東方ACV(発売直前PVver)

作品集: 1 投稿日時: 2012/04/01 17:10:21 更新日時: 2012/04/01 17:10:21 評価: 0/4 POINT: 4070055 Rate: 162803.20

 

分類
ACV
プロモ再現
「代表、見てるの! 全て貴方の思い通りよ! だけど……勝ったのは我々よ!」

レミリアスカーレットが愛機の左腕を切り離し、巨大なチェーンソーを思わせる武器を装着する。
と、その時暗闇からミサイルが放たれた。
ミサイルに怯むレミリア。
その隙を突いて、一機のACが強烈な蹴りをお見舞いした。
鉄の擦れる甲高い音が鳴り響き、柱に打ち付けられるレミリア。
そのまま彼女のACは火花を散らして動かなくなってしまった。

「ハハハッ、見てたよルーキー! なかなかやるじゃない? ちょーっと時間かかったけどね!」

主任という肩書きを持つ、霧雨魔理沙の笑いが混じった声が響き渡る。

「ま、ちょうどいい腕かな。ゴミ虫の相手にはさ」
「どうかした、トラブルなの、主任?」

魔理沙が倒したACを見下ろし、そんなことを言っていると通信が入ってきた。
通信の相手はパチュリーノーレッジ。
一応「幻想郷警備部隊の隊長」……ということになっている魔女だ。

「下っ端がもたついてただけですよ、警備隊長殿!」
「撤収して。報告は後ほど確認するわ」
「はい、ではそのように」

魔理沙のオペレーターであるアリスマーガトロイドが代わりに返答をした。
そしてすぐに撤収を始める魔理沙。



幻想郷を支配する代表とレジスタンス組織の抗争は、レジスタンスの敗北によってその幕を下ろそうとしていた。
虐げられ、辺境の洋館、紅魔館へと追いやられていた人々は屈辱の中、再び辺境へと逃げ去るほかなかった。
そして敗北から1年。
壊滅的ともいえる打撃を受けたレジスタンス組織は新たなリーダーのもと、再び代表との決戦に向けて準備を進めていた。
彼女たちの最後の戦いは、その初めから絶望の中にあった。

〜東方武装核 V〜

幻想郷中心部へ向かうレジスタンス部隊。
その中には彼らの主戦力である、一機のACをぶら下げた輸送ヘリも混じっていた。

「咲夜、そちらの状況は?」

新たなレジスタンスのリーダー、レミリアの妹でもあるフランは片腕でもある十六夜咲夜に通信をかけた。

「予定通りです。まもなく仕掛けを作動させます」

咲夜は冷静にそう返答する。

「やれることをやりましょう。そうすれば勝てます、必ず」
「不思議ですね。根拠のないことなど、貴方にも分かっているはずなのに」

咲夜は苦笑した。

「貴方のおかげね、霊夢。感謝するわ」
「やめてよ、そういうの。ガラでもない」

咲夜の言葉に少し戸惑う霊夢。

「始めましょう、最後の勝負を」

こうして、彼女たちの最後の戦いが始まった。



「容赦しないで、代表のご意思に逆らう愚か者どもを抹殺せよ」

警備隊長、パチュリーは部下に向かってそう叫ぶ。
しかし、一機のACに為す術もなく、部隊は撃破されていく。

「貴様も! 企業の連中も! 私の邪魔をするものは皆死ねばいい!」

その様子を見ていた、堪忍袋の緒が切れたパチュリーが怒鳴る。
持っていたスナイパーキャノンを展開し、狙撃準備に入るパチュリー機。

「あのエンブレム! 警備部隊の隊長よ!」

霊夢が遠くの高層ビルに陣取る機体のエンブレムを見て、そう叫んだ。

「あの人の力なら勝てます。私は、そう信じていますから」

フランが自信を持ってそう答える。

「なるほどね、それがアンタなりの言い方ってこと。
 聞いたでしょ! リーダーが死んで来いってさ!」

そんな霊夢の言葉通り、死闘を繰り広げるレジスタンスACとパチュリー。
しばしの弾幕戦のあと、魔理沙の声が聞こえてきた。

「隊長、仲間外れはよくないなぁ。私も入れてくれないと」

広い湖の沖合いにある壊れた施設に、巨大な砲を構えて待機する魔理沙。
その砲身、背中に背負った機材は尋常ではないくらいに大きい。

「主任、貴方何をする気!?」

不穏な空気を悟り、パチュリーが叫んだ。

「いやいや、ちょっとお手伝いをね!」

その直後、巨大な砲身から巨大なビームが放たれる。
そのビームは湖を横断し、パチュリーの機体を撃破した。
果たして誤射だったのか、それとも意図的に狙ったのか。

「主任、貴方は……あんたたち、何者よ……!」

機体が爆散する刹那、パチュリーはそう搾り出した。



「聞こえていますか? レジスタンスの皆様」

アリスの声が通信機越しに聞こえてくる。

「出てくるのが、少し遅かったようですね」

フランは勝ちを確信したようにそう言い放った。

「貴方たちが何をしようが、我々の預かり知らぬことです。
 ただし、そのACだけは別。消去せねばなりません。我々自身の存在をかけて」

アリスがそういい終わると、巨大な円盤のような兵器が数機のヘリに輸送されてきた。
見たことのない兵器だ。あれは古代の遺産なのだろうか。

「あなたは、あなたたちは一体何者なのです!?」

驚愕したフランが叫ぶ。

「貴方には、その質問を行う権限がありません」

しかし事務的な淡々とした口調でそう告げるアリス。
そして巨大兵器とACの戦いが始まった。



巨大兵器を何とか倒し、代表の居城である巨大ビルへ向かうAC。
しかし、到着すると、何者かによってビルは破壊されてしまった。

「ウソでしょ!? 返事しなさいよ!」

霊夢はビルの中に潜入していた咲夜に叫ぶ。
しかし返事はない。

「賭けは私たちの負けです。すぐにここから撤退します」
「嫌よ、私は!」
「見たでしょう! 死んだの! 彼女は!」

撤退を拒む霊夢に、フランはそう叫ぶ。
彼女も信じたくはないのだろうが、部隊を撤退させなければならない。
それがリーダーとしての勤めであるから。
こうして、彼女たちは中心部から撤退することとなった。



撤退の道中、撃破したはずの魔理沙が立ちふさがった。

「安っぽい言い方だけど、そのACには消えてもらわなきゃいけない」

そう告げる魔理沙。それに対してフランは、

「やってみなさい。貴方に出来るものなら」

その返答に苦笑して呟く魔理沙。

「ホントは好きじゃないんだ。こういう、マジな勝負ってのは」

そこで一旦言葉を切ると、今度は狂気的な口調で魔理沙は言ってきた。

「まぁ、やるんなら本気でやろうか! その方が楽しいだろ! ハハハッ!」



「これだから面白いんだ。人間ってヤツは」

二度目の撃破を果たしたとき、魔理沙は狂気を含んだ笑いを残して散った。
一体彼女は何者なのだろうか。



「ここは、名も無き傭兵達の戦場」



東方武装核V 発売未定 価格未定



輝夜「えーりん、PV見て気に入ったから、これ買ってよ!」
永琳「その前に働いてください☆」
鈴仙「ですよねー」
輝夜「^p^」
ACVの発売直前プロモを見ながら書いてみた。
「代表」はたぶんゆかりん。プレイヤーはご自由に……w
フランちゃんがいたので、そのまま配役がフランになったのは内緒^p^

干<登場キャラが女ばかりなので興味ないです
興<私はどちらでもいけるんで、買いかな
双角
https://twitter.com/soukaku118
作品情報
作品集:
1
投稿日時:
2012/04/01 17:10:21
更新日時:
2012/04/01 17:10:21
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