博麗神社から数里離れたところに小さな小さな「弾矢商店街」がありそこには、人間や妖怪が買い物客でひしめいていた。
そこに小さな猫の妖怪も買い物客に混じっていた。
「マヨイガのお茶が切れたから買い物にきているの。」
小さいバスケットを片手に持ち振り回しながらお茶屋を目指して歩いていた。
「橙は、猫じゃないから二本足であるくのだ。にゃあ。」
大きな口をあけて喋りながら歩いていた。何とも楽しいそうに。
「あら、本当に楽しそうに歩いているわね。そこの猫ちゃん。」
「うん?。」
橙は振り向くとそこには、自分よりかなり高く、黒色を基調としたメイド服を着た女性が橙の買い物かごより少し大きめのかごを両手で携えていた。橙の鼻には、買い物かごの中からみずみずしい野菜の匂いが着いた。
橙は、そのメイド服を着た女性に目を合わせると、
「ええと。マヨイガに呼ばれてとびててようこそじゃなくて・・こんにちわ。」
小さいからだが半分に折れるくらい深くおじぎをしてあいさつをしました。
「あら、礼儀正しい妖怪さんね。あら、失礼したわ、ええと、あなたの名前は・・あっ私の方が先ね、私は、このずっとずっと先にある洋館にメイドとして仕えている「十六夜 咲夜」咲夜でいいわ。」
彼女は、落ち着いてゆっくりと丁寧に喋りました。
「橙と言います。ここのずっとずっとずううっと先の森の奥にあるマヨイガで古物商をさせてもらってます。うちの品は手に入れると必ず幸せになれる良品ばかりです。今度、良かったらきてください。大奮発するにゃああ。」
しまった、最後に「にゃあ」をつけてしまった。そう橙は、内心思いながらおじぎをした。「まあその年で商い、偉いわねえ。そうだわ、いま、そこでトマトを仕入れたの、どうおひとつ。」
そう、咲夜は、答えると手に持ったかごの中から真っ赤に熟れたトマトを一つを橙に差し出した。さっきのみずみずしいにおいの正体だった。
「うわあ、いいんですかあ、もらっちゃって。」
橙は、目と口を大きく開け、では遠慮無くと言わんばかりにトマトを手に取りその場でガブリと、食べ始めた。
「まあかわいい。じゃあ、私はこの辺で失礼するわ。ご主人様がお屋敷でお待ちかねだから。」
「ううん、こっちこそごちそうさま。今度マヨイガに遊びに行くといいですよ。いつでも歓迎にゃあ。あ、これ うちの店の商品の割引券。サービスにゃあ。」
チケットを受け取るとすでにトマトを食べ終わった橙は、大きな声で喋りながら片手を真上にあげ振り上げた。
咲夜は、にっこり微笑みながら軽くお辞儀をすると足早に人混みの中に消えていった。
その笑顔が「かわいい子猫ね。」そんなふうな事を言ったように聞こえた。
咲夜さんは、本屋を目指して歩いていた。
「全く、妹様の漫画好きにも困った物ね。いえ者ね。」
少し時間をさかのぼって、洋館にて
フランドール(妹))
「こうドッカーンと弾やナイフが派手に飛び交って、・・んでね、天下無敵の印籠でしめて最後にクールでホットなかっこいい王子様とおんどりゃああとキスして終わる漫画買ってきて。」
レミリア(姉))
「右に同じく、青年探偵が空を飛んで 二つに一つ「1 殴られてお縄になるか 2 お縄になって殴られるか。」の漫画、・・お縄になりたい。」
咲夜の回想終わり。
「ああああ。困ったわ。そんな漫画あるかしら。と言うか彼女たちのただの妄想よ。あれは。」
「まあ。ソフトクリームでも買ってて誤魔化しましょ。」
その時、買い物かごの中から声が聞こえた。
「対象人の実現可能な願望を確認!!ではこれより汝の願いを叶えよう。」
とチケットと見えたビラがお札に変換、咲夜の足下から魔法陣が出現しまばゆいばかりの光が放出された。
「罠!。」
そう思った瞬間光が消え魔法陣が消えた。そして彼女の手にボックスタイプのお徳用のアイスキャンデーが1箱ちんまりと頓挫していた。
「あら、子猫さんたらお礼までかわいいのね。ありがとう。」
「出張夢符「夢引導」、お札の妖力と対象の人物の願望の掛け合わせで発動するお札、本来、客寄せのための自分の商売道具にゃあ。でも今回は商売抜き。」
「本人の願望がささやかなほど成功率がたかいにゃ」
「・・・。」
「なんか、急にわびしくなっちゃった。うん、ここは気を取り直して買い物の続きだにゃああ。」
橙は、スタスタと歩き出した。
そこに小さな猫の妖怪も買い物客に混じっていた。
「マヨイガのお茶が切れたから買い物にきているの。」
小さいバスケットを片手に持ち振り回しながらお茶屋を目指して歩いていた。
「橙は、猫じゃないから二本足であるくのだ。にゃあ。」
大きな口をあけて喋りながら歩いていた。何とも楽しいそうに。
「あら、本当に楽しそうに歩いているわね。そこの猫ちゃん。」
「うん?。」
橙は振り向くとそこには、自分よりかなり高く、黒色を基調としたメイド服を着た女性が橙の買い物かごより少し大きめのかごを両手で携えていた。橙の鼻には、買い物かごの中からみずみずしい野菜の匂いが着いた。
橙は、そのメイド服を着た女性に目を合わせると、
「ええと。マヨイガに呼ばれてとびててようこそじゃなくて・・こんにちわ。」
小さいからだが半分に折れるくらい深くおじぎをしてあいさつをしました。
「あら、礼儀正しい妖怪さんね。あら、失礼したわ、ええと、あなたの名前は・・あっ私の方が先ね、私は、このずっとずっと先にある洋館にメイドとして仕えている「十六夜 咲夜」咲夜でいいわ。」
彼女は、落ち着いてゆっくりと丁寧に喋りました。
「橙と言います。ここのずっとずっとずううっと先の森の奥にあるマヨイガで古物商をさせてもらってます。うちの品は手に入れると必ず幸せになれる良品ばかりです。今度、良かったらきてください。大奮発するにゃああ。」
しまった、最後に「にゃあ」をつけてしまった。そう橙は、内心思いながらおじぎをした。「まあその年で商い、偉いわねえ。そうだわ、いま、そこでトマトを仕入れたの、どうおひとつ。」
そう、咲夜は、答えると手に持ったかごの中から真っ赤に熟れたトマトを一つを橙に差し出した。さっきのみずみずしいにおいの正体だった。
「うわあ、いいんですかあ、もらっちゃって。」
橙は、目と口を大きく開け、では遠慮無くと言わんばかりにトマトを手に取りその場でガブリと、食べ始めた。
「まあかわいい。じゃあ、私はこの辺で失礼するわ。ご主人様がお屋敷でお待ちかねだから。」
「ううん、こっちこそごちそうさま。今度マヨイガに遊びに行くといいですよ。いつでも歓迎にゃあ。あ、これ うちの店の商品の割引券。サービスにゃあ。」
チケットを受け取るとすでにトマトを食べ終わった橙は、大きな声で喋りながら片手を真上にあげ振り上げた。
咲夜は、にっこり微笑みながら軽くお辞儀をすると足早に人混みの中に消えていった。
その笑顔が「かわいい子猫ね。」そんなふうな事を言ったように聞こえた。
咲夜さんは、本屋を目指して歩いていた。
「全く、妹様の漫画好きにも困った物ね。いえ者ね。」
少し時間をさかのぼって、洋館にて
フランドール(妹))
「こうドッカーンと弾やナイフが派手に飛び交って、・・んでね、天下無敵の印籠でしめて最後にクールでホットなかっこいい王子様とおんどりゃああとキスして終わる漫画買ってきて。」
レミリア(姉))
「右に同じく、青年探偵が空を飛んで 二つに一つ「1 殴られてお縄になるか 2 お縄になって殴られるか。」の漫画、・・お縄になりたい。」
咲夜の回想終わり。
「ああああ。困ったわ。そんな漫画あるかしら。と言うか彼女たちのただの妄想よ。あれは。」
「まあ。ソフトクリームでも買ってて誤魔化しましょ。」
その時、買い物かごの中から声が聞こえた。
「対象人の実現可能な願望を確認!!ではこれより汝の願いを叶えよう。」
とチケットと見えたビラがお札に変換、咲夜の足下から魔法陣が出現しまばゆいばかりの光が放出された。
「罠!。」
そう思った瞬間光が消え魔法陣が消えた。そして彼女の手にボックスタイプのお徳用のアイスキャンデーが1箱ちんまりと頓挫していた。
「あら、子猫さんたらお礼までかわいいのね。ありがとう。」
「出張夢符「夢引導」、お札の妖力と対象の人物の願望の掛け合わせで発動するお札、本来、客寄せのための自分の商売道具にゃあ。でも今回は商売抜き。」
「本人の願望がささやかなほど成功率がたかいにゃ」
「・・・。」
「なんか、急にわびしくなっちゃった。うん、ここは気を取り直して買い物の続きだにゃああ。」
橙は、スタスタと歩き出した。