星屑アンチトリックマジック
作品集: 最新 投稿日時: 2012/04/01 21:29:44 更新日時: 2012/04/01 21:29:44 評価: 3/6 POINT: 27357525 Rate: 781644.29
分類
少女と少女の境界軌跡
秘封倶楽部
蓬莱人
魔法使い
教授
「ゲリラだぜ!」
素っ頓狂な声をあげて魔理沙が玄関の戸を勢い良く開けた。ゲリラ。蓮子は聞きなれない言葉に一瞬パチクリと目を大きく見開いたが、魔理沙の様子を見て納得した。確かにゲリラだ。玄関先に佇む少女は蜂の巣だった。銃弾ではなく、噂に聞く弾幕でもなく。逃げ場の無さから言えばより絶望的なステージを駆け抜けてきたのだ。身体中、被弾していないところなんて無かった。
「はっくちゅん」
可愛らしいくしゃみが一つ。ずぶ濡れの少女から――。
◇ ◇ ◇
「む〜」
ドライヤーで髪を乾かしながら魔理沙は不機嫌そうに頬をぷくりと膨らませていた。彼女の良く知る雨ならミニ八卦炉を空にかざすだけで傘の代わりになるのだ。ポツリポツリと顔に当たる雨粒を感じ、いつものように八卦炉を起動させた瞬間、少女は集中豪雨と言う名の暴力に曝されたのだった。
「ちゃんと天気を確認しないからそんなことになるのよ。ホラ、ちゃんと出てるじゃない」
「懐かしの天気シリーズ。ゲリラ豪雨ねぇ。スコールはもうちょい南の方の天候じゃなかったのか……?」
「懐かしの2000年代初頭の天候、らしいわよ」
「それにしたって、ついこの前まで夏風吹いてたじゃない。ああ、じめじめする」
「調整期間だって言ったでしょう? 梅雨もそれはそれで情緒あるけど」
魔理沙の髪からポタリと水滴が落ち、新聞紙を黒く濡らす。蓮子の言う調整期間とは、天候のバランスを取るために設けられた期日のことである。天候の人工操作が可能になった現代、農作地や一部の大人工都市では天気予報の代わりに天気情報が流されていた。京都は栄えある実験都市に選出され、気候を人工的に操作する実験を行っている。ここ数年で日本人は安定した農作物の収穫、安定した交通機関、安定した生活リズムを得るまでに至ったのだ。おかげさまで電車は一秒の遅れもないし、冷夏や暖冬で農作物が極端に値上がりすることも無い。日々の食事の殆どを合成食品に頼っている今では、天然の農作物など高級品で嗜好品なのだが。
そんな生活、退屈でつまらないからわざわざ遅刻するって言うイベントを作ってあげてるんじゃないとは蓮子の弁。合成食品が口に合わないからと天然の牛乳を買い込んで冷蔵庫に放り込んでいる魔理沙も似たもの同士だった。
「これじゃ今日は活動中止ねぇ」
「ん、今日は何処か行く予定だったんだっけ?」
「あのね、魔理沙。今日、何処に行くかが問題じゃないの。今日、何をするかが問題なのよ」
そんなもんかい、とポリポリ頬をかく。乾いてフワフワになった髪を纏めながら、冷蔵庫から冷たい牛乳を取り出し、コポコポとマグカップに注ぐ。足でパタンと冷蔵庫を閉める姿は、何処からどう見ても気だるい学生そのものだった。魔理沙もすっかりと蓮子の安アパートでの暮らしに馴染んでいる。
「そういやメリーと輝夜は?」
「メリーはおゆはんの買い物。輝夜は学校」
「二人ともこの雨の中外にでて大丈夫なのか」
「魔理沙じゃないからね。しっかり確認してから出て行ったわ。今頃きっとどこかで雨宿りしてるわよ」
クスクスと声を上げて蓮子が漫画のページを捲る。
「ふん」
漫画と魔理沙、どちらを笑ったのかは分からない。外の豪雨とは対照的に、静かに時間が流れるのだった。
◇ ◇ ◇
「へーのへーのー」
もへじ。曇ったガラス窓をキャンバスに輝夜はエクストリームアートを繰り広げていた。待ち人来ず。何気なく指を走らせ始めた輝夜はいつのまにかすっかり落書きに夢中になっているのだった。
画竜点睛、最後のじを描き込む前にパコンと頭を叩かれて我に返る。
「こりゃ。人様の研究室で何してるんだ」
「あら、ごきげんようセンセ」
「先生と呼ぶな、先生と」
「こんにちは、小泉教授」
輝夜が居るのは小泉教授と呼ばれた人物の研究室だった。メリーと同じ金髪で、女性にしては高い身長のこの教授は、秘封倶楽部の良き理解者でもあった。学内の講師陣の中でも飛びぬけた才を持つ小泉教授は、容姿端麗、スポーツ、語学万能にして当然のように帰国子女の肩書きを持っていた。そんな優秀な人物が何故秘封倶楽部に肩入れするのか輝夜には理解できなかったが、得てして天才とは何を考えているのか良く分からないものである。輝夜の遠い記憶にある天才像そのものであった。
「ふむ。一時間、この部屋に滞在することを許可するわ」
小泉教授はディスプレイの天気情報を確認しながら抱えた資料を机に降ろした。黴臭い紙媒体の資料は何か胞子のようなものをばら撒きながら机の上に散乱する。輝夜は鼻をつまみ、パタパタ手で扇いだ。
「きちゃない」
「貴重な資料よ。汚い、なんて失礼だわ」
「そんな貴重な資料を無造作にばら撒くなんて失礼じゃないの?」
「私だから良いのよ。それよりシメキリが迫ってるのよ。私が世界で二番目に怖い」
椅子を盛大に軋ませ、キーボードをガリガリと叩き始める。雨の音がかき消され、打鍵する音だけが響いていた。心地よい音に身体を揺らせながら、輝夜は静かに目を瞑る。
「それで、どうなの。結界暴きの方は?」
唐突に輝夜に話しかける。視線は画面をじっと捉えたまま、指もフル稼働したままだ。雑談する程度、思考に余裕がでてきた、ということなのだろう。黴臭い資料を開き、必要な情報を打ち込んでいく。
「んー。楽しいわよ。この前なんて廃病院に行ったし」
「何か面白いものでも見つけられた?」
「特に」
「そっか。ねぇ、輝夜。一つ聞いていい?」
「一つと言わず、気になることなら何でもお聞き遊ばせ。家主には服従しますわよ」
「霧雨魔理沙」
「ふぇ? 私、センセに魔理沙のこと話してたっけ?」
「センセと呼ばない。ちょっとこの前ね、蓮子から聞いたのよ。彼女も興味深いわ」
「魔理沙は魔法使いよ。聞いたのなら知ってると思うけどね」
「魔法……を、貴女は見たの?」
「何回かね」
「ふむ」
科学世紀と呼ばれる現代、魔法なんて非科学的なものが本当に生き残っているだろうか。輝夜も疑心暗鬼だったが、流石に目の前で見せられたのでは信じざるを得ないと言ったところだ。実際に視認していない小泉教授が疑うのも無理はない。
有史以来一度足りとて『本物の魔法』が観測されたことなどなかったのだから。
「種も仕掛けもある、トリックではないのよね?」
「人が生身で空飛ぶのにどんな種と仕掛けが必要なのよ」
「方法はいくつかあるけれど、どれも非現実的ね、膨大な時間と資金がかかるわ」
現代の科学を以ってすれば擬似的に魔法と呼ばれる現象を再現することは可能である。ただ、それはあくまでも『理論的には』、『可能である』というレベルにしかすぎない。机上の空論は未だ机の上で胡坐をかいている。
「まぁ、マジックなんて呼ばれてるけど、マジシャンの皆様方も騙しのプロだから、もしかしたら私たちが気がつかなかっただけなのかも」
「それは無いわね」
小泉教授がキッパリ言い放つ。
「輝夜、貴女だけならともかく、秘封倶楽部が……、蓮子とメリーが居たのでしょう? あの二人の目を欺くなんて、それこそ魔法でないとできないことだわ」
「私の目は節穴というわけね」
「馬鹿言わないでよ。貴女の眼は至って正常。通常運営よ。あの二人の瞳が異常なんだって、全く……トリックを使うのにマジックが必要だなんて、皮肉ねぇ」
「話題がループしてるわよ、センセ」
「メビウスの輪ねぇ。じゃあ、別の話をしましょうか。霧雨魔理沙、彼女の居た場所」
「……幻想郷」
どこか懐かしい響きに、輝夜の胸の奥がチクリとざわめく。
結界の初観測は数十年前の南極に遡る。その特異性から、結界は観測される以前から世界中の何処にでも存在していたという説が現代の一般常識だ。現在の科学では結界の先は無だとされている。
「偉い偉い肩書きだけの学者サマ達が頭をこねくり回しているうちに、メリーが飛び込んで無を否定してしまったのだけどね」
やれやれと言った様子で小泉教授が軽く首を竦めた。いつの時代も、最も有効な実証手段は人体実験なのだった。
「結界の先には幻想郷がある、か。夢物語ね、まるで」
「でも……おかしいわね」
輝夜はもみあげを捻りながらぼんやりと呟いた。
「南極の観測隊は帰ってくることは無かった。素晴らしい世界だから? 魔理沙はそんな奴ら知らないと言ってるわ」
「何かと思えばそんなくだらないことかぁ」
「その言い方は無いんじゃない?」
「二十四を超える仮説があるけれど、そうね。一番分かりやすいのは結界にも種類があるってことかしら。勿論、無に繋がる結界もあれば幻想郷とやらに繋がる結界もある。メリーが結界に飛び込んで毎度毎度生還してくるのも、本能でそれを感じ取っているからじゃない?」
「ふーん。種類があるのなら南極観測隊はご愁傷様と言うしかないわね」
「或いは時間の流れが違うとかね。これは友人からの受け売りなのだけど」
「類友ね、センセ」
「むっ。そういう意味では輝夜、貴女も類のうちの一つじゃなくて?」
「私だけじゃないじゃない……」
それもそうか、と小泉教授は笑った。奇妙な目を持つ二人の少女、記憶喪失の少女、魔法使いの少女。類は友を呼ぶと言うが、これは少しばかり行き過ぎだろう。偶然なのか、必然なのか、事象に因果を求めるのは人間の常である。
「センセの友人だって危なそうな人だと思うわよ」
「否定はしないわ。あんまり関わりたくない種の人間なのは間違いないし。今言ったような、結界の先を追い求めているようなヤツだから。自尊心が強くて横暴で周りのことが目に入らないし、よく人の足引っ張るし、何か怪しいことがあると大体アイツが原因だったりするし……。一言で言えば、絶対に仕事を一緒にやりたくないタイプ」
「そんな人格破綻者と何で友人続けてるのよ」
「さぁ。腐れ縁ってヤツかしらねぇ。どうしても気になるなら紹介してあげるけど。幻想郷を知る手がかりになるかもしれないわよ」
「興味はあるけれど……センセ以上に危険な人物なんでしょ?」
人体実験をされかねない。輝夜は身震いしながら嫌な妄想を振り払う。
「あははは。大丈夫だよ、大丈夫。お土産さえ持っていけば取って食われるような事態にはならないわよ。あれでも一応、脳があって知性のある人間なんだから」
「お土産って何もって行けば良いのかしら。黄金色のお菓子?」
小泉教授は胸ポケットから一枚の名刺を取り出した。輝夜の目の前につきつけられた名刺から仄かに香る甘酸っぱい匂いが答えを指し示していた。
ファンシーな香りの名刺にはメルヘンチックな文字で名前が書かれている。
「比較物理学。トンデモ理論を研究している私の友人。確か今の研究は並行世界だったと思ったけど。名前は――」
天下無敵の万能教授、岡崎夢美。
◇ ◇ ◇
「星空が見えなきゃ蓮子の能力も意味ないなぁ」
「あら残念ね魔理沙。何も星空を見るだけが宇佐見蓮子じゃないわよ」
「へぇ、そうかい」
「たとえば炊事洗濯。これでもメリーよりもずっと得意なんだから。大体魔理沙こそ、こんな雨じゃ空飛ぶことだってできないじゃない」
「私だってプロの一人暮らし屋さんだ。炊事洗濯は得意だぜ、こう見えても。さすがに裁縫は苦手だが……」
適材適所だと言い張る魔理沙はずぶぬれのミニ八卦炉を洗濯物の前においた。
「そういえば、その八卦炉と、空を飛ぶ以外に魔理沙の魔法を見たこと無いのだけど」
「ん、そだったっけ?」
「うん。ほかにどんな魔法が使えるの?」
「どんなって……一言じゃ説明しづらいな。茸を使ったり、薬品を調合したり、事前の下準備をちゃんとしておかないといけないからなぁ」
「魔法って、種も仕掛けもないんじゃないの?」
「あはは、蓮子。種も仕掛けも無い魔法なんてあるもんか。もしあるなら、そりゃ奇跡だ。もっとも、あっちにゃあそんな奇跡をガンガン起こす空気読めないヤツも居るけどな」
「ふーん」
「私ら魔法使いは自らの理論を形にするため、日夜惜しまず研究を続けているんだ。たとえば、アリスのやつは完璧なる自動人形を造るため、パチュリーのやつは知識の海の中から真理とやらを見つけるために」
「魔理沙は?」
「魔法使いが自分の研究を明かすことは滅多にしないんだ。だから秘密」
「その、アリスとパチュリーとか言う人たちのは知ってるくせに」
「そりゃ、あいつらが自慢げに言うもんだからな、自慢したいなら自慢させてやるさ」
魔法使いにも色々な性格のヤツが居るものだと蓮子は実感した。その中でも、とりわけ霧雨魔理沙という魔法使いは変人に違いないと心密かに思うのだった。
「さしずめ魔法使いは花火師ってところね」
「いいこと言うじゃない、蓮子」
一瞬のために膨大な時間をかけて作成する花火はまさに魔法そのものだ。蓮子には自分より一回りも二回りも小さい魔法使いが、大きな存在に見えたのだった。
「ただいまー」
「おかえりメリー」
ガチャリとドアノブを回してメリーが帰宅する。買い物袋を抱えた家庭的姿を見て、魔理沙は驚愕した。
「今日はね、質素な和食でいこうと思うの。お魚を安く譲ってもらっちゃったのよ。っていっても合成モノだけどね」
「なぁ、蓮子。私は夢でも見ているのかな?」
「……メリー?」
「蓮子を呼ぼうと思ったんだけど、そんなことよりさっさと帰った方が良いでしょう? 貴女をわざわざ呼び出す手間を考えたら」
「メリー?」
「ん。どうしたの蓮子?」
「外は大雨よ。なのにあんた、なんで全く濡れてないの?」
「へっ? ああ、うん。うふふふ」
メリーは返答するかわりに、妖しげに微笑んだのだった。
◇ ◇ ◇
「だいたい、センセの専門は理系とは縁遠いんじゃないの」
「ええ、そうよ。考古学。それと趣味でソフトウェア開発を少々」
「またくだらないゲームでも作ってるんでしょう?」
「そのゲームにはまっちゃったのはどこの輝夜姫様だったかしら?」
「うぐぐ」
手を額に翳し、何かを探すフリをする小泉教授。
「実を言うとね、夢美と知り合ったのは仕事じゃなくて、趣味の方なのよ。ホラ、前にも見せたでしょう? 箱庭をシミュレートしたソフトウェア」
「ああ、アレねぇ。なるほど、私にも読めてきたわ。だから並行世界なのね」
「ご名答。電脳世界も一つのアナザ・ワールドですもの。貴女達から聞いた境界の向こう側もソースに組み込ませてもらってるわ。完成したら面白いものが見られるわよ。希望とあらば、貴女たちのアバターも用意するけど」
「蓮子なら喜びそうねぇ」
興味がないと言った様子で机に突っ伏す輝夜。ゲームならまだしもシミュレートソフトには食指は動かない。
「輝夜。そういえば貴女カウンセリングの結果どうだったの? 今日はその為に来たんでしょう?」
「秘封倶楽部の活動そのものよ」
記憶を取り戻す治療。蓮子とメリーの強い要望で渋々引き受けたものの、何の進展も無い。鞄の中から取り出した紙を机の上に広げた。
「回復は困難である、か」
「もう取り戻せないのかしらね。昔の私。大切だったものがあったはずなのになぁ……」
ため息をついて落ち込む輝夜。記憶を失うということは自分を失うということと同義である。自分が自分ではない強烈な喪失感。そしてその喪失感は文字通り記憶を失ったものにしか分からないのだ。外野がいくら騒いだところで、所詮他人事である。
「貴女がココにやってきてもう半年よ」
「つまり、私はまだ半年しか生きてない」
「生まれて半年と考えれば良いんじゃないの?」
「過去のことを忘れて?」
「さぁ、ね。私には貴女の辛さもわからないし、仮に知ったところでどうすることもしないわ。……それでも、過去に囚われてこの半年間を無駄だと決めつけるの?」
「無駄って、そんな大げさな」
「輝夜、君の言い分を聞いているとそう感じるんだよ私は。決して無駄ではない。宇佐見蓮子に、マエリベリー・ハーンに、霧雨魔理沙に、そして私に会えたわけだろう。それが半年の貴女の成果よ」
「……うん。そっか。そうよね。ありがと」
「うふふ。どういたしまして」
輝夜はにこりと笑い、小泉教授の頭を撫でた。
「……今だけは許してやる」
「あら優しい。今日もなんか声弾んでたわよね、小泉センセ」
「教授と呼びなさい、教授と。それにもうすぐ私は小泉姓じゃなくなるんだから、できれば下の名前で呼んでほしいわ」
「おめでた?」
「馬鹿言え。しばらくはそんな予定無いよ。とうとう師匠が私の求婚を受け入れてくれてね」
それで姓が変わるのかと一人納得した輝夜。婚姻が原因で姓を変えるなんて今時前時代的である。
「式は?」
「挙げないし。挙げたとしても呼ばないよ。こっそり愛を育むのだ」
「まぁ。……おめでとう、藍教授」
「……ありがとう。なんだか逆になっちゃったな」
◇ ◇ ◇
雨が上がる。
種も仕掛けもないこの世界が、奇跡という偶然の積み重ねの上になりたっているとしたら。こんなに恐ろしいことはない。何の意志もないものが、なにかの意志に導かれたかのように引き合わせる。
人はそれをしばしば運命と呼ぶ。
或いは、種と仕掛けと、数百年に及ぶ伏線を張り巡らせて、それを操るものがいるのなら、それは神か悪魔である。
雨が上がる。
熱い、暑い夏の季節がやってくる。
雨が上がる。
夕焼けの見上げた空にかかる虹を見て、輝夜は家路へと急ぐのだった。
‐終‐
【次回予告】
霧雨魔理沙だ。「落ち武者の財宝を探しに行こう!」なんて蓮子が言うもんだから揃いも揃ってやってきました自殺の名所。んでも海辺はきもちいーし、初めての本物の海だしテンションも上がるってもんだ。はてさて、メリーがまた変なものを見つけたり、輝夜が何かを思い出しそうになったり、そんなこんなでいつもの秘封倶楽部なんだぜ。次回は水着回。「潮騒ローレライ」いつになるかは知らん。
沙月
作品情報
作品集:
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投稿日時:
2012/04/01 21:29:44
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2012/04/01 21:29:44
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