうなったら…!」
バサッ
霊夢は霊符を取り出し…
「夢想封印 散!」
宴会の真ん中で、炸裂する。
その日の宴会はお開きになった。
もちろん次の日全員呼ばれて神社の後片付けを手伝わされたのはいうまでもない…
宴会開始から結構時間が経っていてみんな出来上がっている。
それぞれに分かれて酒を飲み交わしていた。
一つは霊夢、紫、萃香。
一つは、魔理沙、アリス、パチュリ。
一つはレミリア、咲夜。
一つは幽々子、妖夢。
「それにしても…今回の騒動は鬼が原因だったとはね…」
霊夢があきれたように言う。
「そんなこと言っても賑やかだったからいいじゃない」
萃香が答えるように言う。
「紫、あんた全部しってたのよね?」
「もちろんじゃない」
「そうそう、あんたどこに住んでいるかぐらい教えなさいよね!」
「あら、呼べば出てくるから別にいいんじゃない、教えなくっても」
「それに今は萃香もいるんだから…殆んど神社にいるみたいだけど…」
三人は酔ってはいるものの、上手な酔い方をしていた。
「あははー、まーりーさー」
「おい、あんまり引っ付くなよ、アリス」
アリスは酔いに酔って魔理沙に抱きついていた。
「そんな、魔理沙酷い、本命は私だって言ったのに…」
パチュリーも相当酔っているらしく普段の彼女からは思えない台詞を口から出す。
「いつ私がそんな事を言ったーーーー!?」
「駄目よね、彼女。魔理沙は責められると弱いんだから待っていても始まらないわよ」
「え、え!?」
「そうなの…まりさ?」
「いやいやいやいや、そんなことはないぞ」
魔理沙はかなり焦っている。
「ほーらこれが証拠よ」
アリスは魔理沙の首元に息をやさしく吹きかける。
「あんっ」
「ね?パチュリー?」
魔理沙は声を出してしまってか酒を飲んでいたかで顔が真っ赤だ。
「ほら、行きましょう、パチュリー」
「私も、行くわ!」
「や、やめろーーーーーー」
魔理沙は二人の相手をするのが大変だった。
「うふふ、さーくーやー」
「なんです?お嬢様」
レミリアは出来上がっている。
「さくやの膝枕ひさしぶり」
「そうですわね…かれこれ…○○ねんぶりかと…」
「伏字にする必要あるの?」
「そうでもしないと私の年齢がばれてしまいますわ」
「このまま眠ってもいーい?」
「どうぞ、ゆっくりお眠りください」
いつもは厳格なレミリアがこうなるとお子様だ。
咲夜が母親でレミリアが子供に見えるのだ。
二人は酔っても酔わなくても幸せだろう。
「ほらほら妖夢、お酒飲んで!」
「もう勘弁してくださいよ」
妖夢は主の頼みなので断れなかった。
ドサッ
妖夢が倒れた。
「妖夢!妖夢!大丈夫!?」
がばっ
妖夢はすぐに起きた。
「幽々子様!たまには剣の稽古もしてください!」
「よ、妖夢?」
「私が幽々子様に仕えてどれくらい苦労をしてきたか…」
妖夢は泣き始めた。
「あ、あの…」
「いいですか!幽々子様は仮にも冥界の姫様なんですから自覚を持ってもらわないと…」
「は…はい」
幽々子はこのあとも妖夢にくどくど言われ続けた。
どうやら妖夢は酒に酔うと日頃の鬱憤が出るようだ。
「もうこんな時間か…」
霊夢が気付き皆に言う。
「ほらほら、そろそろ今日はお開きよ」
もちろん誰一人聞いていない。
「いつものことだしね」
紫が言う。
「こうなったら…!」
バサッ
霊夢は霊符を取り出し…
「夢想封印 散!」
宴会の真ん中で、炸裂する。
その日の宴会はお開きになった。
もちろん次の日全員呼ばれて神社の後片付けを手伝わされたのはいうまでもない…
壮大な話を作るよりも、ともすれば広がって消えてしまいそうになる日々の繰り返し、それをやんわりと捉えて物語を創る。 東方の二次創作って、これが大変なんですよ。
真剣ないがみ合いはこの世界に似合わない、寧ろ最後の、ちょっと突然すぎる夢想封印すら繰り返される日常に織り込んでみても楽しいのでは? ・・・等と、つまらぬ事を言うのもまた邪道なのかも。
あれが正しい、これがいけない等と、そんな絶対の境を引く妖は、いい加減で寝坊すけで、それでいて胡散臭い存在でなければ務まらないのですから。