Coolier - 新生・東方創想話

バスター・ロングホーン

2004/12/30 00:36:10
最終更新
サイズ
5.44KB
ページ数
1
閲覧数
694
評価数
6/53
POINT
2210
Rate
8.28



 慧告:色々と終わってます。バッファOーマン+ヒイO・ユイ=きもOOO。
    が笑って許せる方は……どうぞ。

















 ~秋の章~ 













 ――――――夜空には、月。








 おおきな おおきな



  まあるい まあるい







  ………………狂気の真月。














 竹林の中、うどんげはのんきに散歩する。
 今夜は満月、狂気の満月光線がふんだんに降り注ぐ夜。




「~~~~♪ ~~~~♪  ~~~~~~♪


 機嫌よく歌を口ずさみながら、彼女は………夜道を行く。
 


 
「~~~~♪ ~~~~♪  ~~~~~~♪


 手に持ったススキを振りながら、実に機嫌よく歩いていく。




「~~~~♪ ~~~~♪  ~~~~~~♪


 次第に熱中しだす、うどんげ。





「~~~~♪ ~~~~♪  ~~~~~~♪ ~~~~~~~~~~~~♪



 拳を固め、力一杯最後の締めに入る。







「「「「  んげっ!!!!  」」」」









 吹き抜ける夜風。季節は秋。中秋の名月が見事な夜だった。
 少し肌寒いのは、おそらく冬の到来を告げる―――北からの使者のせいであろう。
 断じて……彼女の歌のせいでは無い事を、ここに明言して置く。



「は~~~~~。すっきりしたー。 ん~~~~~~っ!!
 やっぱり、歌はいいわね…… 疲れたこころを癒してくれるわ……」





がさ  がさ




 背後で茂みを揺らす異音。
 けれど、すっかりご満悦のようすのうどんげは……気づきもしない。





ふー  ふー




 ……背後に迫る、不気味な影に。







ぐぅ~~~~~~





 お腹が鳴る音。きょろきょろと辺りを見回し、聞いてるものがいないことを確認する。
 はにかんだように頬を染め、ひとりごちるうどんげ。




「あはは……。そういえば、お腹すいたなぁ……。
 夕飯食べてから結構たつし……





ハァ  ハァ





「よしっ!! 帰ったら裏の人参畑で二、三本 ” 掘る ”かなっ!







……………!





 そうとは知らず、うどんげは―――禁断の言葉『Forbidden word』を世に放ってしまった。
 ……背後で息を呑む気配がした。



 ―――もう、遅い。 いまさら、何をした所で……うどんげの運命は―――










 禁句 「 掘ーりー・シンボル 」







 背後より放たれるスペル。完全にふいをついた、痛恨の一撃!
 嗚呼、無邪気に笑う……うどんげの背後には、





 ぎらり と嗜虐の喜びを放つ


 二本の 長い 長い―――――――――――――――――角が。























 秋の夜長に響き渡る、悲痛な叫び。
 眼下で繰り広げられる狂宴を、月は



 やさしく やさしく


  ―――生暖かい目で、見守っていた……




                     ☆X1 一機撃破




 ~冬の章~






 ―――夜空には 月。




 おおきな おおきな(以下略





 紅魔館のすぐ傍、清らかな月光を反射する広大な湖。
 今日もチルノは蛙を氷漬けにして、遊んでいた。
 湖面に突き出る岩場にこしかけ、ご機嫌な様子で足をちゃぷちゃぷばたつかせる。



「~~~~~~凍れ♪ 凍れ♪  そらそら凍れー♪」





ごぼごぼ  ごぼ……





 無邪気に残虐行為にいそしむ彼女。
 蛙を凍らせることに夢中で、湖面で泡立つ―――怪しい気泡に、気づかない。




「~~~~わったしはチルノ~~♪ クールでかっわいい、女の子~♪






ごぼっ  ごぼっ……






「わーたしに、かーかれば 蛙なんてー






ごぼぼぼぼぼ





「いちころさー。 ” ほれ  ほれ  ” そこのけ♪ チルノさまのお通り






ざばあああああああああああああああ!!!!!






 びくっ! と水音に驚き、背後を振り向くチルノ。
 そこには………




「…………だ……?







 豹符 「 シュトロハイーーム 」 ― 私の角は!世界いちぃぃいいいい!!!! ― 




















 湖面をざわめかせる……断末魔。
 哀れ、氷上の妖精チルノ。
 静かにさざめく波は、遥か遠くに助けを求める波紋となりて―――広がり逝く。






                                   ☆☆ 撃破数2


  


 ~春の章~




 ―――夜空には月。(以下略





 白玉楼。桜の咲き乱れる幽玄の庭。
 桜の木の下では、いつも通りの二人のやりとり。
 みょんみょん言う庭師をからかう亡霊の姫。
 幸せ一杯の庭園に潜む、邪悪な影。





「も~~~! 幽々子様~~。酷いですよぅ」

「あはははは、妖夢は怖がりねぇ。
 ―――桜の木の下には、死体が埋まっている―――
 ふふ、どう? 本当かどうか、試してみない?」

「え~~~。嫌ですよ……どうせ、また私にばっかり” 掘らせる ”んでしょう?

「いいじゃない。気が向いたら、私も” 掘る ”か……ら?







 幽々子の前方、妖夢の背後。
 そこには―――







 桜吹雪を身に纏い


 
 にたり と嗤う人影が――――――






  惨符 「 完全なる堀杉の桜 ―目覚め― 」
















 もう、色々と目も当てられない惨劇。
 喜々として振るわれる……角?
 抉りこむように、
 撃つべし
 撃つべし
 ……きもけーね。 
 その言葉の意味を、彼女たちが理解するのは―――こ れ か ら だ。






                           ☆☆☆☆  撃破数4





 ~夏の章~








 それは、いまだ語りえぬ



 ―――――――――未来の話。





  新たなる世界に紡がれる




    東方の幻想



 


 次の夏は……まだ、遠い。










 今は、その角を休め


 ―――鋭気を養う 修羅の微笑み









 嗚呼、次の夏は……どんな素敵な奴らが―――掘れるだろう。











    きもけーねの悪夢は終わらない。










『今度は――――――お前を、掘る!!!!!!!!』











徹夜でした友人との会話、DQ8の剣士の洞窟の彫像トラップから連想。
後、どこかのサイトで見かけたフラッシュが妙にツボでした。(もう一度みたいけど、リンク忘れてしまいました_| ̄|○<情報求ム


自分、こんなことばかり考えてる訳では……無いです。


本当ですよ?           


……ああ、明日は始発で早いのに、準備もしないで……なんで、こんn<<<<<AA略
しん
簡易評価

点数のボタンをクリックしコメントなしで評価します。

コメント



0.1910簡易評価
2.40名前が無い程度の能力削除
おそらくACID CLUBのフラッシュではないかと
それはそうと、しん氏 や っ て く れ た な
(完全なる堀杉の桜 ―目覚め―) ←目覚めるのかよ… 腹筋攣ったっての
4.60七死削除
うはwwwwww禿ワロチwwwwwwwっうぇ!!

ゆゆ様まで手篭にされるとは恐るべしキモ○ー○! 
不用意な発言は破滅の入り口、満月の夜は冗談抜きのホラーナイトだz(ユッサユッサ
8.50電脳の狭間に生きる者削除
caved!!!!
掘りすぎですw

まだ続いて欲しいですね。
14.無評価色々と削除
そのフラッシュですがおそらくここかと・・・
[ACID CLUB EAST] (両側の[]は不要

で、検索すれば飛べると思いますよ。
18.50名前が無い程度の能力削除
不用意な発言の英訳がcavedになって久しいが、実際はdugのほうが意味的に正解な気がする今日この頃。

次の標的は「掘り」出し物を扱っている香霖k(dug!!!
21.60名前が無い程度の能力削除
ちょ、ちょっとまってみんな!?
「「「「  んげっ!!!!  」」」」
が気になるよ!?
23.無評価しん削除
>[ACID CLUB EAST] (両側の[]は不要
あ、確かにここです! 情報感謝。
このサイト、センスが素敵すぎ。
25.無評価nagare削除
いや~ん、どうもです^^;
まだまだ惨劇のバリエーションがあって緩んだ腹筋が戻りません
しっかしどこにでも現れるなこの人
水中に潜む慧音さまはクリスタルレイクの人のようで爆笑でした
50.無評価自転車で流鏑馬削除
>「いいじゃない。気が向いたら、私も” 掘る ”か……ら?

幽々子様もけーねと一緒に妖夢を” 掘る ”とかしちゃったr(墨染めの菊 満開)
51.40自転車で流鏑馬削除
点入れ忘れ