限られた情報で喋っている人物を当てる遊び

地の文を省き、登場人物の名前や固有名詞を極力隠して、口調や雰囲気だけで誰が喋っているのか判断出来るか挑戦してみました。
後書きに答えを書きますので、遊んでみて下さい。

例
「早苗、後で博麗神社に来て頂戴」
「わかりました、霊夢さん。神奈子様の用事を済ませたらすぐ向かいます」
↓
「【Ａ】、後で【場所：ａ】に来て頂戴」
「わかりました、【B】。【人物：ｂ】の用事を済ませたらすぐ向かいます」





「【Ａ】、私だけど。いるかしら？」
「はーい。鍵、開いてるから入って頂戴」
「お邪魔します」
「いらっしゃい【Ｂ】。あなたが一人でうちに訪ねて来るだなんて、珍しいわね。何か用？」
「ええ。あなたに一つ、仕事を頼みたいのよ」
「仕事？【人物：ａ】かしら？」
「いいえ。今回は【人物：ｂ】の頼みよ。【人物：ｂ】が【物：ｃ】をご所望なの。お願い出来るかしら？」
「ちょっと待ってね。‥‥ええ、構わないわ。２、３日中には出来ると思うけれど」
「ありがとう。助かるわ。お礼は弾んでおくわね」
「ええ、期待しているわ。‥‥それはそうと」
「何かしら？」
「もしよかったら、今度【人物：ｂ】に【物：ｃ】の作り方を教えてあげるわよ？」
「え？ きっと【人物：ｂ】は喜ぶだろうけど‥‥いいのかしら」
「ええ。その代わり、借りたい【物：ｄ】があるのだけれど」
「そうね‥‥わかったわ。【人物：ｅ】に頼んでおく」
「交渉成立ね」
「あ、そうだ」
「ん？ どうしたの？」
「さっき【場所：ｆ】に【Ｃ】が来たのよ。後で、ここに寄るって言ってたわよ」
「あら、そう。わかったわ。ありがとう」
「じゃあ、私は帰るわね。よろしく頼むわよ」
「わかってるわ。またね」





「【Ａ】、私だ。いるか？」
「あら【Ｃ】。案外遅かったわね」
「私が来るのを知ってたのか？」
「ええ。さっき【Ｂ】から、あなたがここに来るって聞いていたのよ」
「そうか」
「それで、何の用かしら？ その顔は、困り事みたいね」
「ああ、実はな‥‥実は、今朝起きたら、急に【名詞：ｇ】が使えなくなってしまったんだ」
「あら、大変じゃない」
「ああ。それで、お前なら何とか出来ないかと思ってな」
「そうね‥‥いいわ。調べてみる。参考になりそうな【物：ｄ】を取って来るから、適当に座って待ってて頂戴」
「そうさせてもらうぜ。‥‥【名詞：ｇ】が使えないと不便で仕方ないな」