「はぁい、霖之助さん」
彼女は胡散臭い妖怪、八雲紫。
時々訳のわからないときに来ては訳の分からない事をしでかす。霊夢や魔理沙よりも性質が悪いかもしれない。
ただ、今日の彼女が来ている服はメイド服。年齢を考えれば少し危ないかなと思うけど、結構似合ってるんだこれが。
「君もご苦労だね、態々他人の家に来て家事なんてするなんて」
「それほどでも、それにこういうの好きなのです」
「じゃあ、今日もお願いするよ」
「はい“ご主人様”」
これだよこれ、幻想郷を創り上げ護ってきた大妖が僕個人のメイドのように月一で働いてくれる、この言い様のない幸福感と言うのか。
なんて思っていると既に彼女の姿は無く台所から水音が聞こえて来た。早速片付けをしてくれているのだ。
何もすることは無い僕は接客台で本を読む。水音や食器を置く音をBGMに頁を捲る速度はいやがうえにも速くなる。
一冊を半分も読み進めないうちに、水音は聞こえなくなった。台所回りの片付けが終わったのだ。
「さて、移動するか」
次はきっと接客台周りの掃除だ、奥に引っ込んで続きを読む。
すると接客台に消毒剤を拭きかける音が聞こえて来た、僕の勘が当たったようだ。
きっとすぐ綺麗になるのだろう、彼女はああ見えて家事全般は得意なのだから。
襖が静かに開く音がして、畳みを静かに歩く足音が聞えて来た、接客台の掃除が終わり奥の間に置いてある観葉植物、それに水をやりに来たのだ。
室内用の如雨露から水を注ぐ間、僕は無意識に彼女の横顔を見つめていた。白い新雪の様な肌に美しく輝く金色の髪、まるで芸術品のような女性、紫。
長い髪の毛をかき上げるその仕草すらも優雅で洗練されている。
綺麗だ、そう思った瞬間、僕と紫は目が合った。
「………………」
「………………」
暫くの沈黙の後、彼女は静かに如雨露を置き、僕の後ろへ回り込み両肩に手を置く。
「私を見るのが好きなの?………良いわよ」
そして何時の間にか彼女は僕の目の前にいて、顔を近づけていた。
目を細め、段々と距離が狭まる中、僕は彼女に口付けをする。
最初は唇と唇、そして舌を絡めてのディープキス、互いの手を握り締めながら。
ここから先は、覚えていないし、憶えていても語れないね。
彼女は胡散臭い妖怪、八雲紫。
時々訳のわからないときに来ては訳の分からない事をしでかす。霊夢や魔理沙よりも性質が悪いかもしれない。
ただ、今日の彼女が来ている服はメイド服。年齢を考えれば少し危ないかなと思うけど、結構似合ってるんだこれが。
「君もご苦労だね、態々他人の家に来て家事なんてするなんて」
「それほどでも、それにこういうの好きなのです」
「じゃあ、今日もお願いするよ」
「はい“ご主人様”」
これだよこれ、幻想郷を創り上げ護ってきた大妖が僕個人のメイドのように月一で働いてくれる、この言い様のない幸福感と言うのか。
なんて思っていると既に彼女の姿は無く台所から水音が聞こえて来た。早速片付けをしてくれているのだ。
何もすることは無い僕は接客台で本を読む。水音や食器を置く音をBGMに頁を捲る速度はいやがうえにも速くなる。
一冊を半分も読み進めないうちに、水音は聞こえなくなった。台所回りの片付けが終わったのだ。
「さて、移動するか」
次はきっと接客台周りの掃除だ、奥に引っ込んで続きを読む。
すると接客台に消毒剤を拭きかける音が聞こえて来た、僕の勘が当たったようだ。
きっとすぐ綺麗になるのだろう、彼女はああ見えて家事全般は得意なのだから。
襖が静かに開く音がして、畳みを静かに歩く足音が聞えて来た、接客台の掃除が終わり奥の間に置いてある観葉植物、それに水をやりに来たのだ。
室内用の如雨露から水を注ぐ間、僕は無意識に彼女の横顔を見つめていた。白い新雪の様な肌に美しく輝く金色の髪、まるで芸術品のような女性、紫。
長い髪の毛をかき上げるその仕草すらも優雅で洗練されている。
綺麗だ、そう思った瞬間、僕と紫は目が合った。
「………………」
「………………」
暫くの沈黙の後、彼女は静かに如雨露を置き、僕の後ろへ回り込み両肩に手を置く。
「私を見るのが好きなの?………良いわよ」
そして何時の間にか彼女は僕の目の前にいて、顔を近づけていた。
目を細め、段々と距離が狭まる中、僕は彼女に口付けをする。
最初は唇と唇、そして舌を絡めてのディープキス、互いの手を握り締めながら。
ここから先は、覚えていないし、憶えていても語れないね。
しかし香霖堂の紫は妖怪少女ですよ。霖之助本人も言ってたし~
あと結構前の作品に「ネネ、いいだろう?」とか「気にするな!」とかあったがまさか投げ槍さんがかわいそうなお友達だったとは、みんな夢にも思うまい…