Coolier - 新生・東方創想話

我的名字紅美鈴

2003/09/10 02:31:39
最終更新
サイズ
14.24KB
ページ数
1
閲覧数
5322
評価数
44/350
POINT
17870
Rate
10.20





 「じゃあ、出かけてくるわ。後のことはよろしくね、咲夜」

 「お気をつけて、お嬢様」

 「警備もしっかりね。――――――そこの貴女」

 「はい。お任せください」
















 「――名前?」

 仕事に戻ろうとした私は、門番の彼女に呼び止められた。

 「ええ。お嬢様ってもしかして、私の名前覚えてらっしゃらないんじゃないかと思うんですけど」

 「そんなことは無いんじゃない?」

 「――――咲夜さん。私の名前フルネームで言えます?」

 「紅美鈴」

 言ったとたん、がっしりと手を掴まれた。
 そのまま大げさに振る。
 
  ――リーン

 何やらとても感激した様子だったが、私は少々困惑した。
 そう、彼女の名前は紅美鈴。
 その名の通り、どことなく中国っぽい、紅い髪の少女だ。

 「そんなに忘れる名前じゃないと思うけど」

 「でも咲夜さん。咲夜さんは『咲夜』で、私は『そこの貴女』ですよ?」

 「まあ、私はお嬢様付のメイドだから」

 「私だっていつもお嬢様を、お送りしてお迎えしてますよ」

 そう言われても困る。
 けれど、知らない仲でもないし、少し話に乗ってあげようかとも思った。

 「じゃあ――美鈴。お嬢様に、貴女の名前を覚えてもらう方法を考えましょう。協力するわ」

  ――リーン

 「いいんですか? あ、でも私に時間割いてもらったら咲夜さん――」

 「今はちょっと仕事があるから駄目だけど――そうね、午後から半日くらいの時間を創るわ。その時にどうかしら」

 「あ、ありがとうございます! 嬉しいです!」

 「そんなに畏まらないで。それじゃお昼にね、美鈴」

 「はい。わかりました。ありがとうございます咲夜さん」

  ――リーン

 そう約束して彼女と別れた。
 彼女ははしゃいだ様子で大きく手を振って、私を見送ってくれる。
 紅い髪が軽やかに踊り、長い手足が綺麗で、一つ一つの動作に華がある――それに――
 彼女の人となりを売り込むのは難しくない――私はそう思った。









 「咲夜さーん」

  ――リーン

 鈴の鳴るような、高く澄んだ声で呼ばれ、私は彼女を振り返った。
 紅魔館の、警備員詰め所に近い庭の一角。
 約束通り昼過ぎに、美鈴は手に籠を下げて現れた。

 「ごめんなさい、咲夜さん。待たせてしまいました?」

 「いえ。私には待ち時間なんて存在しないから。気にしないでいいわ」

 「それでもごめんなさい、私に付き合ってもらうのに――」

 開口一番謝ってくる彼女に、小さく苦笑する。
 実際それほど待ったわけでもないのだが、彼女の反応が楽しい。

 「いいわ。それより早速、始めましょうか?」

 「ええ――って、いったいどうしましょう?」

 「どうしましょう――って、美鈴。貴女何も考えて来なかったの?」

 「え、ええと。あのその」

  ――リーン

 大きな目を開いて、うろたえるのが随分と可愛らしい。
 高い声と相まって、まるで小鳥のようだ。
 さらにつついてみたい気に捕われるが――まあ今はやめておこう。
 今日は彼女のために時間を取ったのだし、可愛いが可哀想だ。

 「それじゃ、貴女の特技から挙げていきましょうか」

 「特技、ですか? そうですね、気が操れます」

 「ああ、そういう意味じゃなくて――例えば私なら、手品を少々扱えるけど」

 「――――――武道を少し」

 「武道? あちょー、ほぁたー、みたいなそういうの?」

 「違う――とは言いませんけど、奇声は発しませんよ」

 彼女は少し苦笑する。
 それにしても、また随分それらしい特技だ。

 「なんだか、ますます中国ね」

 「あの――それ私の徒名です。なんだか私のいないところで皆がそう呼んでるみたいで」

 「あら、それは失礼したわね。美鈴」

 恥じ入って小さくなる彼女に、私は少し笑ってしまった。
 何か出来すぎている。
 中国風の容姿に名前、特技が武道とは――まるで誰かがあつらえたようだ。

  ――リーン

 「せっかくだから、少し見せて貰えない?」

 「ええ、いいですよ」

 彼女は立ち上がると、何か縮こまったような、窮屈そうな構えを取った。
 何かアクションを下さい、という彼女に、掌で握れるくらいの小石を投げてみる。

 「――疾」

 パァン、と硬い音がして、小石が爆発した。
 弾き飛ばされず、空中で粉微塵になったそれは、音を立てずに地に落ちる。
 手元は見えなかった。
 構えも全く先程と変わらない。
 彼女の手練は、私の想像を遥かに越えて凄まじいものだった。
 でも――

 「凄いんだけど、芸としてはちょっと地味ね」

 「地味、ですか――」

 「――歌なんてどう? 貴女とても声が綺麗だし、武道をそれだけできるならリズム感も良いでしょう?」

 「私の声が――綺麗?」

 「ええ、とてもね。そう――貴女の名前の通り、鈴が鳴るみたいに綺麗な声してるわよ」

 「え――――」

  ――リーン

 彼女は、しばらくその声を失ったように立ち尽くしていた。
 照れているのかしら?

 「美鈴?」

 「あ――あ、え――ええ。ごめんなさい、ちょっと吃驚してしまって」

 「そんなに驚かなくても――それで、どう?」

 訊くと、彼女はしばらく考え込んでから、あ、と声を上げた。
 少し幾つかのフレーズを口ずさんでから、彼女は私に向き直った。

 「それじゃあ、こんなのはどうでしょう?」

 言って彼女は、また構えを取る。
 ただし今度は両手を広げ、片足を丁度フラミンゴのように上げて。
 
  ――リーン

 しなやかな両手が大きく旋回する。
 片足で回転しながら前後に掌で空を打つ。
 手を引き戻しながら身体を沈め、地面を掠めて蹴り足が真円を描く。
 両足をそろえて立ち上がり様、両の手刀が宙を薙ぐ。
 流れるように足を運び、虚空に肩、肘、拳を打ち込む。
 振り返りながら絡め取るように双掌が円を描き、下に落とした何かを踏み折る。
 踏み込み、軸足、腰、肩、肘が連動して回転を伝える。
 捻り押し出した掌が空を破裂させ、高い音が鳴った。
 そこで一度足を揃え、掌と拳を合わせて一礼する。
 ――詩が始まった。
 詞は解らないが、緩やかな抑揚と懐かしさを感じる旋律。
 幼子のような高く美しい声に心が躍る。
 乳母のような優しく静かな声に心が安らぐ。
 郷愁を謳い上げて瞳を閉じる。
 ――詩が変わる。
 高く美しい声はそのままに、速く、凛々しく。
 流転する旋律は焦燥を呼び、疾走する拍が戦慄を呼ぶ。
 ――演舞が加わった。
 唄に乗せて、しなやかな四肢が空を薙ぐ。
 円の動きを追い駆けて、弧を描く髪が宙で煌く。
 虚空を幾つも弾けさせ、掌が、拳が音を響かせる。
 降りかかる雨のように、幾つもの音が彩りを加える。
 颱風のように激しい動きを、極彩の声が彩る。
 鈴の音色に似た声に、気で虚を弾く演舞に、魅せられる――


  ――リーン


 演目が終わっても、しばらく私は声を出せなかった。
 彼女は上気した頬をさらに染めて、私の言葉を待っている。
 ――何か言わないと。
 回らない頭で長い長い逡巡の末に――出た言葉は。

  ――リーン

 「――――――――紅、美鈴」

 「――――――――は?」

 名は体を表すと言うが――体が名を表すということはあるのだろうか?
 ある、と思う。
 それほどに、彼女は、彼女の全ては、紅美鈴という名を表していた。

  ――リーン

 「ああ、ごめんなさい――でも、本当に綺麗だったわ。今のをご覧頂ければ、きっとお嬢様に貴女の名前を覚えてもらえると思うわ」

 「ほんとですか?」

 「ええ、私が保証する。今度機会があればお嬢様に執り成してあげる」

 「よかった――ありがとうございます~」

 脱力して彼女はへたり込む。
 あれだけ動けば消耗もするだろう――飲み物を淹れてこようか。
 ――と、私の動きを見て取って、彼女は私を留める。

 「実は――お茶を淹れて来てたんです。紅茶に近い口当たりにブレンドしてみたんですよ」

 彼女は籠から魔法瓶を取り出すと、私に見せてくれる。
 敷布を広げて籠を置き、いそいそとお茶会の準備をする。
 さらに蒸篭を幾つか取り出したのには、少し驚いた。

 「それは?」

 「点心を幾つか作ってみたんです。お茶請けにと思って」

 「――じゃあ、貴女は午前の間ずっと、門番の任を忘れてたのね?」

 「い、いいえ。違いますよ。仕込を朝にやって、ちゃんと仕事を引き継いでから休憩時間に作ったんです。点心って見た目より手がかからないんですよ」

 慌てて言い訳する彼女に、私はとうとう声を上げて笑ってしまった。
 まあ、苛めるのはこのくらいにしておこう。
 紅茶党の私に合わせてブレンドしたと言う、中国茶にも興味はあるし。

 「冗談よ。それじゃ頂くわ」

 「はい。気に入ってもらえるといいんですけど――」

 「――でも」

 「え?」

 「漢詩に、中国茶に、点心に、ってどうしようもないほど中国ね」

 「さ~く~や~さ~ん」

 「冗談よ」

 やはり、苛めるのはやめられなかった。

  ――リーン





 「――それで、さっきの詩は?」

 「英雄譚、ですね。」

 「英雄譚?」

 「ええ。かつて西洋列強が東洋の魔都を攻撃する中で立ち上がって、最後まで故郷を、自分の居場所を守って戦った武道家の詩です。――悲劇なんですけどね。占領下になっても市民に伝わって勇気を与えた、守る為に戦う者達の詩です」

 「貴女にぴったりの詩、ってわけね」

 「――ええと、実はちょっとアレンジしてるんですけど。武道家はその、厳つい大男なんですけど、紅い髪の女の子に――仏蘭西の戦乙女みたいな」

 「――――まあ、そのくらいの事は黙っておいてあげるわ」

 「ありがとうございます」

 私が笑って請け負うと、彼女も笑って返した。
 お茶のレシピを交換して、彼女と別れる。
 楽しい時間だった。
 ――さて、どうやって彼女をお嬢様に印象付けようか。
 お茶の時間にこの中国茶を試して頂けば、自然にいけるかな。
 
  ――リーン

 どこかで鈴が一度、鳴ったような気がした――











  ――リーン

 警備員詰め所内の自室に帰ってきて、私は自分が浮かれていることを自覚した。
 咲夜さんはもっと怖い人だと思っていたけど、親身になって話に乗ってもらえた。
 ――でも、何であんなに、私は自分の名前に固執したんだろう?

  ――リーン

 私の名前は紅美鈴。
 咲夜さんは、名は体を表すって本当なのね、と私に言った。
 姓の『紅』の通りの、紅い髪。
 名の『美鈴』の通りの、鈴の鳴るような美しい声――ちょっと照れる。
 二小節ほど唄ってみて――やっぱり照れる。

  ――リーン

 そういえば、この紅い髪は先祖代々のものだったかな。
 父は――どうだったっけ。
 母は――あれ?
 私の両親って?
 私のルーツってなんだっけ?
 あれ? あれ? あれ?

  ――リーン――リーン

 きっと中国のどこか――あるいは何か――なんじゃないの?
 名前の読み、服装、術、特技、思考、嗜好、趣味、料理。
 どれもこれも、中国のもの。
 きっと中国がルーツのはず。
 だってぴったり揃っているじゃない――不自然なほどに。

  ――リーン――リーン

 そう――まるで誰かがあつらえたように中国風だ。
 おかしくない?
 この紅魔館は主のお嬢様の好みで、どちらかと言えば西洋風。
 私はこの館に全く染まらずに、嗜好を保ち続けた?

  ――リーン――リーン――リーン

 ああ、何かうるさい。
 あれ? そういえばどうやってこの館に来たんだっけ?
 何時? 何処から? どうして?
 私は誰――いえ、違う。

  ――リーン――リーン――リーン

 鈴の音がうるさい。
 しかも耳を塞いでも聞こえてくる――幻聴?
 それより私は、私は、私は。
 私は――――!

 「――随分綻びてしまったようね」

  ――リーン――リーン――リーン――リーン

 目の前に。
 知識の少女、日陰の聖賢、ヴワル魔法図書館の主、悪魔の友人――

 「パチュリーさ、ま――?」

 「凄い勢いで音が解れて――縫い直すしかなさそうね」

 「すいません。あの、何を言ってらっしゃるのか――」

  ――リーン――リーン――リーン――リーン――リーン

 「欠片を集めて、真実に――真の名に至ってしまったのね」

 「あの、パチュリー様――この鈴の音、止めてもらえませんか――」

  ――リーン――リーン――リーン――リーン――リーン――リーン

 「ごめんなさい」

 「え?」

  『 Open 』

  ――リーン――リーン――リーン――リーン――リーン――リーン――リーン

 七色の鈴が、床に落ちた。









 深夜の館の見回りをしていると、警備員詰め所に灯りが点いているのに気がついた。
 ――働き者の彼女は、まだ起きているのだろう。
 昼のお礼に、手製のクッキーと軟らかい香りのハーブティーを持って、彼女に差し入れを持っていく。
 
  ――リーン――リーン――リーン――リーン――リーン――リーン――リーン

 詰め所の側まで来て、鈴の音に気付いた。
 七つの音色の――ハンドベルかしら?
 澄んだ音に誘われて詰め所に近付き、何故か全く意識せず、ノック無しで扉を開いた。

 「え?」

 果たして、そこには私の思いがけない方がいた。
 私が訪ねた友人は――いない。

  ――リーン――リーン――リーン――リーン――リーン――リーン――リーン

 「パチュリー様?」

 彼女は七色のハンドベルを空中に浮かべ、ページを捲りながら鳴らしていた。

 「――貴女はやっぱりイレギュラーね――まさかこうもあっさり私の術を破るなんて」

 「術――ですか?」

 「一つ貴女にお話をしてあげるわ――此処ではない何処か、今ではない何時かのお話」

  ――リーン――リーン――リーン――リーン――リーン――リーン――リーン

 七つの鈴が、鳴った。



   昔々ある館には、虹色の七つの鈴がありました
   客人が館に呼びかける鈴、主が侍女を呼ぶ鈴、それからそれから
   それぞれの音色で人に呼びかける鈴は館で大切に使われていました
   長い月日が流れました
   鈴たちは自分たちが館のために働ける事に喜んでいました
   でも
   危険を知らせる紅い鈴だけはいつも悲しそうでした
   どうして私は知らせることしかできないのでしょうか
   どうして私は助けを呼ぶことしかできないのでしょうか
   危険を防げる手が欲しい
   助けに走れる足が欲しい
   誰か私に手を下さい
   誰か私に足を下さい
   誰か私に体を下さい
   館には主人の友人の魔女が住んでいました
   彼女の姉妹たちは魔女にお願いしました
   どうか彼女に手をあげてください
   どうか彼女に足をあげてください
   どうか彼女に体をあげてください
   魔女は彼女たちの願いを叶えました
   七つの鈴を針に
   七つの音を糸に
   一つの体を織り上げました
   彼女は鈴が鳴るように綺麗な声
   彼女は紅い髪の女の子
   それからいつも館の門には一人の門番がいました
   めでたしめでたし



  ――リーン――リーン――リーン――リーン――リーン――リーン――リーン

 七つの鈴が鳴っている。
 まさか。まさか。まさか。

 「――貴女を魅了するのは骨が折れるわね」

 パチュリー様がページを捲る。

 「貴女に非は無いわ。これは私の未熟が招いた事」

 ページを捲る手が止まる。

 「でも、ごめんなさい。この事は貴女は忘れた方が良いわ」

 パチュリー様の指が私を指した。

  『 肉に休息を 魂に安寧を 汝その誘いに抗うこと能わず ――眠れ―― 』

 意識が、遠く、なる――

   ――リーン――リーン――リーン――リーン――リーン――リーン――リーン




  『 叡智の結実 真理の鍵 第五の原質なりし石よ  我が意に応えその力を示せ 』
  『 冥界に至る光明よ 愚者の導きに従いかの門を潜れ 』
  『 霊界に唄う吟詠よ 勇者の歩みを止めたもうな 』
  『 死者の国の大いなる河よ 我にその一雫を分け与えたまえ 』
  『 咎人に救いを 戦士に安らぎを  等しく忘却の腕に抱かれん 』




















 「――名前?」

 仕事に戻ろうとした私は、門番の彼女に呼び止められた。

 「ええ。お嬢様ってもしかして、私の名前覚えてらっしゃらないんじゃないかと思うんですけど」

 「そんなことは無いんじゃない?」

 「――――咲夜さん。私の名前フルネームで言えます?」

 「門番中国」

 「さ~く~や~さ~ん~~」

 私は笑って、可愛らしくむくれる彼女に背を向けた。
 彼女の名を呼ぶ者は少ない。
 それは多分――

 「私の名前は紅美鈴です――!」

 それは多分彼女が門番だから。
 その高く澄んだ声で、何かを誰かに知らせる存在だから。

 「名前で呼んでください――!」





 ――まあ、からかうと楽しい、という事もあるのだけど。









一度忘れたら『弄ると楽しい』しか残らなかったというオチ。
不憫な奴よ。(自分で書いといて何を言うか

稚拙な作品を呼んで頂きありがとうございます。
四回目のはじめまして。Amakと申します。
今回は前作との関連はあまり無いです。時間は少し後かな?
とうとう生みの親(ZUN氏)にまで中国呼ばわりされてる紅美鈴のお話。公式の弄られキャラですね。(哀れ
今回は一番冒険した感のある作品になりました。彼女のファンからもそうでない方からも剃刀が届きそうな内容というか。
今まで以上に皆さんの感想が気になります。もしよければ下のフォームで一言お願いします。

いつも読んでくださる方、本当にありがとうございます。ネタを提供してくれる各所の方々、ありがとうございます。
では、また縁の交わるときに。
PS.パチェってとっても便利なキャラですね。
 ( 9/9 17:30 初稿 )

追記
誤字修正。
自らに一つの戒めを。『沈黙は金なり』
おまけ:今回の元ネタ暴露 (探してみると楽しい――かも?)
我的名字紅美鈴、名前で呼んでください、中国、登場時の効果音、震脚っぽいポーズ、上海紅茶館、明治十七年の上海アリス、円形の通常弾幕、華想夢葛、彩雨、極彩颱風、彩虹の風鈴、中国茶、虹色の弾幕、全7種のスペルカード、紅は危険の色、門番、賢者の石、弄られキャラ (多分作中の順)
錬金術の奥義の一つに『完全な生命の創造』があります。定義は『自由意志』『自由変化』『自由進化』のできること。彼女の術では『自由意志』しか実現できない、ということで未熟と言ってます。
――全然沈黙してない。
 ( 9/10 01:00 誤字修正・自戒・おまけ )
Amak
簡易評価

点数のボタンをクリックしコメントなしで評価します。

コメント



0.14490簡易評価
1.50AR削除
こういう解釈でくるか・・・、よく思いつきますなぁ。いやいや、面白かったです。
2.50すけなり削除
…うわぁ(感激
3.50削除
ミステリ仕立て、楽しませていただきました。騒霊姉妹もいるし、これもアリかも。
4.50名無し削除
・・・何も言えない。
5.50nanasi削除
名前をネタにするとは……やるなぁ
6.50七誌削除
「中国」というネタでここまでできるなんて。脱帽。
7.50ykt削除
いい意味で意外性がでてて、楽しかったです。なんかあなたのファンになりそう
8.50Prog削除
読解能力が低くて美鈴の踊り(?)がイメージし切れなかったのが悔しかったです。(T T
9.50KEIYA削除
これは良い創作、良い冒険ですね。まさにグッジョブ。
10.5063削除
その想像力に脱帽です。すごい。
11.50くろがね堂の中のひと削除
「紅美鈴」という名前から、ここまでの発想を引き出し、練りあげる筆力、見事でした。感動しました。
12.50勇希望削除
ブラボー!!(席を立ち上がって拍手!!
13.50暖かいかき氷削除
………こ、恐かったです。
14.50tomo999削除
凄い!でも実は46点評価。Amakさんにしては普通と思える(何!?)部分もあったので。
34.50名前が無い程度の能力削除
もはや肉食系妖怪ってことを忘れるくらい、中国のキャラが立っていてクールでした
37.100名前が無い程度の能力削除
タイトル見てギャグだと思ってしまった私を許してくだせぇ・・・
74.70白河削除
・・・いかんいかん、涙してしまった。ホントに・・・読めてよかった。
80.50名無し弾幕削除
こういった切り口、正直好きです。
…でもやっぱり中国には「笑い」の方が向いてるかと(w
92.無評価名前が無い程度の能力削除
中国がますます好きになりました。
93.70名を呼ばれない程度の能力削除
好! 好鈴!
181.100時空や空間を翔る程度の能力削除
心に鈴の音が響きました・・・・・・

それはそれは美しくも暖かい鈴の音でした。
184.80名前が無い程度の能力削除
解釈がすごいぜ

188.100名前が無い程度の能力削除
この話探してました。
何度読んでも素晴らしい話だと思います。
195.100名前が無い程度の能力削除
解釈に脱帽しました
197.100名前が無い程度の能力削除
いや、なんともすばらしい・・・
198.100名前が無い程度の能力削除
何と味わい深い小説か…
200.100☆月柳☆削除
こんな解釈をなぜ思いつけるのか。驚愕した!
203.100名前が無い程度の能力削除
紅美鈴という名前から、こんなに綺麗なお話を生み出した作者様に脱帽。

そして10000点超えおめでとうございます。
219.100名前が無い程度の能力削除
ちょっとしんみりしてしまいました・・・・
237.100名前が無い程度の能力削除
2003年投稿か・・・
自分が東方知ったの何時だったかな~

素晴らしい作品に気づけて良かった、良かった。
243.100名前が無い程度の能力削除
すばらしい、としか言い様がない
249.70名前が無い程度の能力削除
綺麗なお話でした
265.無評価名前が無い程度の能力削除
う~ん微妙。後味に不思議な感覚が残るが、文章としては二流かなあ。
美鈴が歌うところに、歌詞か、それを説明するような内容が欲しいな。
いまひとつ何をやってるのかが伝わりにくい。
パチュリーが結局どんな魔法を使ったのかも良く分からない。
全体的に暗喩的表現が多くて説明が少なく、文章の意味が朧げにしか伝わらない。
269.70名前が無い程度の能力削除
話の構造自体は悪くないしアイディアも素晴らしいと思うけど文章力が未熟
285.100na7氏削除
こういう展開になるとは思わなかった。
295.70名前が無い程度の能力削除
ちょっと切なかった
298.80名前が無い程度の能力削除
物語に引き込まれるように読むことは出来ましたが自分的には少し説明不足、描写不足な所があったと思いました。
301.100オオガイ削除
全身の毛穴を収縮させつつ涙が。
心に響く音はまるで銅鑼。
感謝。
302.80名前が無い程度の能力削除
切ないけど、いい作品でした。
311.100名前が無い程度の能力削除
息を呑みました。今更ですが、面白かったです。
319.100名前が無い程度の能力削除
古い作品巡りも良いものですね
鈴のように綺麗な歌声がこちらにも聞こえてきそうでした
335.90名前が無い程度の能力削除
古さを感じさせない作品ですね。
339.1001000点削除
1000点!!!
344.100名前が無い程度の能力削除
11年経ってもいいもんはいいですな
347.100名前が無い程度の能力削除
綺麗で少し残酷な素晴らしい話
350.100名前が無い程度の能力削除
素晴らしいです。