むかしむかし、ある村に、浦島太郎という心優しい人がおりました。
浦島は普段、漁をしたり魔法の研究をして生活していました。
魔理沙「晴れてじいさん役を卒業だぜ。」
浦島はご機嫌で漁へと出かけました。
そして浜辺に差し掛かったとき、近所の子供達が騒いでいるのを見つけました。
魔理沙「なにしてんだ・・・?」
浦島は子供達に近づいてみました。
見ると子供達は、亀をいじめているではありませんか。
チルノ「やめて~!私が何をしたっていうのよ!」
ルーミア「一人だけ妖々夢に出演してるから。」
レティ「中ボスなのに、私より目立っているから。」
橙「おてんば恋娘だから。」
チルノ「わけわかんないわよ!」
子供達は何かと因縁をつけて、亀を叩いたりしていました。
それをみていた浦島は、
魔理沙「しかたねえな・・・・。」
そう言って、子供達に話し掛けました。
魔理沙「これこれ、子供達。」
橙「なによ。」
魔理沙「私も混ぜてくれ。」
チルノ「ちがうでしょ!」
魔理沙「もとい、亀をいじめるのはやめなさい。」
ルーミア「それじゃ、代わりになにかちょうだい。」
魔理沙「そうだな、代わりにこれをやるぜ。」
浦島は懐から、1枚の紙切れを取り出しました。
レティ「これは何?」
魔理沙「ああ、遊ぶものだ。遠くでこの紙に書いてある文字を読んでみな。」
橙「はーい。」
子供達はその場からはなれて、紙に書いてある文字を読みました。
子供達「魔符『スターダストレヴァリエ』」
すると、紙切れのから沢山の星が発生しました。
そして沢山の星に流されて、子供達はどっかに飛んでいってしまいました。
魔理沙「た~まや~、だぜ。」
チルノ「ひ、ひどい・・・・。」
魔理沙「なんか言ったか?」
チルノ「いえいえ。それより、助けてくれてありがとうございます。」
魔理沙「ああ、気にするな。」
チルノ「実は私は、竜宮城に仕える者です。お礼にあなたを竜宮城へ案内します。」
魔理沙「そうか。じゃあ、お言葉に甘えさせてもらうぜ。」
チルノ「じゃあ、ついてきてください。」
亀は浦島を、水の中へ引きずり込みます。
魔理沙「おい、待て。水中じゃあ、息ができないぜ。」
」
チルノ「ああ、私は大丈夫。」
魔理沙「いや、私が大丈夫じゃな・・・・・・(ブクブクブク)・・・・・。」
こうして浦島は、助けた亀に連れ去られ、竜宮城へやってきました。
チルノ「着きましたよ。ここが竜宮城です。」
魔理沙「・・・・・う~ん・・・・・・。」
チルノ「あれ?ほんとに死んだのかな?」
魔理沙「うっかり死ぬところだったよ・・・・。」
チルノ「ともあれ、竜宮城につきましたよ。」
魔理沙「・・・・・・・これのどこが竜宮城だ。」
チルノ「どこからどう見ても竜宮城です。」
魔理沙「どこからどう見ても怪しい館に見える。」
チルノ「気のせいです。さあ、奥へどうぞ。」
魔理沙「やれやれ・・・・・。」
浦島と亀は、竜宮城の奥へと進んでいきました。
魔理沙「これはまた、絵にも描けぬような・・・・。」
チルノ「美しさでしょ?」
魔理沙「まがまがしさ、だぜ。それより、誰もいないじゃないか。」
チルノ「おかしいわね。帰ってきたら乙姫様が出てきてくれるはずなんだけど。」
魔理沙「誰だよ?その乙姫役は・・・・。」
?「だれ~?こんな時間に・・・・・。」
チルノ「!?」
魔理沙「もう、昼過ぎだ。」
浦島と亀の前に、一人の女性が現れました。
幽香「あれ?お客さんかしら。」
チルノ「乙姫様!」
魔理沙「あんたが乙姫か。」
チルノ「乙姫様、実はかくかくしかじかで・・・・。」
幽香「ぐ~・・・・。」
魔理沙「寝るな。」
幽香「?失礼ね。寝てなんかいないわよ。」
魔理沙「おもいっきり、いびきかいてたじゃねえか。」
幽香「寝巻きなのは、さっきまで寝てたからよ。」
魔理沙「話をずらすな。それよりだ・・・・・。」
幽香「亀を助けていただき、ありがとうございます~。」
魔理沙「あ~、いえいえ。じゃなくて、それよりだ。」
幽香「なに?」
魔理沙「私が亀に連れ去られてここに来たら、色々もてなしをしてくれるって聞いたが?」
幽香「そうだっけ?」
魔理沙「そうだよ。きっとな。」
幽香「ああ、そうだったわね。きっと。」
魔理沙「解ってくれたか。じゃあ、もてなしてくれ。」
幽香「ごめん~。忘れてた。」
魔理沙「・・・・・・・・そんなんだろうと、思ったよ。」
幽香「そういうわけだから、あきらめて帰って。」
魔理沙「・・・・ただで帰ってやるわけには、いかねえな。」
幽香「何が目的なの?・・・・ひょっとして、私!?」
魔理沙「いらねえよ。そんな物。」
幽香「何よ、冗談じゃないの。まったく、人を物扱いして・・・。」
魔理沙「人じゃないだろ・・・。玉手箱っての、あるだろ?それをよこしな。」
幽香「わかった。」
乙姫様は、奥へ引っ込んで行きました。
そしてしばらくして、着替えた乙姫様が出てきました。
幽香「おまたせ。」
魔理沙「来たか。じゃあ、くれ。」
幽香「え、私を?そんな・・・・。」
魔理沙「玉手箱だ!」
幽香「冗談はおいておいて・・・・。」
魔理沙「疲れるぜ・・・・・。」
幽香「はい、これが玉手箱ね。」
魔理沙「おう。しかと受け取ったぜ。」
幽香「でも、絶対開けてはだめよ。」
魔理沙「開けたら、どうなる?」
幽香「世界が滅びるわ。」
魔理沙「そんな物騒なもん渡すな!」
幽香「冗談よ。」
魔理沙「・・・・・・解ったよ。もう、何も聞かない。帰る。」
幽香「そう?それじゃ、ばいば~い。」
魔理沙「おう・・・・・。」
幽香「あはははは~。」
浦島は、かなり疲れた様子で竜宮城を後にしました。
乙姫様はご機嫌でそれを見送ります。
幽香「それじゃ、もう一眠りしようかな。」
乙姫様は再び寝所に向かいました。
一方浦島は、亀に連れられて、地上へ戻ってきました。
チルノ「それじゃあ、私はこれで・・・・。」
魔理沙「なあ。あんた、あの乙姫と面識あったのか?」
チルノ「無いに決まってるじゃない。」
魔理沙「そうか。」
チルノ「それがどうかした?」
魔理沙「いや、なんかもう、どうでもよくなってきたぜ。疲れたから。」
チルノ「変なの。」
亀は水の中へと帰っていきました。
残された浦島は、ふと玉手箱に目がいきます。
魔理沙「開けたら世界が滅びるって、冗談で言ってたが・・・・。」
浦島は、玉手箱の中が気になり始めました。
魔理沙「とりあえず、開けてみるか。」
浦島はついに、玉手箱の蓋を開けてしまいました。
そして、
どっか~~~~~~~ん!!!!
世界は、滅びました。
魔理沙「う~ん・・・・・。」
訂正。
玉手箱は突然爆発し、浦島はそれに巻き込まれてしまいました。
魔理沙「あ~。びっくりした。」
爆発に巻き込まれたにも関わらず、浦島は復活しました。
そのとき唐突に、誰かがやってきました。
霊夢「あれ?浦島じゃない。どうしたのよ、こんなところで。」
魔理沙「?」
やってきたのは、近所に住む友達でした。
霊夢「ぽけ~っとするな。どうしたの?」
魔理沙「あら、霊夢じゃない。どうしたのよ?」
霊夢「どうしたのよ、は私の台詞・・・・・?」
魔理沙「実はね~。亀を助けたら竜宮城につれていかれちゃって。」
霊夢「!?!?!?!?」
魔理沙「竜宮城でもらった玉手箱を開けたら、突然爆発しちゃって、それに巻き込まれたの。」
霊夢「・・・・・・・。」
魔理沙「ほんと、死ぬかと思ったわ。・・・・・どうしたの?マヌケ面しちゃって?」
霊夢「・・・・・・違う。」
魔理沙「?」
霊夢「断じて違う。まり・・・、浦島は、そんな口調じゃない。」
魔理沙「な、何言ってるのよ?」
霊夢「うるさい!あんた、偽者ね!!」
魔理沙「ええ?!」
霊夢「みんな、大変よ~~!浦島の偽者がでた~!」
友達はそう叫んで、村中にふれまわりました。
それはいろんな形で、皆に伝わりました。
咲夜「大変です!お嬢様。魔理沙、もとい浦島太郎が乱心しました!」
レミリア「乱心って、変になったってこと?」
咲夜「そんなところです。」
レミリア「あいつが変だなんて、いつものことじゃないの。」
咲夜「いや、それが・・・・。」
パチュリー「いつもの通りじゃないから、変なのよ。」
レミリア「??どういうこと?」
パチュリー「聞いた話じゃ、口調が普通になったとか・・・。」
咲夜「そうですそうです。~だぜ、とか言わなくなってました。普通の女の子って感じの口調を・・・。」
レミリア「そうなの?」
咲夜「思い出しただけでも悪寒が・・・・・。」
パチュリー「偽者だって噂もあるけど。」
咲夜「狐か狸が化けているのかしら?だったらいいんだけど・・・・。」
藍「呼ばれて飛び出て・・・・。」
咲夜「呼んでない。」
レミリア「狐さんは、いるみたいね。」
パチュリー「誰かが、化けているわけではない、っていうことは・・・。」
藍「乱心したっていうのは、本当だったと。」
咲夜「それは、一大事!!」
レミリア「普通になったなら、それでいいじゃないの。なんで一大事?」
咲夜「世界が滅びます。」
レミリア「!!みんな!魔理沙を止めて!この際生死は問わないわ!!」
咲夜「了解です!総員に告ぐ!!これは聖戦よ!命がけで魔理沙を止めろ~!!」
藍「冒頭での橙の仇!覚悟~!」
パチュリー「本返せ~!」
村の人たちは一丸となって浦島退治に乗り出しました。
身の危険を感じた浦島は、魔法で空を飛んで逃げてゆきました。
魔理沙「しくしく・・・。なんでこうなるのよ~。」
玉手箱によって口調を変えられてしまった浦島は、泣く泣く村を去りました。
その後、浦島の口調が元に戻ったかどうか知る者は、誰もいなかったそうな・・・・。
おしまい
キャスト
浦島太郎 霧雨魔理沙
亀 チルノ
子供達 ルーミア、レティ・ホワイトロック、橙
乙姫様 幽香
浦島の友達 博麗霊夢
村の人 十六夜咲夜、レミリア・スカーレット、パチュリー・ノーレッジ、八雲藍
浦島は普段、漁をしたり魔法の研究をして生活していました。
魔理沙「晴れてじいさん役を卒業だぜ。」
浦島はご機嫌で漁へと出かけました。
そして浜辺に差し掛かったとき、近所の子供達が騒いでいるのを見つけました。
魔理沙「なにしてんだ・・・?」
浦島は子供達に近づいてみました。
見ると子供達は、亀をいじめているではありませんか。
チルノ「やめて~!私が何をしたっていうのよ!」
ルーミア「一人だけ妖々夢に出演してるから。」
レティ「中ボスなのに、私より目立っているから。」
橙「おてんば恋娘だから。」
チルノ「わけわかんないわよ!」
子供達は何かと因縁をつけて、亀を叩いたりしていました。
それをみていた浦島は、
魔理沙「しかたねえな・・・・。」
そう言って、子供達に話し掛けました。
魔理沙「これこれ、子供達。」
橙「なによ。」
魔理沙「私も混ぜてくれ。」
チルノ「ちがうでしょ!」
魔理沙「もとい、亀をいじめるのはやめなさい。」
ルーミア「それじゃ、代わりになにかちょうだい。」
魔理沙「そうだな、代わりにこれをやるぜ。」
浦島は懐から、1枚の紙切れを取り出しました。
レティ「これは何?」
魔理沙「ああ、遊ぶものだ。遠くでこの紙に書いてある文字を読んでみな。」
橙「はーい。」
子供達はその場からはなれて、紙に書いてある文字を読みました。
子供達「魔符『スターダストレヴァリエ』」
すると、紙切れのから沢山の星が発生しました。
そして沢山の星に流されて、子供達はどっかに飛んでいってしまいました。
魔理沙「た~まや~、だぜ。」
チルノ「ひ、ひどい・・・・。」
魔理沙「なんか言ったか?」
チルノ「いえいえ。それより、助けてくれてありがとうございます。」
魔理沙「ああ、気にするな。」
チルノ「実は私は、竜宮城に仕える者です。お礼にあなたを竜宮城へ案内します。」
魔理沙「そうか。じゃあ、お言葉に甘えさせてもらうぜ。」
チルノ「じゃあ、ついてきてください。」
亀は浦島を、水の中へ引きずり込みます。
魔理沙「おい、待て。水中じゃあ、息ができないぜ。」
」
チルノ「ああ、私は大丈夫。」
魔理沙「いや、私が大丈夫じゃな・・・・・・(ブクブクブク)・・・・・。」
こうして浦島は、助けた亀に連れ去られ、竜宮城へやってきました。
チルノ「着きましたよ。ここが竜宮城です。」
魔理沙「・・・・・う~ん・・・・・・。」
チルノ「あれ?ほんとに死んだのかな?」
魔理沙「うっかり死ぬところだったよ・・・・。」
チルノ「ともあれ、竜宮城につきましたよ。」
魔理沙「・・・・・・・これのどこが竜宮城だ。」
チルノ「どこからどう見ても竜宮城です。」
魔理沙「どこからどう見ても怪しい館に見える。」
チルノ「気のせいです。さあ、奥へどうぞ。」
魔理沙「やれやれ・・・・・。」
浦島と亀は、竜宮城の奥へと進んでいきました。
魔理沙「これはまた、絵にも描けぬような・・・・。」
チルノ「美しさでしょ?」
魔理沙「まがまがしさ、だぜ。それより、誰もいないじゃないか。」
チルノ「おかしいわね。帰ってきたら乙姫様が出てきてくれるはずなんだけど。」
魔理沙「誰だよ?その乙姫役は・・・・。」
?「だれ~?こんな時間に・・・・・。」
チルノ「!?」
魔理沙「もう、昼過ぎだ。」
浦島と亀の前に、一人の女性が現れました。
幽香「あれ?お客さんかしら。」
チルノ「乙姫様!」
魔理沙「あんたが乙姫か。」
チルノ「乙姫様、実はかくかくしかじかで・・・・。」
幽香「ぐ~・・・・。」
魔理沙「寝るな。」
幽香「?失礼ね。寝てなんかいないわよ。」
魔理沙「おもいっきり、いびきかいてたじゃねえか。」
幽香「寝巻きなのは、さっきまで寝てたからよ。」
魔理沙「話をずらすな。それよりだ・・・・・。」
幽香「亀を助けていただき、ありがとうございます~。」
魔理沙「あ~、いえいえ。じゃなくて、それよりだ。」
幽香「なに?」
魔理沙「私が亀に連れ去られてここに来たら、色々もてなしをしてくれるって聞いたが?」
幽香「そうだっけ?」
魔理沙「そうだよ。きっとな。」
幽香「ああ、そうだったわね。きっと。」
魔理沙「解ってくれたか。じゃあ、もてなしてくれ。」
幽香「ごめん~。忘れてた。」
魔理沙「・・・・・・・・そんなんだろうと、思ったよ。」
幽香「そういうわけだから、あきらめて帰って。」
魔理沙「・・・・ただで帰ってやるわけには、いかねえな。」
幽香「何が目的なの?・・・・ひょっとして、私!?」
魔理沙「いらねえよ。そんな物。」
幽香「何よ、冗談じゃないの。まったく、人を物扱いして・・・。」
魔理沙「人じゃないだろ・・・。玉手箱っての、あるだろ?それをよこしな。」
幽香「わかった。」
乙姫様は、奥へ引っ込んで行きました。
そしてしばらくして、着替えた乙姫様が出てきました。
幽香「おまたせ。」
魔理沙「来たか。じゃあ、くれ。」
幽香「え、私を?そんな・・・・。」
魔理沙「玉手箱だ!」
幽香「冗談はおいておいて・・・・。」
魔理沙「疲れるぜ・・・・・。」
幽香「はい、これが玉手箱ね。」
魔理沙「おう。しかと受け取ったぜ。」
幽香「でも、絶対開けてはだめよ。」
魔理沙「開けたら、どうなる?」
幽香「世界が滅びるわ。」
魔理沙「そんな物騒なもん渡すな!」
幽香「冗談よ。」
魔理沙「・・・・・・解ったよ。もう、何も聞かない。帰る。」
幽香「そう?それじゃ、ばいば~い。」
魔理沙「おう・・・・・。」
幽香「あはははは~。」
浦島は、かなり疲れた様子で竜宮城を後にしました。
乙姫様はご機嫌でそれを見送ります。
幽香「それじゃ、もう一眠りしようかな。」
乙姫様は再び寝所に向かいました。
一方浦島は、亀に連れられて、地上へ戻ってきました。
チルノ「それじゃあ、私はこれで・・・・。」
魔理沙「なあ。あんた、あの乙姫と面識あったのか?」
チルノ「無いに決まってるじゃない。」
魔理沙「そうか。」
チルノ「それがどうかした?」
魔理沙「いや、なんかもう、どうでもよくなってきたぜ。疲れたから。」
チルノ「変なの。」
亀は水の中へと帰っていきました。
残された浦島は、ふと玉手箱に目がいきます。
魔理沙「開けたら世界が滅びるって、冗談で言ってたが・・・・。」
浦島は、玉手箱の中が気になり始めました。
魔理沙「とりあえず、開けてみるか。」
浦島はついに、玉手箱の蓋を開けてしまいました。
そして、
どっか~~~~~~~ん!!!!
世界は、滅びました。
魔理沙「う~ん・・・・・。」
訂正。
玉手箱は突然爆発し、浦島はそれに巻き込まれてしまいました。
魔理沙「あ~。びっくりした。」
爆発に巻き込まれたにも関わらず、浦島は復活しました。
そのとき唐突に、誰かがやってきました。
霊夢「あれ?浦島じゃない。どうしたのよ、こんなところで。」
魔理沙「?」
やってきたのは、近所に住む友達でした。
霊夢「ぽけ~っとするな。どうしたの?」
魔理沙「あら、霊夢じゃない。どうしたのよ?」
霊夢「どうしたのよ、は私の台詞・・・・・?」
魔理沙「実はね~。亀を助けたら竜宮城につれていかれちゃって。」
霊夢「!?!?!?!?」
魔理沙「竜宮城でもらった玉手箱を開けたら、突然爆発しちゃって、それに巻き込まれたの。」
霊夢「・・・・・・・。」
魔理沙「ほんと、死ぬかと思ったわ。・・・・・どうしたの?マヌケ面しちゃって?」
霊夢「・・・・・・違う。」
魔理沙「?」
霊夢「断じて違う。まり・・・、浦島は、そんな口調じゃない。」
魔理沙「な、何言ってるのよ?」
霊夢「うるさい!あんた、偽者ね!!」
魔理沙「ええ?!」
霊夢「みんな、大変よ~~!浦島の偽者がでた~!」
友達はそう叫んで、村中にふれまわりました。
それはいろんな形で、皆に伝わりました。
咲夜「大変です!お嬢様。魔理沙、もとい浦島太郎が乱心しました!」
レミリア「乱心って、変になったってこと?」
咲夜「そんなところです。」
レミリア「あいつが変だなんて、いつものことじゃないの。」
咲夜「いや、それが・・・・。」
パチュリー「いつもの通りじゃないから、変なのよ。」
レミリア「??どういうこと?」
パチュリー「聞いた話じゃ、口調が普通になったとか・・・。」
咲夜「そうですそうです。~だぜ、とか言わなくなってました。普通の女の子って感じの口調を・・・。」
レミリア「そうなの?」
咲夜「思い出しただけでも悪寒が・・・・・。」
パチュリー「偽者だって噂もあるけど。」
咲夜「狐か狸が化けているのかしら?だったらいいんだけど・・・・。」
藍「呼ばれて飛び出て・・・・。」
咲夜「呼んでない。」
レミリア「狐さんは、いるみたいね。」
パチュリー「誰かが、化けているわけではない、っていうことは・・・。」
藍「乱心したっていうのは、本当だったと。」
咲夜「それは、一大事!!」
レミリア「普通になったなら、それでいいじゃないの。なんで一大事?」
咲夜「世界が滅びます。」
レミリア「!!みんな!魔理沙を止めて!この際生死は問わないわ!!」
咲夜「了解です!総員に告ぐ!!これは聖戦よ!命がけで魔理沙を止めろ~!!」
藍「冒頭での橙の仇!覚悟~!」
パチュリー「本返せ~!」
村の人たちは一丸となって浦島退治に乗り出しました。
身の危険を感じた浦島は、魔法で空を飛んで逃げてゆきました。
魔理沙「しくしく・・・。なんでこうなるのよ~。」
玉手箱によって口調を変えられてしまった浦島は、泣く泣く村を去りました。
その後、浦島の口調が元に戻ったかどうか知る者は、誰もいなかったそうな・・・・。
おしまい
キャスト
浦島太郎 霧雨魔理沙
亀 チルノ
子供達 ルーミア、レティ・ホワイトロック、橙
乙姫様 幽香
浦島の友達 博麗霊夢
村の人 十六夜咲夜、レミリア・スカーレット、パチュリー・ノーレッジ、八雲藍
これでキたwwwwww
魔理沙もひどい事するなぁwww