Coolier - 新生・東方創想話

十二進法な一日。

2003/09/22 09:23:26
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 午前五時。
博麗神社に侵入する。
予想通り、紅白の巫女は布団で寝ていた。
さっそく作戦を開始。

 午前七時。
眠っている巫女の枕元で座ること二時間。
起きる気配なし。
外は既に明るくなっているが、
この部屋だけは夜の暗さにしてある。
 ここまでのポイント。
巫女は寝るときネグリジェを着る。

 午前九時。
眠っている巫女と一緒に寝ること二時間。
頭を撫でてみたり、ほっぺたをつついてみたが起きる気配はなし。
やはり周囲が暗いと朝は起きにくいものらしい。
 ここまでのポイント。
とてもおいしそう。

 午前十一時。
作戦終了。
外に出て結果を待つ。

 午後一時。
「あれ? やっと朝になったと思ったのに昼じゃない」
縁側で巫女が不思議そうに空を眺めている。
作戦は大成功だ。

 午後三時。
昼寝。

 午後五時。
リリーホワイトに遭遇。
撃墜される。

 午後七時。
ふて寝。

 午後九時。
紫に会う。
 前にもらったディマーケイションの使い心地を聞かれる。
巫女や魔女が「かすれなかったから」「ミスしたから」と
悔しそうな顔で出直すのがたまんないわ、と答えた。

 午後十一時。
吸血鬼が日傘を片手に神社の方へ飛んでいくのを目撃。
寝込みを襲うのは卑怯だと思う。
それ以前に、なんで夜中に日傘を持っていくんだろう。

 午前一時。
メイドが大きな風呂敷包みを抱えて神社の方へ飛んでいた。
話を聞くと、服とナイフが入っているとのこと。
「そーなのかー」と納得して別れたものの、
服をどこで着替えるのか聞き忘れる。

 午前三時。
黒い魔女が家の外に出ていた。
眠れないらしく、しばらくアンティークのリボンの話をする。
そのうちに中に招待された。
話の流れで、なぜか膝枕をしてあげることに。
やってあげたのに「硬いな」とか言われる。
あんたはどうなのよ。

 午前五時。
色々と言い合っているうちに魔女がウトウトとしてきた。
窓からは朝日が入り始めている。
もうしばらくここにいた方が良さそうな気がする。
おひさしぶりです、はじめまして。

 十進法のルーミアが主人公、そして時間経過のネタがやりたかったので
十二進法にタイトルを変更、という感じで。
 ルーミアはあまり設定がない分、制限もあまりないので書くのが楽ですね。
ディマーケイションと紫の接点は、和訳が境界、そういうことです。
真実ではないでしょう。

この作品を、えちい方の東方スレ3つ目の159番さんに捧ぐ。
似たようなことを考えている人がいるとは思わなかったので。
AZ
http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Sirius/6845/
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コメント



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1.40なない削除
午後九時に妙に納得。全体に流れる空気も心地よいです。
2.40すけなり削除
とても読みやすかったです。 魔理沙はいつまで寝ることになったんだろう…(ぉ
3.30奈々氏削除
リリーに落とされるルーミアたん…・゚・(ノД`)・゚・。
4.30あお削除
撃墜は痛かっただろうなあ・・・・・。
38.50宇宙人削除
いいな妖怪は