ア「ホントに二週間ぶりの更新ね」
魔「そろそろ死亡説が流れ出したんじゃないかと作者は心配してたぜ」
ア「さて、それじゃあ始めましょう」
魔「始まりもパワーだぜ」
霊「さぁ始めるわよ」
萃「いくでガンス」
紫「ゆかっ☆」
霊・萃「年考えろよ……・」
紫「酷いっ」
あらすじ。
季節の変わり目も近いと言うことで麗羅お婆さんが風邪をひきました。
しかし、お婆さんのプロ根性で維持でも店に出ようとするお婆さん。
困った慧音先生は助っ人を呼ぶことにしたのでした。
「………で、手伝うのはいいけどさ」
「何か問題でもあるのか??」
「いや、この面子はどうかと思うんだけど」
「仕方あるまい、里を暇そうにしていた(他称)NEETどもを集めたんだから」
「…………」
私、朱鷺子と一緒に連れてこられた店長とどこぞの爺さんだった。
すると案の定、NEET扱いされたお爺さんが怒り出した。
「慧音殿っ、儂はちゃんと職を持っておる。故に訂正を願いたい」
「妖忌殿、言いたくはありませんがぶっちゃけ真昼間からプラプラして仕事をしているとは言いがたいのでは??」
「む、むぐぅ……(ホントは入稿した帰りだったんじゃが)」
なるほど、でもなんで私まで。
店長とこのお爺さんだけで物足りそうじゃん。
「朱鷺子、バイト代は出るそうだ」
「やる」
何事にも先立つものは必要だしね。
店で本は一杯読めるけど、あの本屋の本も読みたいし。
「それじゃあ今日はこれで、僕は棚卸しないと……」
「嘘を付くな嘘を、今までやったことがあるのか??そもそもする必要があるのか??」
「し、失礼な。この僕の澄んだ瞳を見てくれっ」
「ドブ川以下の濁った目だな」
「こーりんショック!!」
あーあ、店長がショックで駄目な状態になっちゃった。
鬱陶しい上に面倒なんだよなぁ。
なんか精神力とスタミナが削られて行く感じがさぁ。
「それじゃあ後は頼んだ、一人暮らしばっかりだし、朱鷺子もいるから何とかなるだろ」
「「「ならないと思うよ、慧音先生」」」
「頑張れよーーー」
非常に爽やかな笑みを浮かべ先生は立ち去った。
何故見捨てた。
思わずそう叫びそうになったが、客が入ってきたので堪える。
ここで迂闊な接客をしてはバイト代に響くかもしれない。
「い、いらっしゃいませー」
自分の顔の筋肉をフルで使い、出来うる限りの接客スマイル。
あーもう、香霖堂なら無愛想でも構わないのに。
「いつもので」
「What??」
なんだ、なんなんだ何時ものって。
というかお婆さん居ないんだから普通に頼めよ。
私か、私を困らせたいのか。
「店長、いつものだって」
「解った、等々朱鷺子君からのリクエストが入るとはな。思う存分に見たまえ」
キャスト・オフ
「何をやっとるかぁぁぁぁぁっ」
おお、発狂状態のこーりんを素手で止めるとは。
あのお爺さん只者じゃないな。
「すみませぬがここに居るものは本日雇われた者ばかり故、普通に注文願います」
「「おおー」」
「あー、天麩羅うどん」
レベル高っ。
無理、絶対無理。
天麩羅なんて作ったこと無いよ。
「朱鷺子君、頑張りたまえ」
「あ、正気に戻ったんですか店長」
「はっはっ、それより君も女の子だろう。天麩羅うどんの一つや二つパッパッと作ってくれ」
「無茶言うな」
「…………………え??」
「作れないよ、そんなの」
「……………」
「……………」
どうすんのさ。
店長はカップ麺啜って生きてるし、私は適当にそこら辺で捕まえた獲物を食べてる。
故に、料理とは正反対に位置する生き物と言ってもいい。
「ええい、貴様等は一体何が出来るのだっ」
「まさか妖忌老、出来るのですか??」
何故に敬語なんだ森近霖之助。
ああそうか、年上だからか。
「伊達に年齢=彼女居ない暦ではないわっ」
「「「誇れねぇぇぇぇぇ」」」
うおっ、今お客さんも叫んだよ。
ノリいいねお客さん。
「まあよいわ、そこで待っておれい」
颯爽と台所に立ち去ったけど大丈夫なんだろうか??
これで未知との遭遇みたいな食べ物だったら目も当てられないぞ。
そして、出てきたのは至って普通の天麩羅うどんだった。
問題は食べたお客さんが「せつねぇ」って泣き出した事だろうか。
一体どんな味だったのか。
「このままでは埒が明かぬ、というかまだ昼前じゃ」
「本当の戦争はお昼時」
「どうやって捌ききるか、かぁ」
「とりあえず厨房は儂一人でどうにかしよう」
なんて頼りになるんだろう。
店長もこれくらい男らしかったらいいのに。
「しかし、まだ昼には時間があるのう。よし、お粥でも作って麗羅さんに持っていってやるか」
「それじゃあ私は食器探してくる」
「僕はカウンターに居るよ」
「本読むのに集中しすぎてお客無視なんてしないでよ」
「するわけないだろう」
どうだか。
タッタタッターン
「儂お粥ー(一人きりだと言うのに風邪をひき、誰にも看病されない悲しみの篭ったお粥。食うと泣ける)」
「なんだその()内の説明は」
「なぁーに、一緒に付いておればその悲しみも薄れるわい。思い返せば妖夢がまだ小さかった頃は儂が付きっ切りで……」
お年寄りの昔話は長くなるって誰かが言ってたから無視して持っていこう。
あ、その前にと。
「店長ちゃんとやって……る??」
「あのー、もしもーし??」
「…………(黙々と読書中)」
……………ふう。
「こぉぉぉぉぉぉぉんのクソボケボケ店長がぁぁぁぁぁぁ」
「見えるっ、いや、見えたっ」
まったく、すぐサボるんだからその度にミドルキックを食らわせるこっちの身にもなってよね。
ってか何が見えたんだ、何を見たんだ。
「あ、あのー??」
「はい、ご注文はなんでしょうか??」
「ら、ラーメン定食」
「ラーメン定食入りましたー」
「あの頃の妖夢はまだちっちゃくて………」
「では、もうしばらくお待ちください」
はぁ、二人とも起こすか。
店長は恍惚の表情で倒れてるし、お爺さんはお爺さんで昔話を延々と繰り広げてるし。
やれやれ。
ガラッ
「お婆さんだいじょーぶ??」
「ああ、朱鷺子ちゃんかい。さっき下で物凄い音がしたけど何だったの??」
「あー、ちょっとね」
「ごひゅうもんのはーめんへいひょくでひゅ」
「あ、あの大丈夫ですか??」
「だいひょうふ、へーき、へーき」
軽くボコっただけだからすぐに復活してるでしょ。
12:00
「ついに来たか」
「………朱鷺子君、敵の数は??」
「おおよそ20、まだ増えるかもよ」
「僕の店にもこのくらい来て欲しいものだよ」
「そりゃ無理ってもんでしょ、あの立地条件じゃ」
さぁー、来た来た。
「カレー」
「炒飯」
「ラーメン」
「狐うどん」
「女体盛り」
「ビールとかっぱ巻き」
…………今一人変なこと言ってなかったか??
「霖之助っ、巨大なお皿を持ってこんかっ」
「もう用意してますよ」
「さすがじゃ、さあ朱鷺子君裸になってこの上に乗りなさい」
「目を覚ませぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ」
「ご注文の孤独おにぎりと一人ラーメンです」
「え、いや俺の注文したのは……」
「何か??」
「いえ、なんでもないです、はい(女体盛り位いいじゃねえか)」
「あ、元さんですね」
「そうだけど??」
「ツケ、大分溜まってます」
ざっと見積もって私の給料数年分。
というか今気が付いたけど私の給料5円っておかしくない??
「若いの、ちと裏にいこうかの??」
「や、やめろショ○カーぶ、ぶっとばすぞう」
「なぁに、平和的な話し合いをしようと言うとるだけじゃ。刀も無いしの」
有ったらどうするつもりだったんだ。
というか刀って単語が出てる時点で平和じゃない。
その後、元さんは店に戻ってこなかった。
ただ、お爺さんの手が朱に染まっていただけで、私は何も知らない。
20:00 閉店
「………………疲れた、普段の数千倍くらい」
「ああ、まったくだよ」
「もう儂腕が動かん。またしばらく休むかの??」
「あらあら、ご苦労さん。これが御代ね」
「む、麗羅殿もうよいのか??」
「ええ、この通り。もう少し休めば完璧だよ」
「それはよかった」
「ねえ店長、この紙何??」
「ああ、僕が預かっておこう」
「ねえ、何??」
「必要になったら渡すよ」
今まで店長がそう言って帰って来た事があったかなぁ??
まあ良く解んないから渡すけど。
まあ、そんなこんなで私の多忙な一日は終わった。
>ゆかっ☆
ご存知、ないのですか!?
彼女こそ、ファントムボスから出番をつかみ、幻想郷最強年増の(スキマオクリ
せつねぇ
読み返せば一応分かるのじゃがな?濃の読む力が弱いんかのぅ・・・
>伊達に年齢=彼女居ない暦ではないわっ
妖夢嬢はどういった過程で生まれてきたのじゃ!?
なるほど、妖夢は養女だったのかwww
それとも、どこかから、さらっ(衆生無情の響き
冒頭の萃香さんは「(勇儀なら『☆』似合うのに……って待て待て勇儀を引き合いに出してどうする)」とか考えてたり。
じーちゃん!
肉うどんとチャーシューメンとチャーハンをお願い申し上げます!(なんつー無理難題)(だって食べたいんだもん)(もんとか言うなキショい)
誤字らしきもの
>「濃(すいませんいっぱい御見掛けしました)」→「儂」
>「~濃腕」→「儂の腕」
ではないかと。
ゆかりん、貴女は可愛いから自信を持ち続けて!
紫「今非常に不適切な発言が聞こえたわ、気のせいかしら??」
2>
元「ひでぇめにあったぜ」
慧「えらくぼろぼろだが何かあったのか??」
元「まあ何時もの事よ」
慧「そうか??あんまり無茶はするなよ」
3>
一応気をつけてるんですけどねぇ。
次回からは更に気をつけて書いていきます。
なお、拾ってきたという方向で。
妻がどうのこうの考えるの面倒なんで。
4>
妖忌「失敬な事を言うでない、ちゃんと捨て子を拾ってきたわ(紫殿経由だったから詳しくはしらぬが……)」
5>
誤字修正しました。
朱「肉うどんとチャーシューメンとチャーハン入りました」
妖忌「うむ、しばし待たれよ」
紫「ねえ藍聞いた、聞いた??」
藍「はいはい」
SS も楽しかったです
構いませんよー。
設定とか全部使って構いません。
8〉
熊猫氏にご期待ください。
WhatのスペルちがうよWahtになってるよ
では楽しみに待ってます。
頑張ってください。
11>
うわ、本当だ……。
こんな初歩で間違うなんて俺学年末大丈夫なのか??
修正しました。
あと熊猫さんの4コマも凄く見てみたい。
元さんそこは頑張ってよ!
元「まだだ、まだ俺は諦めないぜ。機会を見計らってもう一度だ」
妖忌「何故ならそれは」
霖「男のロマンっ」
三人「はっはっはっ」
朱「一辺死んで来いっ」
14>
↑をごらんの通り頑張っております。
女体盛りはロマンですよね。
15>
見てきました、こうして自分のネタが絵になると嬉しいものですね。
そしてかざみゆうか ぢ の字がイメージ通り過ぎる……。
では期待しながら待ってます。
その為だけにpixivのIDとったんで。
マジですかw
……ゆっこ様相手にもお爺ちゃんの創作料理出していたんだろうか?
それはそれで、食費が浮きそうな気もしますけど。
それはともかくとして朱鷺子の給料を何とかしてあげてください……。
しかし切ねぇ天麩羅うどんの味が気になるぜ!
マジです。
それまでpixivとかどうでもいいや、とか考えてたんで。
20>
食費は浮くけどお爺ちゃんの体力が比例して減っていきます。
量が半端じゃないぞ。
21>
切ない天麩羅うどんは味気ない青春のような味がします。
気が付いたら何も無く終わっていた、そんな感じ。