ドロワ月ミドロ日
何かがおかしい、そう何かがおかしい。
なんなのかしらこの感覚は。
そうだ、この館に住んでいる者たちを見た時にこの違和感が起きている。
何かが起きている、そう思わざるをえない。
ドロワ月ドロス日
今日訪ねてきたレティ・ホワイトロック、並びにルナサからも同じような違和感を感じた。
普段と変わらぬ二人だというのになぜか、なぜか違和感を感じる。
私はこの違和感の正体を確める為に幻想郷内を調べ回った、そしてこの違和感の正体を知った。
なんということだ、幻想郷が、このような事になっていたなんて。
あぁ、直に私もお嬢様や妹様達と同じようになってしまう。
この日記を書いている今も扉に注意を払っている。
何時、お嬢様達が私を襲いに来るか、避けようのない未来はすぐそこまでやってきているはず。
何でこんな事になったか、それまではわからなかった。
飲んでいた錠剤が尽きた、私はもうここまで。
願わくばまだ汚染されてない者がこの日記を見つけてくれる事を祈る。
お願い、私たちを、幻想郷を救って・・・
「咲夜・・・さぁ、あなたもこの甘美な世界に招待してあげる・・・!」
「咲夜、さぁ、早く、お姉様も呼んでるよ・・・」
「ほら、一緒にこの素晴らしき世界を奏でよう咲夜・・・」
「きゃあああああああああああああああああああああああ!!!」
ドロワ月ドロワ日
我が忠勇なるドロワーズ・フリートの者たちよ、今や幻想郷の半数が我がドロワスペルカードによってドロワスキーとなった。
この輝きこそ我等ドロワスキーの正義の証しである。
決定的打撃を受けた他の下着派に如何ほどの戦力が残っていようとも、それは既に形骸である。
敢えて言おう、カスであると!
それら軟弱の集団が、この幻想郷を支配することは出来ないと私は断言する。
幻想郷は我等選ばれた優良種たるドロワスキーに管理運営されて、初めて永久に生き延びることが出来る。
これ以上戦い続けては人類そのものの危機である。
他の下着の無能なる者どもに思い知らせてやらねばならん。
今こそ幻想郷は明日の未来に向かって立たねばなぬ時であると!
ジーク・ドロワ!
ドロワ総帥による素晴らしい演説が今日行われた。
あぁ、素晴らしい、まるでドロワの精神が形となったような演説でした。
お嬢様のドロワ、妹様のドロワ、パチュリー様のドロワ・・・あぁ、甘美な世界。
もちろんドロワ、そう、ドロワこそこの世の絶対者・・・
あぁ、この幻想となった世界でついに私は至福を得ることができた。
願うならばこの幸せが永遠の物となってくれることを願っている。
つまり本編の咲夜さんの心理が今の黒子氏ですねわかります。
あと誤字報告です。
>私はこの違和感の「招待」を~ → 「正体」
>あぁ、「時期」に私も → 「直」に
もはや何がなんだか分からんな(^_^;)