「アリスちゃん・・・ホントに行っちゃうの?」
「お母さん・・・それ何回目?」
「えーと108回目?」
「・・・大丈夫だから・・・私も幻想郷で頑張るから
お母さんも頑張って」
「・・・うん・・・だけど心配で・・・」
「もう!お母さんは私が何も出来ないと思っているわけ?」
「そんなことない!アリスちゃんは自慢の娘なんだから」
「・・・お母さんも自慢のお母さんなんだから・・・」
そのあと・・・夢子さんに連れて行かれちゃったんだっけ
お母さん・・・そのお母さんが
幸せそうにしているのを壊すことなんて出来ない
それがたとえ魔界を変えてしまうことになろうとも
「お母さんは・・・・私が守る」
胸に秘めたアリスの誓い
中盤・・・・始めまーす
「・・・かっこよく言ったところで私に出来ることって
こっそりと応援することぐらいしかないんだけどね」
そう言ってアリスは香霖堂を後にした
そして残された・・・
「うまいな・・・」
「本当ですか!」
「ああ」
この二人はそのまま昼食と相成った
「ふう、ご馳走様」
「はい!」
一息ついた後
香霖は神綺に対して先ほどアリスと
話したことを説明した
「・・とりあえず今日はもう帰ったほうがいい」
「そうですね・・・夢子ちゃん達に謝らないと」
「あちらにはうまいことアリスが言ってくれているはずだけど
もう一度アリスに会っておいたほうがいい」
そういって話を打ち切ると
神綺が何かいいたそうにしているのを
香霖がみつけた
「?どうしたんだい」
「えーと・・そのですね・・・いつもの・・」
いつものとやつといわれて
香霖も思い出した
そして座っている神綺のそばへ行き
「よしよし・・(なでなで)」
「むふ~(ごろごろ)」
・・・頭を撫でた
「さて・・・そろそろいいかな?」
「・・・もうちょっと・・」
今、香霖堂にこれば
もれなく目を細めて幸せそうにしている
魔界神が見れるであろう
そんなことがあってから神綺はようやく立ち上がり
「それではまた・・」
「はい・・・あの・・またきても・・」
「いつでもきてください・・・またご飯でも作ってもらいますから」
「!はい」
そういって香霖堂をあとにしてアリスの家に向かった
「魔法の森から女性が?これは何か事件の匂いがします!」
あの天狗が空から見ていたともしらずに
所変わってここはアリス邸
いつも以上ににぎやかに人形達が動き回っていた
なぜかというと
「久しぶりね~アリスちゃんの部屋」
「お母さん余り動かないで・・・」
神綺様がやってきていたからだ
「でもなんでアリスちゃんが魔界の事知っているの?」
「夢子さん完全に怒っていたから後で覚悟しておいてね」
「えっ!・・・・どうしよう」
今アリスは魔界に連絡を取っていた
緊急ではないから別の方法で
(ツーツーツ・・トントントン・・ツーツーツ)
がちゃ
「もしもし魔界です?」
「あっサラちゃん」
「あっアリスちゃんお久しぶり・・・どうしたの?」
「見つかったから夢子さんにつないで」
「?何が」
「お母さん」
「!わかったすg(ズドン)「もしもし、神綺様!そこにいるんですね!」
しゃべっていたサラが何か吹っ飛ばされたような音といっしょに
夢子に変わる
「いるけど・・・サラさん大丈夫?」
「あ~大丈夫門番はタフっていう昔話があるから」
紅魔館
「へっぷし・・・・今日はやけに冷えるな・・・
咲夜さんと後で焼き芋でも焼こうかな」
「・・・まあ門番はタフってのは良くわかるけど」
「それより神綺は!どこにいた!何かされた!
誰の仕業!目的は!どこに迎えに行けばいい!
身代金は!」
「ゆっ、夢子さん落ち着いて・・・
お母さん森で昼寝していただけだから」
アリスの言い分はこうだ
久しぶりに私の家に行こうとして
森の中に入ったら何か居心地のいい所
見つけたらしくそこで昼寝して気がついたら
朝になったとの事
「・・・神綺様・・・あとで覚悟しておいてください」
「ゆっ、夢子ちゃん謝るから許してくれない?」
「・・・心配したんですから・・」
一番心配していたのは夢子だった
彼女は神綺がいなくなってから一睡もしていないのだ
それを感じ取ったからこそ
「・・ごめんなさい」
神綺も電話で謝った
「・・・無事ならいいです・・」
「ごめんねすぐ戻るから」
「当然です!当分は自重してもらいます」
「・・・はい・・」
このままだと、そのまま説教が続きそうなので
「え~と夢子さん?お母さんも疲れてるから余り
責めないであげて」
「・・・とりあえず安心したから
説教一時間と一週間のおやつ抜き
でおいておくことにします」
突然の事に魔界神が驚く
「えっ!まって今日のおやつって!」
「・・・プリンはお預けです」
「うわーん!夢子ちゃんの鬼!悪魔!パッド長」
「・・・何かわからないけど頭にきたから
説教二時間ですね・・」
「・・・うう・・ごめんなさい・・」
紅魔館
「へっくし・・今日はやけに冷えるわね・・・
美鈴と一緒に焼き芋でも焼こうかしら?」
とりあえず
「またね~アリスちゃん」
「はいはい・・・とっと帰る!」
「ねえ?夢子ちゃん?何で私手に手錠されてるの?」
「ごめんね・・・わざわざ緊急連絡までして」
「ねえ・・・?」
「気にしないで・・それじゃあねお母さん」
「あー・・うん・・っていうかなんで足まで縛られるの?」
「さあ帰りますよ」
夢子が直に迎えに来て
神綺は帰りました
「・・ようやく静かになったわね・・・」
アリス邸にようやく静けさが帰ってきました
香霖堂では
「なにか面白い話はないですか?」
「そのような面白い話は神社にでも行ったほうが
あると思うよ」
射命丸 文が来ていました
「いやいや・・・そんなことはないでしょう」
「・・・やけに今日は絡むね・・」
「ええ、この魔法の森に女性がいるのを見たんですよ」
「?魔理沙じゃないのか」
この魔法の森は、妖怪以外はほとんどいない
しかし、全くか?と聞かれるとそうでもない
ご存知、魔理沙、アリスなどの少しは住んでいる
そして・・・
「・・香霖堂の店主なら、何か面白いことを知ってるんじゃないかと」
(たぶん・・・神綺だろうな・・・うかつだった)
「いや?僕はそんなことしらないが?」
「そうですか・・・ではまた」
今回は引き上げてくれたらしい
「ふう、やれやれだな・・・」
「なにがやれやれなんだ?」
「おわっ!」
天狗の相手が終わって一息つこうとしたときの
隙をつかれた
「おっす!コーリン」
「魔理沙か・・」
「?どうしたやけに疲れているじゃないか」
「いや、なんでもない・・・それより今日はどうしたんだい?」
「そうだった」
魔理沙が何かを取り出す
「八卦炉の出力を上げてもらいたいんだ」
「・・・それ以上あげると君の魔力が持たないよ」
「たのむぜ・・このまえ中国に使ったんだけど
耐えられちまって・・・」
「・・・君には普通に中に入っていくって発想はないのか」
「ないぜ」
「・・・しかしなんでまた・・」
「・・・門番に耐えられた挙句首に一撃もらっちゃて・・」
そういいながらも
香霖は八卦炉を受け取り
そのまま解体をしていく
「・・・出力上げるとしたら一週間かかるな」
「げっ、ホントか?」
「それに下手すると中が溶解する」
「あ~たぶんそれは仕方がないかな
仕方ないあきらめるぜ」
香霖が八卦炉を元に戻すと魔理沙に返した
渡された八卦炉を懐に入れると
魔理沙がお店の奥に入ってきた
「?どうしたんだい魔理沙」
「へへっ・・・コーリンも飯まだだろうと思ってな」
「ああ、僕はもう食べたから」
「えっ?」
魔理沙が驚く
香霖は基本的に昼は食べない
お店を開いているからだ
だが今は昼時
そして、香霖はお店を開いている
そこから考えられることは
(誰かが来た?)
「・・・・誰か来たのか?」
「ん?何でだ」
「・・・まあいいぜ、台所借りるぜ」
「ああ、別にかまわないよ」
いつものことだと思って香霖は軽く答えた
だが魔理沙は
(誰が来たのか手がかりを探してやるぜ)
いつもの好奇心で調べる気満々だった
さてそんわけで
証拠を調べようと台所にやってきた
魔理沙が思ったこと一言
「・・どうやったらこんなに綺麗にできるんだ?」
全てが綺麗にかたづけられていた
「うあ・・鍋が光っている・・この包丁も研いである」
さらに・・
「この匂いは・・チャーハン?ということは
中国か?・・いや、あいつに休みはないはず」
その原因を作り出してるのが
自分だということは気づかない
「おっ!少し残ってる・・・味見味見」
食べた
感動した
涙が出た
「・・・無理だ・・私にこの味は出せない」
(コーリンにも無理だな・・・これはプロだ)
最後に
「ん?これは・・・まだ新しいな・・・」
決定的な証拠を見つけた
「コーリン!」
それをもってお店に向かう
「(当分は神綺はこないかな・・)ふう」
「こーりん!」
台所から魔理沙が何かを持ってきた
「?どうしたんだい・・・そんなに急いで」
「・・・なあ、いったい誰が来たんだ?」
有無を言わさぬ表情で魔理沙が問い詰める
「・・・いやだれも」
「嘘だ・・・」
魔理沙が持ってきたものを見せる
「・・・・なんでこんなに新しい物があるんだ」
「フライパン・・・?・・・!」
香霖が気づく
「そして・・このフライパン少しだけだが魔力を感じられる」
「・・・」
「誰が来たんだ・・・」
沈黙が辺りを包む
「(しまったな・・まさかこんなことになろうとは)」
そんな時
(どんどんどん)
誰かがやってきた
「「!」」
香霖と魔理沙が表を振り向く
「ごめんください・・・ってあれ?魔理沙さんも
いるんですか、丁度良かった」
射命丸 文だ
「・・・すまん・・・これで帰るぜ」
「あっ、魔理沙」
魔理沙が箒に乗って店から出て行った
「あっ、ちょっと、まってくださいよ」
それについていくように文も
出て行った
「・・・魔理沙?・・」
置いていかれたフライパンに・・・一滴だけ雫がついていた
(くそ~頭にくるぜ)
魔理沙は怒っていた
(なんだよ香霖の奴・・・)
今思うと何で怒ったのかわからない
(・・・教えてくれてもいいじゃないか・・)
だが、本能的に怒ってしまった
(・・・香霖の馬鹿・・)
イライラを振り払うように
魔法の箒に乗り全力で飛んでいた
「まってくださいよ~」
「・・・新聞なら間に合ってるぜ」
「そんな事言わないで・・・今なら石鹸もつけ・・
って今はそのことじゃないんです!」
「うるせー・・今イライラしてるんだ」
「あ~」
いつもなら文のほうが早かったであろう
だが、今の魔理沙には話を聞いてもらえない
と感じ取り
「あ~あ、なにか情報がないか聞きたかったのに」
今回はそのままおいておくことにした
「・・・仕方がありません・・」
文が別の方向に向かう
「誰か別の人が知っているかもしれませんね」
そして飛んでいった
そしてそれから三日間
遂に事態が動き出した
魔界
「それじゃあ、サラちゃん、行ってきまーす」
「はい、ちゃんと帰ってきてくださいね」
神綺様がまた幻想郷に行く日が来た
「・・・やけにうれしそうですね?」
「あっ、夢子ちゃん」
行こうとした時に夢子が現れた
「・・・神綺様これをつけていってください」
「?これは」
夢子が取り出したのは・・・
「香水です・・・気分が落ち着くそうですから」
「あらあら、それでは早速・・・それでは行ってきま~す」
神綺様が幻想郷にむかった
「・・・夢子さん・・アレはいったい?」
「・・・アリスだけでは心配だからな・・・」
不穏な空気を残したまま
「では仕事しますから」
「私も仕事に戻ろう」
二人は持ち場に戻ることになった
射命丸 文
「魔理沙さん・・・何か面白い話は・・」
「うるさいな・・・」
他の所に聞き込みをしても全くラチが
あかないと思った文は
遂に魔理沙との接触に成功した
「いやいや・・・一つだけ聞きたいことがあるんです」
「あ~うるさいうるさい」
魔理沙はそんな話は聞きたくもない
といわんばかりに家のドアを硬く閉ざした
「・・この魔法の森に見知らぬ女性が来たんですが」
(!)
魔理沙の動きが止まる
「なにか知っていることがあれば・・」
(がちゃ)
魔理沙邸のドアが開いた
「・・・知ってる事全て教えな・・・」
遂に情報の持ち主が出て来たのだ
「・・そちらの情報しだいですよ」
しめたとばかりに情報の交換が行われた
それからしばらくして
アリス邸
「あら、上海、蓬莱どうしたのそんなにあわてて」
「シャ、シャンハーイ!」
「ホウラーイ!」
二人の人形が持ってきたのは
「?新聞・・・売れない天狗の新聞見たところで・・!」
アリスの動きが止まる
見出しはこうだった
『香霖堂に謎の女性現る』
詳しい内容を見る前にアリスは
「上海!蓬莱!表に出るから
すぐにきなさい!」
「シャンハーイ!」
「ホウラーイ!」
(うかつだった・・・あの天狗!)
アリスは怒っていた
ここは魔法の森の上空
文は浮かれながら飛んでいた
「いや~面白いネタが入りましたよ」
文は喜んでいた・・・
久しぶりに面白いネタが手に入ったのだ
幻想郷中において
このような話題にみんな飢えていた
しかもそれが数少ない男で
人と余り出会わない香霖堂の店主なら
余計に珍しい
「うふふふふ・・・これで今回のランキングは
確実にトップ10・・いや一位狙える!」
浮かれていたせいで・・・
「・・・そう・・でも生きていられるかしらね?」
「えっ?」
背後に居たアリスの事には気づかなかった
「あっ、アリスさん、見てくれましたか今回の新ぶ・・」
後ろを振り向くとそこには
「・・・殺すわ」
完全に怒っているアリスの姿があった
「ひっ?」
文は本能的に逃げようとした
全速力で
「逃がさないわ!」
だがアリスの腕がすでに文を掴んでいた
そのままアリスが文の首に対して
「せい!」
「げふっ?」
腕を叩き付けた
そのまま地上に落ちるようにして
着地する
(にっ、逃げなきゃ・・・)
頭がうまく働かない状態で
文が逃げようとした
しかし逃げようとした文に対して
アリスはさらに追撃を用意していた
スペカ
恐符『非情の顔面蹴り』
顔に対しての片足で跳び
もう片方の足でキック
その一撃を受けた文は
そのまま気絶した
「・・・天狗はこれでよしと・・
上海、蓬莱・・縛っといて」
「しゃんはい!」
「ほうらい!」
二人の人形が文を持っていた縄でグルグル巻きにする
「・・起きたら新聞の内容を書き直すように
ってお仕置きしておいて・・・」
「しゃんはーい(笑顔)」
「ほうらーい(微笑)」
(ここより香霖堂が心配ね・・急がなきゃ)
アリスは香霖堂に向かった
さて・・・新聞の行方だが
永遠亭
「てゐ!火をおこすから新聞紙持ってきて」
燃やされていました
紅魔館
「美鈴、芋持ってきたわよ」
「今こちらも落ち葉と新聞紙で火をつけたところですから」
「ねえねえ!めーりん、まだ出来ないの?」
「フラン、もう少しまちなさい・・・で咲夜・・どのぐらいで出来そう?」
焼き芋を作るために使われていました
マヨヒガ
「・・・橙の教育上に悪いから捨ててしまおう」
「藍さま~」
「ん~なんだい橙?」
読まれたけどすぐにゴミ箱に・・・
冥界
「幽々子様、ご飯できました」
「ありがとう、妖夢・・・おかわり!」
「・・・はいはい」
「妖夢を大盛りで!」
「はいは・・・えっ」
がばっ!
「ちょ、幽々子様!まだ明るい・・・あっ」
それどころではありませんでした
地獄
「小町!」
「げーっ!エイキ様?」
何時もどおりでした
つまりほとんどのところで読まれてなかったのである
それなら安心と思っていた貴方・・・
実は一番やばい人が見ていたのである
「へ~、霖之助さんに・・・女か・・」
「あら、面白そうなお話ね」
幻想郷の最強二人
「ねえ・・・紫?」
「なに・・霊夢?」
なんか頭にくるから邪魔しに行こうか?
あら、面白そうね
今この二人が香霖堂に向かって
進撃を開始したのであった
二人の恋路を邪魔する奴はゆるさん、っていう気持ちにさせてくれちゃう作品ですね
夢子ちゃん、余計なことを・・・これがすれ違いってやつですか
紅魔館組と冥界組、美味しそうなことしてるなあ。
することぐらいか
することぐらいしか
想創話な直ってくれて
想創話直ってくれて? 想創話が直ってくれて?
>オーケー後半を楽しみに待ってるぜ
期待裏切らないようにします
>待っている人、待ってまーす
二人の恋路を邪魔する奴はゆるさん、っていう気持ちにさせてくれちゃう作品ですね
夢子ちゃん、余計なことを・・・これがすれ違いってやつですか
紅魔館組と冥界組、美味しそうなことしてるなあ。
幽々子様はどういう意味でおいしかったのでしょうかねww
アリスに合って
アリスに会って
綺麗にかたずけられ
綺麗にかたづけられ
何時もどうりでした
何時もどおりでした
ここに香霖堂に神様がやってきたの中盤をここに上げます
ここに香霖堂に神様がやってきたの中盤を上げます
うをぉのれ、文ぁぁあああ!
妖夢、行為自体は嫌がってないのね・・・
焼き人参か?焼き人参なんだな!!
まさに、恋路という話ですね。馬が居ないのが残念。アリスがその役のようで、彼女には頑張って貰いたいです
私としては、この話での台詞と地の文の割合はよかったと思います。
人それぞれですかね
箇条書きだけだと無理だったorz
ここに香霖堂に神様がやってきたの中盤をここに上げます
『ここに』は前後のどちらでもいいと思います。つまり、どちらか一つに、ということで
幻想の境界チームが再結成、一人でもおなかいっぱいなのに隙間の相手もしなくてはいけませんよ、神綺様!
自分と同等の質量を1メートル分突き通す力で蹴れるってどっかの黒魔術士が言ってた。