うそ

作品集: 1 投稿日時: 2012/04/01 02:14:34 更新日時: 2012/04/02 00:44:25 評価: 3/5 POINT: 26016127 Rate: 867205.07

 

分類
ぬえ
ムラサ
「ムラサなんて嫌いっ!!」
「……私は好きなんだけどなぁ」

どれだけ身体を重ねても満たされない、ぽっかり空いた心の隙間。

私は空っぽの心を埋めるためにムラサを利用してる。ムラサは私のことが好き。
私は好きじゃあないけれど、気持ちぃことは嫌いじゃない。ね、合理的でしょう?
優しいムラサ。利用されてることも知らずに今日も明日も私を抱く。
ムラサは優しいから…私のわがまま何でも聞いてくれる。

促されるままに私を抱くムラサ。
知らないの。私がムラサじゃなくて都合の良い快楽のみを求めていることを。
だって気持ち良くなってしまえばあれこれ考えなくって済むもの。

でもそれを知らずにムラサは愛を囁いてくれる。
聞いてるこっちが恥ずかしくなるくらいの言葉を、行動を、私にたくさん与えてくれるの。

ほんとに私のこと好きなんだろうね!
それがとてつもない罪悪感であり、同時に快感でもある。


優しいムラサ、かっこいいムラサ、テクニシャンなムラサ。大好きだよ。

でも…愛じゃない。






分からないよ、何もかも。
未だに忘れることが出来ないとか馬鹿げている。
何でいなくなったの?どうして種族が違うの!?


(よりまさぁ……)

平安の夜陰に乗じて少女と青年は一夜限りの恋に落ちた、堕ちた。
あの人のことを考えると涙がこぼれる。






『帝の気が済んだら封印を解いてやる。そうしたらまた会えるから、しばしの別れだ』

それは、あの人が私についた優しい嘘でした。




だけどね、私の嘘は人を傷つけるの。

「どれだけ嫌いって言われても、私はぬえのこと好きだよ?」

気怠い空気が私を惑わせる。
私のことを愛してくれる人を好きになれたらいいのに。

「……ムラサのこと、ちょっとくらいなら好きかも」





……私って酷いよね。
ムラぬえが好きです。
嘘じゃないですが、ぬえむらの方がもっと好きです。

【追記 4/2】
昨年の4/1にはまだ創想話を知らず、今年初めて見たものですから……そうか。ここはふざける場所だったのか!
また機会がありましたら次こそはおふざけを。

奇声様 しっとりぬえちゃん可愛いです。
カンデラ様 難しい問題ですね…設定としては、ムラサは利用されてるって分かってても尚、ぬえのことが好きです。
4様 ありがとうございます。どうも自分は長文が苦手なようなのでこれが今できるベストかもしれません。

コメントありがとうございました!!
アサトモ
作品情報
作品集:
1
投稿日時:
2012/04/01 02:14:34
更新日時:
2012/04/02 00:44:25
評価:
3/5
POINT:
26016127
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867205.07
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0. 2682796点 匿名評価 投稿数: 2
1. 7777777 奇声を発する(ry ■2012/04/01 02:20:41
ちょっと切ない雰囲気
2. 7777777 カンデラ ■2012/04/01 02:57:46
好きと愛の違いって難しいですね
4. 7777777 名前が無い程度の能力 ■2012/04/01 05:32:24
普通によかった
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