Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

バレンタインな一日

2011/02/14 14:40:55
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バレンンタイン・朝――博麗神社




甘い食べ物は大抵の人なら好物ともいえる物であろう。斯く言う私もその大抵の人に分類される一人である。
だけど、好物の甘い物でも限度っていうのがある。一つチョコレートを口に入れれば、レミリアか早苗が作ったチョコレートが新しく私の所にまで運ばれてくる。私が食べるペースより2人の作るペースの方が早いから必然的にチョコレートは積み重なっていく。こんな大量のチョコレートを目の前にしたら甘党の人でも嫌気がさすだろう。

「霊夢! 次出来たわよ!」
「霊夢さん! まだまだありますからね!」

そんな私の心中を察してくれるはずもなく、2人は競っているのかは不明だが、先程よりも早いペースでチョコレートを運んでくる。

いま私の家の台所はレミリアと早苗の2人に占領されてしまっている。
2人が言うには、今日は外の世界で言うところのバレンタインという日であるということを今日、つまり当日になって知ったらしい。

それなら無理して作んなくても、と思うのだが、なぜかレミリアと早苗は材料と一緒にチルノを抱えながらやってくるなり「台所を貸して(ください)!」と言ってきた。

別に断る理由もないし、今日がどんな日か一応知っていたので、台所と材料は分かったがなぜチルノを?と最初は思ったのだが、その理由は考えてみれば簡単だった。

「ほら! 最強の氷精、もっと冷やしてちょうだい!」
「最強のチルノさんにしかできないことなんですよ!」
「アタイったらさいきょーね!」

チルノを連れてきた理由はただ一つ。冷蔵庫でチョコレートを冷やすとなると固まるまでに数時間は掛かるが、チルノならそんなのを軽く一瞬で終わらせてしまう。つまり、冷蔵庫の代わりに連れてきたのである。
普段のチルノなら文句の一つでもたれている頃だろうが、2人に褒めちぎられている上に報酬として小さめのチョコレートを貰っているみたいだから逆に上機嫌だった。

このままでは家の中がチョコレートだらけになる可能性もあるので食べるペースを上げるが、一向にチョコレートが減る兆しが無かった。私はこのままチョコレートまみれになるのを待つしかないのか?

しかし、ある人物の一言がこの状況を見事に打破してくれた。

「あ、そうだ。アタイ大ちゃんと会う約束してたからそろそろ帰るね!」

その一言に新しく冷やそうとしていたチョコレートの入れ物を床に落とすレミリアと早苗。冷やす前なので、当然のようにチョコレートは液体状である。
あとで綺麗に掃除しなきゃいけないわね。

「ちょ、ちょっと最強の氷精待ちなさい!」
「そ、そうです! ちょっとだけ待ってください!」
「無理だよ~。だって『渡したい物があるから絶対に来てね!』って大ちゃんに言われてるから。渡したい物ってなんだろうな? チョコレートだったら嬉しいな!」

そう2人に告げるとチルノはフヨフヨと飛んで行ってしまった。そんなチルノに向かって「行かないでー!」と2人は手を伸ばすが、残念ながらチルノには届かなかった。
小さくなったチルノを見ながらガックシとその場にへたり込んでしまった2人。
そんな2人に気が付かれないようにしながら、私は“ある物”を取ってくるために台所へと足を運んだ。

台所から戻ってくると、まだガックシとへたり込んでいたので、ポンポンと背中を軽く叩いてあげる。
ゆっくりとこちらに向ける顔は、どちらも涙目になっていたが、私が持ってきた物を見せると、どちらも目の色を変えてそれを凝視してきた。

「霊夢…コレって?」
「霊夢さん…コレって?」

どこにでもある赤い包装紙に包まれ、どこにでもある黄色いリボンが結んである長方形の箱を私は2人に渡す。

「特別美味しいとは言えないだろうけど、一応私が作ったチョコレートよ」

そっぽを向きながら言ったのがマズかったのか、私は突っ込んでくる2人に気付くことができずに、ガバリとホールドされながら数メートル飛んだ。

しかも着地地点が2人が零した液体状のチョコレートの上だった。舐める分には構わないが、身体で液状のチョコレートの感触を味わうのは、ぬっちょりとしていて気分の良いモノではなかった。
一言文句を言ってやろうと睨みつけるが―――

「霊夢大好きよーーー!!」
「霊夢さん大好きですーーー!!」

……。こんなこと言われたら、何も言えないでしょ?

私のお腹に頭を当ててグリグリと動かしているため、とてもくすぐったいのだが、2人の気が済むまでさせてあげることにした。
背中にぬっちょりとしたモノを感じながら「今日は幻想郷中でこんなことが起こってるのかしら」と口にする私だった。





バレンタイン・昼――永遠亭




「れ、鈴仙! これあげる!」

そう私の部屋に入るなり、頭を下げながらリボンが付いた箱を差し出すのは、なにかと私にイタズラをしてくる因幡てゐであった。

まず第一に思ったことが、彼女は本当にてゐなのだろうかだった。

だってあのてゐが顔を赤くしながら私に贈り物なんてするだろうか?悲しいことに、それは絶対に無いって断言できてしまう。しかし、目の前にいるのは紛れもないあの因幡てゐである。
となると、目の前いにいる彼女は因幡てゐ本人である。

第二に思ったことが、いつものようにイタズラだろうなだった。

とにかくてゐは、暇さえあれば私に対してだけイタズラを仕掛けてくる。それが振り向いた瞬間に頬を指で触るぐらいなら可愛いが、彼女の“イタズラ”はもはやイタズラではなかった。
しかも最近ではエスカレートしてきて、落とし穴の底に画鋲を仕掛けておくとか、上からいきなり餅をつく杵が落ちてきたりと、下手をすれば大怪我をしてしまうようなものばかりである。

つい先日されたイタズラは、私の味噌汁に下剤を入れるという悪質なものだった。
ここだけの話、その下剤の効果は今日(こんにち)まで続いている。

まあ第一、第二と言っているが、この2つの中なら疑いようもなく後者が正解であろう。
なので、私はじと目をしながらてゐに向かって言ってあげた。


「要らないわよ、そんなの」


てゐは「え?」という顔をしているが、私はそんなの気にせずにてゐにもう一度言う。

「だから要らないって言ったのよ」
「ど、どうして…?」
「どうしてって、だっててゐが私に贈り物よ? 絶対に裏があるに決まってるじゃない」
「れ、れいせん、あのね…?」
「てゐは面白くやってるのかもしれないけどね、はっきり言って私はいい迷惑なのよ」
「だ、だからね・・・」
「その贈り物でなに企んでいるのか知らないけど、それ持って、早くどっか行きなさい」
「ぅう…れいせんの……れいせんのバカーーーーー!!」

そう言うと、てゐはわんわん泣きながら走り去っていった。
ちょっと言い過ぎたかな、と私は若干の罪悪感に見舞われながら、しばらくの間部屋の入り口を見続けた。

すると「ウドンゲ、てゐどうかしたの?」と言いながら、私の師匠である八意永琳がひょっこりと顔を覗かせてきた。

「いえ、いつものイタズラをしようとしていたので少し注意したんですよ」
「そう……それで、てゐからチョコは貰ったのかしら?」


……。
………。
…………。
……………え?


「あの師匠? チョコって」
「あら、あの子まだ渡してなかったの? ふふ、ホント素直じゃないわね」

微笑みながら片手を頬に当てる師匠を見ながら、私の脳にある考えが浮かび上がってきた。

「ほら今日はバレンタインじゃない? だからなのかしら―――」

まさか…ね?

「『普段迷惑をかけている鈴仙にお礼をしたいんだ』なんて昨日言ってきてね―――」

いやいやいや!待ってくださいな師匠!

「それなら感謝の気持ちと一緒に愛情も込めて送りましょう、と私が言ったら、てゐったら顔を真っ赤にしながらも一生懸命に作ってたのよ」

……………。

「だからねウドンゲ? 素直に渡せないかも知れないけどちゃんと受け取ってあげなさ――きゃ!」
「うわああぁあぁぁああ!!! てゐごめんなさああぁぁあぁああああぁあぁあああああい!!!」

扉の目の前にいた師匠を力の限りに退かして私は走った。
後ろから師匠の怒鳴り声が聞こえてくるけど、そんなの気にせずに走り続ける。
とにかく、てゐに謝りたくて私は走り続ける。




結局、てゐを見つけた私は謝り続けて、なんとか許しを貰うことができた。しかし、許すための条件として口移しでチョコを食べさせられた。
赤くなって地面にへたり込んでいる私に向かって、同じく赤くなりながらてゐは「イタズラ大成功ー! 私を泣かすなんて1000年早いんだよ!」と言いながら逃げていった。


唇に手を当てながら私は、てゐには敵わないんだなと痛感した。





バレンタイン・夕方――天界





「衣玖ー! いくー! イッくぅぅぅぅー!」

書類整理をしていると、後ろのほうから聞きなれた声が聞こえてきた。この発音の仕方から、なにやら退屈なご様子みたいだ。
本来なら無視しておくべきなのだろうが、私にはどうしても言わなければいけないことがあった。

「総領娘様? そのように私の名前を連呼しないでください」
「ねぇ衣玖~、暇だよ~なんかしてくんない?」

全然聞いてくれませんね。彼女、比那名居天子様の我侭っぷりは重々理解していますが、こう毎日「暇だ、なんかして」と言われるこっちの方も考えて欲しいものだ。
あ、我侭だからそんなこと考えてくれませんよね。

「残念ですが、私はこの通り今日も忙しいので総領娘様のお相手は出来ないんですよ」
「ぶー、衣玖のケチー! あ、それと名前! また『総領娘様』って言ってる!」

これだ…。いま私を最も苦しめている彼女の我侭。数週間前に彼女が言ったこの言葉。

『2人っきりのときは私のことを呼び捨てにすること!』

やはり、呼び慣れたのをいきなり変えようとするのは難しいもので、どうしても総領娘様と言ってしまう。

以前、総領娘様と呼ばないと意識しすぎて「てんこ」と間違えて呼んでしまったときは大変でした。
名前を間違えたのは悪いと思いますが、いくらなんでも要石で殴りかかってきたり、緋想の剣で斬りかかってきたりするのはやり過ぎだと思います。

しかし当の本人はキラキラとした眼で私を見てきます。
まずいです。このまま私が打開策を打たなければ「衣玖のバカあああぁぁあああぁあ!」と言いながら要石と緋想の剣を片手に、地上に喧嘩を売りに行ってしまう。


総領娘様が喧嘩売る
   ↓
地上の方々が怒る
   ↓
私が総領娘様の尻拭いをする
   ↓
また仕事が増える


な、なんという方程式!一刻も早く打開策を打たねばなりません!
とはいえ、一体どうしたらよいのか……ん?そうだ。あの手で行ってみましょう。

「総領娘様?」
「もう、だから名前で――」
「今日がどんな日かご存知ですか?」
「え? 今日ってなにかあるの?」
「はい、今日はバレンタインと呼ばれる日です」
「ばれんたいん?」
「そうです。なんでも、今日は想い人にチョコレートというお菓子をあげる大切な日だそうです」
「え?」

私が取った行動。それは、他の話題に興味を持たせることです。
幸いにも、今日は以前地上に赴いたときに耳に入れたバレンタインという日だったので、それを利用させてもらいました。

総領娘様は目を丸くして私を見ています。これはいい反応だと思います。
ここまでくれば、バレンタインに興味を持たせるのはあと一歩です。

「なので、総領娘様も想い人にチョコレートを渡してはどうでしょう?」

この言葉でもう完全に「様付け」から「バレンタイン」に興味が移ったはずです。
そう確信していたんですが……。


「うわああぁああぁああぁあぁああん!」


突然、総領娘様が泣き出してしまいました。

「!? ど、どうしたんですか総領娘様!」

普段慌てた様子など露ほど見せたりしませんが、いきなりのことに戸惑ってしまいました。

「だってぇ……うわあああん!」
「お、落ち着いてください! どうして泣いているんですか!」

次に総領娘様から出てきた言葉を聞いて、また戸惑ってしまいました。


「だって衣玖に渡せないんだもん! うわあああん!」


予想だにしなかった言葉に、戸惑いと一緒に柄にもなく顔を赤くしてしまいました。
目の前でボロボロと泣いている総領娘様に、顔のことが気付かれないように後ろに振り返って聞いてみます。

「えっと…私に渡せない、とは?」
「ぐす…今日は想い人にチョコレートってお菓子を渡す日なんでしょ? それなのに、私そんな日があるなんて知らなかったし、チョコレートってお菓子も知らないから、大切な日なのに衣玖に渡せないなんて……」
「………」

自分でも分かってしまうくらい顔が赤くなっています。だってこんなこと言われてしまったら嬉しいに決まっているじゃないですか。
しかし、どうしたものでしょうか。嬉しいとはいえ、私は彼女を泣かせてしまったのです。
このままでは「空気を読む程度の能力」を持つ者として名が廃るというものです。

「…総領娘様。先ほど、チョコレートを渡すと言いましたが、それは間違っていました」
「ぐす……」
「チョコレートに限らず、甘いものであればなんでもいいんです」
「え、そうなの…?」

正直、苦し紛れの話であります。しかし、バレンタインは元々地上の誰かが勝手に考えたものだと聞いたこともあるので、あながち間違いとは言えないと思います。

「そ、それじゃあ! こ、これあげるわよ!」

そう言って総領娘様は帽子に付いている桃を私に差し出す。「それって食べても大丈夫ですか?」などとまた悲しませるようなことは絶対に言いませんよ。
心の中では言いますけどね。

「嬉しいです。ありがとうございます………天子」

最後のは、泣かしてしまったお詫びと桃をくれたお礼ということで言ってあげました。
凄く恥ずかしかったので小さく言ったはずなのですが、幸か不幸か、総領娘様には聞こえていたみたいです。

「い、衣玖! もう一回だけ言って!」
「だ、だめです。凄く恥ずかしいんですから」
「もう一回! もう一回! じゃなきゃ、要石と緋想の剣コースだよ!」


…我侭な人にバレンタインを教えるのは考えものですね。





バレンタイン・夜――紅魔館




「こあ、この本の続き持ってきてもらえるかしら」
「は~い、ちょっと待ってくださいね」

そんないつもみたいなやり取りの会話が夜の大図書館に響き渡る中、私、この大図書館の司書を務めている小悪魔は、パチュリー様に言われた本を取りに歩き出した。
一応、あたまに「大」という字が付くように、この図書館は大きいです。多分始めて来た人とかは地図が合ったとしても迷ってしまうと思います。
現に私もここに来た時よりは迷わなくなりましたが、たまに迷ったり本を戻す場所を間違えたりしてしまうことがあります。

でも今回頼まれた本は幸いにも、目の前の本棚だったので迷うことはありませんでした。

「はいどうぞ」
「うん。ありがとね、こあ」

そう言って持ってきた本を受け取ると、パチュリー様は私の頭を優しく撫でてくれました。
ちょっと前までは「ありがとう」の一言で終わっていましたけど、数ヶ月前から突然お礼と一緒に頭を撫でてくるようになりました。
やっぱり、どうしてもこれだけはいつまで経っても慣れないです。

「えっと、そういえば今日はなんだか静かですね」

恥ずかしさを紛らわすためにパチュリー様にそう聞いてみる。
どういう訳か、今日の紅魔館は妙に静かでした。もう日は完全に沈んでいるのでレミリア様が起きてくる時間帯なのに、今日は一度もその姿を見ていません。
レミリア様だけでなく、咲夜さんや美鈴さんに妹様も一度も見ていません。

「あぁ、今日は私とこあの2人きりよ」

はい?いきなり何を言うんですかこのお方は。

「あの、2人きりというのは?」
「そのままの意味よ」
「えぇ!? で、でも他の皆さんはどうしたんですか!?」
「こあ。今日はバレンタインでしょうが」

知っていますよ。先日パチュリー様が教えてくれましたので……あぁ、なるほど。

「ということは皆さん想い人さんの所にいると?」
「そういうこと。まぁ、咲夜と美鈴と妹様は遊びに行ってくると言ってたけど、この時間まで帰ってこないところをみると、恐らく今日は帰ってこないでしょうね」

もちろんレミィも帰ってこないわね、とパチュリー様は付け足す。
さっきまで感じませんでしたけど、2人きりというのを意識すると妙に恥ずかしくなってきました。

しかしこの状況は私にとって好都合でした。
なぜなら、私のポケットにはパチュリー様に渡そうと思っているチョコレートがあるからです。
午前中やお昼は皆さんが居ると思っていましたし、渡す勇気がなかったので今の時間まで渡せないでしました。

でも、皆さんが出掛けているということは、言葉は悪いですが、誰にも邪魔されずに渡せるということです。
あと数時間で日付も変わってしまうので、渡すならここしかありません!

「パ、パパ、パチュリー様!」
「なにかしらこあ?」

パチュリー様は読んでいた本から私へと視線を移す。
それを確認すると私はポケットからリボンが付いた長方形の箱をパチュリー様に手渡す。
手渡された箱をパチュリー様はしげしげと見ていましたが、再び私に視線を戻しました。

「これって?」
「はい! 私が作ったチョコです!」

緊張している所為か、妙に声が上ずってしまいました。
するとまたパチュリー様は箱へと視線を移して、コトリと机の上に置いた。

「ありがとうねこあ。嬉しいわ」

そう言うと、パチュリー様は再び本を読む姿勢に戻っていきました。


……あれ?なんだか予想と違って凄く淡白な反応ですね。


一応、数分の間はその場に立っていましたが、一向にパチュリー様は本から目を離そうとしません。
なんだか少し悲しいですけど、パチュリー様にチョコを渡せたので良しとしましょうか。
そう思って本の整理をしようとパチュリー様に背を向けました。

「そうだわこあ。この間魔理沙が盗もうとしていた本を取ってきてくれるかしら」
「えぇ、わかりました。ちょっと待っててください」

パチュリー様に頼まれた本はここから少し遠い本棚にあるので、私は駆け足でその本棚へと向かう。



「ここですね……あれ?」

目的のところまで来たはいいのですが、目的の本がある場所に無く、代わりにポッカリと隙間がありました。
まさか直し間違えた?いや、この本はパチュリー様と一緒に元に戻したのでそれはありえません。
ではまた魔理沙さんが盗んだ?いえ、ここ数日、魔理沙さんは大図書館に来ていないのでそれもありえません。

「う~ん、奥のほうにあるなんてこと無いと思うけど――ん?」

しゃがみ込んで隙間の奥を見てみると、本とは違う長方形のものがありました。「なんだろう?」と思ってそれ手に取ってみると、綺麗にリボンで包装された箱で、その箱には「こあへ」と書かれた手紙が添えつけられていた。

気になって手紙を読んでみると、見たことのある字でこう書かれていた。


『これからもよろしくね。私の小悪魔へ』


まったく、あの人は。
私も、これからもよろしくお願いしますね。パチュリー様。


「こあー。お目当てのものはちゃんと見つかったかしらー?」

見過ごしたかのようなタイミングでパチュリー様の声が聞こえてきた。
もう返す返事は決まっています。なので、大きな声で言いました。

「はい! ちゃんと見つけましたよー!」



そう言って、背中の羽をパタパタとさせながら私は駆け足で戻っていきました。
シリアスな話も取り入れようとしましたが無理でした

どうも!初めまして!そうでない方はお久しぶりです!
チョコではビターしか食べれない⑨のぬけがらです。

今回もハロウィンみたいに多数のカップリングを取り入れてみました。
しかし、永遠亭の話はもうちょっと長くすればよかったなと今更ながら思いました。

それとワレモノ中尉さんに奇声を発する程度の能力さん。ご指摘ありがとうございました。
あまりそういうミスが無いように心掛けているのですが、どうもすいませんでした。

あと前回のコメントで文のスリーサイズを教えてくれとのコメントがありましたので、せっかくだから教えようと――おっと、誰か来たようです。

そしてこんな駄文ですが、最後まで読んでくれてありがとうございます。
機会があればまた。それでは。


一体誰だろう?(ガチャ)
⑨のぬけがら
http://bakanonukegara.blog92.fc2.com/
コメント



1.奇声を発する程度の能力削除
そのドア開けたらあかんて
天子が凄く可愛い!甘くて良かったです
2.名前が無い程度の能力削除
ぱちぇこあ良いわー。
ご馳走でした!
3.名前が無い程度の能力削除
甘かった
4.名前が無い程度の能力削除
面白かったです