お揃いね私たち これでお揃いね  永江は物言わぬ可愛いだけの<お人形>(ボール)じゃないわ。 愛しい貴方分かって 考えた自尊心(ハメ)満たすための道具じゃないわ トレモの別人格(アナザー)は勝手? リバサ擦れば 通るに決まってるじゃない 月(ラグ)が貴方を狂わせたの? だってしょうがないじゃない。ガードしたくないんだもの 星(ディレイ)が私を狂わせたのは何故 真っ赤な神槍(グング) 真っ赤な霊力(ゲージ) 真っ赤な相手 真っ赤な体力(ライフ) すれ違う前結界。誰もが追いかける。 左手にはスカデビ。右手にはをドラクレを。 擦りした昇龍は、 もう止まらない お揃いね私たち これでお揃いね あぁ幸せ 貴方の白い顔も 今は鮮やかなスカーレット。 お揃いね私たち これでお揃いね あぁ幸せ (やるしかないっ!)それは艶やかな女のため息 (今の良い読み合いだった)それは甘い男の囁き 夜王に吹き飛ばされる少女達 ありふれた風景 繰り返される逆転劇 ほんの些細なこと そんな気まぐれな一時をキャラ差だと信じたりして、 そんな不確かなものをキャラランクだと信じたりして 泣いたり 笑ったり 愛したり パナしたりして その束の間 遙か過去のパッチに想いを馳せたりして あのプレイヤーはもう滅んでしまっているのだろうか? それとも今もまだ滅びに向かって輝き続けているのだろうか? 光年という名の途方もない尺度の前では  強キャラの覇権など刹那の幻に過ぎないのかもしれない。 ―――そんな些細なこと。されど偶然とはいえ。 あぁ、偶然とはいえ彼女は見てしまった。 お揃いの白い服を着て幸せそうに寄り添い歩く。 ZUNと、見しらぬBUNの姿を…… お揃いね私たち これでお揃いね あぁ幸せ 貴方の白い顔も 今は 「何故、何故なの、何故なのよ。」 レミを固めたバカはやがてプロに近づき示す 凍てついた会場の人々 燃え上がる動画のコメントよ 失くした全一の夢を見る 私を導け星屑の幻灯 思い出を過去の光として埋葬できない限り、 孤独な亡霊は紅夜を彷徨い続けるだろう。 咲夜の手は悲しいほどに短くレミリアには届かない。