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++戦評書くしかない程度の能力 (4y43xN1k)氏の観戦記++

1回戦第5(6)試合戦評

△蓬莱山輝夜vs西行寺幽々子○

満を持して登場するは、前回最萌トーナメントの栄冠を勝ち取った西行寺幽々子。
第1回最萌後も永夜抄、萃夢想と出演を果たしており、前回以上の勢いが予想される。
それだけに、彼女の得票数・支援数が今トーナメントの規模の大きさを示す適当な指標になるかもしれない。

その王者への挑戦者1号は、永夜抄ラスボス、永遠亭の姫君蓬莱山輝夜。
奇しくもラスボス対決となった第5試合。
亡霊vs不死人は亡霊の圧勝に終わるのか、はたまた不死人が健闘、あるいは牙を剥くのか。

0時前。緒戦から最早恒例となっているフライング支援だが、先制は幽々子陣営。
絵+SSで投票を煽り、他の1回戦の結果から分かるように効果覿面と思われる萃夢想スクリーンショット。
対する輝夜陣営はてるよ!てるよ!AAや応援PRのAAで投票を促す。
開始直前にはともに入場SSで幽雅に、そして部下の扱いの悪さを見せつける。

0時開戦。開始1時間で300レスがつく。この数字だけなら前日までとほぼ変わらないか。
レスの約8割が投票であり、この時間はほぼ固定票と思われるため、投票レスを主に挙げておく。

スタートから突き放しにかかる幽々子陣営。投票レスのコメントに多いのは、"カリスマ"。
前回はレミリアに比べカリスマ不足を指摘されていたが、永夜抄、萃夢想で弱点を克服してきたようだ。
他にはやはり"幽雅に咲かせ、墨染の桜"や、弾幕美。切っても切り離せない関係にあるといえよう。
さらに、"@"やら"ドリキャス"やら、ネタ票も搭載。死角は無い。

一方の輝夜は、投票名がそもそも"てるよ"。中国に次いで名前を覚えてもらえないのは、ラスボスとして不憫である。
また、意外にも東方では少ない黒髪ストレートロング属性をプッシュ。
しかし、幽々子に比べるとネタ投票率が高めであり、ビビンバ、助けてえーりん!等のコメントが目立った。

そんな中、支援が徐々に幅を利かせてくる。
幽々子陣営は、前回最萌で投入された絵師による漫画が投下。前回優勝の利点を最大限に活用する。
また、幽々子の専売特許である扇を持った美麗絵、前々日のミスティア戦にもみられた食いしん坊ネタ等で土台を固める。
対する輝夜陣営も負けず。9レスにわたる大作SSが投下され、反響を呼ぶ。
そして気がつけば、輝夜支援絵に猫耳が。橙のお株を奪うかの如く猫耳属性が付与され、それは試合終了まで続くことになった。

深夜から昼間にかけては投票も落ち着きを見せたが、幽々子支援と輝夜支援の路線に明確な差が出てくる。
幽々子側は、萃夢想立ち絵から連想される実は巨乳な支援絵。またそれに付随して、微エロ方面でも爆撃していく。
輝夜側はというと、永夜抄の立ち絵から実は小っちゃい支援絵。
ここにきて大人と子供の戦いになった。

そして23時。大量の駆け込みのためにレスが活性化。
支援をみて最後に決めた者、駆け込み固定票によって開始1時間とほぼ変わらないレス・投票がされる。

結果は、輝夜502票に対し、幽々子807票。
支援数ではほぼ同等、若干輝夜有利かと思われたが、地力の違いか、格の違いか、幽々子が現状最多となる800得票オーバー、300票差で輝夜を降した。

見事緒戦を突破した幽々子。
次戦はレミリアとの因縁の対決となる。
得票数だけをみれば幽々子有利だが、はたしてどうなるだろうか。
++観戦記 たすけてえーりん!氏の観戦記++

1.経過
一回戦からのラスボス対決。しかし幽々子は前回の覇者。これまでに蓄積された力=固定票はおそらく前回以上。一度勢いづかせたら、一気に引き離す展開も考えられる。対する輝夜。はっきり言って一回戦でのこの組合せは不運としか言いようがないが、その力はいまだ未知数。数多くの新たな魅力を発掘して浮動票の取り込みにかけたい。
第二戦の小悪魔を意識してか、最近ほとんど定着した感のあるフライング。投票開始20分前から双方激しく支援が飛び交った。両陣営一歩も譲らない白熱した前哨戦である。そして投票開始。輝夜陣営は早速の支援を投下するが、幽々子陣営も負けじと弾幕を投下。ここでも激しいつばぜり合いを繰り広げ、スレ消費速度は開始1時間で302レス。輝夜陣営としてはここで浮動票を取り込む橋頭堡を作りたいところだったが、幽々子陣営はそれを許さなかった。この間に投下された支援はやや幽々子が数で上回っている。まさにライオンの狩り状態である。てーか少しは油断しててくれ…。開始45分には輝夜の相棒マイクの裏切りもあり、開始1時間で輝夜は大きく水をあけられてしまった。
そして開始から1時間40分。遅れを取り戻すべく支援を投下する輝夜陣営に激震走る。スルーするーということで詳細は触れず。まぁ今後はゴニョゴニョということで。
2:00台に入って大作SS投下により単位時間得票数で幽々子に迫るも僅かに及ばず。輝夜陣営も必死に支援を投下するのだが、幽々子陣営攻撃の手疎まったく緩めない。その後完全に小康状態となるが、僅かに幽々子が差を広げつつ1スレ目終了。まだ15:00だぜおまいら。

2スレ目に入り、17:00台は輝夜、18:00台は幽々子陣営の支援がやや多い展開。輝夜の追い上げを感じさせたが実際はほぼ横並びから幽々子僅かに優勢の展開が続く。
転機は20:00〜21:00。支援自体は相変わらず多い輝夜陣営だがなかなか得票につながらず、区間ダブルスコアを喫してしまう。
21:00〜22:00で票を伸ばし必死に追いすがるものの、最終駆け込み票の多くをがっちりと幽々子に押さえ込まれ、さらに差が広がったところで投票終了。
幽々子807−502輝夜という、幽々子の大差での勝利となった。

2.支援
幽々子優勢。輝夜陣営の放った支援の数は優に100を超えるのだが、幽々子陣営はそれをも上回った。質の面では…すまん。幽々子側のはほとんど目を通してないんだ。だが、輝夜陣営の支援物資は本当に内容の濃いものだった。例え幽々子陣営の支援がどれほどのものであったにしろ、質という面では互角以上だったはずだ。

3.総評
幽々子つえぇ。以上。

すまん。だが、はっきりいってこれだけ差がついているとは思わなかった。実際20:00までは序盤のでついた差(=初めから投票を決めていた層)を除けばほぼ互角だった。輝夜の支援は終始途切れなかったし、その数は初参戦であることを考えれば驚異的とも言える。が、幽々子の支援数も同等以上。支援が互角ならば自力に勝る幽々子が有利。最後の3時間の得票数差は約100。人が増える時間帯でその差がくっきりと出てしまった。
本当に輝夜は運が無かった。初戦でこれだけのポテンシャルを見せ付けた以上、時間さえあれば上位も狙えたと思う。このカードで3,4回戦あたりだったらもっと違った展開もあったのだろうが…これもトーナメントの残酷さ。今後は側面支援でその力を発揮して欲しい(でも永遠亭同士で当たってるからその機会も少ないんだよな…orz)

4.展望
幽々子の支援は毎回このレベルで毎回続くのか? それとも、最初に磐石の体勢を作って逃げ切りか? 支援者のネタがどれだけ続くのか非常に見もの(でも結構次まで日数あるしな)
正直これほど強いと思ってなかった。前日の展望がいきなり揺らぐ。もしもこのペースの支援が続くなら連覇も近いなと思った。