こいし考『詩音って書くと綺麗に見えるよね。うん、わかるー』
作品集: 1 投稿日時: 2012/04/01 10:04:04 更新日時: 2012/04/01 10:04:04 評価: 4/10 POINT: 37863959 Rate: 688436.07
もしも、こいしが正常へとブレることができるのなら、
その産声は下記のようなものになるだろう
「生きたくなかったのに」
赤ん坊の泣き声はすべてこの世への呪詛である。
それを感動的なシーンと捉えるのは、あなたたちの嘘に他ならない。
嘘ではない?
なら、なぜあなたたちは生を記録しようとしながら、死を同じように記録しようとしないのか。
モノがあふれた世界を生きていると、生も死も同じだと気づいた。
息を引き取る瞬間のあの小さく小刻みな呼吸を、カッと見開かれた瞳を、こいしは知っている。
そして、小さな子どもを部屋の外に出す大人たちを知っている。
嘘つき。
こいしが飛べない少女であるとして、何かから防衛するために屋上から飛び降りる可能性は無い。
なぜならこいしには逃避がないからだ。否認する必要がない。
それっぽいものはある。
超自我の残骸のようなものはある。
超自我(仮)はこいしにとってはズタボロになった毛布のようなものだ。
いま、柵に手をかけた。
こいしは跳躍できる。
それは……、逃避ではないんだけれども。
おそらくそう捉える人が多いのがこの世界。
嫌いだからではない。むしろ逆だ。
わかりたいからだ。現実に固着したいからだ。総じて、あなたたちの嘘を受け入れたいからだ。
だから、飛翔というより落下を選択するのは、こいしがブレたときということになる。
正常になれ。
そして死ね。
これがあなたたちが要求している事柄である。
人間のすべての発言は愛を根拠にしているのではなく、この『死ね』という呪詛を根拠にしている。
人が誰かに諭したり、愛を語らったりする場面でも、それは語る主体にとって相手に好ましい反応をしてほしいという要求があるからであり、
イコール今の満たされないわたしを満たして欲しいという要求そのものであり、だから、おまえも私の不幸を伝達してあげるという思考回路である。
死ねといいながら笑いあう。これがコミュニケーションの本質。
それを受け入れなければ、いつまでたってもビルの向こう側の人間とは話し合うことができない。
その日、ひとりの少女がビルの屋上から飛び降りたと新聞に掲載された。
はたして彼女は飛翔したのか、それとも落下したのか、誰も知らない。
たぶん隣のビルに飛び移りたかったんじゃないかな?
そして幾ばくかの時間が過ぎ去って、ひとりの少女はお墓になった。
あの立方体の形って、どう考えても意図的だよね。骨を入れる箱ならもっと小さくてもいいはずだし。
あーわかるわかるー。
人間って、要するにお墓になりたいんじゃないかな。
お墓という神様に。
それは神様ではないよ。知ってる?
知ってるけど、気づかないフリしてるんだ。
嘘つき。
こいし「お姉ちゃん大好きッ!」
殺意を乗せてこいしが歌う。
超空気作家まるきゅー
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2012/04/01 10:04:04
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奇声を発する(ry
■2012/04/01 10:11:27
良い感じ
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名前が無い程度の能力
■2012/04/01 11:53:27
こいしちゃん、今日も生き延びちゃったね
8.
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名前が無い程度の能力
■2012/04/01 21:37:28
b
9.
7777777
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名前が無い程度の能力
■2012/04/01 22:04:21
まるきゅー先生が一体このSSで何をおっしゃっているのかわかりませんですた。許して!
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