- 分類
- フランドール
フランドールは立っていた。
境界線に立っていた。
一歩踏み出せばでフランたんある。
一歩後退すればフランちゃんである。
そんな境界に立っていた。
フランドールは思う。
『フランたんかフランちゃんならフランたんだな』
フランドールは前へと進んだ。
歴史的な歩みを始めたフランたん。
フランたん。
たんたん。
たっ。
フランたんである。
どうだろう。
フランたんはたんたんと思う。
実際、たんはどうだろうか。
たんはどうなんだろうか。
フランたんは考える。
じゅくこう。
たんはたんでもたんたんなたんはたーんた?
たんたんうるせえ!
フランたんは、ほえた。
もう、たん、捨てる。
フランたんはたんを捨てた。
捨て去った。
捨てて去った。
先ほどの境界線へと。
今度は。
フランちゃん側に行こう。
フランドールは進んだ。
しかし。
そこで。
現れたるは新たなるたん。
たんがフランドールに捨てられた、たんが。
フランドールを追ってきたのである。
たんは寂しそうな、泣きだしそうな。
そんな顔をしてたん。
そんなこんなで。
泣き出した、たん。
さしものフランドールもたじたじである。
泣かないでおくれ、やら。
アメちゃん、食べな。
などと、言ってはみるものの。
みるものの。
である。
泣きやむ様子はない。
はてはて。
どうしたものかと思うのは。
簡単である。
そして答もたんたんと出てきた。
たんとまた。
合体すれば良いのだ。
フランドールはまたまた。
フランたんへと成れば良いのだ。
フランドールは意を決して。
たんを抱きしめた。
『戻ってきんしゃい』
『……はい、フランドールさま』
『……おかえり』
『ただいまです』
そうしてフランドールは。
いや、フランたんは。
フランたんとして。
フランたんとしての。
フランたんであるために。
フランたんしていこうと。
たんたんと思ったん。
であったん。
- 作品情報
- 作品集:
- 最新
- 投稿日時:
- 2012/04/01 21:39:17
- 更新日時:
- 2012/04/01 21:39:17
- 評価:
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- 842126.91
たんがゲシュタルト崩壊しそうだ……
たんの幼児化もありですね