Alice In Grimoire Land　予告編

　魔界に攻め込んできた霊夢達に敗れたアリスは、強くなる方法を探していた。
　強力な魔道書を探して伏魔殿の書庫を漁っている時に、一冊の本と出会う。
　まだ名前すらないが、強力な魔力を感じさせる魔道書だ。
「こんな本があったなんて…この本の力を私の物に出来れば、きっとあいつらにも…」
　あいつらに勝ちたい、そんな思いから、アリスは魔道書を開く。
　その瞬間、魔道書からまばゆい光が溢れ出し──アリスの姿が書庫から消失した。


　光に包まれて飛ばされた先は、魔道書の作り出した世界だった。
　そこでアリスは二人の騎士、赤騎士・上海と青騎士・蓬莱に出会う。
　魔道書の力を手に入れる為に、アリスは二人と共にこの世界を旅する事となった。
　一つは赤の国。
　そこではエミリア・マーガレットとクランロール・マーガレットの、壮絶な姉妹喧嘩に巻き込まれる。
　一つは青の国。
　そこでは東宮寺霊子とメルティ・ブラックストーンによる、春と冬を巡っての争いに巻き込まれる。
　一つは紫の国。
　そこでは夜の住人である恐山月夜と、昼の住人である菅原紅蓮による争いの仲裁をさせられる。
　一つは緑の国。
　そこでは枯れ行く木々を憂う天見京香の為に、枯れ行く木々の復活に協力する。
　一つは黄の国。
　そこでは暇を持て余している名居守地子の暇潰しに付き合わされる。
　一つは白の国。
　そこでは黒の国からの度重なる侵攻に頭を悩ませる、聖徳女王の頼みで黒の国の調査へ向かう。
　一つは黒の国。
　そこでは侵攻を繰り返す女王、光来水連の乱心を憂う家臣に頼まれ、原因を探りに行く。


　そして七つの国を巡り終えた果てに、待ち受ける最後の試練とは──！？
　　『Alice In Grimoire Land』　この夏、公開予定
　異世界での出会いが、少女をさらに強くする──