『蓬莱騎兵モコムズ　ウド編　予告集』作者: 粥蛆

異変の手を逃れた霊夢を待っていたのは、また異変だった。
桜花異変の後に住み着いた鬼と暴力。
かぐや姫が生み出した偽りの月。
新キャラと復活、旧作と新作とをスペルカードルールにかけてブチまけた、ここは東方Project第8弾。

次回「永夜抄」。
次回作も霊夢と異変に付き合ってもらう。

食う者と食われる者、そのおこぼれを狙う者。
弾幕を持たぬ者は生きてゆかれぬ幻想の郷。
あらゆる人妖が武装する1面の道中。
ここは博麗神主が産み落とした幻想郷の夜道。
霊夢の躰に染みついた人間の臭いに惹かれて、危険な奴らが集まってくる。

次回「蛍」。
霊夢の飲む里のグリーンティーは苦い。

かつて、あの重々しき歌に送られた人間たち。
暮しを守る誇りを薄い肌着に包んだ人間の、ここは墓場。
無数の妖怪たちの、ギラつく欲望に晒されて夜道に引き出される二人の人妖のペア。
魂無き雑魚敵たちが、ただ己の生存を賭けて激突する。

次回「夜雀」。
動くエネミーマーカーから、霊夢に厚い弾幕が突き刺さる。

最も危険な罠、それは歴史食い。
たくまずして仕掛けられた人里の闇に眠る半獣。
それは突然に目を覚まし、偽りの平和を食い隠す。
人里は巨大な罠の街。
そこかしこで、アイテムをくわえた雑魚敵が目を覚ます。

次回「罠」。
霊夢も、巨大なボムアイテム。
誤爆、決めボム、抱え落ち。

自機の運命を司るのは、腕か、神主か。
それは竹の回廊を巡る永遠の謎掛け。
だが、霊夢の運命を変えたのは、魔理沙と呼ばれた、あの少女。
夢幻館の闇の中で走り抜けた戦慄が、今、Windowsの新作に蘇る。

次回「4面」。
星弾のシャワーの中から少女が微笑む。

穢土という汚れの海に、見え隠れする永遠亭という氷塊。
どうやら、異変の謎の根は深く重い。
自機の運命は、神主が遊ぶ双六だとしても、上がりまでは一天地六の賽の目次第。
鬼と出るか、蛇と出るか、謎に挑む敵中横断。

次回「襲撃」。
霊夢、敢えて通常の安地を狙うか。

ルナシューターは、道中の雑魚に点を貰って残機を得た。
イージーシューターは、三人のボスの弾幕にのって、夜明けに落ちた。
霊夢は残機に、己の運命を占う。
ここ、永夜抄で明日を買うのに必要なのは、高ランクと少々の刻符。

次回「取引」。
ウサギの商売には死の臭い。

3面のボス、ボムを抱えて弾の雨に濡れていた。
4面の道中、敵を的に夢買う点を追っていた。
5面の中ボス、ちゃちな残機とちっぽけな残ボムが、廊下の中に弾を蒔く。
永夜抄は博麗神主が作ったパンドラの箱。
作品を問わなきゃ何でもある。

次回「終極」。
Extra、そんな先の事はわからない。

赤の狂気で濡れた瞳。
月の兎と人の言う。
幻想郷に、月面戦争の亡霊が蘇る。
凡ミスの高天原、見てからの被弾に、無敵と謳われた五つの難題。
情無用、命無用のLunatic。
この命、刻符9999也。
最も高価な人妖タッグ。

次回「レッドアイズ」。
霊夢、異変に向かうが本能か。

地上の兎が走る、跳ぶ、吼える。
スペルが唸り、ボムが弾ける。
紅白の腋が秘密の扉をこじ開ける。
月の向こうに待ち受ける、ゆらめく影は何だ。
いま、解きあかされる、月の頭脳の謀略。
いま、その正体を見せる姫君の謎。

次回「逆襲」。
霊夢、牙城を撃て。

永夜異変と姫、従者、霊夢、紫、蓬莱人。
縺れた糸を縫って、神の手になる運命のスペルが飛び交う。
夜の肝試しに織りなされる、姫の企んだ紋様は何。
巨大なタピスタリーに描かれた壮大なるドラマ。
その時、妹紅は叫んだ。
むきー！　と。

次回「肝」。
いよいよキャスティング完了。

降り注ぐ火玉。
舞い降りる蓬莱人。
欲望と秘密と暴力の郷、竹林が燃える。
圧倒的、ひたすら圧倒的パワーが蹂躪しつくす。
ささやかな望み、芽生えた愛、絆、健気な野心、
老いも若きも、女も女も、昨日も明日も呑み込んで、走る、炎、炎。
音をたてて自機が沈む。

次回「EX」。
不死鳥は炎を浴びて蘇る。

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