一行小説

作品集: 最新 投稿日時: 2012/04/01 23:56:30 更新日時: 2012/04/01 23:56:30 評価: 1/4 POINT: 10506434 Rate: 420258.36

 

分類
タイトル+一文で小説
非東方
【青春】
お互いを好きだという、ただそれだけで良かったあの日々。

【御褒美】
魚の鱚をもらった時、少年はどう反応すればいいかわからなかった。

【コイビト】
彼女が生涯の伴侶としたのは、イギリスだった。

【泣かした理由】
えっと……そんなに俺の告白、嫌だったんだろうか。

【馬鹿】
お互いに「ばーか」って言い合う馬鹿ップル。

【間抜け】
暗号のヒントには、俺の顔写真が貼ってあった。

【遅刻】
私が一時間遅刻してしまった日、あいつは二時間遅れてきた。

【アツい男】
炎天下帽子も被らず三時間、そりゃ日射病にもなるわ。

【消しゴム】
そうして、その国は地図から消え失せた。

【消耗品】
さて、じゃあそろそろ新しい人間を入れるか。

【捨て駒】
だけど、従業員がいなきゃ会社は成り立たない。

【最後の一葉】
枝ごと持ってきたから、接着剤付けてしまっとけよ。
【色眼鏡】
視力0.1のくせにサングラスなんてかけるんじゃありません!

【遠眼鏡】
彼が天文部に入ったのは、望遠鏡を悪用するためだ。

【時価】
えっと、ここフリーマーケットだよね?

【ツンデレ】
彼女が僕に冷たいのは、まだツン期だからと信じたい。

【ヤンデレ】
食べちゃいたいくらい愛してる、そう言った彼女の口には大量の涎が……。

【ドジっ子】
うっかり屋さんな彼女は、彼の名前を本命の人と間違えて呼んでしまった。

【幼馴染み】
いくら可愛くて一途に慕ってくれてても、男は無理。

【セクシーなのとキュートなの】
どっちが好きなのって訊かれても……どっちも好きだよ?

【告白】
ずっと言えなかったけど、勇気を出して伝えるね――私の、罪を。

【繋いだ手】
手を繋いだ時気付いたんだけど、カレって汗が黄緑色なの。

【マフラー】
わざわざ手編みで長ぁく作ったのは、もちろん首を絞めるため。

【手料理】
浮気相手が材料だとも気付かずに、彼は美味しいと料理をたいらげた。

【記念日】
一年前の今日、こうして同じように彼氏を殺して埋めたの。

【化石】
その冷蔵庫からは、賞味期限が二十年前のブツが……。

【監禁生活】
飼い始めてから三日、オウムが放った第一声は「タスケテクレ!」だった。

【ハンカチ】
彼は手を拭くためじゃなく、泣いてる女性に差し出すために持っている。

【若さ】
振り向かなかった彼は、後方から突っ込んできた車に轢かれた。

【綱渡り】
あれは本当に凄いよねぇ……六股を維持してるなんてさ。

【タンブルウィード】
彼は結構、根無し草な自分の生き方を気に入っていた。

【ツメが甘い】
舐めてみたけど、別に甘くなかったよ。

【聖人君子】
不殺を誓った彼は、いくら虫に喰われても放っておく。

【撃墜王】
彼女が蚊を殺したのは、これで通算五百匹になる。

【三本の矢】
矢をへし折り、鉄槍も捻じ曲げて、元就はどうしたもんかと途方に暮れた。

【あいつにゃとっても敵わない】
バンバンババババ、って銃何発撃とうとゴジラにゃ勝てねぇよ。

【何度でも】
何度でもしつこくったって言うさ、お前が金を返すまではな。

【言葉にできない】
ぼくの貧弱な語彙じゃあ、きみへの殺意を伝えきれないよ。

【グリーンデイズ】
菜食主義者の母が作る弁当は、毎日緑一色。

【気になる木】
いい加減花粉症にうんざりしてたので、ひと思いに燃やしちゃったんです。
【世界に一つだけの花】
博士は研究の末、青薔薇を作り出すことに成功した。

【共生依存】
僕が吐いた二酸化炭素を彼女が吸い、彼女が吐いた酸素を僕が吸う。

【癒しが欲しい】
パソコンにすら癒しを拒否され、「嫌死」と誤変換されるんだ……。

【盗まれたとんでもないもの】
アメリカネズミが表紙のキ○グダムハーツの同人誌五十部。

【書きかけのラブレター】
大箱一杯に詰まったそれを、お祓いも兼ねて焼き芋の焚き付けにした。

【据え膳喰わぬは】
娘が笑顔で勧めるんだ、泥団子だって食べるともさ。

【いつもココロにおもいやり】
『EPUIP: ゆうしゃ は ヘビーランス を そうびした』

【テレビの主役】
番組なんかに惑わされちゃ駄目さ、CMこそが真の主役なんだよ。

【走る棺桶】
死神達に大人気なのは、軽自動車なんだとか。

【カミは死んだ】
どんな育毛剤でも、もう手遅れ。

【恵まれない私にアイの手を】
はいはい、合いの手しかやれんけど勘弁な。

【ポスターの文句】
マナーを守る喫煙者は高額納税者です、皆で守りましょう。

【ポスターの文句・U】
マナーを守らない喫煙者はただのクズです、どんどん迫害しましょう。

【嫁】
結婚式の写真のドレス姿……今、当時の三倍の体重なんだよなぁ。

【旦那】
なんで九十にもなる爺と結婚したのかって、遺産目当てだけど?

【娘】
ちょっと前までは非の打ちどころのない――息子だったのに。

【美しさの秘訣】
わからないかしら、かけてる金が違うのよ。

【辞書】
余の辞書に不可能の文字はない、ってそりゃあ乱丁本ですよ陛下。

【辞書・U】
最近本屋で、辞書の「恋」が載った場所に人名を落書きされる事件が多発。

【トラウマ】
夢に虎と馬がよく出てくるのは、一体どういうことなんだろう。

【クッキーマン】
人々は彼のことをこう呼ぶ“血も涙もない男”だと。

【大人の味】
この引き締まった感じもいいけど、やっぱり子供の柔らかい肉の方が好き。

【今夜は寝かせない】
嫌だよどうせ残業でしょてうわちょやめろなにすr……。

【太陽】
 きみの姿は眩しすぎて、僕には直視できないよ。

【モテないんです】
なにせ両腕が無いので。
懲りずに発掘ネタで滑り込み。
高校くらいで書いたやつだったような。
桜田ぴよこ
作品情報
作品集:
最新
投稿日時:
2012/04/01 23:56:30
更新日時:
2012/04/01 23:56:30
評価:
1/4
POINT:
10506434
Rate:
420258.36
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0. 2728657点 匿名評価 投稿数: 3
1. 7777777 奇声を発する(ry ■2012/04/01 23:57:51
発想がとても良く読んでて面白かったです
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